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03月の渡航関連情報
(2023年03月1日~31日の発出情報)


I.「海外安全情報(危険情報)」
3月1日 バングラデシュ 【危険度】 ●チッタゴン(チョットグラム)丘陵地帯(カグラチャリ県、ランガマティ県、バンドルボン県) レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●上記を除くバングラデシュ全土 レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●バングラデシュでは、2017年にダッカ国際空港及びその近辺で自爆テロが発生し、2017年及び2019年にも治安当局を標的とする爆弾テロが散発的に発生しており、依然としてテロの脅威は完全には排除されていません。 ●また、政権与党に対するデモ・抗議活動も多く確認され、2022年12月7日にはダッカ市内で警察と最大野党であるバングラデシュ民族主義党(BNP)の活動家らが衝突し複数の死傷者が発生しました。2024年初旬に開催される総選挙に向けて、デモ・抗議活動が激しさを増していくことが予想されますので、治安情勢には十分注意してください。 ●チッタゴン(チョットグラム)丘陵地帯では、仏教系少数民族が多数居住していますが、民族対立等が依然として未解決のままであり、現地の治安情勢は依然不透明な状況です。このほか、ミャンマー側の国境地帯において、ミャンマー軍と反政府武装組織が抗争状態にあり、ミャンマー側からの砲弾が国境を越えてバングラデシュ国内に着弾している模様です。また、現在、バングラデシュ治安部隊によるチッタゴン丘陵地帯でのテロ掃討作戦のため、ミャンマー国境の一部で渡航制限が継続されるなど、治安情勢が不安な状態が続いています。引き続き警戒する必要がありますので、同地帯への不要不急の渡航は止めてください。

3月3日 ソロモン諸島 【危険度】 ●全土:レベル1「十分注意してください。」(継続) 【ポイント】 ●一般犯罪率は日本に比べ高く、日本人を含め窃盗等の被害が発生しているため、十分注意する必要があります。

3月6日 ガボン 【危険度】 ●全土 レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●2023年8月に大統領選挙をはじめとする各種選挙が予定されています。前回(2016年)の大統領選挙の際には各地で暴動が発生しており、今回の選挙においても同様の事態に発展する可能性があります。選挙期間中及びその前後には、特に治安情勢に注意し、デモ、暴動、略奪等から身を守る行動に努めてください。 ●ガボンでは、刃物等を使用した殺人、誘拐事件などが多発しています。また、デモや集会等が予定されている地域には近寄らず、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。昼夜を問わず、邦人を対象とした強盗、ひったくり、スリなどの事件が頻発しています。外国人は狙われやすいという認識を持って、日中であっても周囲の警戒を怠らず、危機感を持った行動に努めてください。

3月9日 西サハラ地域 【危険度】 ●「砂の壁」以東の地域(立ち入り制限地域を含む) :レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続) ●「砂の壁」以西の地域(立ち入り制限地域及び下記の地域を除く) :レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●ラユーン、スマラ、ブジュドゥール、ブクラ、ダフラ市内及びこれらの都市を結ぶ幹線道路 :レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●「砂の壁」以東の地域では、2020年11月以降、モロッコとポリサリオ戦線による小規模な衝突が発生しており、周辺国の民間人が巻き添えとなる事例も散見されています。また、外国人を標的とした誘拐事件や銃犯罪が発生している上、多くの地雷が未撤去のまま残されていることから、危険情報レベル4(退避勧告)を発出しています。 ●「砂の壁」以西の地域は、ポリサリオ戦線やイスラム武装組織の侵入を防止する目的でモロッコ軍が駐留しており、立ち入り制限地域に近づくとモロッコ当局に拘束されるおそれがあります。また、多くの地雷が未撤去のまま残されているとみられることなどから、危険情報レベル3(渡航中止勧告)を発出しています。 ●ラユーン等の都市及びこれらの都市を結ぶ幹線道路においては、モロッコ当局により比較的安定が保たれているものの、テロやデモ等に十分注意してください。また、同幹線道路沿いはほとんどが砂漠ないし土漠であり、移動中にトラブルが発生した場合に救援を求めることは困難です。非常時の連絡手段の確保等に十分留意してください。

3月9日 セルビア 【危険度】 ●コソボ東部との国境周辺地域(メドベジャ市、ブヤノバツ市、プレシェボ市) レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●コソボ東部との国境周辺地域では、一部のアルバニア系住民とセルビア系住民との間で緊張が継続しています。同地域においては、現在のところ治安は概ね安定していますが、セルビアとコソボの二国間関係は依然として緊張状態にありますので、引き続き注意が必要です。 ●2015年以降、中東から多くの難民が流入しており、引き続き多くの難民がセルビアに滞留しています。難民の滞在長期化に伴う治安の悪化が懸念されるため、十分注意してください。

3月9日 キルギス 【危険度】 ●バトケン州内のウズベキスタンとタジキスタンの飛び地及び同州のウズベキスタンとタジキスタンとの国境地帯、オシュ州とジャララバード州のウズベキスタンとの国境地帯 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●上記を除くバトケン州 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●オシュ州及びジャララバード州(ウズベキスタンとの国境地帯を除く) レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●首都ビシュケク市を含む上記を除くキルギス全土 レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●バトケン州内に存在するウズベキスタンとタジキスタンの飛び地及び同州のウズベキスタンとタジキスタンとの国境地帯、オシュ州とジャララバード州のウズベキスタンとの国境地帯は、イスラム過激派組織及び麻薬密輸グループの移動ルートとみられています。また、タジキスタンとの国境地帯ではキルギス及びタジキスタン当局との衝突が頻発しています。また、タジキスタンとの国境では、度々キルギス・タジキスタン間の衝突が生じていますので、渡航は止めてください。 ●上記を除くバトケン州、オシュ州及びジャララバード州(ウズベキスタンとの国境地帯を除く)では、民族衝突や野党勢力による抗議活動の発生、治安当局とイスラム過激派組織等の間で銃撃戦が発生するおそれがありますので、不要不急の渡航は止めてください。 ●ビシュケク市を含む上記を除くキルギス全土において、反体制グループや社会不満層によるデモ、イスラム過激派組織によるテロ行為が発生するおそれがありますので、今後も十分注意してください。

3月13日 ソマリア 【危険レベル】 ●全土 レベル4:退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)(継続) 【ポイント】 ●各地において引き続きテロが発生しています。ソマリア(「ソマリランド」を含む、以下同様)への渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在されている方は直ちに退避してください。

3月13日 ウズベキスタン 【危険レベル】 ●フェルガナ、ナマンガン及びアンディジャン各州のタジキスタン及びキルギスとの国境沿い山岳地帯(キルギス領に囲まれた飛び地ソフ及びシャヒーマルダンを含む) レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●アフガニスタンとの国境付近で警戒が強化され立ち入りが制限されている地域 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●上記を除く地域(首都タシケント市を含む) レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●ウズベキスタン政府は、イスラム過激派組織や麻薬の密輸組織等に対する対策の一環として、過去にタジキスタン及びキルギスとの国境沿いの山岳地帯に地雷を埋設しました。地雷の一部が残されていることもあり、非常に危険です。同地域への渡航は止めてください。 ●アフガニスタンとの国境沿いの地域の治安情勢は、イスラム過激派組織の勢力が強い隣国アフガニスタンからの影響を受けやすく、不測の事態が発生する可能性があります。ウズベキスタン国境警備隊により警戒が強化され立ち入りが制限されている地域、鉄条網が敷設されている地域への不要不急の渡航は止めてください。 ●その他の地域の治安情勢は比較的平穏で安定していますが、過去には凶悪事件等も発生し、近年でも、経済的困窮を起因とする犯罪も発生しており、また世界各地でソフトターゲットを狙ったテロ事件が頻発していることもあるので、平素から高い防犯意識を保ち、十分注意してください。

3月16日 モロッコ 【危険度】 ●全土:「レベル1:十分注意してください。」(継続) 【ポイント】 ●全土にテロの脅威があります。外国人観光客が多数集まる場所や政府関連施設、宗教関連施設への立ち寄りは最小限にとどめるよう心掛けてください。 ●2017年~2018年、北部アル・ホセイマや北東部ジェラダ等において、デモ参加者と治安部隊との衝突が発生しました。現在の治安状況は比較的安定していますが、デモや集会等の群衆に遭遇した場合は、近づかないようにしてください。 ●都市部や観光地では、外国人観光客を標的としたスリや刃物を用いた恐喝などの金銭目的の犯罪が発生しており、注意が必要です。

3月16日 イスラエル 【危険度】 ●ガザ地区及び同地区との境界周辺 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) (既に滞在中の方は、事情の許す限り早期に退避してください。) ●レバノンとの国境地帯 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●ヨルダン川西岸地区(ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ及びこれら三都市とエルサレムを結ぶ幹線道路、ヨルダン川西岸地区内の国道1号線及び国道90号線を除く。) レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●上記以外の地域 レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●ガザ地区及び同地区周辺の治安情勢は不安定で、2021年5月及び2022年8月にはガザ地区から多数のロケット弾がイスラエル領内に発射されたことを受け、同地区に対するイスラエル軍の軍事作戦が実施されました。2023年1月及び2月にも、ガザ地区からイスラエル領内に数発のロケット弾が発射されるなど、同地区をめぐる治安情勢は引き続き予断を許さない状況にありますので、同地区及び同地区との境界周辺への渡航はどのような目的であれ止めてください。また、既に滞在中の方は、事情の許す限り早期に退避してください。 ●レバノンとの国境地帯では、イスラエル軍とレバノン南部に展開する武装勢力との衝突が散発しており、不測の事態に巻き込まれる恐れがあります。同地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。 ●ヨルダン川西岸地区(ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ及びこれら三都市とエルサレムを結ぶ幹線道路、ヨルダン川西岸地区内の国道1号線及び国道90号線を除く。)では、イスラエル治安部隊やユダヤ人入植者とパレスチナ人との衝突事案が発生していますので、同地域への不要不急の渡航は止めてください。 ●テルアビブ、エルサレム等の危険情報レベル1(十分注意)の地域においても、ユダヤ系住民とアラブ系住民との衝突や、死傷者を伴うテロ事案等が発生しています。最新の治安情報の入手に努め、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。

3月17日 ガンビア 【危険度】 ●全土  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●国内の物価上昇など経済面の課題があり、現政権に対する不満や緊張の高まりも見られること、2022年12月にはガンビア軍の一部兵士によるクーデター計画に関わる逮捕事案が発生するなど国内の不安定要因も多いことから、危険レベル1を継続します。




II.「海外安全情報(スポット情報、広域情報)」発出状況(5件)
3月1日 パキスタン パキスタン:カラチ市警察本部襲撃テロ事件発生に伴う注意喚起
3月13日 インド、インドネシア、大韓民国(韓国)、カンボジア、シンガポール、スリランカ、タイ、台湾、中華人民共和国(中国)、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、香港、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオス、モルディブ、マカオ、ブータン、アフガニスタン、アラブ首長国連邦、イエメン、イスラエル、イラク、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、シリア、トルコ、バーレーン、ヨルダン、レバノン、オーストラリア、ニュージーランド、アルジェリア、アンゴラ、ウガンダ、エジプト、エチオピア、ガーナ、ガボン、カメルーン、ギニア、ケニア、コートジボワール、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ザンビア、シエラレオネ、ジンバブエ、スーダン、セーシェル、セネガル、ソマリア、タンザニア、中央アフリカ、チュニジア、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ベナン、マダガスカル、マラウイ、マリ、南アフリカ共和国、モザンビーク、モロッコ、リビア、リベリア、ブルンジ、レソト、ルワンダ、コモロ、チャド、エリトリア、ギニアビサウ、ジブチ、西サハラ地域、ナミビア、アイルランド、アゼルバイジャン、イタリア、英国、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、バチカン、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、セルビア、ルクセンブルク、ルーマニア、ロシア、モンテネグロ、コソボ、ウクライナ、ウズベキスタン、スロバキア、ベラルーシ、ラトビア、カザフスタン、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、リトアニア、キプロス、マルタ、アルバニア、ジブラルタル、モルドバ、アルメニア、ジョージア、タジキスタン、トルクメニスタン、北マケドニア共和国、アメリカ合衆国(米国)、カナダ、北マリアナ諸島、グアム、ハワイ、キルギス、カーボベルデ、赤道ギニア、ガンビア、モーリタニア、モーリシャス、サントメ・プリンシペ、エスワティニ王国、アイスランド、リヒテンシュタイン、モナコ、サンマリノ、東ティモール、ボツワナ、アンドラ、南スーダン ラマダン期間中の海外渡航・滞在に関する注意喚起
3月17日 インドネシア インドネシア(バリ島):ニュピ祭における注意喚起
3月22日 タンザニア タンザニア・カゲラ州におけるマールブルグ病の発生
3月24日 赤道ギニア 赤道ギニアにおけるマールブルグ病の発生(その2)