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11月の渡航関連情報
(2019年11月1日~30日の発出情報)


I.「海外安全情報(危険情報)」
11月1日 フィリピン 【危険度】 ●ミンダナオ地域の中部以西(周辺海域を含む)  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●パラワン州南部(プエルトプリンセサ市以南地域)及びミンダナオ地域の中部以東(ただし,カミギン州,ディナガット・アイランズ州,カガヤン・デ・オロ市,ダバオ市及びジェネラル・サントス市を除く)(周辺海域を含む)  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●ミンダナオ島東部(シアルガオ島,ブトゥアン市,ハッサン市,ビジャヌエバ市,タゴロアン市,タグム市,サマル市,ディゴス市,マティ市)  レベル1:十分注意してください。(引き下げ) ●上記地域以外のマニラ首都圏を含む全地域  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●主に,ミンダナオ地域のレベル3(渡航中止勧告)発出地域では,イスラム過激派組織による爆弾テロ事件や身代金目的の誘拐事件等が多発するなど不安定な治安情勢が続いています。これらの地域には目的の如何を問わず渡航は止めてください。 ●ミンダナオ島東部の一部地域では,過去数年にわたりテロ事件等が発生していないことから,これらの地域の危険レベルを「危険レベル1:十分注意してください。」に引き下げます。 ●フィリピン全土において引き続きテロの脅威がある現下のテロ情勢を踏まえ,フィリピン政府は,全土で国家非常事態宣言,ミンダナオ地域全域に対して戒厳令をそれぞれ発出しています。

11月14日 ナイジェリア 【危険度】 ●北東部(ボルノ州,ヨベ州及びアダマワ州)  レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続) ●南部(デルタ州,リバース州,バイエルサ州,アクワ・イボム州沿岸部及びコギ州),北部(ケビ州,ソコト州,ザムファラ州,カツィナ州,ジガワ州,カノ州,カドゥナ州,バウチ州,ゴンベ州及びプラトー州ジョス市(周辺地域を含む))  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●その他の地域  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) 【ポイント】 ●北東部3州(ボルノ州,ヨベ州及びアダマワ州)を中心に,イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」(ISIL西アフリカ州(ISWAP)を含む)が,軍との衝突やテロを繰り返しており,同3州における治安情勢は依然として危険な状況にあることから,退避勧告を継続します。 ●南部ナイジャーデルタ地域では,ナイジャーデルタ解放運動をはじめとした反政府武装組織による活動が一時的に沈静化していますが,武装民兵による石油施設への攻撃や外国人を狙った誘拐事件等が再び増加することも懸念されることから,渡航中止勧告を継続します。 ●北部地域では,ニジェールと国境を接する地域でイスラム過激派組織に属する分子等が流入し,テロ・誘拐等を行うおそれがあるほか,ボコ・ハラムの影響によるテロ・誘拐事件等が発生していることから,渡航中止勧告を継続します。 ●ナイジェリア全土で,テロ事件や外国人の誘拐が発生する可能性があります。また,宗教・民族間対立や集落の土地をめぐる衝突,殺人,強盗,強姦等の凶悪犯罪や,「ナイジェリア419詐欺」が多数発生しています。これらの犯罪等に巻き込まれることがないよう,海外の報道を含め,幅広い安全情報の収集に努めてください。

11月15日 ブルキナファソ 【危険度】 ●北部及び北西部マリ国境周辺地域,東部ニジェール,ベナン及びトーゴ国境周辺地域  レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続) ●南西部コートジボワール国境周辺地域,西部マリ国境周辺地域,北部のレベル4発出地域以南及び東部のレベル4発出地域以西の地域  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●西部のレベル3及びレベル4発出地域以東の地域,北部のレベル3及びレベル4発出地域以南の地域  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●南部ガーナ国境周辺地域  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(一部引き上げ) ●首都ワガドゥグ市  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●上記を除く地域  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●北部及び北西部マリ国境周辺地域,東部ニジェール,ベナン及びトーゴ国境地域では,イスラム過激派組織による治安機関に対する襲撃や誘拐事件が頻発していますので,これらの地域の危険レベルを3又は4のまま継続します。 ●西部のレベル3及びレベル4発出地域以東の地域,及び北部のレベル3及びレベル4発出地域以南の地域では,武装集団が治安当局を襲撃する事件が発生するなど,マリ国境地帯に潜伏しているとされるイスラム過激派組織が広く浸透している状況がみられるため,危険レベルを2のまま継続します。 ●南部ガーナ国境周辺地域では,治安当局等への襲撃事件が発生しており,マリ等で活動するイスラム過激派組織の影響が及んでいるとみられるため,危険レベルを2に引き上げます。

11月21日 チリ 【危険レベル】 ●全土 レベル1:十分注意してください。(新規) 【ポイント】 ●地下鉄運賃の値上げに反対する抗議活動から発展した政府に対する大規模な抗議活動がサンティアゴ市内や地方で行われ,一部の抗議活動参加者が暴徒化し,放火,略奪,治安部隊との衝突等の暴力行為に発展しており,死傷者が出ています。 ●政府は地下鉄運賃値上げの凍結を実施し,更には,年金受給額や最低賃金の引き上げ等の一連の社会政策の発表や内閣改造を実施しましたが,政府の対応が不十分として事態は沈静化せず,その後も抗議活動が全国各地で継続しており,事態の収束の兆しは見えず混乱が続くことが見込まれることから,全土に危険レベル1を発出します。

11月26日 メキシコ ●ゲレロ州チルパンシンゴ市及びその周辺地域  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●バハ・カリフォルニア州ティファナ市,チワワ州フアレス市,タマウリパス州米国境の一部,ミチョアカン州(一部地域を除く),ゲレロ州(チルパンシンゴ市及びその周辺地域並びにタスコ市を除く),コリマ州 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●メキシコ市,メキシコ州,オアハカ州,モレロス州,タバスコ州,ベラクルス州,バハ・カリフォルニア州の一部,バハ・カリフォルニア・スル州の一部,タマウリパス州(米国境の一部を除く),チワワ州チワワ市,シナロア州の一部,チアパス州のグアテマラ国境の一部,ミチョアカン州の一部,ヌエボ・レオン州モンテレイ大都市圏及びその周辺地域,ゲレロ州タスコ市  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●メキシコの犯罪発生件数は増加傾向にあり,治安当局による各種対策がとられているものの,治安回復の兆しは見えてきていません。 ●都市間の陸路での移動は危険が伴いますので,可能な限り航空機を利用するようにしてください。陸路で移動する際は,昼間に有料高速道路を利用し,州境の山岳部・農村部等人家の少ない地域を通行する場合は,不用意な停車は避けてください。

11月28日 ボリビア 【危険度】 ●ラパス県(ラパス市,エルアルト市及びコパカバーナ市を除く),コチャバンバ県,バンド県,ベニ県,オルーロ県,ポトシ県,サンタクルス県(サンタクルス市を除く),チュキサカ県,タリハ県 レベル1:十分注意してください。(新規) ●ラパス県ラパス市,エルアルト市及びコパカバーナ市,サンタクルス県サンタクルス市 レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●2019年10月20日に大統領選挙・国会議員選挙が実施され,現職のモラレス大統領(当時)の再選が発表されましたが,開票手続に不正が疑われたことから,モラレス政権反対派が全国各地で抗議活動を実施しました。一部の抗議活動参加者が暴徒化し,略奪,放火,治安部隊との衝突等の暴動が発生し死傷者も出ています。 ●11月12日,アニェス暫定大統領が就任を宣言しましたが,ラパス県ラパス市及びエルアルト市,コチャバンバ県及びサンタクルス県ヤパカニ市では,モラレス前政権支持派による抗議活動が発生し,更には,ラパス県,コチャバンバ県全域における主要幹線道路が封鎖されました。 ●11月24日,新たな選挙を実施するための法律が公布され,25日には,アニェス暫定政権と全国規模の抗議団体との「和解のための合意文書」が署名され,更には「ボリビアの治安回復等に関する法案」に関する対話の進展がみられた結果,抗議活動は収束傾向にありますが,今後の情勢によっては治安が悪化し,各地で抗議活動が再発し,抗議活動参加者が暴徒化する可能性がある等,情勢は不透明です。  つきましては,ラパス県(ラパス市,エルアルト市及びコパカバーナ市を除く),コチャバンバ県,バンド県,ベニ県,オルーロ県,ポトシ県,サンタクルス県(サンタクルス市を除く),チュキサカ県,タリハ県に,危険レベル1を新規発出します。 ●今後更なる情勢の変化によっては,追加的な危険レベル引き上げの可能性もありますので,報道等から治安情勢に関する最新情報を入手し,不測の事態に巻き込まれないようにしてください。

11月29日 タンザニア 【危険度】 ●ブルンジとの国境付近  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●ムトワラ州  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ) ●インド洋沿岸部(ザンジバルを含む),タンガニーカ湖岸付近及びルワンダとの国境付近,アルーシャ州  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●ムトワラ州のモザンビークとの国境付近では,モザンビークから侵入したとみられる武装集団による襲撃が発生し,死傷者が出ています。同地域の治安情勢は不透明であり,今後,同様の襲撃が発生する可能性もありますので,ムトワラ州の危険レベルを「危険レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」に引き上げます。同州への不要不急の渡航は止めてください。また,やむを得ず同州へ渡航・滞在する際には,情報収集に努め,夜間の外出は控えるなど,適切な安全対策を講じる等,十分注意してください。




II.「海外安全情報(スポット情報、広域情報)」発出状況(10件)
11月9日 ボリビア ボリビア:大統領選挙・国会議員選挙開票手続きに伴う抗議活動に関する注意喚起(その3)
11月13日 イスラエル イスラエル:ガザ地区情勢等についての注意喚起(新規)
11月13日 ベネズエラ ベネズエラ:与野党双方の支持者による全国的なデモに対する注意喚起(新規)
11月15日 ボリビア ボリビア:モラレス大統領の辞任とアニェス暫定大統領の就任宣言に伴う抗議活動に関する注意喚起(新規)
11月15日 中華人民共和国(中国)、香港、マカオ 香港:香港における抗議活動に関する注意喚起(その7)
11月19日 イラン イラン:ガソリン価格の値上げへの抗議デモ発生に関する注意喚起
11月22日 台湾、中華人民共和国(中国)、香港、マカオ 香港:香港における抗議活動に関する注意喚起(その8)
11月23日 コロンビア コロンビア:抗議活動に関する注意喚起(新規)
11月26日 インド、イエメン、オマーン、ケニア、ソマリア、マダガスカル、ジブチ ソマリア周辺海域における海賊等に関する注意喚起
11月28日 インド、インドネシア、大韓民国(韓国)、カンボジア、シンガポール、スリランカ、タイ、台湾、中華人民共和国(中国)、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、香港、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオス、モルディブ、北朝鮮、マカオ、ブータン、アフガニスタン、アラブ首長国連邦、イエメン、イスラエル、イラク、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、シリア、トルコ、バーレーン、ヨルダン、レバノン、オーストラリア、ソロモン諸島、サモア、ニュージーランド、パプアニューギニア、フィジー、バヌアツ、タヒチ、アルジェリア、アンゴラ、ウガンダ、エジプト、エチオピア、ガーナ、ガボン、カメルーン、ギニア、ケニア、コートジボワール、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ザンビア、シエラレオネ、ジンバブエ、スーダン、セーシェル、セネガル、ソマリア、タンザニア、中央アフリカ、チュニジア、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ベナン、マダガスカル、マラウイ、マリ、南アフリカ共和国、モザンビーク、モロッコ、リビア、リベリア、ブルンジ、レソト、ルワンダ、コモロ、チャド、エリトリア、ギニアビサウ、ジブチ、西サハラ地域、ナミビア、アイルランド、アゼルバイジャン、イタリア、英国、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、バチカン、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、セルビア、ルクセンブルク、ルーマニア、ロシア、モンテネグロ、コソボ、ウクライナ、ウズベキスタン、スロバキア、ベラルーシ、ラトビア、カザフスタン、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、リトアニア、キプロス、マルタ、アルバニア、ジブラルタル、モルドバ、アルメニア、ジョージア、タジキスタン、トルクメニスタン、北マケドニア共和国、アメリカ合衆国(米国)、カナダ、北マリアナ諸島、グアム、ハワイ、アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、キューバ、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア、ジャマイカ、スリナム、チリ、ドミニカ共和国、トリニダード・トバゴ、ニカラグア、ハイチ、パナマ、バハマ、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラ、ペルー、ボリビア、ホンジュラス、メキシコ、キルギス、キリバス、マーシャル、ミクロネシア、ナウル、パラオ、トンガ、ツバル、カーボベルデ、赤道ギニア、ガンビア、モーリタニア、モーリシャス、サントメ・プリンシペ、エスワティニ王国、アイスランド、リヒテンシュタイン、モナコ、サンマリノ、アンティグア・バーブーダ、バルバドス、ベリーズ、ドミニカ、グレナダ、セントクリストファー・ネービス、セントルシア、セントビンセント、ガイアナ、東ティモール、ボツワナ、アンドラ、ニューカレドニア、クック諸島、南スーダン、ニウエ 海外における麻しん(はしか)・風しんに関する注意喚起(その3)