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01月の渡航関連情報
(2024年01月1日~31日の発出情報)


I.「海外安全情報(危険情報)」
1月4日 インドネシア 【危険度】 ●中部パプア州(プンチャック・ジャヤ県、ミミカ県)  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●中部パプア州(プンチャック・ジャヤ県、ミミカ県以外の地域)及び山岳パプア州  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ) ●中部スラウェシ州ポソ県  レベル1:十分注意してください。(引き下げ) ●上記を除くすべての地域  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●中部パプア州及び山岳パプア州においては、分離独立を求める武装集団による治安当局等への襲撃事件が散発的に発生しており、治安が不安定な状況が続いていますので、同地域への不要不急の渡航は止めてください。 ●中部スラウェシ州ポソ県においては、同県郊外に拠点を持つイスラム過激派に対する治安当局による掃討作戦が実施されてきましたが、2022年10月にインドネシア国家警察が当該組織の壊滅を公表して以降、テロ事件は発生していないことから、危険レベル1(十分注意)に引き下げます。 ●首都ジャカルタを始めとする各地において、政治、宗教、人種、労働・社会問題等に起因する大小様々な抗議デモ等が発生しています。場合によっては、暴動に発展する可能性もありますので、こうした動きに対しても、引き続き十分注意してください。

1月12日 エクアドル 【危険度】 ●カルチ県(トゥルカン市とハイウェイ付近を除く)、エスメラルダス県北東部地域(サン・ロレンソ市及びエロイ・アルファロ市)、スクンビオス県(南部ナポ川周辺の一部地域を除く)、  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(退避の可能性も検討してください。)(継続) ●グアヤス県グアヤキル市 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ) ●エスメラルダス県北部地域(エスメラスダス市及びリオベルデ市)、カルチ県(トゥルカン市と県内パン・アメリカン・ハイウェイ付近)  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●上記及びガラパゴス県を除く全土  レベル1:十分注意してください。(一部引き上げ) 【ポイント】 ●2024年1月8日、エクアドル全土に60日間の非常事態宣言が発出されたことから、危険レベル未発出の全域に対して危険レベル1を新たに発出します(ガラパゴス県を除く)。犯罪組織と治安当局との間で衝突が発生する等、極めて不安定な治安情勢にあるため、不測の事態、無用なトラブルに巻き込まれないように十分に注意してください。 ●グアヤス県グアヤキル市においては、麻薬関連の犯罪組織による活動が活発で、殺人・爆弾等の凶悪事件が頻繁に発生し、近年断続的に非常事態宣言が発令されており、本年1月8日に非常事態宣言が発令された後も、爆弾事件や銃撃事件等が発生しています。このように、治安情勢が極めて不安定な状況にあるため、危険レベルを1から2に引き上げます。

1月15日 ホンジュラス 【危険度】 ●首都テグシガルパ市、コルテス県、アトランティダ県、ジョロ県、オランチョ県、グラシアスアディオス県、コロン県及びコマヤグア県 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●コパン県  レベル1:十分注意してください。(引き下げ) ●その他の地域 レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●ホンジュラスは、人口あたりの殺人事件発生率が世界で最も高い国のひとつです。特に、島嶼部を除くカリブ海沿岸各県のほか、テグシガルパ市とサンペドロスーラ市を結ぶ5号線(CA-5)沿線における凶悪犯罪の多発が顕著です。外国人を被害者とする犯罪は、多くはないものの、発生はテグシガルパ市とサンペドロスーラ市に集中しています。危険レベル2の地域への不要不急の渡航は止めるとともに、危険レベル1の地域においても十分注意してください。 ●凶悪犯罪集団「マラス・パンディージャス」による恐喝被害が各所で明るみとなり、社会問題化した結果、ホンジュラス政府は2022年12月から、状況に応じて憲法で保障される集会・結社の自由、居住・移転の自由、身体の自由、住居の不可侵等の権利を制限もしくは停止する措置(通称「例外状態」)を発動させ、同集団の検挙活動を強化しています。現在のところ、これら一連の制約は、外国人を含めた一般市民の生活に対して、特段の影響を与えるものとはなっていません。 ●コパン県は、2011年に同県で最多となる殺人事件が発生しましたが、ここ数年間は、治安悪化以前の状況と比較しても殺人発生件数はほぼ半減しており、治安が改善しています。このため、危険レベルを2から1へと引き下げますが、引き続き、細心の注意が必要です。

1月16日 マラウイ 【危険度】 ●全土  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●日本人被害の大半は首都リロングウェや南部商業都市ブランタイヤで発生しています。被害内容はスリ、ひったくり、強盗、建造物侵入、空き巣等です。外国人の存在は非常に目立つため、滞在時は十分注意が必要です。 ●マラウイでは、2025年9月に大統領選挙を含む総選挙が予定されています。公式な選挙キャンペーンは2024年9月から開始するため、当該期間には多人数の集会に端を発した暴動事案等の発生が予想されます。報道等から最新の情報を入手する等、十分注意してください。

1月31日 ギニア 【危険度】 ●マリとの国境地帯  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●首都コナクリ市を含むその他の地域  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) 【ポイント】 ●マリとの国境地帯では、金の採掘を巡るトラブルによる衝突や採掘業者を狙った強盗が多く発生していることに加えて、治安情勢の悪化したマリからイスラム過激派組織が流入してくる恐れもあり、依然として治安情勢の悪化が続いているため、どのような目的であれ渡航は止めてください。 ●2021年9月、コナクリ市カルム地区において、ドゥンブヤ大佐率いる国民結集発展委員会(CNRD)がコンデ大統領を拘束し、憲法の停止等を宣言しました。その後、暫定政権が発足しましたが、ギニア各地で市民団体が呼びかけたデモが度々発生しています。また、2023年11月には、数十名の武装集団がダディス・カマラ元暫定大統領やピビ元大佐らを脱獄させるためにコナクリ中央刑務所を襲撃し、治安当局と武装集団による銃撃戦が発生しました。現在もピビ元大佐は逃亡しており、今後もギニア全土で混乱が続く可能性が排除できません。 ●2023年12月には、コナクリの石油貯蔵施設の爆発・火災事故が発生しました。このため、今後、燃料不足や物価高騰の懸念があります。また、些細な事件や治安当局の取締りや鎮圧を発端として、民衆の不満が急速に高まり、大規模なデモや騒乱等に発展する可能性も否定できません。引き続き、首都コナクリ市を含むその他の地域への不要不急の渡航は止めてください。

1月31日 ガイアナ 【危険度】 ●全土 レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●ガイアナでは殺人や強盗等の凶悪犯罪の発生率が高い値となっています。 ●日本人を含む外国人が狙われる強盗事件も増加傾向にあります。犯人がけん銃等の凶器を持っている可能性も高く、十分な注意が必要です。 ●各主要都市内において強盗事件が頻発しています。 数人のグループによる犯行が多く見られ、車、オートバイまたは自転車で急に近付いて襲うなど、手段も様々です。




II.「海外安全情報(スポット情報、広域情報)」発出状況(3件)
1月5日 インド、インドネシア、大韓民国(韓国)、カンボジア、シンガポール、スリランカ、タイ、台湾、中華人民共和国(中国)、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、香港、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオス、モルディブ、北朝鮮、マカオ、ブータン、アフガニスタン、アラブ首長国連邦、イエメン、イスラエル、イラク、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、シリア、トルコ、バーレーン、ヨルダン、レバノン、オーストラリア、ソロモン諸島、サモア、ニュージーランド、パプアニューギニア、フィジー、バヌアツ、タヒチ、アルジェリア、アンゴラ、ウガンダ、エジプト、エチオピア、ガーナ、ガボン、カメルーン、ギニア、ケニア、コートジボワール、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ザンビア、シエラレオネ、ジンバブエ、スーダン、セーシェル、セネガル、ソマリア、タンザニア、中央アフリカ、チュニジア、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ベナン、マダガスカル、マラウイ、マリ、南アフリカ共和国、モザンビーク、モロッコ、リビア、リベリア、ブルンジ、レソト、ルワンダ、コモロ、チャド、エリトリア、ギニアビサウ、ジブチ、西サハラ地域、ナミビア、アイルランド、アゼルバイジャン、イタリア、英国、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、バチカン、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、セルビア、ルクセンブルク、ルーマニア、ロシア、モンテネグロ、コソボ、ウクライナ、ウズベキスタン、スロバキア、ベラルーシ、ラトビア、カザフスタン、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、リトアニア、キプロス、マルタ、アルバニア、ジブラルタル、モルドバ、アルメニア、ジョージア、タジキスタン、トルクメニスタン、北マケドニア共和国、アメリカ合衆国(米国)、カナダ、北マリアナ諸島、グアム、ハワイ、アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、キューバ、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア、ジャマイカ、スリナム、チリ、ドミニカ共和国、トリニダード・トバゴ、ニカラグア、ハイチ、パナマ、バハマ、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラ、ペルー、ボリビア、ホンジュラス、メキシコ、キルギス、キリバス、マーシャル、ミクロネシア、ナウル、パラオ、トンガ、ツバル、カーボベルデ、赤道ギニア、ガンビア、モーリタニア、モーリシャス、サントメ・プリンシペ、エスワティニ王国、アイスランド、リヒテンシュタイン、モナコ、サンマリノ、アンティグア・バーブーダ、バルバドス、ベリーズ、ドミニカ国、グレナダ、セントクリストファー・ネービス、セントルシア、セントビンセント、ガイアナ、東ティモール、ボツワナ、アンドラ、ニューカレドニア、クック諸島、南スーダン、ニウエ ガザ情勢等を受けたテロの脅威に対する注意喚起
1月10日 エクアドル エクアドル:治安悪化に伴う非常事態宣言の発令
1月31日 ミャンマー ミャンマー・シャン州南部の戦闘状況に関する注意喚起