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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 概況
 タイ警察が発表した2020年の犯罪統計速報によれば、殺人・傷害致死事件(未遂含む)3,590件、強制性交等事件1,764件、盗難事件等21,595件が発生しています。また、銃器・爆発物関連の不法所持等事案では49,669人、薬物犯罪事案では428,623人が検挙されており、薬物や銃器の氾濫が殺人事件(未遂を含む)などの凶悪事件多発の要因とも言われています。
 タイにおいて日本人が巻き込まれる被害の多数は窃盗、詐欺等であり、2020年には、日本人男性が自称台湾人の人物にお金等をだまし取られる事例も複数件報告されました。タイにおける凶悪事件の発生率は、日本と比べても非常に高い水準で推移しています。
 また、2021年中旬頃から首都バンコク都内で頻繁に発生している反政府デモでは、治安当局とデモ隊との間で激しい衝突が見られ、銃撃による負傷者も確認されていますので、十分注意してください。

2 基本的な注意事項
 タイは「微笑みの国」、バンコク都は「天使の都」といわれ、諸外国と比較して安全なイメージがありますが、外国にいるという意識が希薄だったり、日本にいるのと同じ感覚のままでいると、何らかのトラブルに巻き込まれた際に適切に対応することができず、事態を悪化させてしまうような例も見られます。法制度、文化背景、風俗習慣等が日本とは異なる「外国」であることを常に意識しておくことが重要です。
 タイに限らず、外国においては、トラブルに巻き込まれないように十分注意することが、最も基本的な安全対策です。また、万が一トラブルに巻き込まれた際にすぐに連絡が取れるよう、家族や会社の関係者に旅行や出張の予定を共有し、SNSのみならず、お互いの連絡手段・方法を確認・把握しておくよう心がけてください。

3 日本人の被害例
 タイ国内、特にバンコク都では、日本人の犯罪被害が後を絶ちません。特に、タクシーや三輪タクシー(トゥクトゥク)等の運転手を含め、見知らぬ者から声を掛けられ、安易に話に乗ることによる被害が多発しています。見知らぬ者から声を掛けられた際には十分警戒し、軽々しく話に乗らないことが肝要です。
 これまでに報告された主な事案は以下のとおりです。なお、これらの事案は継続的に発生していますので、十分注意してください。
 詳細は、在タイ日本国大使館及び在チェンマイ日本国総領事館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」の該当部分「2(2)」をご参照ください。
 https://www.th.emb-japan.go.jp/files/000207735.pdf
 
4 犯罪被害多発地域
 バンコク都内では、特に旅行者が集まる観光スポットや繁華街、デパート等大型商業施設周辺、若い単独旅行者が利用するゲストハウス(安宿)周辺において、犯罪が多発しています。また、チェンマイ市内でも、旧市街を中心に旅行者を狙った犯罪が発生しています。特に夜の繁華街では十分な注意が必要であり、カラオケ店でのぼったくり被害も発生しています。なお、不用意に狭い路地へ入り込むことは危険です。

5 防犯対策・犯罪防止のための3ない行動「近づかない、慌てない、楽観視しない」
(1) 「近づかない」
 犯罪が発生する可能性のある場所に「近づかない」ことが重要です。タイ、特にバンコク都においては、歓楽街、繁華街、スラム街が混在しますが、これらの場所に近づかなければ、犯罪被害に遭う確率は格段に下がります。特に夜間は十分な注意が必要です。

(2) 「慌てない」
 不幸にも犯罪被害に遭った場合の対処です。例えば、タクシー強盗などに金銭を強要された場合、慌てず冷静に対処し、生命・身体の安全を第一に考え、抵抗しないようにしてください。

(3) 「楽観視しない」
 一般的に他の外国と比較して、「タイは安全、治安が良い」と言われていますが、2019年には、市街地における爆弾の爆発事件等が発生しています。「タイなら安全で大丈夫」と思い込むなど、タイの治安情勢を楽観視しないようにしてください。

6 テロ対策
 テロについては、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_007.html )をご確認ください。


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