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ブルンジ
安全対策基礎データ

更新日 2023年04月05日

1 犯罪発生状況
 犯罪統計の公表はありませんが、暴行・傷害、窃盗の犯罪件数が多く、都市部、郊外など地域を問わず銃器や手りゅう弾を使用した強盗や殺人事件が発生しています。一般的に他のアフリカ諸国と比べ、外国人の犯罪被害は少ないと言われていますが、これらの犯罪に巻き込まれる危険性は排除できません。

2 日本人の被害事例
 近年、日本人の犯罪被害事例はありませんが、過去には外出中の自宅から金品が盗まれるという事件が発生しています。戸締まりおよび貴重品の管理に気をつけてください。

3 危険情報
 チビトケ州、ブバンザ州(国道5号線より西側)、カヤンザ州キビラ国立公園内には、武装勢力が存在する可能性があります。
 特にコンゴ民主共和国との国境地帯では反政府勢力による襲撃・誘拐が頻発しており、過去にはブジュンブラ市からコンゴ民主共和国国境へ向かうバスが武装勢力により襲撃される事件も発生しています。これらの地域には、「危険情報レベル3(渡航中止勧告)」が発出されていますので、どのような目的であっても渡航は止めてください。
 最新の情報については、「危険情報(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_127.html#ad-image-0 )」をご確認ください。
 
4 防犯対策
 ブルンジでは、車両利用または徒歩を問わず、夜間の外出は厳に控える必要があります。
 また、日中でも徒歩での移動は2人以上とし、可能な限り車両で移動することをお勧めします。外出時には貴重品はバッグやリュックサック等に分散して入れ、人混みの中では、スリ被害を防止するため、バッグやリュックサックは体の前面で持つようにしましょう。また、車を離れる際は外部から見える車内に物を置かないでください。

5 テロ・誘拐
 ブルンジにおけるテロ・誘拐については、「テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_127.html )」をご確認ください。

6 在留邦人向け安全の手引き
 在ルワンダ日本国大使館(ブルンジを兼轄)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き:https://www.rw.emb-japan.go.jp/files/100465182.pdf 」もご参照ください。

※手続や規則に関する最新の情報については、日本を兼轄する在中国ブルンジ大使館((+86)(10)6532-1801/2328)等に確認してください。
※入国制限措置や入国に際しての条件・行動制限措置がとられることがありますので、最新の情報(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html )を事前にご確認ください。

1 査証
 ブルンジに入国するためには、目的を問わず査証が必要です。
 2021年12月からブジュンブラ国際空港において、事前申請不要のアライバルビザの発給が再開されました。アライバルビザを取得する場合は、90米ドル(数次査証:1か月)滞在可)、または40米ドル(3日間滞在可)の支払いが必要です。

◎確認先
・在ルワンダ・ブルンジ大使館(+250)252-587-940
  開館時間 月~金 09:00-13:00、14:00-16:00
・ブルンジ外務・国際協力省(+257)22226433
・在中国・ブルンジ大使館(+86)(10)6532-1801/2328
       月~金 08:00-12:00、14:00-17:00

2 出入国審査
 出入国の際は、入国カードや出国カードに必要事項を記入する必要があります。
 入国には有効な旅券、査証に加え、黄熱予防接種証明書(イエローカード。生後9か月以上の渡航者のみ)が必要です。イエローカードの有効期間について、2016年7月11日以降は生涯有効と変更され、すでにお持ちの有効期間が過ぎた証明書も生涯有効なものとして取り扱われます。
 黄熱の詳しい説明は、次の厚生労働省検疫所ホームページをご参照ください。
◎厚生労働省検疫所ホームページ:https://www.forth.go.jp/news/2016/06210854.html

3 出入国に必要な新型コロナウイルスに関する検査
 2023年3月現在、出入国に際しての新型コロナウイルス感染症の検査および陰性証明書・ワクチン接種証明書の提示は求められておりません。

4 税関手続等
(1)外貨申告
 入国時の外貨申告は義務付けられていませんが、出国時においては、20万ブルンジフランまたは1万米ドル相当額以上の外貨を持ち出す場合は、事前に国立銀行に申告する必要があります。
(2)高額商品の持込み、持出し
 持込品、持出品は無作為に開梱が求められ、価格、内容によっては課税対象になり得ます。課税対象商品などの詳細につきましては、あらかじめブルンジ税関当局へご確認ください。
(3)医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続については、厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

1 旅行制限
 コンゴ民主共和国、タンザニア、ルワンダの国境付近への旅行は止めてください。特にチビトケ州、ブバンザ州のコンゴ民主共和国との国境付近に広がるルココの森、カヤンザ州キビラ国立公園等には反政府勢力が潜んでいると言われており、事件に巻き込まれる可能性もあり危険です。なお、国連や欧米諸国公館においてもブルンジ国内で活動する職員に対して、主要都市間の移動は日中に行い、地方都市に宿泊せざるを得ない場合は地方の中心都市に日没前に到着し、夜間の外出は避けるよう義務付けています。
 小型バス等を利用して陸路でコンゴ民主共和国、ルワンダやタンザニア等に行くルートもありますが、途中の路上に武装強盗団が出没する危険性があること、また車内でスリ等の被害に遭う可能性があることから、いかなる状況であっても利用しないでください。

2 写真撮影の制限
 空港、軍施設、刑務所および軍兵士等に対する撮影は原則禁止されています。また、軍兵士の見ているところでは写真撮影は控えてください。

3 交通事情
 道路の整備状況は首都を離れるほど悪くなります。険しい斜面に道幅の狭い道路、さらにカーブの連続する道が続くため、横転・転落事故が頻繁に発生します。豪雨による土砂崩れで道路が分断され不通となる場合があるので、常に最新の交通情報を入手することが肝要です。運転マナーは悪く、大量の荷物を積んだ自転車が自動車に混じり道路を走行するため、交通事故が起こりやすい環境です。2020年から、ガソリンの深刻な不足が度々発生しており、ブルンジで車両を使用する予定の場合は、事前に在ルワンダ日本国大使館への確認をお勧めします。

4 在留届
 ブルンジに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後住所または居所が決まり次第遅滞なく在ルワンダ日本国大使館(ブルンジを兼轄)に在留届を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが、郵送によって行うこともできますので、大使館宛に送付してください。

5 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、ブルンジで事件や事故、自然災害等が発生し、在ルワンダ日本国大使館(ブルンジを兼轄)が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 風俗、習慣、国民性に関する留意事項
 鎮静化しつつあると言えますが、2015年4月以降の政治的混乱による国内の対立は、完全には解消されておりません。不用意に政治の話をすることは避けるべきです。また、ツチ族やフツ族などの部族や宗教に関する発言は控えてください。

2 病気
 ブルンジはマラリア感染地域ですので、特に夕方から夜間はできるだけ肌の露出を控えた服装を心掛け、虫除けスプレーや就寝時に蚊帳を使用するなど、十分な防蚊対策をお勧めします。また、流行地に2週間以上滞在し、野外活動に従事する場合は、抗マラリア薬の予防内服が望ましいとされていますが、副作用もありますので、必ず事前に専門医に相談してください。その他、赤痢およびコレラの発生もあるので、生水および生ものの飲食を避けるとともに衛生管理には十分な注意が必要です。

3 予防接種
 腸チフス、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、黄熱等の接種をお勧めします。またブルンジは、WHOにより黄熱に感染する危険のある国との指定を受けており、生後9か月以上のすべての渡航者は黄熱予防接種証明書が要求されています。
 その他、必要な予防接種等については、次の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎厚生労働省感染症情報:http://www.forth.go.jp/

4 医療事情
 医療機関のレベルは十分とはいえず、また、救急車等の緊急車両の配備も万全ではありません。
重症または外科的治療を必要とする場合には、対応可能な施設を有する近隣諸国またはヨーロッパ等へ緊急移送を行うことになるので、チャーター機による緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入を強くお勧めします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。

◎緊急事態(警察):117
◎救急出動:112
◎火災(公安省):113

◎在ルワンダ日本国大使館(ブルンジを兼轄)
 代表電話:(国番号+250)-252-500-884(キガリ)
 緊急携帯電話:(+250)788-385-404/5/8
※日本大使館はブルンジに存在せず、近隣の国に所在する在ルワンダ日本国大使館が兼轄しているため、すぐに対応できない場合があります。

○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在ルワンダ日本国大使館
 住所:35, KG7 Avenue, Kacyiru, Kigali, Rwanda
    ブルースターハウス(Blue Star House、青いガラス張りのビル)
 電話:0252-500-884(代表)
  国外からは(国番号250)252-500-884(代表)
 ホームページ:https://www.rw.emb-japan.go.jp/jointad/bi/ja/index.html 

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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