情報種別:海外安全情報(スポット情報)
本情報は2017年10月31日(日本時間)に失効しました。

マダガスカルにおけるペストの流行(その2)

2017年10月20日
【ポイント】
●マダガスカルでペストが流行しています。首都アンタナナリボでも肺ペストによる死亡例が増加しており、外出時にはマスクを着用するなど注意が必要です。

1.マダガスカルにおけるペストの流行 
(1)世界保健機関(WHO)は、2017年8月1日から10月15日までのマダガスカル国内のペスト感染例を次のとおり発表しています。

感染例:849例(確定例、可能性が高い例、疑い例を含む。うち死亡例67例。)
※感染例のうち568例が肺ペスト、155例が腺ペスト、1例が敗血症型ペスト、125例は未分類(ペストの概要・予防方法については,以下2.(1)参照。)。

 現在のマダガスカルにおけるペストの流行は、致死率が特に高い肺ペストが増加しています。全体の症例の約57パーセントが首都アンタナナリボ地区から報告されており、これまで感染が確認されていなかった地域にも拡大しています。

(2)つきましては、同国への渡航・滞在を予定している方、及び既に滞在中の方は、在マダガスカル日本国大使館のホームページなどから最新情報を入手し、以下2.を参考に、ペストの感染予防に努めてください。
 
2.(1)ペストはペスト菌による感染症です。
腺ペストは、菌を保有するネズミなどからノミを介して感染します。まれに、感染したヒトや動物の排泄物から粘膜を介して感染することもあります。潜伏期間が2~7日で、症状としては、ノミにさされたところに近いリンパ節が腫れるほか、発熱や頭痛、悪寒などが現れます。なお、まれに腺ペストの病状が急速に進行し、敗血症型ペストになることがあります。
肺ペストは、ペスト菌による肺炎です。咳などによる飛沫感染でヒトからヒトに伝播します。潜伏期間は通例2~3日で、発症後12~24時間で死亡すると言われています。症状は、強烈な頭痛、嘔吐、39~41℃の発熱、急激な呼吸困難や鮮やかな赤い色の泡立った血が混じった痰を伴う重い肺炎です。
万が一上記の症状が見られた場合には、直ちに信頼のおける医療機関で受診してください。
(2)予防のために、ネズミが生息している場所に立ち入らない、ペストが流行している地域には立ち入らないでください。肺ペストの予防につきましては、外出時のマスク着用、帰宅時の手洗い、うがいの励行、人混みを避ける、重い肺炎の症状を示している人には近づかないことが重要です。
他には、ペスト菌を保有するノミやネズミの駆除、腺ペストの患者の体液に触れないこと、患者やネズミなどに直接接触した人への抗生物質の投与も予防に有効です。
つきましては、マダガスカルへの渡航・滞在を予定されている方及び既に滞在中の方は、情報収集及び事前準備に努めるとともに、ペスト予防策として、流行地には不用意に近づかず、特にネズミがいるような不衛生な場所へは行かないでください。

3.海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は、大使館又は総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet)
3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/)

(問い合わせ窓口)
 ○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903
(外務省関連課室連絡先)
 ○外務省領事局政策課(海外医療情報)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5367
 ○外務省海外安全ホームページ
  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp  (モバイル版)

(現地在外公館連絡先)
○在マダガスカル日本国大使館
住所:Villa Chrysantheme III Ambohijatovo Analamahitsy Antananarivo(BP.3863)
電話:(市外局番020)22-493-57
国外からは(261-20)22-493-57
FAX:(市外局番020)22-494-94
国外からは(261-20)22-494-94
ホームページ:http://www.mg.emb-japan.go.jp/j/