海外安全情報の検索



07月の渡航関連情報
(2023年07月1日~31日の発出情報)


I.「海外安全情報(危険情報)」
7月7日 ボスニア・ヘルツェゴビナ ●ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の境界周辺地域等(地雷が残存している可能性のある地域): レベル1「十分注意してください。」(継続) 【ポイント】 ●ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の境界周辺地域等においては、過去の紛争時に埋設された地雷がいまだに残存しており、十分注意する必要があります。 ●公共機関・施設で爆破予告事案が度々発生しています。爆破予告に遭遇した際は、警察等の指示に従いつつ、その場所から退避を優先してください。

7月12日 バーレーン 【危険レベル】  全土 レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】  シーア派住民居住区では,過激化した若者と治安部隊との衝突が時折発生しています。2021年2月には爆弾テロ未遂事件が発生し、過去には、実際に死傷者を伴う爆発物によるテロ事件も発生していることから、同地区には近づかないでください。

7月19日 クウェート 【危険度】 ●全土 レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●クウェートでは、ISILやヒズボラ等の過激派組織によるテロの危険性がありますので、不測の事態に巻き込まれないよう注意してください。

7月21日 ベナン 【危険度】 ●北部(ブルキナファソ及びニジェールとの国境地帯(パンジャリ国立公園、W国立公園、パンジャリ狩猟区域及びアタコラ狩猟区域))、北東部(ニジェール及びナイジェリアとの国境地帯(アリボリ県バニコアラ地区、カリママ地区、カンディ地区、マランヴィル地区、セグバナ地区の国境地帯及びボルグ県カラレ地区東部))及び北西部(ブルキナファソ及びトーゴとの国境地帯(アタコラ県タンゲタ地区、マテリ地区、ケル地区の国境地帯))  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●北東部(アリボリ県バニコアラ地区、カリママ地区、カンディ地区、マランヴィル地区、セグバナ地区の国境地帯を除く地域)、北西部(アタコラ県タンゲタ地区、マテリ地区、ケル地区の国境地帯を除く地域)及び北東部(ナイジェリアとの国境地帯(ボルグ県ニッキ地区東部))  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ) ●北東部(ナイジェリアとの国境地帯(ボルグ県カラレ地区西部、ニッキ地区西部、ペレレ地区、チャウル地区東部)及び北西部(トーゴとの国境地帯(アタコラ県コブリ地区))  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●北部(アリボリ県ゴグヌ地区)  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ) ●上記を除く地域  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●北部の、パンジャリ国立公園、W国立公園及びその周辺の国境付近においては、武装集団がベナン国軍等の治安部隊に対してテロ攻撃を頻繁に行っており、多数の死傷者が出ています。このため、ブルキナファソ南東部及びニジェール南西部との国境地帯全域及びトーゴ北東部と国境を接するタンゲタ地区、マテリ地区、ケル地区の国境地帯は危険レベル3を継続します。 ●北東部アリボリ県バニコアラ地区及び北西部アタコラ県ケル地区では、武装集団によるテロ攻撃が治安部隊関係者のみならず、民間人に対しても行われ、多数の死傷者や行方不明者が出ています。また、両県内にはテロリストが多数潜伏しているとの情報もあり、テロの脅威が高まっているほか、遊牧民族間の抗争や誘拐事件も頻発しています。このため、危険レベルを行政地区毎に設定し、アリボリ県バニコアラ地区、カリママ地区、カンディ地区、マランヴィル地区、セグバナ地区、アタコラ県タンゲタ地区、マテリ地区、ケル地区の国境地帯を除く地域も危険レベル1から危険レベル3に引き上げます。これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めて下さい。 ●ナイジェリア北西部では武装集団によるテロや身代金目的の誘拐事件が頻発しており、こうした武装集団が国境を越えてベナン国内に侵入するおそれがあります。2022年1月には、ボルグ県ニッキにおいて、資産家に対する誘拐事件が発生しています。よって、アリボリ県東部及びボルグ県東部のナイジェリアと国境を接する地域の危険レベル3を継続し、ボルグ県ニッキ地区東部については危険レベル2から危険レベル3に引き上げます。また、カラレ地区西部、ニッキ地区西部、ペレレ地区、チャウル地区東部の危険レベル2を継続し、国境地帯を行き来する遊牧民族(プル族)による誘拐も懸念されることから、アリボリ県ゴグヌ地区を危険レベル1から危険レベル2に引き上げます。

7月26日 赤道ギニア 【危険度】 ●全土 レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●赤道ギニアでは、長期政権への反感や経済状況の悪化、所得格差の拡大等の社会不安要因が存在しているほか、過去に複数回クーデター未遂事件が発生していることから、治安情勢や政治情勢に十分注意してください。 ●赤道ギニア沖のギニア湾では、武装集団による誘拐、強盗等の海賊等事案が引き続き多発しているため、海路による移動には十分な警戒が必要です。

7月26日 サントメ・プリンシペ 【危険度】 ●全土 レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●厳しい経済状況や地方における経済格差等の現状に不満を持つ国民によるデモや集会等が暴動や治安当局との衝突に発展するおそれがあります。デモや集会等には近づかないでください。 ●2022年11月に武器を奪取する目的で軍庁舎が襲撃されるクーデター未遂事件が発生しています。 ●ギニア湾では、武装集団による誘拐、強盗等の海賊等事案が引き続き多発しているため、海路による移動には十分な警戒が必要です。

7月31日 レバノン 【危険度】 ●バールベック・ヘルメル県北部及び東部(アルサールを含む。バールベック遺跡周辺を除く。)、アッカール県北部、ベカー県東部、ナバティーエ県北東部及び南部、南レバノン県南部(ティール以北の地中海沿岸地域を除く。)並びにパレスチナ難民キャンプ レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●アッカール県南部、バールベック・ヘルメル県南西部(バールベック遺跡周辺を含む。)、北レバノン県トリポリ市及びベイルート南郊外(ダーヒエ地区) レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●上記以外の地域 レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●内戦等の歴史的経緯から銃器がまん延しており、個人間のトラブルから発砲事案に発展するケースが日常的に発生しています。また、集団同士の抗争等から銃撃戦へと発展するケースも確認されています。 ●近年のレバノン国内の経済・財政危機の深刻化に伴う国民の経済的困窮により、窃盗、車上荒らし及び強盗などの財物を標的とする各種犯罪(暴行を伴うものを含む)が増加傾向にあり、邦人の盗難被害も発生しています。また、全土でガソリン、医薬品、電力等の生活必需品の価格が高騰しており、供給が不安定化しています。 ●シリアと国境を接するレバノン北部、東部及び南部の地域は、軍・治安機関が警戒監視を強化し、一般人の立入りを制限している場所が含まれており、不審者と判断された場合は拘束される可能性があります。同地域への渡航は止めてください。 ●パレスチナ難民キャンプ内では、死傷者を伴う銃撃事件等が発生しています。同地域への渡航は止めてください。 ●ナバティーエ県南部及び南レバノン県南部地域では、UNIFIL(国連レバノン暫定駐留軍)兵士の死亡事案及び同地域からイスラエル北部に対するロケット弾の発射事案並びにイスラエル国防軍による空爆が発生しています。ナバティーエ県南部及び南レバノン県南部(ティ-ル以南)の地域への渡航は止めてください。




II.「海外安全情報(スポット情報、広域情報)」発出状況(1件)
7月2日 フランス フランス国内における暴動についての注意喚起