グアテマラ | Guatemala

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2018年04月20日(日本時間)に失効しました。

グアテマラの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2018年01月04日

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●全土
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●青少年凶悪犯罪集団「マラス」による麻薬関連犯罪,一般市民に対する強盗,グループ間の抗争が頻発しているので,同集団には十分注意してください。
●首都グアテマラ市を中心に殺人事件等凶悪犯罪が頻発しており,治安は依然として悪い状況にありますので,滞在中は犯罪に巻き込まれないよう十分注意してください。
1.概況
(1)グアテマラにおいては,2017年8月,モラレス大統領による,当国で活動する国連団体組織トップ(CICIG委員長)に対するペルソナ・ノン・グラータの宣言に端を発した政治的混乱が発生しており,大統領の罷免を求める団体や大統領を擁護する団体による政治的デモが発生しています。同年9月15日の独立記念日には,グアテマラ市内での大統領出席予定のイベント会場に一部デモ隊が乱入し,警察機動隊が催涙ガス等で対応するなどの混乱が発生しました。その他にも,労働待遇改善,治安状況の改善,生活必需品の価格高騰への反対,先住民の待遇改善など,様々な要求に基づくデモや道路封鎖が,全国で散発的に発生しています。また,首都グアテマラ市を中心に犯罪が頻発しており,2016年にグアテマラで発生した殺人事件は4,595件と昨年とほぼ同じ水準で推移しており,治安は依然として悪い状況にあります。このほか,グアテマラは南米と北米を結ぶ「麻薬の経由地」となっており,麻薬密売組織が活動しています。特にペテン県をはじめとする国境地帯では,組織的な麻薬密輸が行われ,麻薬組織間の抗争や麻薬に関連した犯罪が発生しています。

(2)青少年凶悪犯罪集団「マラス」による麻薬関連犯罪,一般市民に対する強盗,グループ間の抗争が頻発しています。

(3)憲法で市民の銃器所持が認められているグアテマラでは,現在,約47万件の銃砲所持許可が正規に出されています。一方で,グアテマラでは200万から300万丁もの違法銃器が出回っていると推測されており,国内の銃器の約80%以上が違法銃器であると考えられます。闇市場で流通している銃器は,1996年に終結した内戦時代に使用されていたもののほか,国外から密輸入されたものや個人,軍・警察などから盗み出されたものです。政府は,銃器に関する法整備を実行し,取締りを強化していますが,銃器による犯罪率は高い水準で維持されています。

2.地域別情勢
 全土
レベル1:十分注意してください。(継続)
(1)首都グアテマラ市を含む周辺地域
 首都グアテマラ市においては,貧困地域にマラスが多数存在し,銃器を使用した組織間の抗争,麻薬関連犯罪や恐喝に応じない路線バス運転手の殺害等,凶悪な犯罪が頻発しています。また,窃盗,強盗は昼夜,地域を問わず発生し,さらには武装した一般市民が拳銃で犯人に反撃するなど,銃器を使用した殺人事件が日常的に発生しています。
ア グアテマラ市第10区(ソナ・ビバ)は,ホテルおよびレストランが多数存在しますが,同区においては旅行者やビジネスマンの持ち物を専門に狙う強盗団が確認されており,昼間であっても単独行動の際は注意が必要です。2017年11月に,当地大手携帯会社によるマラスへのみかじめ料を支払わなかったことが原因で,首都の各地で6件連続の襲撃事件が発生(4人死亡,5人重傷)しましたが,そのうちの1件も同区で起こっています。

イ グアテマラ市第1,2,4,7,9区には,バー,風俗店等が存在し,若者が多く集まる地域です。同地域では一般客同士の喧嘩やマラスのグループ間抗争で銃器を使用した殺人事件や,路上駐車の車両を狙った窃盗が頻発しています。グアテマラ市第1及び4区は旧市街地であり,公共機関,商業施設,長距離バスの発着所などが存在し,多くの人が訪れる地域ですが,路上強盗や商業施設に対する強盗が頻発しており危険です。2017年12月,第1区で突然男2人が銃を取り出して発砲し,1人が殺害され,6人以上が負傷する事件が発生しています。これらの地区では,昼間の人通りが多い場所であっても,スリやひったくりはもとより,殺人事件および強盗も頻発しています。

ウ 警察の情報によると,グアテマラ市第1,3,5,6,7,11,12,13,18区内の特定の地域において,特に犯罪の発生率が高い状況にあります。この地域内には貧民街(谷や崖などの未開発地域や廃線となった鉄道の敷地を低所得者が不法占拠し住みついている)が存在し,殺人,強盗等の凶悪犯罪が頻発しています。同地区はマラスの根城が存在しているため,特に危険です。

エ 上記以外の地区においても凶悪事件が発生しており,注意が必要です。

(2)エスクイントラ県エスクイントラ市
 エスクイントラ市は,エルサルバドル・メキシコ間の陸上交通およびケツァル港(太平洋側の主要港)・バリオス港(大西洋側の主要港)間の陸上交通が交差する要所であることから,麻薬犯罪組織やその他犯罪集団が多数存在し,銃器を使用した殺人,強盗など凶悪犯罪が頻発しています。

(3)ケツァルテナンゴ県コアテペケ市
 コアテペケ市は,グアテマラ・メキシコ間の陸上交通の要所であり,多くの外国人が滞在しており,麻薬や銃器が多く出回っています。また,地域住民同士による殺人事件も発生しています。

(4)国境地域
 国境地域は麻薬組織,強盗団,不法入国者等による犯罪が多く,治安当局による取り締まりが十分に行われておらず,全般的に治安が悪い状況が続いています。特にエルサルバドルとの国境は人や物の交流が多く,犯罪も頻発しています。また,グアテマラと隣接するメキシコ南部チアパス州には,反政府組織サパティスタ民族解放軍(EZLN)が国境付近の密林地帯で活動しており,資金稼ぎのために旅行者等を対象として強盗,誘拐を行う可能性もあり危険です。ティカル遺跡等のあるペテン県においては観光開発が進んでいるもの,観光ルートを少しでもはずれた場所や,ベリーズおよびメキシコとの国境の密林地帯では,麻薬組織や強盗団の活動が活発化し,治安が悪いため不用意な行動は大変危険です。したがって,国境地域への渡航または陸路での出国を検討されている方は,親族や知人に行動予定を知らせておくとともに,夜間や早朝の外出は控えるなど十分な安全対策をとってください。

3.滞在に当たっての注意
 滞在中は上記情勢および次の事項に十分注意して行動し,危険を避けるようにしてください。さらに,日本国外務省,在グアテマラ日本国大使館,現地関係機関より最新の情報を入手するようにしてください。
 海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在される方は,在グアテマラ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず「在留届」を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新の安全情報や,緊急時に在グアテマラ日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

(1)グアテマラの医療事情は,首都グアテマラ市の私立病院を除き医療レベルは低く,衛生状態も良いとはいえません。2006年には,邦人が地方で交通事故により足を骨折し,その際の不適切な処置により脳に後遺症が残ってしまいました。このような場合,患者を首都,米国または日本へ緊急移送する必要がありますが,この際に発生する緊急移送費のほか,海外における治療費は一般的に大変高額ですので,事故,疾病,緊急移送に対して十分な金額をカバーできる海外旅行保険に加入するよう強くお勧めします(クレジットカード付帯の保険では保証限度額が不足し,十分な治療を受けられない場合があります。)。また,出発前に,緊急時に備えて,家族・知人等に自分の行動予定や連絡先をあらかじめ知らせておき,定期的に連絡を取ることをお勧めします。

(2)単独行動(特に登山や遊泳,ウィンドウショッピング等の散策)は避け,夜間や早朝の外出は控えてください。

(3)徒歩での移動は避けてください。たとえ近距離でも車両で移動してください。日本人を含むアジア人は非常に目立つため,徒歩での移動は強盗犯の格好の標的となります。特に,ホテル周辺などは観光客を狙った犯罪が頻発しています。また,強盗は犯行の前にターゲットを観察することが多いため,周囲に自分を観察している者がいないか等,自分の置かれた状況を常に客観的に意識するよう努めてください。

(4)「カミオネタ」と呼ばれる二等バスや「コリエンテ」(流しのタクシー)は利用しないでください。バス車内での犯罪が頻発しています。特に,夜間および早朝の便や頻繁に停車し乗降客が多い便では強盗,スリが多く,また,眠っている間にスリ被害に遭ったり,知らぬ間にカバンを切られて貴重品を盗まれるケースが多く,さらに,犯罪集団によるバス運転手・車掌殺害事件が頻発しています。犯罪集団は,バス運転手からみかじめ料をゆすりとり,拒否した場合は殺し屋を雇って殺害します。また,流しのタクシーを利用した乗客が強盗被害に遭うケースも増えており,その手口は,客を乗せた後,仲間が待機しているところまで連れていき,その仲間を乗車させ,銃器により脅して金品を奪うというもので,日本人旅行者も被害に遭っています。
 つきましては,以下の点を参考に,危険を避けるようにしてください。

ア 私有車,レンタカー,知人の車両等を利用する。

イ 首都圏内でタクシーを利用する際は,セキュリティ対策が整っている大きなホテルに所属しているタクシーまたは料金メーターを設置している無線タクシー(TAXI AMARILLO社:電話〔国内〕2470-1515または1766等)を利用する。

ウ 国内の長距離移動の際は,信頼のおける旅行会社等のシャトルバスまたは「プルマン」と呼ばれる一等バスの利用をお勧めします。夜間および早朝の移動は避け,車内では居眠りをしないよう注意してください(夜間および早朝の便は交通量の少ない時間帯であるため,強盗団に襲われる確率が高い)。頻繁に停車し乗降客が多い便では強盗,スリが多く,また,眠っている間にスリ被害に遭うケースが頻発しています。なお,世界遺産ティカルの最寄都市であるフローレスとグアテマラ・シティー間は航空便が就航しているので,航空便の利用をお勧めします。

(5)外出時は所持金を分散し,高価なサングラスや時計,ハンドバッグ,アクセサリーなどを身に着けず,できるだけ現地の人と同じような服装をし,目立たないよう心掛けてください。また,携帯電話の窃盗,強盗も頻発していますので,携帯電話は目立たないように携行し,バス内では電源を切るか着信音が鳴らないように設定してください。その他,デジタルカメラ,ノートパソコンなど高価な携行品は,外部から見て分からないように携行する等の注意が必要です。

(6)施錠設備の整っていない宿泊施設は,窃盗被害が頻発していますので,利用は避けてください。また,部屋の鍵が南京錠のみであったり,貴重品用セーフティボックスのない施設はできるだけ利用しないでください。やむを得ず,これらの宿泊施設を利用する場合,外出時は貴重品を携行してください。2012年3月には,ATMで現金を引き出した在留邦人が追跡され,殺害される事件が発生しています。銀行内で手引きをしている者や出入口で観察している者がいる可能性がありますので,多額の現金を引き出す際は十分な注意が必要です。

(7)強盗に遭った場合は生命を第一に考え,絶対に抵抗しないでください。銃器を持った強盗が増加しており,安易に発砲する場合が多いので,要求には素直に応じるようにしてください。また,金目のものを何も所持していない場合,逆上して腹いせに発砲するケースもありますので,200ケツァル程度(約3,000円)の現金を常に持ち歩くことをお勧めします。その際,クレジットカードや多額の現金等を入れた財布とは別の財布に入れ,財布ごと渡せるようにしておくと被害を最小限にとどめられると考えられます。また,渡す際には自ら衣服のポケットやバッグから取り出そうとすると,武器を取り出すと誤解され,発砲されるおそれがありますので,財布の所在を伝え犯人に取らせることをお勧めします。

(8)見知らぬ人物から飲食物を勧められても,不用意に口にしないでください。旅行者などに親しげに話し掛け,睡眠薬を混入した飲食物を勧め,旅行者が意識を失った隙に金品を奪い取る睡眠薬強盗が観光地やバス内で発生しています。このような犯罪に使用される薬は強力で,後遺症が残ったり死に至る場合もありますので,十分注意が必要です。

(9)誘拐については,被害の対象が富裕層のみならず,中流層にも広がっているほか,都市部を中心に短時間誘拐が頻発しています。外国人も被害に遭っていますので注意が必要です。同種の事件に遭わないためにも,普段から「目立たない服装」,「用心を怠らない」,「行動を予知されない」の三原則を念頭に置き,身の周りの変化等にも注意を払うよう心掛けてください。

4.なお,隣国のメキシコ,ベリーズ,ホンジュラスおよびエルサルバドルにもそれぞれ危険情報が発出されていますので,ご留意ください。


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  (内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  (内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館等連絡先)
○在グアテマラ日本国大使館 :
 住所:10 Piso, Edificio Torre Internacional,Avenida Reforma, 16-85, Zona 10,Ciudad de Guatemala, 01010 Guatemala, C.A.
電話:2382-7300
  国外からは(国番号502)-2382-7300
 FAX:2382-7310
  国外からは(国番号502)-2382-7310
 ホームページ:http://www.gt.emb-japan.go.jp/mainJA.htm