ニカラグア | Nicaragua

情報種別:海外安全情報(危険情報)
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ニカラグア危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2017年12月07日

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●全土:「レベル1:十分注意してください。」(継続)

【ポイント】
●首都マナグア市及び観光地では,昼夜を問わず,日本人や欧米からの旅行者が,けん銃や刃物による路上強盗,タクシー内強盗の被害に遭っていますので,十分注意してください。
1.概況
(1)ここ7年間減少傾向にあった犯罪件数は,2016年では97,149件(前年比+3.3%)と増加に転じました。罪種別では,殺人(-15.8%),誘拐(-38.1%),窃盗(-10.9%)が減少した一方,強盗(+12.8%),薬物犯罪(+15.1%),銃器犯罪(+27.9%)が大幅に増加しました。犯罪認知件数のうち,約4割を首都のあるマナグア県が占めていますが,近年の傾向として,マサヤ県,グラナダ県,レオン県等の首都近郊に所在する地方都市への拡散,グラナダ市,サン・フアン・デルスール市,コーン島等の観光地における外国人を対象とした強盗,窃盗被害の増加傾向がうかがえます。

(2)ニカラグア湖周辺の地域では,ニカラグア運河建設中止を求めるデモ,北カリブ沿岸自治区,マタガルパ県等北部地域では,公正な選挙制度を求めるデモなど,ニカラグア各地で野党支持者,地元住民等を中心とした勢力によるデモや抗議活動が度々発生しています。
2017年11月5日に開催された統一地方選挙では,北部地域を中心に,投票結果に反対する野党支持者が,警官隊や与党支持者と衝突し,双方併せて死者7名,負傷者67名が出たと報じられています。

(3)北部山岳地帯を中心に,地元犯罪組織に対する国軍及び警察の取締りが強化されており,作戦に伴う銃撃戦が度々発生しています。これら犯罪組織は,AK自動小銃,散弾銃等で武装しており,周辺地域において,殺人,強盗,誘拐等の犯罪行為を繰り返しています。また,山間部の土地を利用して大量の大麻を栽培し,販売するなど違法薬物を勢力維持のための収入源としており,地元住民及び企業の脅威となっています。

(4)首都マナグア市及び観光地では,昼夜を問わず,日本人や欧米からの旅行者が,けん銃や刃物による路上強盗,タクシー内強盗の被害に遭っています。

(5)これまでに,ニカラグアにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2.地域別情勢
 全土
レベル1:十分注意してください。(継続)
 2016年で犯罪認知件数が最も多かった県は,首都があるマナグア県で,続いてマタガルパ県,マサヤ県,グラナダ県,エステリ県の順となっています。
 一般的に,都市部や観光地では殺人,強盗,窃盗等の一般犯罪の発生が顕著であり,山岳地帯では地元犯罪組織による殺人,強盗,誘拐事件が発生しています。また,カリブ海側の地域においては,先住民の土地所有権に絡む殺人や傷害事件が度々発生しています。

(1)首都マナグア市
 首都マナグア市では,銃器や刃物を使用した路上強盗,流しの乗合タクシー内で運転手と乗客が組んだタクシー内強盗が頻発しており,日本人をはじめとする海外からの旅行者等も被害に遭っています。更に,パンディージャスと呼ばれる少年グループによる強盗、ひったくり等の犯罪が多く,またグループ間の抗争が日常的に行われています。
 特に,マナグア湖畔の旧市街地区,国際バスターミナルのあるマルタ・ケサダ地区,ショッピングセンターメトロセントロ直近のホルヘ・ディミトロフ地区,オリエンタル市場及びその周辺地区で,殺人,強盗等の凶悪犯罪が集中して発生しています。

(2)観光都市周辺
 観光都市として,年間を通じて多くの外国人観光客が訪れるレオン県,グラナダ県,リバス県,コーン島等では,路上強盗やタクシー内強盗のほか,スリ,置き引き,ひったくり等の被害が後を絶ちません。国際バスターミナル周辺や宿泊施設,レストラン等が集中する中心街では,特に注意が必要です。

(3)太平洋側沿岸の地域
 リバス県南部コスタリカ国境からチナンデガ県北部ホンジュラス国境までの太平洋側沿岸の地域は,不法移民及び麻薬の北米への渡航・密輸ルートとなっています。最近では,特にアフリカ系の不法移民の急激な増加が社会問題となっており,これら移民を狙った強盗事件が度々発生しています。また,2017年9月には不法移民を乗せたトラックが逃走しようと検問所の警察官に発砲したため,警察がこれに応戦し,アフリカ系不法移民1名が死亡,運転手ほか13名が逮捕される事件が発生しました。

(4)ヒノテガ県アコヤパ市及びウイウイリ市周辺地域
 ヒノテガ県アコヤパ市周辺の山岳地帯においては,地元犯罪組織に対する国軍及び警察の取締りが強化されています。3月には武装集団との間で銃撃戦が発生し,武装集団の1名が死亡したほか,大麻畑の摘発により,大量の大麻株が押収されました。これら地元犯罪組織は,治安機関の取締り強化にもかかわらず,未だ壊滅には至っておらず,2017年9月には10名の武装集団が民家を襲い,3名を殺害する殺人事件が発生するなど,地元住民の脅威となっています。
 同県ウイウイリ市では,これまでも地元犯罪組織による殺人,強盗等の凶悪犯罪が頻発しており,8月には同市周辺の農村部において,銃や山刀を使用した強盗殺人が連続して3件発生しました。

(5)北カリブ沿岸自治区トリアングロミネロ及びプエルト・カベサス市
北カリブ沿岸自治区のシウナ,ロシータ,ボナンサ各市を結ぶ鉱山三角地帯(トリアングロ・ミネロ)においては,地元犯罪組織に対する国軍及び警察の取締りが強化されています。2017年7月及び9月にはシウナ市郊外の農村において,警戒中の国軍と武装集団との間で銃撃戦が発生し,武装集団の5名が死亡し,大量の武器・弾薬が押収されました。プエルト・カベサス市においては,11月5日に開催された地方統一選挙の投票結果に反対する集団が,政府関係事務所,ラジオ局,商店等に次々に放火し,25人が負傷する事件が発生しました。

 つきましては,これらの地域への渡航にあたっては,危険を避けていただくため,特別な注意が必要です。

3.滞在に当たっての注意
 滞在中は,下記事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。更に,現地報道,在ニカラグア日本国大使館,現地関係機関のホームページ等より最新の情報を入手するよう努めてください。
(1)これまで安全と言われてきた観光都市においても,外国人を狙った強盗事件が増加しています。日本人を含む外国人旅行者や欧米系企業の駐在員等が被害に遭っており,十分な注意が必要です。日頃から,不審な人物や車両につきまとわれていないかを注意するなど,安全対策に留意してください。
(2)マナグア市内にあるメルカド・オリエンタル(市場)は,バックパッカー向けの一部の旅行雑誌等にも紹介されており,有名な観光スポットになっています。しかし,同市場は殺人,強盗,傷害,ひったくり,薬物の密売等の事件が,昼夜を問わず頻発する非常に危険な場所として知られ,現地の一般市民でも安易に立ち入らない地区ですので,立ち入りを控えることをお勧めします。また,比較的安全と言われてきたメルカド・ウエンベス(市場)付近でも,最近では強盗,ひったくり,車上ねらい等の事件が増加しています。一般市民の利用する市場であっても,日本人が狙われるケースがありますので,十分な注意が必要です。
(3)流しのタクシーは乗合制です。特に首都マナグア市及びその周辺,観光地等においては,運転手と乗客が共犯者となり,観光客等に言葉巧みに声をかけ,相場より安い料金を提示するなどして乗車させ,銃器を使用したり,殴る蹴るの暴行を加えるなどして所持品を強奪するタクシー内強盗が後を絶ちません。このため,乗り合いタクシーの利用は避け,個人で貸し切ることができる無線タクシーやホテルのタクシーサービスを利用してください。
(4)首都マナグア市では,バックパッカー向けの安いホテルが集中する国際バスターミナルのあるマルタ・ケサダ地区においては,日本人を含む外国人旅行者を狙った強盗などの凶悪事件が昼夜を問わず頻発しています。犯人は男2~4人のグループであることが多く,歩行中の旅行者を取り囲み,拳銃,ナイフ等で脅迫し金品を強奪するもので,抵抗すると容赦なく反撃してくるため,非常に危険です。国際バスを利用する方以外は,バスターミナル付近に不用意に近寄ることは避けてください。またバスを利用する方は,現金,貴重品,パスポート等の携帯方法にも十分注意し,自己防衛に努めてください。
(5)バックパッカー向けの安いホテルは相部屋の場合が多く,貴重品を収納する個人ロッカー等の設置がないことが普通で,あっても相部屋の中に設置されています。貴重品をロッカーに入れたまま部屋を離れた隙に,ロッカーをこじ開けられ,貴重品全てが盗難被害に遭うケースも多いため,旅券等の貴重品の管理には特に注意してください。また,観光地の安宿は部屋のドア,窓の施錠設備が簡易な場合が多く,強盗等被害の危険性が高くなりますので,避けてください。
(6)ニカラグアでの注意事項等の詳細は,外務省海外安全ホームページの「在留邦人向け安全の手引き」をご参照ください。「在留邦人向け安全の手引き」は,在ニカラグア日本国大使館のホームページ内「ニカラグア情報」( http://www.ni.emb-japan.go.jp/jp/nicaragua/index.html )からも見ることができます。
(7)海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在される方は,在ニカラグア日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず「在留届」を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新の安全情報や,緊急時に在ニカラグア日本国大使館の連絡を受け取れることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/


(問い合わせ先)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  (内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  (内線)3047
○海外安全ホームページ
  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ニカラグア日本国大使館
住所:Plaza España 1 cuadra abajoy 1 cuadra al lago, Bolonia, Managua, Nicaragua
電話:2266-8668~8671
  国外からは(国番号505)-2266-8668~8671
FAX:2266-8566
  国外からは(国番号505)-2266-8566
ホームページ: http://www.ni.emb-japan.go.jp/index_j.html