駐在生活を始めるにあたり，前任者が住んでいた住居をそのまま継続して借りることになりました。この場合の対応として，適切なものはどれでしょうか？

• ①前任者が住んでいたところなので安心。鍵もそのまま使用する。
• ②せっかくの新生活なので，周囲の住民に好感を持ってもらえるよう家族の名前を入れた綺麗な表札を掲げる。
• ③念のため，玄関や勝手口の鍵を全て交換し，外観はなるべく住人の個人情報が出ないようにする。

　集合住宅の中に住居を構えることになりました。適切でないものはどれでしょうか？

• ①門番（セキュリティガード）がいる場合は，普段から節度を保ちながら良い関係を構築する。
• ②門番（セキュリティガード）には，誰かが自分を訪ねて来ても自分が住んでいることや部屋番号等を軽々に教えないように普段から指導しておく。
• ③門番（セキュリティガード）には，友人が来たら失礼が無いようにすぐに中に招き入れるように頼んでおき，万が一の場合に備えて合鍵を渡しておく。

　新たに事務所を構える場合，レイアウトとして適切でないものはどれでしょうか？

• ①玄関ドアを入る前にカメラ付インターフォンで訪問者を確認できるようなスペースを設ける。
• ②訪問者がドアから入ったら，受付でワンストップさせ，簡単に事務所内部が覗けたり入れたりしないよう，仕切りや壁を設置する。
• ③風通しが良く，明るくオープンな雰囲気を作るため，ドアを入ったらオフィス内が見渡せるような仕切りの無いレイアウトにする。

　もしも駐在先で急病になった場合，あなたの取るべき対応として間違っているものはどれでしょうか？

• ①すぐに事前に決めてある病院に行って診察を受けると同時に，本社に支援を要請する。
• ②発症の経過や状態についてできる限り正確に時系列で記載し，本社に連絡する。
• ③病気になるのは自分の不注意であるため，できるだけ会社には報告せず，自分で対処する。

運転手や家政婦等，現地で使用人を雇う場合の注意点として，適切でないものはどれでしょうか？

• ①普段から，お互いに敬意を持って接する。
• ②相手のプライドを傷つけるような言動は慎む。
• ③家族同様なのだから，貴重品の保管場所や休暇予定も共有する。

　最近，外国人を狙った誘拐事件が発生していると日本国大使館・総領事館から注意喚起がありました。具体的にどのようなことに気を付ければ良いか，適切でないものはどれでしょうか？

• ①個人情報を漏らさないよう，普段から注意する。特に，不用意にSNSに私生活情報をアップしないようにする。
• ②生活のパターンを知られないよう，あえて生活リズムを変える。自宅を出る時間を毎回少しずらし，出勤ルートもたまに遠回りする等の工夫をする。
• ③駐在生活では，体調を整え健康を維持することが大切なので，週末は必ず同じ時間に起きて，同じ時間にフィットネスクラブに行くように習慣づける。

大使館の安全対策連絡協議会や大使館からのメールで「テロに警戒するように」という注意喚起がありました。具体的な対策として，適切でないものはどれでしょうか？

• ①テロリストが狙いそうな観光地・レストランでの食事等は止める。
• ②どうしても市場など人が多く集まる場所に行かなければならない場合は，滞在時間をピークからずらして，できるだけ滞在を短くする。
• ③テロがどこで起きるかは分からないので，普段通りの生活を心がける。

　あなたが５階にあるオフィスで働いていると，外で銃声のようなものが聞こえ，悲鳴も聞こえてきました。あなたが取るべき行動として，適切なものはどれでしょうか？

• ①まずは，一目散で外に走る。
• ②窓から大声で助けを求める。
• ③外から見られず，容易に開けられない部屋等に籠り，明かりを消し，携帯電話等音の出るものはサイレントモードにして救援が来るのを待つ。

　在留届に関する理解として，正しいものはどれでしょうか？

• ①住所を定めて３ヶ月以上滞在する日本人は，在留届の提出が義務付けられている。
• ②在留届提出者は，帰国の際，帰国届の提出が義務付けられていない。
• ③一度在留届を出せば，転居の際に，住所などの変更届けの提出は不要である。

　政情不安があり，外出禁止令や争乱により社宅での長時間籠城が想定される場合，籠城への備えとして適切でないものはどれでしょうか？

• ①争乱に乗じ家宅侵入を図る者を追い払うための銃器を用意する。
• ②外部との通信を可能にする情報通信機器・設備を用意する。
• ③日常生活に必要な水，食料品などの生活物資を用意する。