エクアドル | Ecuador

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2018年04月17日(日本時間)に失効しました。

エクアドルの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2018年02月01日

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●スクンビオス県(南部ナポ川周辺の一部地域を除く),オレジャナ県(プエルト・フランシスコ・デ・オレジャナ市及び北部ナポ川周辺の一部地域を除く),カルチ県(南東部を除く)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(退避の可能性も検討してください。)(継続)

●カルチ県南東部,エスメラルダス県北部
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

●キト市,グアヤキル市,ナポ県のエル・レベンタドール火山周辺地域,コトパクシ県のコトパクシ火山周辺地域,スクンビオス県南部,オレジャナ県北部ナポ川周辺の一部地域及びプエルト・フランシスコ・デ・オレジャナ市,エスメラルダス県南部,首都ロハ県サポティージョ市南部,モロナ・サンチアゴ県チウィンサ市郊外及びサン・ファン・ボスコ市郊外,サモラ・チンチペ県エル・パングイ市郊外,トゥングラウア県トゥングラウア火山周辺地域
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●スクンビオス県(南部ナポ川周辺の一部地域を除く),オレジャナ県(プエルト・フランシスコ・デ・オレジャナ市及び北部ナポ川周辺の一部地域を除く),カルチ県(南東部を除く)では,コロンビアの反政府ゲリラ組織や麻薬組織による殺人・誘拐等の凶悪事件が発生しており,大変危険ですので,どのような目的であれ,これらの地域への渡航は止めてください。
●カルチ県南東部,エスメラルダス県北部では,コロンビアの反政府ゲリラ組織等の影響が引き続きみられ,ゲリラの潜伏の可能性や治安機関の脆弱性を考えると警戒が必要です。これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。

1.概況
(1)エクアドルでは,隣国コロンビアの治安情勢の影響を受ける地域があります。コロンビアと国境を接するスクンビオス県,カルチ県及びエスメラルダス県の北部地域並びにオレジャナ県で,コロンビアの反政府ゲリラ組織,麻薬組織,不法出国斡旋ブローカーの侵入が認められ,殺人・誘拐事件等の凶悪犯罪や薬物・武器の密輸,不法出国の増加が問題となっています。2016年9月のコロンビア政府とコロンビア革命軍(FARC)との和平協定調印後においても,一部の反政府ゲリラ組織の活動が確認されています。

(2)首都であるキト市や,最大都市でガラパゴス諸島への玄関口でもあるグアヤキル市においては,強盗等の凶悪犯罪が依然として高い水準で発生し,被害は日本人を含む外国人にも及んでいます。2013年12月にはグアヤキル市で日本人旅行者の死傷事件も発生しました。

(3)これまでに,エクアドルにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2.地域別情勢
(1)スクンビオス県(南部ナポ川周辺の一部地域を除く),オレジャナ県(プエルト・フランシスコ・デ・オレジャナ市及び北部ナポ川周辺の一部地域を除く),カルチ県(南東部を除く)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(退避の可能性も検討してください。)(継続)
 スクンビオス,オレジャナ両県では,過去,コロンビア革命軍(FARC),国民解放軍(ELN)等のコロンビアの反政府ゲリラ組織や麻薬組織による殺人,誘拐等の凶悪事件が発生しており,同地域にはこれら関係組織の拠点があることが確認されています。また,カルチ県(南東部を除く)においても,これらの組織が休養等を目的に越境しています。
 エクアドル政府は,これらの地域に軍隊や警察を増強配備し,警戒を強めています。
 2012年9月には,スクンビオス県クヤベノ自然保護区で外国人旅行者5人がコロンビアから越境してきたとされる犯罪集団に襲われ,そのうちオーストラリア人女性と英国人女性の2人が誘拐される事件が発生しました(両人は翌日,治安機関により救出されました)。
 2015年4月,コロンビア南部でFARCがコロンビア軍を襲撃し多数の死傷者を出す事案が発生しています。2016年9月,FARCとコロンビア政府との間で和平協定が調印されましたが,依然として,反政府ゲリラ組織の活動が収まっているとは言えず,エクアドルとコロンビアとの国境付近の治安が更に悪化することが懸念されています。
 同地域では,米国への不法移民の出国を斡旋するブローカーや,山間部で生産されるコカインやコロンビアへの武器等の密輸を行う組織による犯罪も発生しています。

 つきましては,これら地域への渡航(国境通過を含む)は,どのような目的であれ止めてください。また,既に同地域に滞在している方は,不測の事態に備え,退避を検討してください。

(2)カルチ県南東部,エスメラルダス県北部
  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
 カルチ県南東部においては,警察の活動により,同県の他の地域に比べて治安の改善が認められます。しかし,現地の情勢は依然として不安定です。
 エスメラルダス県北部においては,コロンビアの反政府ゲリラ組織の影響が引き続きみられます。またエスメラルダス市よりも北部の各地域は,警察官の常駐施設や医療機関が比較的少なく,不測の事態が発生した際には,エクアドルの治安機関等の援助が困難になると考えられます。

 つきましては,カルチ県南東部及びエスメラルダス県北部への不要不急の渡航は止めてください。上記情勢にもかかわらず,やむを得ない理由で渡航する場合には,特別な注意を払うとともに,在エクアドル日本国大使館や報道等により最新の情報を入手するよう努め,必要に応じて警護員を付けるなどの適切な安全対策を講じ,危険を回避するよう心掛けてください。

(3)その他の地域
  レベル1:十分注意してください。(継続)
ア 首都キト市及びグアヤキル市
 エクアドルにおける犯罪の大半は首都であるキト市と最大都市であるグアヤキル市で発生(全犯罪数の半数以上)しています。近年は銃の使用が多くなるとともに,凶悪化の傾向にあり,これらの被害は日本人を含む外国人にも及んでいます。
 両市では,バス,メトロバス,トローリーバス,エコビア等の公共交通機関が充実し,安価で便利ですが,車内ではスリ被害が頻発し,日本人の被害も発生しています。そのため,移動に当たっては,時間帯を問わず,また短距離の移動であってもタクシー利用をお勧めします。但し,車中で現金を強奪する,キャッシュディスペンサーや自宅まで連行し,可能な限りの現金を強奪するなど,タクシーを使った強盗及び短時間誘拐が全国的に発生しているため,タクシーを利用する際にも注意が必要です。なお,無線タクシーや一流ホテルのタクシー乗り場に待機しているタクシーは比較的安全とされています。
(ア) キト市
 マリスカル地区周辺で強盗事件が連続して発生し,日本人も被害に遭う強盗事件が発生しています。2015年1月には,日本人旅行者が刃物を持った強盗に襲われ,負傷する事件が発生しました。また,旧市街地区では,衣服に異物をつけ,服が汚れているなどと話しかけ,隙を見て金品を窃取するいわゆる「ケチャップ強盗」や,声かけ等をして注意を引き,その間に共犯者が持ち物を盗むという事件も発生しています。また,薬物売買や売春の勧誘が行われている場所もあり,不用意に近づかないとともに,特に夜間の外出は控えてください。
 キト市と地方都市とを結ぶ主要幹線道路は,政治情勢によってデモを行う先住民組織等により封鎖されることがありますので,現地の道路事情等の情報収集に努めてください。また,デモが暴徒化し警察部隊と衝突することもあるため,デモ実施情報を把握した場合やデモの現場に遭遇した場合は近づかず,速やかにその場を離れてください。
(イ)グアヤキル
 2013年12月,夜間に流しのタクシーを利用した日本人旅行者が短時間誘拐の被害に遭い,殺害されました。タクシーを利用する際にはまず営業許可を取得したタクシーであることを必ず確認してください。これらのタクシーの車体は黄色で両サイドのドアに所属先のタクシー組合名が書かれており,営業車両用のオレンジ色ナンバープレートを装着しています。また,市が発行する登録番号が記載されたステッカーが,左右ドア,フロントガラス及びリアガラスに添付されています。
 殺人,強盗及び誘拐等の凶悪犯罪が発生しているため,夜間の不要な外出は控えてください。繁華街の10月9日通り(Nueve de Octubre),グアヤス河畔のマレコン2000地区,サンタナの丘や歴史公園周辺は日中であれば比較的治安が保たれています。しかし,ノグチ通りや民芸品市場近くのロハ通りでは観光客狙いの強盗が多数発生しています。

イ ナポ県のエル・レベンタドール火山周辺地域
 レベンタドール火山はキト市の東方約90kmに位置する火山で,1541年から現在までに少なくとも16回の噴火が記録されています。同火山は2002年の噴火以降,2017年12月現在も火山灰や水蒸気の噴出が確認されており警戒が必要です。2014年3月には,エクアドル危機管理庁から同火山付近一帯に避難準備指示が出されています。

ウ コトパクシ県のコトパクシ火山周辺地域
 コトパクシ火山はキト市の南東45kmに位置する火山で,最終の噴火記録として1877年から1880年までの間の大きな噴火が記録されています。2015年8月14日に同火山から大規模な火山灰や水蒸気の噴出が確認され,2017年12月現在も,大規模ではないものの火山活動は続いていますので,危険を避けるため,付近通行の際はあらかじめ情報収集を心がけてください。

エ スクンビオス県南部,オレジャナ県北部ナポ川周辺の一部地域及びプエルト・フランシスコ・デ・オレジャナ市
 これらの地域においては,過去に,先住民が同地域に立ち入る部外者を殺害する事件が発生しています。2009年には,オレジャナ県で,先住民族により入植者家族3人が殺害される事件が発生しました。しかし,最近では,ナポ川を中心としたジャングルツアー等の観光地化が進み,警察及び民間警備会社による警備強化により治安の改善がみられます。渡航・滞在に際しては,あらかじめ現地の治安に関する情報収集等を行った上で,信頼できる旅行業者を通じ,現地ガイドの指示に従って行動するよう心掛け,単独行動は控えてください。

オ エスメラルダス県南部
 同県南部は海岸地方を中心に観光化が進み,これと併せて警察及び民間警備会社による警備強化により治安の改善がみられます。一方,依然として窃盗等の一般犯罪は高水準で発生していますので,十分な注意が必要です。
 
カ ロハ県サポティージョ市南部,モロナ・サンチアゴ県チウィンサ市郊外及びサン・ファン・ボスコ市郊外,サモラ・チンチペ県エル・パングイ市郊外
 これらの地域においては,ペルーとの国境紛争時に敷設された対人地雷の処理が未完了となっています。道路並びに市街地は安全が確認されており,専門チームによる除去作業も進んでいますが,触雷の危険を避けるため,山林や農地には不用意に立ち入らないようにしてください。

キ トゥングラウア県トゥングラウア火山周辺地域
 2006年,2008年,2011年4月,トゥングラウア山が噴火を繰り返し,火砕流,降灰等の影響で死者を含む被害をもたらしました。2017年12月時点で,エクアドル危機管理庁から同火山付近一帯に警報が出されており,周辺住民に対し不測の事態に備え避難準備をするよう指示がされています。

 これらの地域への渡航にあたっては,危険を避けていただくため,十分注意が必要です。

3.滞在に当たっての注意
 エクアドルに渡航・滞在を予定している方,既に滞在中の方は,次の事項に留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,外務省,在エクアドル日本国大使館,報道等から最新の情報を入手するよう努めてください。

(1)日本人の犯罪被害状況では,公園やレストランにおける置き引きやバス内におけるスリなどの窃盗被害が後を絶ちません。また,首絞めや銃器使用等凶悪な手口の強盗事件も増加しているので,滞在に際しては十分な注意が必要です。

(2)キト市やグアヤキル市などをはじめ,市街での夜間の単独行動は極めて危険です。また,一般市民でも不法に銃器を所持している場合があるので,トラブルや犯罪に巻き込まれないように注意が必要です。

(3)デモは頻繁に行われ,デモ隊が路上でタイヤを燃やしたり,車や周辺の物を破壊したり,道路やハイウェイを封鎖したりすることがあります。また,デモ隊の鎮圧のため,放水や催涙ガスが発射されることがあるので,デモや道路封鎖等の行われている場所には決して近づかず,仮にそのような事態に遭遇した場合には,速やかにその場所から退避してください。

(4)爆発事件があった際は絶対に現場に近づかないでください。時間差により仕掛けられた時限装置等により,別の爆発が起こる可能性があります。

(5)キト市のマリスカル・スクレ国際空港は,霧や強風による離発着中止,長時間の遅延,グアヤキル国際空港等への到着地変更等,航空ダイヤの乱れが発生することがあります。航空便利用に際しては,航空ダイヤの乱れ等を考慮し,余裕を持った滞在日程を組むよう心掛けてください。

(6)突発的な火山活動の恐れがあるため,滞在中に噴火活動が起きた際には,現地公的機関の避難・誘導の指示に従ってください。エクアドル治安調整省(http://www.seguridad.gob.ec ),地球物理学研究所トゥングラウア火山情報(http://www.igepn.edu.ec/index.php/volcan-tungurahua/informes.html ),危機管理庁(http://www.gestionderiesgos.gob.ec )のホームページ(スペイン語)上で随時情報が更新されているので,参照してください。
また,登山をする場合は,十分な装備を準備の上,経験を有し信頼できるガイドを選択してください。また,万一に備え,在エクアドル日本国大使館に登山計画書を提出するか,登山する旨を連絡してください。

(7)外出の際には身の周りの安全について十分注意し,犯罪に巻き込まれないよう注意してください。

(8)陸路でのエクアドルへの出入国及び国内における長距離の移動は,犯罪や交通事故被害,出入国に伴うトラブルに遭う等の危険性があるため,空路での移動をお勧めします。また,近距離移動に際しても,信頼できる人の運転する自家用車又は少なくとも登録された正規の無線タクシー等を必ず利用してください。

(9)宿泊価格の低廉(おおむね一泊10ドル以下)なホテルやオスタル(hostal:簡易宿)は,安全対策が不十分なところが多く,宿泊した日本人旅行者の盗難被害が発生しています。中には従業員自らが犯行に加わっていると思われるケースもあることから,値段よりも十分信頼のおける宿泊施設を選択することが重要です。

(10)ガラパゴス諸島周辺の海域の水温は,フンボルト海流の影響により非常に低い状態です。シュノーケリング及びスキューバダイビングを予定する方は,ウェットスーツを着用するなど十分な装備を準備の上,体調管理に十分留意してください。

(11)火山活動等の自然災害や長期にわたるストライキ,騒乱等,市民生活に支障が生じる事態に備え,あらかじめ食料品,飲料水,燃料等生活必需品をある程度備蓄しておくことをお勧めします。

(12)海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在される方は,在エクアドル日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず「在留届」を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新の安全情報や,緊急時に在エクアドル日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

(13)その他不明・不安な点がありましたら,在エクアドル日本国大使館に相談してください。自宅や職場の周辺において,不測の事態が発生もしくは発生の可能性が高いと思われる場合には,直ちに在エクアドル日本国大使館に連絡してください。

4.なお,隣国のコロンビア及びペルーに対しても,それぞれ「危険情報」が発出されていますので留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

○在エクアドル日本国大使館
 住所:Avenida Amazonas y Calle Arizaga, Edf. Amazonas Plaza, Piso 11, Quito, Ecuador
 電話:市外局番(02)227-8700
   国外からは(国番号593)-2-227-8700
 FAX:市外局番(02)244-9399
   国外からは(国番号593)-2-244-9399
 ホームページ:http://www.ec.emb-japan.go.jp/index_j.htm