1. ホーム
  2. 地図からの選択
  3. 安全対策基礎データ
  4. マリ

マリ
安全対策基礎データ

更新日 2023年11月10日

1 危険情報
 首都バマコを除くマリ全土に対して「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」を、また、バマコに対しては「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出しています。
 バマコを含むマリ全土において、テロ・誘拐事件等の不測の事態に巻き込まれる高い脅威がありますので、どのような目的であれ渡航は止めてください。また、レベル4の地域に既に滞在されている方は、直ちにこれらの地域外(安全な場所)に退避してください。レベル3の地域に真にやむを得ない事情で既に滞在されている場合は、直ちに滞在中の緊急連絡先を在マリ日本国大使館宛にご連絡いただくとともに、これらの地域外(安全な場所)への退避をご検討ください。
 詳細については、以下のリンク(マリ 危険・スポット・広域情報)の「危険情報」欄をご参照ください。
 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2022T071.html#ad-image-0

2 概況
 マリ北部・中部では、従来よりテロ攻撃や部族間抗争が頻発していることに加え、2023年は特に、国連MINUSMA軍のマリ撤退(2023年12月31日迄に完全撤退予定)に伴い、マリ国軍・トゥアレグ武装勢力・テロリストの三つ巴の激しい戦闘が連日のように繰り広げられています。
 マリ南部でも、マリ国軍や治安部隊の詰所を対象としたテロ攻撃や一般凶悪犯罪が増加傾向にあります。バマコにおいても、銃火器を用いた殺人事件や押し込み・タクシー強盗が多数発生しているほか、ストライキやデモ・集会等が頻繁に行われています。

3 テロ・誘拐
 テロ・誘拐については、「テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_121.html )」をご確認ください。

※在留邦人向け安全の手引き
 在マリ日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き:https://www.ml.emb-japan.go.jp/files/100294610.pdf 」もご参照ください。

 バマコを除くマリ全土に対して「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」を、また、バマコに対しては「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出しています。バマコを含むマリ全土において、テロ・誘拐事件等の不測の事態に巻き込まれる高い脅威がありますので、どのような目的であれ渡航は止めてください。
 真にやむを得ない事情でバマコに渡航する際には、査証(ビザ)が必要です。
(手続きや規則に関する最新の情報は、駐日マリ大使館(03-5447-6881)にお問い合わせください。)

1 査証(ビザ)
 入国に際しては入国目的を問わず査証が必要です。日本または他国にあるマリ共和国大使館で査証を取得してください。なお、日本での入国査証取得手続きについては、駐日マリ共和国大使館(電話:03-5447-6881)にお問い合わせください。

2 出入国審査
 マリでは入国時に黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提出が必要になりますので、旅券と共に携行してください。なお、イエローカードの有効期間について、2016年7月11日以降は生涯有効と変更され、すでに所持する有効期間が過ぎた証明書も生涯有効なものとして取り扱われます(参考:厚生労働省ホームページ https://www.forth.go.jp/news/2016/06210854.html )。黄熱の詳しい説明は、厚生労働省検疫所ホームページ(https://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html )をご参照ください。
 なお、新型コロナウイルス感染症対策のため、入国制限措置や入国に際しての条件・行動制限措置がとられることがありますので、最新の情報(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html )を事前にご確認ください。

3 外貨の申告、持込み
 入国の際、50万セーファーフラン(約10万円)を超える現金や小切手等を持込む場合には、税関に申告し証明書の交付を受ける必要があります。この証明書を所持していなければ、出国の際、50万セーファーフラン相当の金額までしか持ち出せないと定められています。

4 医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携行による持込み、持出しの手続きについては、次の厚生労働省のホームページをご確認ください。
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

 真にやむを得ない事情でバマコに滞在する場合、「在留届」または「たびレジ」の登録を必ず行ってください。また、事前に民間警備会社等の安全対策の専門家に相談を行う等、必要な安全対策を講じるとともに、滞在中はテロ・誘拐など不測の事態に巻き込まれることのないよう常に最新の関連情報の入手に努めるなど、自らの安全確保に十分注意してください。

1 身分証明書の所持
 外出時には必ず身分証明書を携行するようにしてください(旅券が最も有効です)。警察による検問を受けた際、身分証明書を所持していない場合には身柄を拘束されるおそれがあります。

2 立入制限等
 軍事施設や政府機関の敷地に無断で立入ることはもとより、不用意に近づかないようにしてください。また、同施設や警察による検問の状況等は絶対に撮影しないようにしてください。職務質問を受けることや、場合によっては連行されることがあります。

3 交通事情
 車両は右側通行です。信号や道路標識、横断歩道といった交通安全対策が十分に整備されておらず、歩行者や荷車を引く人の飛び出しが多いため、車を運転する際は注意してください。また、全体として整備不良車が多く、無謀な運転をする運転手が多いので、歩行する際も注意が必要です。なお、雨季においては、各所で道路が冠水し、深みにはまった車輌が立ち往生するなど、道路整備は不十分な状況です。

4 交通事故発生時の対応
 交通事故を起こした場合は、警察へ連絡し警察官の到着を現場で待ってください。その際、警察官の到着前に車輌を移動させないでください(警察官による現場検証が実施できなくなります)。また、事故現場には野次馬が集まり、事故に便乗した暴行や盗難等の二次被害を受けるおそれがあります。警察官到着待ちの待機中も自身の安全対策に努め、身の危険を感じた場合はただちにその場を離れて最寄りの警察署へ移動してください。

5 在留届
 マリに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後住所または居所が決まり次第遅滞なく、在マリ日本国大使館に在留届を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の提出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をおすすめしますが、郵送によっても行うことができますので、在マリ日本国大使館宛てに送付してください。

6 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、マリで事件や事故、自然災害等が発生した際に、在マリ日本国大使館が行う安否確認にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 宗教上の注意事項
 国民の約80%がイスラム教徒であり、酒類や豚肉を飲食する習慣がありませんので、十分配慮して行動してください。なお、イスラム教の寺院であるモスクにはイスラム教徒以外は入ることはできません。
 イスラム教では、金曜日が集団礼拝の日とされており、その機会を利用して、政治的スピーチやデモが行われ、それが大規模化、暴徒化する場合があります。また、その際、モスク等宗教施設やデモ等を狙ったテロや襲撃が行われることもありますので、特に金曜日には不用意に宗教施設等に近づかないようにしてください。

2 健康等
 衛生状態は劣悪であり、食事をとる際には十分な注意が必要です。基本的な注意事項としては、石けんでよく手を洗うこと、生水や生野菜の摂取を避けることをおすすめします。肉、魚、卵等はよく火の通ったものを食べ、外出先で出される飲み物には氷を入れないようにしてもらうことも必要です。
 マリの医療水準は先進国に比べると低く、重傷または高度な医療処置を必要とする場合には対応可能な近隣諸国等に緊急搬送を行う可能性があります。事前に海外移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入してください。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。
 また、「世界の医療事情:https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/mali.html 」において、マリ国内の衛生・医療情報等を案内していますので、渡航前には必ずご確認ください。その他、必要な予防接種等については、次の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(https://www.forth.go.jp/

◎警察:80333/80001115
◎消防:800001201
◎在マリ日本国大使館
 電話:(市外局番なし)4497-9220
  国外からは(国番号:223)4497-9220
 緊急携帯電話(夜間、休館日):(市外局番なし)6675-3326
  国外からは(国番号:223)6675-3326

○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)4919
○海外安全ホームページ:
 https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在マリ日本国大使館
 住所:Avenue du Mali, devant le Ministère de l’Economie et des Finances, Hamdallaye ACI2000, Bamako, Mali
 電話:(市外局番なし)4497-9220
  国外からは(国番号:223)4497-9220
 FAX:(市外局番なし)4490-4947
  国外からは(国番号:223)4490-4947
 緊急携帯電話(夜間、休館日):(市外局番なし)6675-3326
  国外からは(国番号:223)6675-3326
 ホームページ:https://www.ml.emb-japan.go.jp/j/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

page TOP