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スイス
テロ・誘拐情勢

更新日 2023年03月31日

1 概況
(1)近年、スイスでは、イスラム過激思想に感化された者による以下のテロ関連事件が発生しております。
 ア 2020年9月、ヴォー州モルジュにおいて、トルコ系スイス人男性がレストラン客を刺殺。
 イ 2020年10月にオーストリア・ウィーンにおいて発生したテロ事件(銃撃テロにより4人死亡、23人が負傷)に関連したスイス人男性2人を、同年11月、チューリッヒ州警察が同州ヴィンタートゥールで逮捕。
 ウ 2020年11月、ティチーノ州ルガーノ市内デパートにおいて、スイス人女性が客2人を刺傷。
(2)スイス連邦情報庁によると、現在、欧州ではテロのリスクが高まっており、欧州の中央に位置するスイスにおいても、今後テロ事件等が発生する可能性を排除できませんので、引き続き注意が必要です。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 「1 概況」のとおり。

3 誘拐事件の発生状況
 近年、外国人を標的とした誘拐事件は確認されていません。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことがますます困難になっています。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

「テロ」については国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すものとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本資料の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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