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セネガル
安全対策基礎データ

更新日 2023年08月25日

1 犯罪発生状況
(1)一般情勢
 近年、首都ダカール(郊外を含む)を中心に、失業、物価上昇、都市部への人口集中に伴う一部地域のスラム化、周辺国からの流入人口の急増、麻薬および銃器の流入などの問題が発生しています。
(2)強盗・窃盗等
 強盗、スリ、ひったくり、置き引きなど外国人を狙った犯罪が絶えず発生し、殺人事件に発展するケースもあります。
 公共のバスやフェリーに乗車中、またはその乗り場において、ポケットや鞄の中の財布・携帯電話を盗まれるスリ被害や、夜間・早朝のみならず、日中でも市内を歩行中、あるいはタクシーからの荷下ろし中にオートバイを利用したひったくりに鞄等を奪われる事案(引きずられて傷害を負わされる事案もあり)が常時発生しています。
 また、車から降りた際に、刃物を所持した複数名に囲まれ財布などを窃取される強盗事件も発生しています。
(3)デモ・集会
 国内の政治経済情勢により市民によるデモが発生し、警察等治安部隊との衝突に発展することがあり、デモ参加者が死亡する事件も発生しています。デモは群集心理が働くことにより、思いもよらぬ危険な状態に発展する上、治安部隊は催涙弾の使用や、銃器の発砲を躊躇しない場合があります。

2 日本人の被害例
 主な日本人の犯罪被害例は、以下のとおりです。
(1)日中、ダカール市内コルニッシュ通りを散歩中、刃物を所持した男性に脅され、携帯電話と現金を奪われた(ケガはなし)。
(2)車から降りた際に、刃物を所持した複数名に囲まれ、車内の財布を奪われた。
(3)屋内に侵入してきた複数の男に首を絞められてパソコン等を盗まれた。
(4)徒歩で帰宅中、オートバイに乗車した二人組に、所持していたバッグを後方からひったくられた。

3 防犯対策
 セネガル滞在中は常に十分な警戒を怠らず、また、情報収集と防犯対策に努め、犯罪被害に遭わないよう気をつけてください。
 基本的な防犯対策として、次の事項に留意してください。
(1)多額の現金は持ち歩かない。
(2)単独行動や日没後の外出は極力避ける。
(3)声を掛けてくる見知らぬ人物を安易に信用しない。
(4)乗車時は、ロックをかけ、窓はなるべく開けない。通行量の少ない道の走行は避ける、降車時は周囲を確認する。
(5)デモや集会等に遭遇した際には、すぐにその場を離れる。

4 地域別情勢
 セネガルの地域別情勢については、危険情報(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2022T002.html#ad-image-0 )をご参照ください。

5 テロ・誘拐
 セネガルにおけるテロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_109.html )をご確認ください。

6 在留邦人向け安全の手引き
 在セネガル日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き(https://www.sn.emb-japan.go.jp/files/100443190.pdf )」もご参照ください。

(手続きや規則に関する最新情報は、駐日セネガル大使館(電話:03-3464-8451)等にお問い合わせください。)

1 査証
 2015年に査証制度が見直され、セネガルに入国する日本国籍者は、査証は免除されています。
 ただし、赴任等でセネガルへ片道の航空券で入国する場合、乗継地等で利用する航空会社の搭乗手続きの際に、入国理由を詳細に質問されたり、入国目的を証明する書類の提示を求められる場合がありますので留意してください。

2 黄熱予防接種証明書(イエローカード)
 黄熱感染リスク国を経由して入国する場合は、入国審査時に黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示を求められることがあります。なお、黄熱予防接種は接種後10日目から有効となりますので、入国の10日前以上に予防接種を受けてください(黄熱の詳細は、下記「風俗、習慣、健康等」をご参照ください。)。

3 通関
(1)外貨の申告および持込み・持出し禁制品
 出入国にあたり、現金や有価証券等の税関への申告、出入国時に持込み、持出しが禁止されている物品については、ブレーズ・ジャーニュ国際空港のホームページ(https://www.aeroport-dakar.com/fr/douanes_aeroport_dakar.php )をご確認ください。 ただし、頻繁にその額や範囲が変わります。最新情報は駐日セネガル大使館(電話:03-3464-8451)等にお問い合わせください。
(2)医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては、厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html )をご確認ください。

4 空港到着時の留意点
 空港の預け荷物受取りのターンテーブルの付近や外のカート置き場には、荷物を運んであげると声をかけてくる者がいますが、後でお金を要求されますので注意してください。なお、セネガルのタクシーはメーターがなく、毎回値段を交渉する必要がありますが、空港-市内間は高速代込みで、シートベルトが装備されているAIBD TAXIの利用を強くお勧めします。(市内までの料金一律28,500FCFA(フラン・セーファー))

1 在留届
 セネガルに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後住所または居所が決まり次第遅滞なく、在セネガル日本国大使館に在留届を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をおすすめしますが、郵送によっても行うことができますので、在セネガル日本国大使館宛てに送付してください。

2 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、セネガルで事件や事故、自然災害等が発生し、在セネガル日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

3 写真撮影
 空港、軍関係施設、各国大使館等の写真撮影は禁止されています。また、モスク内や儀式等を撮影する際は、事前に了解を得る必要があります。

4 違法薬物
 違法薬物については、使用はもちろんのこと、持込み、所持も厳罰の対象となります。最近は、空港における麻薬の摘発事案が多く、特に近隣諸国からの到着便では、徹底した荷物検査が行われます。また、不定期にナイトクラブ、ディスコに対する警察の抜き打ち捜査が行われているほか、最近はリゾート地のホテルでも麻薬が押収されています。裁判手続きには、数か月から数年かかり、その間未決拘束されることになります。麻薬は絶対に持ち込まない、所持・使用しない、また、見知らぬ人から荷物を託されたり、運搬するよう依頼されても、その荷物に麻薬が入っている可能性がありますので、決してこれに応じないでください。

5 身分証明書の携行
 警察官等からパスポート等の身分証明書の提示を求められることがありますので、旅券等の身分証明書を常に携行する必要があります。

6 宗教(イスラム教)に関わる留意点
 イスラム教の聖地トゥーバ市(首都ダカールの東方約180km)では、域内での飲酒、喫煙が禁じられていますので、注意してください。また、イスラム教では、金曜日が集団礼拝の日とされており、その機会を利用して、政治的スピーチやデモが行われ、それが大規模化、暴徒化する場合があります。また、その際、モスク等宗教施設やデモ等を狙ったテロや襲撃が行われることもありますので、特に金曜日には不用意に宗教施設等に近づかないようにしてください。

7 交通事情
 タクシーを含めて一般の車両は十分な整備が行われていない上、交通マナーは劣悪です。歩行者も車両に注意せず、車道を歩いていることがしばしばありますので、交通事故に遭わない、起こさないように十分注意してください。

1 宗教
 国民の約95%がイスラム教徒で、宗教上酒類や豚肉は食さず、断食月(ラマダン)等宗教上の行事もありますので、十分配慮して行動してください。
 特に、タバスキ(犠牲祭)の時期はお祭りの準備にお金が必要になることから、犯罪が増加する傾向にあることが指摘されていますので、十分な注意してください。

2 医療事情等
 「世界の医療事情(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/senegal.html )」において、セネガル国内の衛生・医療情報等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
 その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp
 
3 海外旅行保険
 セネガルの医療水準は日本と比べて高くなく、十分とは言えません。重篤な病気や怪我の場合は、国外への搬送が必要となり、高額な治療費、移送費が発生することが想定されますので、緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入することを強くお勧めします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。

◎警察(国内共通):17
◎消防(国内共通):18
◎在セネガル大使館:(国番号221)33-849-5500(ダカール)

※在セネガル日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き(https://www.sn.emb-japan.go.jp/files/100443190.pdf )」も参照してください。

外務省
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311
○領事サービスセンター(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐・医療関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)4919
○外務省海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在セネガル日本国大使館
 住所:Boulevard Martin Luther King DAKAR, SENEGAL(B.P.3140)
 電話:(市外局番なし)33-849-5500
  国外からは(国番号221)33-849-5500
 FAX:(市街局番なし)33-849-5555
  国外からは(国番号221)33-849-5555
 ホームページ:https://www.sn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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