ウズベキスタン
テロ・誘拐情勢
更新日 2023年03月13日
1 概況
(1)ウズベキスタンでは、2004年にタシケント市内で警察官襲撃事件や連続自爆テロ事件が発生したほか、2005年にアンディジャン市において騒擾事件等が発生しました。これらの詳細は明らかになっていませんが、国際テロ組織が関与していたとみられています。
(2)一方で、近年、ウズベキスタン政府がテロと認定した事件は発生しておらず、国内の治安は平穏状態を保っています。
(3)国内で活動するテロ組織や反政府組織は把握されていませんが、隣国のアフガニスタンでは、特にウズベキスタンと国境を接する北部地域等において、「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)等のイスラム過激主義組織の活動が活発化しており、アフガニスタン情勢の変化に伴い不測の事態が発生する可能性があります。
(4)誘拐事件と断定はできませんが、ごくまれに、わいせつ目的による誘拐事件とみられる若い女性の行方不明事案が発生していますので、注意が必要です。
2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
「1 概況」のとおり。
3 誘拐事件の発生状況
誘拐事件と断定はできませんが、ごくまれに、わいせつ目的による誘拐事件とみられる若い女性の行方不明事案が発生していますので、注意が必要です。
4 日本人・日本権益に対する脅威
テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。