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海外における登山、トレッキングに関する注意


近年、登山やトレッキングなどのアウトドアを楽しむために多くの方が海外に渡航しています。それに伴い、邦人の山岳遭難事故が増加していますので、注意事項を以下のとおりお知らせします。



【山での遭難を避けるため十分な安全対策をとってください】

人気がある山やコースにも、天候の急変や雪崩などによる遭難の危険性があります。下記を含めて、十分な安全対策をとってください。

  • 登山やトレッキングは自身の体力に見合った場所を選ぶ 。
  • 無理のないスケジュールを組む(急激な高度の上昇は高山病を招きやすく、無理なスケジュールが無理な行動を招く。)
  • 単独で行動せず、ガイドを雇うか、団体(熟練者が含まれていること)で行動する。
  • 天候が安定しているようでも、急変した場合に備え、出発時には十分な身支度や食料、飲料水を用意する。
  • 高地では、朝晩冷え込むと地面が凍結し滑りやすくなるので、適切な装備をするとともに歩行には十分気をつける。
  • 登山、トレッキングをする際は、必ず登山者名簿に記名し、宿泊先などの第三者にも行動が把握できるようにしておく。また、遭難時の救助依頼をどう行うかも確かめておく。
  • 指定された遊歩道やルート以外は歩かない

  • 【高山病への備えをしてください】

    高山病は、高度環境(低圧・低酸素)への適応が不十分なために、呼吸困難、頭痛などを伴い、意識障害を引き起こすこともあります。高山病は海抜2千数百メートル以上で発症するとされており、日本国内の山では滅多にかかることはありませんが、海外では、海抜3,000m~5,000mの場所をハイキング感覚で歩いていたら、知らない間に高山病にかかっていたというケースもあります。

    旅行日程をつくる際は、高山病が起こる可能性について十分調べ、高山病になった場合でも速やかに酸素吸入を行い低地に降りられるような計画を立ててください。なお、高山病の予防効果がある薬品は医師の処方箋が必要ですので、出発前に医師と十分相談してください。


    【その他注意事項】

    体調が悪いと感じたら、旅行日程を変更、中止しても休養をとる心がけが大切です。特に、中高年の方、心臓や肺の病気を持つ方は、疲労や食生活の変化から体調を崩すことが多いので十分気をつけましょう。旅行中の日程・連絡先は必ず日本の家族等に伝えておくとともに、日程を変更する場合を含め、旅行中も家族等との連絡を絶やさないようにしてください。

    高地は乾燥しているため水分は多めにとってください。また、紫外線が強いので、サングラス、日焼け止めクリームなど紫外線対策を忘れないでください。


    【旅行目的に合う海外旅行保険に加入してください】

    登山などの危険を伴うレジャースポーツは通常の海外旅行保険の適用外となることがありますので、保険会社から十分な説明を受けた上で、旅行目的に合う海外旅行保険に必ず加入してください。なお、出発前に、空港内に設置されたキヨスク等でも、加入手続きができます。


    【「たびレジ」に登録してください】

    「たびレジ」は、滞在期間が3か月未満の海外旅行者や海外出張者方が、旅行日程、滞在先、連絡先などを登録すると、滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の関連情報をメールで受け取ることができ、また、いざという時に安否確認を受けることができるシステムです。メールの宛先として、ご自身のアドレス以外に御家族や職場のアドレスも登録できます。

    外務省 領事サービスセンター(海外安全相談班)
    電話(代表)03-3580-3311(内線:2902、2903)
    外務省 領事サービスセンター(問い合わせ窓口)
    電話(代表)03-3580-3311(内線:2902、2903)

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