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ハワイ
テロ・誘拐情勢

更新日 2022年10月04日

1 概況
 ハワイでは、テロ組織の存在は確認されていません。ただし、地理的特性から、空港又は港湾からのテロリストの州内への侵入を完全に防ぐことは困難と見られ、その脆弱性が指摘されています。また、ハワイには米軍基地が多数存在することから、これらの基地を攻撃目標とするテロ行為が行われる可能性は否定できません。
 特にオアフ島のワイキキは、米国本土や日本をはじめとする諸外国からの旅行者が戻りつつあり、テロリストにとってはインパクトの大きいテロを起こすことが可能な、恰好のソフトターゲットとなりえます。
 近年、世界各地では、銃器や爆発物に加え、密集した人混みに車両を突入させて多数の犠牲者を出すテロ等も発生しています。新型コロナウイルス感染症の感染状況の改善に伴い、ハワイでは今後、旅行者数の更なる増加が見込まれます。人の往来の増加に伴い、テロ等のリスクが高まることも予想されますので、十分な注意が必要です。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 「1 概況」のとおり。

3 誘拐事件の発生状況
 近年、ハワイにおいて外国人を標的とした身代金目的の誘拐事件の発生は確認されていません。ただし、暴行目的の誘拐事件が散発的に発生していますので、夜間の単独行動を避け、特に女性については見知らぬ男性からの声かけ等に応じないよう、行動には十分に注意する必要があります。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

 「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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