パラグアイ | Paraguay

情報種別:海外安全情報(危険情報)
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パラグアイの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2017年11月20日

関係国地図

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● コンセプシオン県の一部,サン・ペドロ県の一部,アマンバイ県カピタン・バド市,アルト・パラナ県プレシデンテ・フランコ市
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

● アスンシオン市及び周辺都市,アマンバイ県ベジャ・ビスタ・ノルテ市,ペドロ・ファン・カバジェロ市,カニンデジュ県サルト・デル・グアイラ市,アルト・パラナ県シウダ・デル・エステ市,イタプア県エンカルナシオン市
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
● コンセプシオン県とサン・ペドロ県の県境にまたがる複数の地域で活動している反政府武装グループは,誘拐等を繰り返し,殺人事件等の凶悪犯罪に及んでいるため,同地域への不要不急の渡航は止めてください。
● ペドロ・ファン・カバジェロ市,ベジャ・ビスタ・ノルテ市,サルト・デル・グアイラ市,シウダ・デル・エステ市の他,ブラジルとの国境を接する地域においては,麻薬組織の抗争に一般市民が巻き込まれる危険性がありますので,十分注意してください。
1.概況
(1)パラグアイでは,近年,民主政治が安定し,内乱,クーデター,暴動等が発生する可能性は少なくなっています。一方で,人口が密集する都市(アスンシオン市及び周辺都市,シウダ・デル・エステ市,エンカルナシオン市等)で,強盗及び窃盗被害が頻発しています。

(2)コンセプシオン県及びサン・ペドロ県との県境地域には,反政府武装グループ(パラグアイ人民軍(EPP)及び武装農民グループ)が潜伏しゲリラ活動を行っており,パラグアイ人,外国人に関わらず身代金を目的とした誘拐が発生しています。誘拐された被害者が殺害されることもあります。

(3)アマンバイ県を中心に当国東部の国境付近,特にペドロ・ファン・カバジェロ市,カピタン・バド市,ベジャ・ビスタ・ノルテ市,サルト・デル・グアイラ市,シウダ・デル・エステ市の他,ブラジルとの国境を接する地域においては,麻薬組織間の抗争が発生し,一般市民が巻き込まれるケースもあります。

(4)パラグアイは,デング熱の発症が確認された地域であり,特に夏期において流行しやすくなるため注意が必要です。渡航を予定している方は事前に必要な情報を入手して予防対策を講じてください。

(5)近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2.地域別情勢
(1)コンセプシオン県ロレト市,ベレン市,オルケタ市,アソテウ市,ウブ・ジャウ市,サン・ペドロ県サン・ペドロ・デ・ウクアマンディジュ市,タクアティ市,ヌエバ・ヘルマニア市,サンタ・ロサ・デ・アグラウ市,ヘネラル・レスキン市,リマ市,ショレ市,アマンバイ県カピタン・バド市,アルト・パラナ県プレシデンテ・フランコ市
  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

ア コンセプシオン県ロレト市,ベレン市,オルケタ市,アソテウ市,ウブ・ジャウ市,サン・ペドロ県サン・ペドロ・デ・ウクアマンディジュ市,タクアティ市,ヌエバ・ヘルマニア市,サンタ・ロサ・デ・アグラウ市,ヘネラル・レスキン市,リマ市,ショレ市
コンセプシオン県とサン・ペドロ県の県境にまたがる複数の地域で活動している反政府武装グループ(EPP及び武装農民グループ)は,国籍に関わらず身代金を目的とした誘拐等を繰り返し,時には殺人事件等の凶悪犯罪を敢行しています。2015年1月,同地域で牧場経営をしていたドイツ人夫妻がEPPに誘拐され,殺害される事件が発生しています。

イ アマンバイ県カピタン・バド市
ブラジルとの国境に位置するカピタン・バド市は,一般犯罪は減少傾向にあるものの,麻薬組織間の抗争による殺人事件が頻発しており,パラグアイで最も危険な都市の1つとされています。

ウ アルト・パラナ県プレシデンテ・フランコ市
以前から観光客を狙った強盗事件,窃盗及び一般犯罪が頻発しています。また,麻薬取引や,密輸等に絡んだ犯罪が頻発しています。2007年に発生した日本人の誘拐事件を実行した誘拐犯罪組織の活動拠点の一つと見られています。

つきましては,これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。上記の情勢にもかかわらず,やむを得ない理由で渡航・滞在する場合には,報道等により最新の情報を入手するよう努めるとともに,必要に応じて警備員をつけるなどの十分な安全対策を講じてください。

(2)アスンシオン市及び周辺都市(セントラル県フェルナンド・デ・ラ・モラ市,同県サン・ロレンソ市,同県ルケ市,同県カピアタ市,同県ニェエンブ市,同県ランバレ市,同県ビジャ・エリサ市),アマンバイ県ベジャ・ビスタ・ノルテ市,ペドロ・ファン・カバジェロ市,カニンデジュ県サルト・デル・グアイラ市,アルト・パラナ県シウダ・デル・エステ市,イタプア県エンカルナシオン市
レベル1:十分注意してください(継続)

ア アスンシオン市及び周辺都市(セントラル県フェルナンド・デ・ラ・モラ市,同県サン・ロレンソ市,同県ルケ市,同県カピアタ市,同県ニェエンブ市,同県ランバレ市,同県ビジャ・エリサ市) 
(ア)アスンシオン市及びその周辺で発生している犯罪は,全国で発生している犯罪の約60%を占めると言われています。銀行,ガソリンスタンド,ATM,ファストフード店等商店をはじめ,高級住宅地域であっても,拳銃強盗,住居侵入強盗,窃盗が発生しており,オートバイを利用した拳銃強盗には特に注意してください。
(イ)特に,アスンシオン市のパラグアイ川沿いにあるリカルド・ブルガーダ地区(通称「チャカリータ」)は,邦人が強盗被害に遭う事件が複数件発生しています。

イ アマンバイ県ベジャ・ビスタ・ノルテ市
ブラジル側観光地「ボニート」への陸路での経路の一つとなっていますが,国境が塀等で隔てられておらず,麻薬取引が横行するエリアとなっています。特に最近では,国境付近での麻薬関連グループ同士の抗争が激化しており,大型銃器を使用した殺人事件も発生しています。

ウ アマンバイ県ペドロ・ファン・カバジェロ市
(ア)ブラジル側のポンタ・ポラ市とは陸続きで国境に接しており,ベジャ・ビスタ・ノルテ市と同様に国境が塀等で隔てられておらず,麻薬取引が横行するエリアとなっています。特に最近は,国境付近での麻薬関連グループ同士の抗争が激化しており,大型銃器を使用した殺人事件が増加しています。なお,同市では2016年には邦人殺害事件,2014年には邦人短時間誘拐事件が発生し,それ以前にも在留邦人が強盗被害に多数遭っています。
(イ)近年のブラジル経済状況悪化及び国境付近における流通商品に対するブラジル当局の取り締まりが強化されたことなどを受け,ペドロ・ファン・カバジェロ市での商業活動が停滞し,閉店に追い込まれる商店が急増しています。これに伴い失業者も増加しており,同地域の治安への悪影響が懸念されています。 

エ カニンデジュ県サルト・デル・グアイラ市
ブラジルと陸続きで国境を接し,麻薬の運搬ルートの一つになっています。同市でも麻薬関連グループ同士の抗争が頻発しています。

オ アルト・パラナ県シウダ・デル・エステ市
(ア)観光地として有名な「イグアスの滝」に近い都市で,ブラジルとの交通の要衝となっています。近年の安定的なパラグアイの投資環境を背景に,国内外の企業からの資本流入が着実に拡がっており,アスンシオン市同様にショッピングモール,オフィス等の建築ラッシュが続いています。
その一方で,これまで街の発展を中心的に支えてきた(輸入関税が隣国と比べ安いことを利用した)輸入品販売業者が,近年のブラジル経済状況の悪化及び国境に流通する商品への取り締まりの強化を受け,閉店に追い込まれる等の影響を受けています。これにより,政治や行政に不満を持つ学生等が,本年3月末にブラジルとの国境を成す「友情の橋」を封鎖するなど,大規模なデモも発生しています。
(イ)従来より,シウダ・デル・エステ市とブラジルの国境付近では,不法出入国,麻薬取引,武器密輸等の各種問題が発生し,中国系マフィアによる商売上のトラブルが原因と見られる殺人事件や,密輸等の不法な商業活動による資金調達等,犯罪組織による事件がたびたび発生しています。
(ウ)また,同市及び周辺にはイスラム・コミュニティが点在しており,同コミュニティは,イスラム系テロ組織に資金面で協力している等の可能性があるとの見方があります。
(エ)犯罪被害に遭わないために,夜間はもちろんのこと,日中でも独り歩きや人通りの少ない場所(特に薄暗い場所。特に注意を要する地区は,中央繁華街,レマンシート地区,サン・ファン地区,ドン・ボスコ地区。)への立入りは避けるなど危険を回避するため特別な注意が必要です。

カ イタプア県エンカルナシオン市
 パラグアイの中では比較的犯罪発生率の低い都市です。ただし,遊歩道や砂浜もある川岸の道(コスタネーラ)を訪れる観光客を狙った強盗等による犯罪及び市内での車上荒らしが発生しています。

3.滞在に当たっての注意
 滞在中は下記の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,日本国外務省,在パラグアイ日本国大使館,在エンカルナシオン領事事務所及び現地関係治安機関等より最新の情報を入手するよう努めてください。
(1)オートバイを利用した拳銃使用の強盗事件,市街地での置き引き,車上荒らし等が発生しています。カメラや目立つ貴金属等を露出しない,不用意に貴重品を持ち歩かない,屋外で不急の携帯電話の使用は控える,カバンは身体から離さない等強盗・盗難の被害に遭わないように心掛けてください。また,なるべく路上駐車は避け,警備員等がいる駐車場の利用をお勧めします。
 夜間はもちろん,昼間でも暗い道への立ち入りは避けてください。市内の移動等でタクシーを利用する場合には,なるべく流しのタクシーは使わず,信頼の置けるホテルやレストラン等からタクシーを呼んでもらうことをお勧めします。
 市内バスは,運転が荒いことが多く,バス車内でのスリや強盗等も発生しているため,パラグアイの交通事情に不慣れな方は,上記のタクシーを利用することをお勧めします。

(2)パラグアイは,家宅や車両内等に護身用の銃を所持している場合がありますので,不用意に刺激しないよう注意する必要があります。

(3)車で移動中に強盗等に遭うことがあるため,常に窓を閉め,ドアを施錠してください。特に,信号待ち停車中にオートバイが接近してきて被害に遭うケースが多いので注意してください。

(4)誘拐の被害を防ぐため,「目立たない」,「用心を怠らない」,「行動を予知されない」の3原則を守るようにしてください(詳細は外務省ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html を参照してください)。また,「短時間誘拐」については,カメラ,携帯電話(スマートフォン),貴重品を露出しない,派手な格好をしない,流しのタクシーの利用を避ける,見知らぬ人に不用意について行かない,夜間の外出は避ける,人通りの少ない場所や危険と言われる区域には立ち入らない,クレジットカードやキャッシュカードの携行は必要最小限に留める,常に不審者がいないか周囲を含めて周辺を確認すること等に注意してください。

(5)人前で大金や財布を見せない,必要以上の現金は持ち歩かない,カードと現金は分けて持つ等の工夫をして被害に遭わないように十分注意してください。

(6)パラグアイ国内,特にアスンシオン市内の繁華街やバス・ターミナル周辺等で見知らぬ人に声をかけられた場合は無視してください。安易に同行し知らぬ間に睡眠薬を飲まされ,金品を強奪された事例が過去に発生しています。

(7)万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくなど,常に所在を明確にしておいてください。また,事件・事故等不測の事態が発生した場合は,必ず,在パラグアイ日本国大使館または在エンカルナシオン領事事務所へ連絡してください。

(8)緊急事態の際は,パラグアイ国家警察の911番サービス(日本の110番に相当)を利用してください。状況に応じて,警察官,消防士,医師等が現場に駆けつけてくれます。

(9)3か月以上滞在する方は,在パラグアイ日本大使館または在エンカルナシオン領事事務所が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

4.なお,隣国のブラジル,アルゼンチン,ボリビアについても各々「危険情報」が発出されていますので,併せてご参照ください。

(問い合わせ窓口)
 ○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先)
 ○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
 ○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
 ○海外安全ホームページ:
  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館等連絡先)
 ○在パラグアイ日本国大使館
住所:Avenida Mariscal Lopez No. 2364, Asuncion, Paraguay
私書箱:Casilla de CorreoNo. 1957
電話:(市外局番021) 604-616,604-617,603-682,606-900
FAX:(市外局番021) 606-901
※国外からは+595
ホームページ:http://www.py.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

 ○在エンカルナシオン領事事務所
住所:Calle Carlos Antonio Lopez No. 1290, Encarnacion, Paraguay
私書箱:Casilla de Correo No. 55
電話:(市外局番071)202-287,202-288
FAX: (市外局番071)205-130
※国外からは+595
ホームページ:http://www.py.emb-japan.go.jp/itpr_ja/index-jp-encarnacion.html