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バチカン
テロ・誘拐情勢

更新日 2022年07月11日

1 概況
(1)バチカン市国警備当局によれば、現在のところバチカンにおいてテロ事件や爆破予告等のテロ関連事件は発生しておらず、反政府武装組織の活動や国際的なテロ組織の活動も確認されていません。
(2)しかしながら、バチカンは国際的な観光地であり、カトリック信仰の中心地であるため、テロの標的となり得ることも排除されません。なお、インターネット上でイスラム過激派組織がバチカンに対するテロを呼び掛けていることもこれまでに確認されています。
 サン・ピエトロ大聖堂、同広場及びバチカン美術館は一般に公開されており、テロリストが観光客に紛れて入り込む可能性があるため、バチカン市国警備当局、スイス衛兵及びイタリア警察当局による厳重な警備体制が敷かれています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 「1 概況」のとおり

3 誘拐事件の発生状況
 バチカンでは、これまでに誘拐事件の発生は確認されていません。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることのないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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