コスタリカ | Costa Rica

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2016年11月24日(日本時間)に失効しました。

コスタリカについての危険情報【危険レベル継続】(更新)

2016年11月14日

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●全土
:「レベル1:十分注意してください。」(継続)

【ポイント】
●首都サンホセ市を含む周辺地域では,麻薬組織が絡む凶悪犯罪が増加しているほか,強盗や盗難が多発しているので,滞在中は十分注意する必要があります。

☆詳細については,以下の内容をよくお読みください。

1.概況
(1)コスタリカは一般に中南米地域の中では政治・治安ともに安定した国とみられてきましたが,1990年代以降,不法滞在者の増加,組織犯罪グループの流入,銃所持者の増加,麻薬の蔓延及び学校の中途退学者等による犯罪の低年齢化などにより治安が悪化し,首都サンホセ市及びカリブ海沿いのリモン市を中心に殺人,強盗,窃盗等の犯罪が多発しています。コスタリカ政府は,警察官の増員,警戒の強化,犯罪者収容施設及び社会復帰施設の増加など治安対策に力を入れていますが,依然多くの犯罪が発生しています。また,これらの犯罪は地域や昼夜を問わず発生しており,例えば夜間の繁華街のみならず,白昼の一般の道路やショッピング・モール,住宅地であっても発生しています。海岸のリゾート地帯でも犯罪被害が多数確認されています。

(2)コスタリカは南米産の麻薬が欧州や北米へ運ばれる際の中継地点であるだけでなく,現在では麻薬の集積地及び消費地にもなっています。コカイン押収量は年々増加の一途をたどっており,2015年には年間合計20トンのコカインが押収されました。一度に数百キログラム単位の麻薬が押収される事案が度々報道されており,麻薬の密輸は増加傾向にあります。また,麻薬組織が関与する犯罪の増加に加え,麻薬の購入代金欲しさに行う短絡的な強盗や殺人等,麻薬に関連した犯罪の増加も問題となっています。特に,殺人については,麻薬組織同士の抗争や報復による事件が多く,一般市民が巻き添えになるケースも増加しています。2016年上半期(1月~6月)の殺人事件数は265件であり,年間の殺人事件数が過去最多となった2015年同時期の269件と,ほぼ同数となっており,7月以降も増加傾向にあります。このうち,大半の事件に麻薬組織が関与しているとみられており,約7割の事件で銃器が使用されています。また,マネーロンダリング等の犯罪も摘発されており,同国における麻薬にからむ組織犯罪の増大が,犯罪の凶悪化をもたらしているとみられています。

(3)ジカウイルス感染症の流行に伴い,コスタリカには感染症危険情報「レベル1:十分注意してください。」を発出しています。詳細についてはこちら(/info/search/pcinfectioninfolist.html)をご参照ください。

(4)コスタリカにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識し,誘拐,脅迫,テロ等の不測の事態に巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

2.地域情勢
(1)首都サンホセ市を含む周辺地域
 :「レベル1:十分注意してください。」
 首都サンホセ市や周辺地域(特にデサンパラードス市,アラフエリータ市など)においては,麻薬組織同士の銃撃戦が発生しているほか,けん銃を使用した強盗の際に短絡的に殺害したり,武装した一般市民がけん銃で犯人に反撃したりするなど,銃器がはん濫しています。また,サンホセ市中心部の歩行者天国(特に中央郵便局前や文化広場周辺),中央市場周辺ホスピタル地区,コカコーラ地区においては,スリやひったくりなどの被害が多発しています。サンホセ市周辺地域でも,アラフエラ市アラフエラ地区,モンテスデオカ市サンペドロ地区などで強盗,盗難事案が多く発生しています。
 主な犯罪の手口としては以下のようなものなどがあり,これらの犯罪は時間や場所を問わず発生していますので,十分注意してください。
ア 走行中の車両を停止させ,運転者を引きずり出して車両を強奪する。
イ 通行人を車に無理矢理乗せて金品を強奪する。
ウ バイクで近づいてきて通行人をけん銃で脅して金品を強奪する。
エ 車の助手席のガラスを割ってけん銃で脅して金品を強奪する。
オ 車両駐車後の降車の際にけん銃を使って金品を強奪する。
カ 鋭利な刃物でタイヤをパンクさせ,タイヤ交換を手伝う振りをして盗みを働くタイヤパンク強盗。

(2)その他の地域
カリブ海沿いに面するリモン県リモン市では,現在コスタリカ国内において殺人及び強盗事案が最も多く発生しております。コロンビアなど南米から小型飛行機や船舶で大量の麻薬がリモン県沿岸などへ密輸されており,麻薬組織による北米への麻薬流通ビジネスや地元での麻薬売買が行われています。そのため麻薬組織同士の抗争も多く発生しており,殺人事案の被害者の多くは麻薬犯罪組織関係者ですが,一般人や観光客が巻き添えになるケースも増加していますので注意が必要です。また,太平洋沿いのハコやタマリンド,マヌエル・アントニオや,カリブ海沿い南部地区のカウィータ,マンサニージャなどの有名な観光地でも強盗事件,置き引き及びひったくりなどが発生しているので注意してください。
また,カルタゴ県トゥリアルバ市では,トゥリアルバ火山の活動が活発化し,空港が閉鎖されました。こうしたことは常に再発する可能性がありますので,注意してください。

3.滞在に当たっての注意
 滞在中は上記情勢及び次の事項に十分注意して行動し,危険を避けるようにしてください。報道,日本国外務省,在コスタリカ日本国大使館及び現地関係機関より最新の情報を入手してください。
(1)現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく
最寄りの日本国大使館又は各日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。

(2)在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

(3)貴重品(航空券,現金,トラベラーズチェック,貴金属類など)は宿泊先のセイフティーボックスなど安全な場所に保管し,旅券(パスポート)はコピーを携行してください。貴重品をやむを得ず持ち歩く場合には,一度にすべてを盗まれる被害を避けるため,一か所に集中して保管することなく,外から抜き取られにくい場所に分散して所持することをお勧めします。また,宝石など貴金属を身につける必要がある場合は,目的地に到着してからつけるようお勧めします。

(4)デジタルカメラやパソコンなど高価な携行品はカバン等に入れて,外からは見えないように携行してください。また,スマートフォンもできるだけ目立たないように使用してください。バス停などでスマートフォンを操作している際に強盗被害に遭うケースが多発していますので,注意してください。

(5)多額の現金は持ち歩かないようにし,現金で支払う際は財布の中身が周りの人に見えないように注意してください。

(6)バッグ等は常に前寄りに,取り出し口が自分の目に見える位置に掛け,必要に応じ前に抱くようにしてください。サイドポケットも開けっ放しにしないように注意してください。

(7)レストランにおいては,可能な限り人の動きが分かる場所に座るようにし,荷物の置き引きに注意してください。イスの背もたれにカバンや財布が入ったジャケットをかけないようにしてください。

(8)バスなどで移動する際は,網棚に荷物を置きっ放しにしないように心掛けてください。網棚に荷物を置いたまま居眠りをして,置き引き被害に遭うケースが多発しています。また,スリが多発する乗り合いバスの利用は避け,タクシーを利用してください(ただし,利用は正規のタクシー(通常,車体の色は赤。タクシーランプを搭載している。)に限定し,白タクの利用は絶対に避けてください)。

(9)夜間の外出は避けてください。やむを得ず外出する際は,事前に目的地までの安全な経路を確認するとともに複数での行動を心掛けてください。長距離バス・ターミナル周辺は犯罪が多発している地域ですので,夕刻から早朝にかけては近づかないでください。

(10)宿泊場所は,値段によって周辺の治安環境及びホテル内の安全が大きく異なりますので,料金が高くても安全を重視して宿泊ホテルを選定してください。

(11)車上荒らしの被害を防止するために,貴重品やバッグなどはもちろんのこと,車外から見える位置に物を置かないよう留意してください。窓はすべて閉め,路上駐車は避けるようお勧めします。また,ショッピング・モール等の駐車場においても車上荒らしが頻発していますので,駐車場内であっても,可能な限り照明のあるところや人通りの多いところに駐車することをお勧めします。

(12)犯罪に巻き込まれた場合は,通常,犯人側は銃や刃物等の武器を所持していますので,身の安全を第一に考え,決して犯人に抵抗しないでください。

4.なお,近隣の中南米諸国についても,別途「危険情報」が発出されていますので留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311 (内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 電話:(代表)03-3580-3311 (内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 電話:(代表)03-3580-3311 (内線)3047
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
          https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/(スマートフォン版)
          http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在コスタリカ日本国大使館
 住所:Embajada del Japon
    Sabana Norte, 300m oeste y 25m norte del I.C.E., Torre la Sabana Piso 10.
 電話:2232-1255
   国外からは(国番号506)-2232-1255
 FAX :2231-3140
   国外からは(国番号506)-2231-3140
 ホームページ:http://www.cr.emb-japan.go.jp/japones/index-j.htm