海外安全情報の検索
I.「海外安全情報(危険情報)」
11月10日
ケニア
【危険度】
●ソマリアとの国境地帯、北東地域ガリッサ郡ダダーブ難民キャンプ周辺地域及びガリッサ
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●リフトバレー地域トゥルカナ郡の南スーダン及びウガンダとの国境地帯並びに南部一帯、ウェスト・ポコット郡、バリンゴ郡北部一帯、北東地域マンデラ郡、ワジル郡、ガリッサ郡の一部並びに沿岸地域ラム郡の一部
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●ナイロビ郡の一部(ナイロビ東部イスリー地区周辺地域、キベラ、マザレ、カワンガレ等スラム街周辺地域)、リフトバレー地域トゥルカナ郡の一部、マルサビット郡(モヤレ準郡を含む)、サンブル郡及びイシオロ郡、沿岸地域タナ・リバー郡
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●モンバサ郡
レベル1:十分注意してください。(引き下げ)
●その他の地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●モンバサ郡では近年のケニア治安機関の治安維持強化により治安状況に改善が見られるため、危険レベルを2(不要不急の渡航中止)から1(十分注意してください)に引き下げます。ただし、スラム街や犯罪多発地区も存在することから、これらの地域には不用意に立ち入らないように心がけてください。
●ケニアへの渡航に際しては、ナイロビ市内をはじめとするケニア全土でテロ、誘拐、一般犯罪等に注意する必要があります。
11月15日
コスタリカ
【危険度】●首都サンホセ市及びその周辺地域
レベル1:十分注意してください(継続)
●リモン市及びプンタレナス市
レベル1:十分注意してください(新規)
【ポイント】
●首都サンホセ市を及びその周辺地域では、麻薬組織が絡む凶悪犯罪が増加しているほか、強盗や盗難が多発しているので、滞在中は十分注意する必要があります。
●リモン市及びプンタレナス市においては、麻薬組織間同士の抗争や報復による殺人事件が過去になく急増しているため、危険レベル1を新たに発出します。
11月16日
ガボン
【危険度】
●全土
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●2023年8月30日早朝、大統領選挙の暫定結果が国営テレビ放送等を通じて公表され、アリ・ボンゴ大統領の再選が発表された直後、ガボンの軍・治安部隊の一部が同選挙結果を無効とし、国境封鎖と全ての政府機関の機能を一時停止して「国家機関移行再建委員会(Comite pour la transition et la restauration des institutions、CTRI)」を設置する旨を発表しました。
●その後、軍等は、アリ・ボンゴ大統領を自宅軟禁下に置き、9月4日、オリギ・ンゲマ大統領親衛隊長が暫定大統領として就任宣誓を行いました。
●今回の軍等の蜂起以降、国内で暴動や略奪等の危険行為は確認されておらず、国境の封鎖も解除されましたが、一方で夜間外出禁止令が発令されています。9月7日には新たに首相(文民)が任命され、文民中心の内閣が発足し、市民社会や前政権関係者等を含む暫定国民議会も組織されるなど、民主化に向けた動きを進めています。現在の国内情勢については、夜間外出禁止令を除き、特に昼間帯は比較的安定していますが、暫定政権が発足して間がないため、今後ガボンの治安情勢がどのように変遷するか、見通しは不透明です。
11月22日
ジンバブエ
【危険度】
●全土:「レベル1:十分注意してください。」(継続)
【ポイント】
●強盗や窃盗などの犯罪に遭遇する危険は常にありますので、犯罪に対して警戒を怠らないなど、十分注意してください。
●デモ発生時には、銃器等を使用した治安当局による厳しい取り締まりが予測されるため、巻き込まれないように十分注意してください。
11月27日
南スーダン
【危険度】
●全土(ジュバ市及びその周辺(ジュバ国際空港を中心として概ね半径20km以内)を除く)
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●ジュバ市及びその周辺(ジュバ国際空港を中心として概ね半径20km以内)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(現地においては、不測の事態に備え、出国の検討を含め危険回避を常時心掛けてください。)(継続)
【ポイント】
●南スーダンでは、2018年9月の停戦合意の後、全国的な軍閥間の衝突は見られなくなりました。しかし部族間、共同体間の武力衝突は各地で発生しています。また地域により軍閥間の衝突も起きており、これら衝突の結果、多くの避難民が発生しています。一般犯罪としての殺人、強盗、性暴力、誘拐も日常的に発生している上、地方においてトラブルに巻き込まれた場合、信頼できる交通手段、道路がほとんどなく、脱出することも困難です。依然として国家と国民を守るための軍隊、警察、治安機関などの訓練・配備は発展途上であり、質・量共に完璧とは言えない状況です。加えて、全国的に洪水被害が深刻で、食糧不足、マラリアの深刻化を含め深刻な人道危機が生じています。このため、ジュバ市及びその周辺を除き、全土で退避を勧告しています。これら地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は、直ちに国外等安全な地域へ退避してください。
●ジュバ市及びその周辺(ジュバ国際空港を中心として概ね半径20km以内)については、2018年の停戦合意以降、軍閥間の衝突は発生していません。
依然として国家と国民を守るための軍隊、警察、治安機関などの訓練・配備は発展途上であり、質・量共に完璧とは言えない状況です。このため、今後の政治情勢にも依然不透明さが残ります。インフレ等に伴う経済の悪化を原因に、数は多くないながらも、外国人を標的とした武装強盗事案や車両襲撃事案等が引き続き発生しています。このため、どのような目的であれ、渡航は止めてください。
11月28日
ソマリア
【危険度】
●全土
レベル4:退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)(継続)
【ポイント】
●各地において引き続きテロが発生しています。ソマリア(「ソマリランド」を含む、以下同様)への渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在されている方は直ちに退避してください。
11月29日
ミャンマー
【危険度】
●ラカイン州マウンドー県(マウンドー地区、ブディタウン地区)、シットウェ県(シットウェ地区(除く市街地)、パウトー地区、ポンナチュン地区、ラテダウン地区)、ミャウー県(ミャウー地区、チャウトー地区、ミンビャ地区、ミェボン地区)、及びチン州パレワ地区
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●シャン州コーカン自治地帯、カチン州ライザー周辺
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●戒厳令の対象地区(ヤンゴン地域の6地区除く)(2023年11月現在)
○チン州8地区(ティディム地区、トンザン地区、ファラム地区、カンペレッ地区、マトゥピ地区、タンタラン地区、ハーカー地区、ミンダ地区)
○ザガイン地域14地区(インドー地区、バンマウ地区、コーリン地区、ピンレーブー地区、ミャウン地区、サーリンジー地区、パレー地区、インマービン地区、キンウー地区、タゼー地区、イェーウー地区、シュエボー地区、ウェッレッ地区、アヤードー地区)
○マグウェ地域5地区(ガンゴー地区、ティーリン地区、ソー地区、パウッ地区、ミャイン地区)
○カヤー州4地区(デモーソー地区、プルーソー地区、シャードー地区、ボーラケー地区)
○バゴー地域5地区(タンタビン地区、オウッポー地区、ナッタリン地区、パウンデー地区、パウッカウン地区)
○タニンダーリ地域2地区(タニンダーリ地区、パロー地区)
○カレン州2地区(チャインセイッジー地区、コーカレイ地区)
○モン州1地区(イェー地区)
○シャン州8地区(クッカイ地区、クンロン地区、ナムカン地区、ムセ地区、ラショー地区、テインニー地区、コンジャン地区、ラウカイ地区)(コーカン自治地帯に位置するコンジャン地区及びラウカイ地区は危険レベル3を継続)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(新規)
上記地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は不測の事態に巻き込まれないよう退避を含め危険回避を常に心がけてください。
●上記以外の地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
【ポイント】
●2021年2月1日のクーデター以降、各地で国軍と国軍に反対する民主派勢力との衝突が断続的に発生しています。こうした状況下、武器や爆弾を用いた事案は地方部だけでなく、ヤンゴン市内を含む都市部でも発生しており、治安情勢は非常に不安定ですので、不要不急の渡航は止めてください。渡航・滞在する場合には、集会やデモが行われている場所や軍関係施設、警察署、行政施設などには近づかず、移動する場合も徒歩を避け車両を利用するなど安全には十分注意して行動してください。
●国境地帯の治安情勢は非常に不安定であるため、陸路でのミャンマーへの入国は危険です。ミャンマーでは従来から多くの武装勢力が国境地帯を中心に武力闘争を継続しており、特に、タイとの国境を接するシャン州南東部、カヤー州、カレン州、モン州、タニンダーリ地域、インドとの国境を接するチン州、中国と国境を接するカチン州、シャン州北部では少数民族武装組織が現在に至るまで国軍との武力闘争を継続しています。また、2021年2月のクーデター以降、一部の少数民族武装組織と国民防衛軍(PDF)が協力して国軍と戦闘を繰り広げており、国軍は空爆や迫撃砲を用いた大規模な攻撃を行う等、局地的に激しい戦闘が発生しています。
●2023年11月現在、国軍により設置された国家統治評議会(SAC)は、全国330地区のうち計55地区に対し戒厳令を発令し、民主派勢力や少数民族武装組織による抵抗活動の取締りや弾圧を強化しています。こうした戒厳令の対象地区(ヤンゴン地域6地区を除く)の治安状況は非常に不安定であり、不測の事態に巻き込まれる可能性が排除できないため、これら地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。
II.「海外安全情報(スポット情報、広域情報)」発出状況(2件)
11月8日
ミャンマー
ミャンマー・シャン州北部の戦闘状況に関する注意喚起
11月20日
パナマ
パナマ:抗議活動に伴う注意喚起