アルゼンチン | Argentina

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は(日本時間)現在有効です。

アルゼンチンの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2017年12月01日

関係国地図

地図へ

●首都ブエノスアイレス市及び周辺都市
  レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●首都ブエノスアイレス市及び周辺都市では銃器を使用した強盗や殺人,誘拐などの凶悪犯罪が頻発しているため,渡航には十分な注意が必要です。

1.概況
(1)アルゼンチンの治安情勢は中南米の中では安定している方ですが,近年,未成年者犯罪,麻薬関連犯罪の増加やビジャ(Villa:スラム街)の拡大等により,ブエノスアイレス市及びその周辺のブエノスアイレス州を中心に治安が悪化したと見られています。今年発表された「2016年犯罪統計資料」によると,犯罪発生件数及び発生率共に前年を下回る結果となっていますが,特に,首都ブエノスアイレス市及びその周辺都市では,銃器を使用した強盗や殺人,誘拐などの凶悪犯罪が頻発しているため,十分な注意が必要です。
(2)これまでに,アルゼンチンにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2.地域別情勢
首都ブエノスアイレス市及び周辺都市
  レベル1:十分注意してください。(継続)
(1)首都ブエノスアイレス市
  レベル1:十分注意してください。
ア 市内では旅行者を狙った盗難・強盗事件等が頻発しており,日本人旅行者の被害報告も寄せられていますので,安全対策には十分留意のうえ行動してください。
イ 労働組合等によるデモ・抗議行動が,市内及び周辺で散発的に発生することがありますので,特に盛んに行われる五月広場,国会議事堂前広場,オベリスコ周辺,労働省前,エセイサ国際空港等に行く場合やパン・アメリカンハイウェイを通る場合には,事前にデモ等が行われていないか最新の報道等を確認してください。
ウ ビジャは特に高速道路の付近や,市の南方に存在する傾向があります。市の中心部では,レティーロ駅のラプラタ側寄りにあります。ビジャには近づかないとともに,その付近の安価なホテルには宿泊しないようお勧めします。

(2)首都ブエノスアイレス市の周辺都市
  レベル1:十分注意してください。(継続)
 首都ブエノスアイレス市に隣接した地域には,警察官でも近づくのを避けたがるビジャが多数存在し,銃器を使用した殺人,誘拐,強盗といった凶悪犯罪が日常的に発生しています。この地域のスラム街には絶対に近づかないでください。また,ビジャ以外の地域においても,現地の治安情報に十分注意してください。
なお,ブエノスアイレス市郊外へのアクセスには,高速道路をご利用下さい。

3.滞在に当たっての注意
 滞在中は下記の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,日本国外務省,在アルゼンチン日本国大使館及び現地関係機関等より最新の情報を入手するよう努めてください。なお,防犯,トラブル回避の対策については「安全対策基礎データ」(/info/pcsafetymeasure_241.html )を参照してください。
(1)日本人の被害状況としては,空港・公園・道路上・公共交通機関等でのわずかな隙を狙ったひったくりや置き引き,スリ,ケチャップ強盗(ケチャップ等の液状のものを服にかけ,被害者が拭き取ることに気をとられている間に置き引きしたり,財布をすったりする手口)等が引き続き報告されています。このため,所持品には常に注意を払うとともに,人前で現金又は財布を見せないようにしてください。また,不要な現金は持ち歩かず,カードと現金は分けて持つようお勧めします。
(2)タクシーの運転手が絡んだ強盗は減少していますが,流しのタクシー利用は避け,レミース(REMIS)と呼ばれるハイヤーを利用するようお勧めします。レミースは一般のタクシーより若干割高ですが,短距離でも利用でき,ホテルのフロント等で依頼できます。
(3)ブエノスアイレス市郊外のエセイサ空港(正式名称:ミニストロ・ピスタリーニ国際空港)から市内への移動,流しのタクシーを利用した際に支払い等のトラブルが頻発しています。このため,可能な限り旅行会社等を通じて送迎を依頼するか又は空港内にある比較的安全なレミース(ハイヤー)を利用するようお勧めします。なお,同空港へのアクセスに際し,高速道路を利用してください。
(4)銀行のATMから現金を引き出す際は,なるべく昼間の人通りの多い時間に利用するとともに,引き出した現金はすぐに財布等にしまった上で,よく周囲に注意を払い,速やかにその場を離れ,大金を持っている素振りを見せないよう注意してください。銀行で多額の現金を引き出した人が強盗集団にあとをつけられ,銀行から離れた場所で襲撃される事件が発生しています。
(5)アルゼンチンでは,拳銃等の銃器が大量に出回っていますので,万一強盗事件に遭遇した場合には,犯人が銃器を所持している可能性を念頭におき,身の安全を第一に考え,絶対に抵抗をせず冷静に行動することが肝要です。
(6)最近,電話で「お宅の子供を誘拐した」,「御主人が交通事故に遭った」などと脅し,動揺した隙につけ込んで現金をだまし取る手口が発生していますので,不審な電話を受けた際は,本人と連絡をとる等,事実を確認するようにしてください。もし電話の相手に聴けるようであれば,相手の名前・所属・電話番号を記録してください。
(7)短時間誘拐(被害者を一時的に拘束し,比較的少額の現金を要求し,ATM等に連れていき,現金を入手した後に解放する手口)が発生しており,外国人被害も数件確認されています。
誘拐の被害を未然に防ぐため,「目立たない」,「用心を怠らない」,「行動を予知されない」の安全のための三原則を念頭に,日常における予防を忘れないでください。通勤時間や経路を常に変更する。外出や帰宅時に,周囲に不審者や不審車両が見当たらないかチェックする,キャッシュカードやクレジットカードを必要時以外持ち歩かない等,注意が必要です。万一拘束されたら犯人の指示に従い,むやみに抵抗しないことが肝要です。誘拐対策の詳細は「海外における誘拐対策Q&A」(http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html )を参照してください。
(8)当地では「モトチョロス」と呼ばれる,いわゆるバイク強盗による被害が発生しています。犯人はバイクに乗車したまま犯行を行い,ハンドバッグのひったくりをはじめ,白昼堂々,停止中の車両を襲撃し現金を脅し取ることもあります。外出中,低速で周囲の様子を窺っていたり,二人乗りをしているバイクが接近してきた際には,可能な限り距離をとり,状況に応じて警備員や警官が多くいる地域や建物に立ち寄る等,十分注意をしてください。
(9)最近は,組織化されたグループが銀行や両替所付近等の複数の監視ポイントでターゲットを見定め,尾行し,暴行を加えて,金品を強奪するという悪質な犯行がみられます。犯行のターゲットとされないためには,銀行等へは複数名で行き,換金する際は少額にするようにする,銀行等の周辺に不審者がいないか点検する,尾行されていると感じたらすぐに近くのお店に入りその場をやり過ごす,荷物を持って車道寄りで歩かない等の対策が必要です。
(10)犯罪被害に遭った際は,管轄の警察署で各種証明書(被害届,盗難証明書等)を取得してください。警察への緊急電話番号は911です。所轄警察署がわからない場合やスペイン語に不安がある方は,英語でも対応が可能な観光警察(住所:Av. Corrientes 436,電話: 11-4323-8900又は11-6633-5656,11-5050-9260,24時間対応)に連絡してください。
(11)外出の際には,身の周りの安全に十分注意してください。特に,報道等で市中の治安状況に注意するとともに,抗議デモや道路封鎖等が住居の近くで発生している場合には外出を控えるようお勧めします。
(12)外出中に不測の事態に遭遇した場合は,自宅か職場(旅行者の場合はホテル)等の安全な場所に戻り,事態が静まるまで待機してください。自宅や職場(旅行者の場合はホテル)等の周辺で不測の事態が発生した場合は,在アルゼンチン日本国大使館に連絡してください。
(13)不測の事態が発生したときには,本邦留守家族等の依頼を受け,在アルゼンチン日本国大使館より安否確認の連絡をする場合がありますので,滞在先等は必ず留守家族に連絡しておく等,常に所在を明確にしておいてください。
3か月以上滞在される方は,在アルゼンチン日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず「在留届」を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新の安全情報や,緊急時に在アルゼンチン日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

4.隣国のブラジル,パラグアイ及びボリビアについても,それぞれ「危険情報」が発出されていますので併せて留意ください。


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  (内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  (内線)3047
○海外安全ホームページ
  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在アルゼンチン日本国大使館:Bouchard 547 Piso-17, Buenos Aires, Argentina
電話:(市外局番011) 4318-8200
 国外からは(国番号54)-11-4318-8200
FAX:(市外局番011) 4318-8210
 国外からは(国番号54)-11-4318-8210
ホームページ(日本語版)http://www.ar.emb-japan.go.jp/index_j.htm