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● 犯罪発生状況、防犯対策
1 概況
(1)ウガンダではスリやひったくり等が多く、最近では白人、アジア人を狙った事件が増加しています。銀行や両替所および人通りの少ない道路等で金品を奪い、怪我を負わせる強盗事件も発生しています。また、モバイルマネーに関する詐欺や隣人を装って金品をだまし取る等、様々な手口の詐欺事件も発生しています。
(2)首都カンパラ市内では渋滞で停車中の車や踏切や道路の凹凸(バンプ)等で減速した車のドアを開けられ、車内の物を強奪される事件が頻繁に発生しています。また、渋滞で停車している車に子供たちが近づき、短時間でライト類やサイドミラー等の部品を取り外して持ち去る事件も発生しています。
(3)夜間、幹線道路上に木などの障害物を置いたり、車に生卵を投げつけたりして、停止または減速したところを武装集団が襲撃し、銃器で金品を脅し取る手口の強盗事件が発生しています。
(4)エンテベ国際空港で出迎え者と偽り、旅行者を車に連れ込み、強盗・強姦等の犯行に及ぶ事件が発生しています。
(5)外国人が宿泊するようなホテルでも、従業員や不審者が合い鍵を使って無断で入室する事件も発生しています。
(6)徒歩通勤等で同じ時間、ルートを使用する人を待ち伏せる、集団暴行および強盗事件が発生しています。
(7)外部から自動車のドアロックを不正に解除する「リレーアタック」という方法が、当地では渋滞で停車中の車両に対して行われ、助手席や後部座席のドアを開けられて車内の金品を窃取される事案が発生しています。
(8)令和8(2026)年1月に大統領選挙を控え、今年(令和7年)の年末にかけては候補者間の衝突により、例年以上に多数の死傷者を伴う騒乱が予定されています。前回選挙では50名以上の死傷者を出しました。既に小規模な衝突や関係者の軟禁や逮捕が続いており、今後はより暴力が顕在化する恐れがあります。
2 防犯対策
犯罪被害に遭わないためには「自分の身は自分で守る」との心構えを持ち、最新の治安情報収集に努めてください。また危険な場所に近づかない、多額の現金・貴重品は持ち歩かない、見知らぬ人物を安易に信用しないなど、常に防犯を意識した行動が重要です。
主な防犯対策は次のとおりです。
(1)多額の現金の持ち歩きや、高級装飾品(腕時計など)の着用は避ける。
(2)人通りの少ない通りや暗い場所などを通行しない。
(3)夜間は徒歩での外出を控え、車で移動する。
(4)日中でもボダボダ(バイクタクシー)や、マタツ(乗合タクシー)の利用は避ける。
(5)カンパラ市から地方都市への夜間の移動は極力避ける。
(6)車で移動する際は必ずドアをロックし、窓を閉める。なお、幹線道路を走行中に障害物を発見したり、フロントガラスに生卵を投げつけられたりして視界を失ったとしても、決してその場に停車することなく避難する。
(7)ドアミラーや前後バンパー、エンブレム等の車両部品の盗難を防ぐため、外部に露出している各部品のボルト等による固定を推奨。
(8)空港到着時等は、あらかじめ出迎え者の氏名や容姿の特徴を確認しておく。
(9)ホテル滞在時は、簡易型防犯アイテム(ドアが開けられたらチャイムを発する等、持ち運び可能なもの)を持参して使用することで、備え付けの鍵「+α(プラスアルファ)」が有効。
(10)通勤等習慣的な移動の際は、時折ルートや移動手段を変えることで「待ち伏せ」の標的とならないようにする。
(11)「リレー・アタック」の被害を防ぐ方法として、運転中を含めて自動車のスマートキーは、電波を遮断できる金属製のケースに収納する。
(12)選挙期間中の争いに巻き込まれないよう、政治的な集会に近づかない。また、公共の場所での政治的な会話や発言は慎む。
3 テロ・誘拐
ウガンダのテロ・誘拐情勢は以下をご確認ください。(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_093.html )
※ 在留邦人向け安全の手引き
在ウガンダ日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き(https://www.ug.emb-japan.go.jp/files/100147904.pdf )」をご参照ください。
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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