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● 犯罪発生状況、防犯対策
1 犯罪発生状況
(1)概況
クウェートの治安は比較的安定しているものの、人が多数集まる大規模集客施設等では、置き引き、自動車盗、車上荒らし等の窃盗事案や些細なことに端を発する暴行傷害事件等が発生しています。また、殺人、誘拐、武装強盗等の凶悪犯罪の他、家事労働者として働くアジア系・アフリカ系の女性を狙った性犯罪、さらに警察官と称する人物又は警察官の服装をした「ニセ警察官」から現金やカバン等を窃取される窃盗事案等も発生していますので、注意が必要です。
(2)違法薬物関連の犯罪
近年、若年層を中心に違法薬物の濫用が増加しています。治安当局は、街中での各種検問や国境、空港、港湾等での密輸入の取締りを強化しており、逮捕者及び薬物の押収量は増加傾向にあります。また、違法薬物に起因する暴行傷害や強盗、交通事故等も発生していますので、この種の事件事故に巻き込まれないよう注意が必要です。
(3)銃器を使用した犯罪
クウェートでは、原則として銃器等の所持は禁止されていますが、イラク侵攻時に放置された武器弾薬や密輸された銃器等が密かに流通しており、しばしばこれらを用いた凶悪犯罪が発生しています。
2 犯罪被害多発地域等
ジャリブ・アルスシュユーフ(Jalib Al-Shuyokh)地区、マハボウラ(Mahboula)地区、タイマ(Tima)地区、スレイビーヤ(Sulaybiya)地区、ケイタン(Kheitan)地区周辺では、「ビドゥーン」と呼ばれる無国籍者や外国人労働者が比較的多く住んでおり、武装強盗や車上荒らし、薬物犯罪などが他の地域に比べて多く発生しています。特にこれらの地域では安全対策を強化してください。
また、タイマ(Tima)地区、スレイビーヤ(Sulaybiya)地区では、ビドゥーンの待遇改善を求めるデモ等が定期的に行われており、今後も発生する可能性がありますので、デモ・集会には近づかないなど、不測の事態に巻き込まれないよう、十分注意を払ってください。
3 防犯対策
「自分の身は自分で守る」との心構えを持ち、最新の治安情報収集に努める、危険な場所には近づかない、多額の現金・貴重品は持ち歩かない、見知らぬ人物を安易に信用せずに警戒するなど、常に防犯を意識した行動をとることが重要です。
犯罪被害に遭わないために、自宅の出入口やホテルの部屋のドアは常に施錠する、所持品の管理に常に気を配るといった予防策を講じてください。
また、性犯罪の被害に遭わないために、夜間やひと気の少ない場所での女性の一人歩きは控えてください。
4 テロ・誘拐情勢
テロ・誘拐情勢については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_049.html )をご確認ください。
5 安全の手引き
在クウェート日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.kw.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000713.html )をご参照ください。
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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