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09月の渡航関連情報
(2020年09月1日~30日の発出情報)


I.「海外安全情報(危険情報)」
9月14日 カザフスタン 【危険レベル】 ●カザフスタン全土 レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●カザフスタン全土は、2016年にアクトベにおいてテロ事件が発生して以降、テロへの警戒が厳しく行われており、現在もインターネットを通じてテロを支援する情報宣伝活動等を行っていた者の逮捕が相次ぐなど予断を許さない状況が続いていますので、滞在に当たっては、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。 ●2019年1月から9月までのカザフスタンの犯罪登録件数は、19万2,764件であり、銃器及び薬物犯罪も頻発していますので、一般犯罪に対しても引き続き十分注意してください。

9月17日 パナマ ●ダリエン県,エンベラ自治区及びクナ・ヤラ自治区の各一部及びコロンビアとの国境地域 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●ダビ市,ラ・チョレーラ市、アライハン市、パナマ市、サン・ミゲリート市及びコロン市 レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●コロンビアとの国境地域では、犯罪組織のメンバーが麻薬の密輸等を行っており、治安当局と銃撃戦になるケースもありますので、不要不急の渡航は止めてください。 ●パナマ市内では、銃器を用いた殺人等の凶悪事件が発生しておりますので、十分注意してください。

9月29日 イラク 【危険度】 ●ニナワ県(以下に規定するニナワ平原経由幹線道路を除く。)、キルクーク県、サラーハッディーン県、アンバール県、バグダッド県(以下に規定するルート・アイリッシュ、バグダッド国際空港敷地内及びインターナショナル・ゾーン(以下「IZ」という。)を除く。)、ディヤーラ県、バービル県、ワーシト県、並びにクルディスタン地域(エルビル県、スレイマーニーヤ県及びドホーク県)のニナワ県、キルクーク県、サラーハッディーン県及びディヤーラ県との県境付近(以下に規定するニナワ平原経由幹線道路を除く。) レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続) ●エルビル県エルビル市とドホーク県ドホーク市間を移動する場合に通過するニナワ県のカラク、バーダラシュ、ルビア及びバーダラを経由する幹線道路並びにこれ以北のニナワ平原を通過する幹線道路(以下「ニナワ平原経由幹線道路」という。)、バグダッド国際空港とIZを結ぶ空港道路(以下「ルート・アイリッシュ」という。)並びにIZ レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続) (真にやむを得ない事情でこれらの道路を通過、又はIZに渡航・滞在する場合は、所属企業や団体等を通じて組織としての必要かつ十分な安全対策をとってください。) ●エルビル県(エルビル市並びにニナワ県、キルクーク県及びサラーハッディーン県との県境を除く。)並びにスレイマーニーヤ県及びドホーク県のトルコ、イラン又はシリアとの国境付近 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●中南部・南部7県(カルバラー県、ナジャフ県、ディワーニーヤ県、バスラ県(バスラ国際空港敷地内を除く。)、ムサンナー県、ズィーカール県及びミーサーン県) レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) (やむを得ない事情で現地に渡航・滞在する場合には、所属企業や団体等を通じて組織としての必要かつ十分な安全対策をとってください。) ●バグダッド国際空港敷地内(バグダッド国際空港敷地内のホテル及びイラク航空国際ビジネスセンターを含む。)並びにバスラ国際空港敷地内 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) (やむを得ない理由からこれら施設敷地内に立ち入る、又は滞在する方は、専門家のアドバイスを受け、空港敷地内での滞在期間を必要最小限にするなど、十分な安全対策を取ってください。) ●エルビル県エルビル市、並びにスレイマーニーヤ県及びドホーク県のうちトルコ、イラン又はシリアとの国境付近並びにニナワ県、キルクーク県、サラーハッディーン県及びディヤーラ県との県境付近を除く地域 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) 【ポイント】 ●イラクでは、2017年12月に政府によりイスラム過激派組織ISIL(イラクとレバントのイスラム国)からの全土解放宣言が宣言されましたが、ISIL分子によるテロが引き続き発生していること等を踏まえ、レベル3以上の地域には、原則、どのような目的であれ渡航は止めてください。 ●2019年10月初旬にバグダッド県や中南部・南部諸県を中心に発生した、公共サービスや高い失業率の改善、汚職の撲滅等を求める抗議デモが現在も継続しています。2020年5月7日に新政権(ムスタファ・アル・カーズィミー首相)が発足して以降、新型コロナウイルスの影響もあり、デモの規模は縮小していますが、今後の情勢次第で抗議デモが再び激化する可能性もあるため、注意が必要です。 ●2019年12月27日、イラク北部の軍事基地へのロケット弾攻撃により、米国人1名が死亡しました。同29日に米軍が報復としてイラク及びシリアの人民動員部隊(PMU)の拠点5か所を空爆すると、同31日には、この空爆で死亡した兵士の葬儀参列者がバグダッドのIZ内に侵入し、その一部が米国大使館施設の一部を占拠・放火するなどの過激な行為を行う事件が発生しました。 ●2020年1月3日、イランのソレイマニ革命ガード・コッヅ部隊司令官及びイラクのムハンディス人民動員部隊(PMU)副司令官が米国の空爆により殺害されたことを受け、同8日にイラン側がイラク国内の米軍駐留基地に対してミサイル攻撃を行うなど、イラク国内の治安情勢が著しく緊迫しました。現在、米国・イラン間の緊張は小康状態にありますが、 今後の中東情勢がイラクに与える影響に十分な注意が必要です。 ●新型コロナウイルス対策の一環で、 新型コロナウイルス非感染証明書の所持が義務化されるなど、出入国に対して規制がかけられています。イラクでは、新型コロナウイルスの感染者数の増加傾向が継続しています。イラク国内の劣悪な医療事情は、新型コロナウイルスの感染拡大により一層厳しい状況に陥っており、感染予防対策を含む健康への留意が極めて重要です。




II.「海外安全情報(スポット情報、広域情報)」発出状況(3件)
9月1日 インドネシア、中華人民共和国(中国)、パキスタン、フィリピン、マレーシア、ミャンマー、アフガニスタン、パプアニューギニア、アンゴラ、エチオピア、ガーナ、カメルーン、コートジボワール、コンゴ民主共和国、ザンビア、ソマリア、中央アフリカ、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ベナン、マリ、モザンビーク、チャド ポリオの発生状況(ポリオ発生国に渡航する際は、追加の予防接種をご検討ください。)(その14)
9月28日 アゼルバイジャン、アルメニア ナゴルノ・カラバフ周辺における軍事衝突の発生
9月28日 インド、パキスタン、アフガニスタン、アラブ首長国連邦、イエメン、イラク、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、シリア、トルコ、バーレーン、レバノン、タンザニア、ナイジェリア、アゼルバイジャン、英国、ドイツ、ブルガリア、タジキスタン、アメリカ合衆国(米国) イスラム教シーア派の宗教行事「アルバイーン」に伴う注意喚起