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カンボジア
テロ・誘拐情勢

更新日 2023年03月30日

1 概況
カンボジアにおいては、現在、イスラム過激派等の国際的なテロ組織及び関連組織の活動は確認されていません。
過去には、2000年11月、カンボジア自由戦士(CFF)による政府主要庁舎襲撃事件、2007年7月、カンプチア・クラオム国家解放戦線(KKNLF)によるカンボジア・ベトナム友好記念碑への爆発物設置事件、2009年1月、クメール国家統一戦線(KNUF)による国防省及び民放テレビ局前への爆発物設置事件など、反政府組織による爆発物設置事件などが発生しています。
近年ではカンボジア政府が反政府組織とみているクメール国家解放戦線(KNLF)が、2018年のクメール正月(4月)期間中にプノンペン都内で爆弾テロを計画していたと報じられていることなどから、引き続き、反政府組織等の動向には注意を要します。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
  「1 概況」のとおり

3 誘拐事件の発生状況
  テロ組織等によるものとみられる誘拐事件の発生は確認されていません。
2022年、カンボジア国内では身代金目的の誘拐事件が10件(2021年中も同じく10件)発生しました。

4 日本人・日本権益に対する脅威
  テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
  テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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