在留邦人向け安全の手引き 在ウガンダ日本国大使館
在外公館がまとめた安全の手引きです。海外の在留邦人が、事件や事故に巻き込まれないために留意すべき事項の他、(必要に応じて)戦争、暴動等の緊急事態への備えと緊急時の対処方法が記載されています。
安全の手引き
平成24年3月1日
在ウガンダ日本国大使館
Ⅰ.序言
ここ数年,国際テロ事件をはじめ,海外安全を取り巻く環境は更に厳しくなっています。ウガンダにおいても2010年7月に首都カンパラ市において自爆テロ事件が発生し多数の死傷者を出しました。また,失業率が高いことから,凶悪事件を含む一般犯罪が増加傾向にあり,在留邦人や邦人旅行者をはじめ,多くの外国人が犯罪の被害に遭っています。
この「安全の手引き」は在留邦人の皆様がウガンダで日常生活を送るうえで「自分の身は自分で守る」ための一助となるよう,一般犯罪(凶悪犯罪を含む)被害,交通事故等を防止することを目的として作成したものです。
本編には在留邦人向けの「緊急事態対処マニュアル」も掲載しております。併せて当国における安全対策にお役立てください。
Ⅱ.防犯の手引き
1.防犯の基本的な心構え
(1)一般的な心構え
ウガンダにおいて何が危険なのかを知るとともに,日本人が如何なる存在であるかを自覚し防犯に対する意識を高めることが大切です。身の回りや生活範囲内においても常々安全への問題意識を持って行動してください。
ウガンダの治安情勢は日本と大きく異なります。このため可能な限り,犯罪傾向はもとより,現地の生活や社会の仕組み等の基本的な情報を収集することが大切です。
また一般のウガンダ人の認識では,日本人は裕福であり,特に犯罪者の目からは「多額の現金を所持している」,「警戒心に欠けている」,「反撃されない」,「外国語が苦手である」等と映っていることから,犯罪者のターゲットになりやすい存在であることを自覚し,「安全は意識して確保するもの」という心構えを持つことが必要です。予防こそが最善の危機管理です。
(2)防犯対策に労を惜しまない
防犯体制の整った家に住もうと思えば家賃が高い等々,安全を考慮した住居の選定には多大な時間と労力を要します。治安の悪い地域で生活するには,それ相応の努力が必要であり,その労を惜しまず「お金で解決出来るところはお金を支払う」と割り切って防犯対策に努め,被害者となる可能性を出来るだけ少なくすることが大切です。
(3)生命の安全を第一に行動する
実際に危険な場面に直面した場合,例えば銃やナイフで脅され金品を要求された時は,先ず自分の生命・身体の安全を最優先し,相手に抵抗するようなことは絶対に避けてください。
2.最近の当地の犯罪発生状況
首都カンパラ等の市街地では,渋滞中や停車中の車の中から物を盗む事件やバイクから歩行者のバッグ等を奪い取る事件が多発しています。ウガンダではこれまで邦人が殺人等の凶悪な犯罪に巻き込まれるといった事案は報告されてはいませんが,住居侵入による窃盗をはじめ,ひったくりや強盗は頻発しています。
3.防犯のための具体的注意事項
(1)住居
- ア.住居選定
- (ア)場所の留意点
- 「退役軍人スラム」,「政党事務所」,「過去にデモが行われた通り」などの危険地帯やその周辺を避けます。
- 在留邦人の住居所在地を考慮に入れます。
- 住居から「警察」,「病院」,「勤務場所」,「学校」,「スーパーマーケット」等への経路に危険な場所(「街灯がない」,「ひと気がない」,「草むらがある」,「道が悪く車を減速せざるをえない」等)はないか確認します。
- (イ).住居の留意点
- (a)独立家屋
- 三方が別の住居に囲まれていると,容易な侵入経路を減らすことが出来ます。
- 家屋の建物は鉄筋コンクリート製が望ましいです。
- 外塀の外側に照明のない暗がりがあれば,そこから侵入される可能性が高くなります。
- 隣家と比較して,自宅住居のほうが侵入されやすいと思われ場合には,安全上の不備に応じた防犯対策を講ずる必要があります。
- (b)集合住宅
- 不特定多数の人が自由に出入りできれば,侵入者が簡単に自宅の入口まで到達してしまいます。
- 居住者以外の者が勝手に出入りできない構造もしくは管理体制になっているかを確認します。
- 警備員の勤務態度(夜間に居眠りしていないか)を住民に確認します。
- 裏口もしっかり管理されているかを確認します。
- 建物内に不特定多数の人が往来する施設(「病院」,「店舗」等)がないか,またはそのような施設に出入りする者が容易に住居部分に進入されないように管理されているかを確認します。
- 侵入者の到達を少しでも防ぐため,3階以上の階を選びます。但し,明らかに他の階より豪華な最上階などは,逆に狙われる可能性があります。
- 警報装置(「侵入感知」,「非常押釦」等)が必要なところに設置されて作動するか,作動時には迅速に対応されるかを確認します。
- 緊急時に安全かつ迅速に避難できるよう,非常階段は使用できるか,消火設備が作動するかを確認します。また,避難経路に荷物などの障害物はないか,安全に歩くことが出来るか等自分の足で歩いて確認します。
- 室内から敷地内の警備員へ連絡手段があるかを確認します。
- (c)独立家屋及び集合住宅の共通点
- ゲートの開閉が遅いなど,敷地に入るまでに時間がかかれば,強盗の襲撃に遭う可能性が高くなるため,敷地内への出入りがスムーズに行えるかを確認します。
- 尾行された場合には安全な場所に逃げられるよう,付近に人通りの多い道や警備員のいる施設を確認しておきます。
- 前の入居者が転居した理由をそれとなく聞いてみます。
- イ.住居の防犯対策
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- (ア)独立家屋の外周
- (a)外塀
- 外塀は容易に破壊されないコンクリート製等,頑丈なものが望ましいです。
- 高さは可能な限り高い方が望ましいです。
- 周囲に侵入者が利用できる箇所(「樹木」,「電柱」等)がないかを確認します。また,外塀から建物内に忍び込むことが出来る箇所についても注意が必要です。
- 塀の上に障害物(「ワイヤーブレード」,「電気柵」等)を設置することが望ましいです。
- (b)門扉
- 外塀と同等の強度,高さが望ましいです。
- 簡単に破壊できない鍵を設置します。
- 来訪者と連絡が取れるインターホン等を設置することが望ましいです。
- 来訪者と連絡が取れる「インターホン」,「無線機」等を設置することが望ましいです。
- (c)庭
- 「植え込み」,「樹木」,「背の高い雑草」等は,隠れ蓑になるので,日頃より整備し,室内から庭全体に「不審者」,「不審物」がないか見渡せるようにしておきます。
- ベランダや屋根等から侵入の足場となるような物は撤去します。はしご等を放置しないようにします。
- (d)防犯灯
- 外塀に防犯灯を設置すれば,発見されることを恐れ,侵入を躊躇させる効果があります。
- 庭と建物の外周に照明設備を設け,庭に身を潜めやすい暗がりを作らないようにします。
- 室内から外を照射できる強力な懐中電灯を常備します。
- (イ)独立家屋及び集合住宅共通
- (a)玄関・勝手口等の扉
- 表札など,不特定の人間に名前や日本人が住んでいることが判る物は,犯罪を誘発しますので設置しないようにします。
- 扉を開けずに来訪者を確認できるドアスコープを設置し,通常は中 の様子を察知されないよう内側から覆いをかぶせておきます。
- 郵便物等を受け取るためにドアチェーンを設置します。設置できない場合は,荷物は外においてもらい,サインが必要な伝票等は扉の下等から入れてもらいます。
- 扉と扉枠は堅牢なものとし,金属製が最良で木製の場合は容易に破られない1枚板で,厚さが5センチメートル以上のものにすることが望ましいです。
- 強固な鍵を2箇所以上設置し,閂(カンヌキ)を設置することが望ましいです。
- 鍵は「ウガンダ」,「ケニア」,「中国」製を避け,「日本」,「イスラエル」,「欧米」製の鍵に交換することも有効です。
- 入居時には全ての鍵の交換が望ましいです。
- 在宅中も施錠を心掛け,頻繁に開閉する扉には開扉を知らせるチャイム等の設置が望ましいです。
- (b)強盗等の侵入経路
- 自宅や隣接建物の屋根やテラス,非常階段からの侵入は盲点となりやすいので注意します。実際,これらの経路を使った強盗による邦人被害が散見されます。
- (c)窓
- 侵入される可能性のある窓全てに鉄格子をつけます。この際,車のジャッキで開けられない丈夫な構造及び素材を選び,壁内の鉄骨に溶接する等,外から工具で外したりできないように設置します。また火災等の発生に備え,内部から開閉できる部分を作っておくことが望ましいです。
- (d)避難室
- 強盗が侵入した場合,身の安全を確保し外部へ連絡するための退避室を設置する必要があります。避難室は主寝室が適当と考えられています。
- 避難室の扉は鉄扉か,その扉の手前に鉄格子扉を設置します。
- 避難室の扉には「錠前」,「閂」を2箇所以上取り付け,ドアスコープを設置します。
- 避難室の窓には鉄格子を設置します。
- 避難室には「固定電話」,「携帯電話」,「無線機」等の外部に異常を知らせるものを備えておきます。
(2)外出時の注意事項
- ア.「スリ」「ひったくり」「置き引き」「暴行」「路上襲撃」等の予防
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- 緊急時の連絡先電話番号を常に携帯しておきます。
- 現金は必要以上に持たず,小分けして持ちます。
- カード類は脅迫によって暗証番号を自白させられ,現金を引き出される可 能性があるので,必要な時以外は持ち歩かないようにします。
- 華美な服装や装飾品は控えます。「ネックレス」,「バッグ」,「携帯電話」等は歩行中にバイク等からすれ違いざまにひったくられることがありますので注意し,必要時以外は身に付けないようにします。
- タクシーパークなどの混雑した場所やスラム街には可能な限り近づかないようにします。集会等がある場所も民衆が暴徒化する可能性がありますので近づかないようにします。
- 「通勤」,「通学」,「買い物」等に使用する路程は,時間帯や経路を固定すると犯罪のターゲットになりやすいので,安全な複数のルートを使い,時間帯や外出する曜日も出来る範囲でずらします。
- 出張等で普段行かない場所へ行く際には,事前に「治安情勢(各県には治安情報収集機関ISOがあります)」,「自分の携帯電話が使用できるか」,「燃料補給場所」,「道路状況」,「修理工場の有無」を確認します。
- パーティー等に参加する場合は,信頼のおけるパートナーと共に出向き,主催者と面識のない場合は,避けたほうが賢明です。
- 自宅に限らず屋外に出る時は「不審者の有無」,「警備員が配置されていない」等の異常がないか,周囲の安全を確認してから出るようにします。また自分の車両にも「細工等がされた形跡がないか」,「外回り」,「下面」,「車内」を確認してから車のドアを開けます。公共の場で「政治」,「宗教」,「文化」等について,大きな声で批判したりすることは控えます。
- 路上で「大麻」,「コカイン」等の薬物を売りつけてくることがありますが,ウガンダでも違法ですので絶対に買わないでください。
- ウガンダ環境規約で,公共の場で煙草を吸ってはいけません。火のついた煙草も持ってはいけないとされていますのでご注意ください。
- 見知らぬ人物からもらった飲み物や食べ物には睡眠導入剤が混入されている可能性があるので注意します。また一人でいる場合は,自分の飲食物を置いて,その場を離れることのないようにします。
- 駐停車は安全な場所(「照明があり警備員が近くにいる」,「駐車場所から目的地まで長距離を歩かない」等)を選びます。
- 車両移動中はドアをロックし,窓は閉める,もしくは開けても少しだけにしておきます。
- ガラスには飛散防止フィルムの貼付けが望ましいです。
- 車両に積む荷物は座席等の目に見えるところに置かず,トランク等に入れます。
- 車両は「ライト」,「タイヤの溝」,「空気圧」,「各種オイルの量」等を含め常に良好な状態にしておきます。燃料も非常時に備え,常に最低でもタンクの半分以上は入れておきます。
- 車両には故障等に備え「修理道具」,「スペアタイヤ」,「牽引ロープ」,「消火器」,「ブースターケーブル」,「発炎筒」等を入れておきます。
- 交差点等で停車する際は,強盗が近づいてきても逃げられるよう,前の車両との間隔を詰め過ぎないようにします。
- 尾行されている可能性がある場合は,「ルート変更」,「Uターン」等をして,通行量の多い道路を使い,警備員のいるホテルの駐車場等,安全な場所に入ります。
- 車両運転中に見知らぬ人物が近づいてきた場合は,強盗の可能性があるので停車しないようにします。車両故障を装って強盗する場合もあるので注意します。
- 強盗に遭ってしまった場合には,生命の安全を第一に考えてください。犯人を刺激しないよう抵抗せず指示に従います。焦って急な行動をとると,反撃されると誤解され,攻撃を受ける可能性があります。ポケットに手を入れる等の行為は,武器を取り出すのではないかと誤解される可能性がありますので,必要な場合はゆっくり行います。
- イ.住居侵入(空き巣)の予防
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- 自宅から外出する際は各窓の施錠を確認,扉もしっかりと施錠し外出します。数分の外出であっても必ず施錠します。
- 帰宅時は自宅の周囲に不審者が潜んでいないか,侵入された形跡がないか確認してから自宅に入ります。
- 子供だけの留守番はさせないようにします。
- ウ.夜間の外出について
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- 必要最低限に留め,単独や徒歩での外出は控えます。
- 郊外への移動は犯罪や交通事故に巻き込まれやすいため,不要不急時以外は避けるようにします。
- 日頃から現地の人や周囲の人に夜間通らないようにしている場所を確認します。
- 不審車両の有無等,周囲の状況を頻繁に確認します。車両走行中も確認します。
- 外出時には室内の「電灯」,「テレビ」,「ラジオ」をつけておき,留守だと思わせないような処置が有効です。
- 夜間,一人で店から出てタクシー等を待つのは危険です。
- 日本国内では店や家の前で挨拶をしている人達を見かけますが,危険ですので速やかに建物に入る等をしてください。車で送ってもらった場合,車を見送ったりせず速やかに建物内に入ります。
- エ.車上荒らしの予防(ドライバーが待機しない場合)
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- 路上駐車は出来る限り避けます。やむを得ず路上駐車をする際は,人通りや衆目があるところを選びます。また,長時間の駐車は狙われやすいと心得てください。
- ドアキーを防犯性の高いものに交換し,「ハンドルロック」,「シフトロック」,を取り付けることも効果があります。
- サイドミラーやランプ類も盗まれることがありますので,ドアミラーは倒し,出来ればミラーに車両のナンバーを刻印.ランプ類はリベット止めをしておきます。
(3)生活上の注意点
- ア.知人・友人
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- 外国人の知人・友人を自宅に宿泊させないようにします。過去に日本人男性がウガンダ人の友人を自宅に宿泊させたところ,就寝中に現金やクレジットカード等が入った財布を盗取されました。
- ウガンダでは毒殺事件が頻繁に発生しており,その多くが嫉みや恨み,金銭問題によるものと言われています。親しい間柄であっても,反感を買うような言動は慎み,また金銭問題に巻き込まれないようにして下さい。
- イ.近隣
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- 日頃から派手な生活は慎み,出来るだけ周囲に溶け込むようにします。周囲の人々と良好な人間関係を保つと共に,犯罪につながるような情報は口外しないよう気をつけます。
- 不自然な騒がしさ,異様な静寂など周囲の音にも気を配ります。
- ウ.訪問者
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- すぐに扉を開けずにドアスコープ,なければ近くの窓から確認し,不審者ではないか,不審者が近くにいないか確認します。可能ならば盗難防止を施したカメラ付インターホンを設置することをお勧めします。
- ドアを開ける場合はドアチェーンを掛けたまま開け,来訪者を確認します。
- 工事であれば派遣元の電話番号を調べ,電話で確認します。
- 親しい知人であっても,見知らぬ人が一緒の時や非常識な時刻の訪問の際には,十分注意が必要です。
- エ.使用人
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- 使用人の雇用は信頼できる人から紹介を受けるようにし,使用人が犯罪の手引きをしないよう常日頃から言動や態度に注意します。
- 使用人がつい出来心で盗みを働きたくなるような環境を作らないよう,注意します。
- 使用人が無用心にならないよう,「来訪者への対応」,「電話の対応」,「主人不在時の対応」の各要領を教育します。
- 使用人がいる時に鍵を放置,または使用人に鍵を預けたりすると,複製される可能性があります。外出時は使用人がいても,鍵を持って出るようにします。
- 防犯上,使用人とのコミュニケーションを密にし,信頼関係を作ることも大切ですが,公私混同をしてしまわないよう気を付けることも必要です。
- 警備員は夜間寝ていないか,出入りする者や車両を十分チェックしているか等を観察し,優秀な警備員がいれば,その者を常に配置するよう警備会社に申し入れるのも有効です。
- 警備員が泥棒を黙認あるいは共謀し,自ら窃盗を働くといった事案は日常的に発生しているので,警備員を過信しないようにします。特に銃を携行している場合は,住民を襲う場合もありますので,酔って警備員に絡んだり住居に入れたりしないようにします。
- 警備員が変更となった場合は,怪しい行動や言動がないか注意します。警備会社の管理や警備員自体の質にはばらつきがあります。警備会社に所属しているからといって信頼しないようにします。
- 使用人や警備員が失踪した場合,犯罪発生の可能性がありますので,家の鍵を全部交換する等の対策をします。
- オ.鍵
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- 就寝時はすべてのドア(「各部屋」,「トイレ」,「バスルーム」等)を施錠した上,鍵は全て寝室に持って入ります。特に寝室は施錠忘れのないように注意します。
- 鍵の本数を定期的に確認し,紛失や不要な複製はないか調べます。
- 不要な複製鍵はすぐに切断等して悪用されないようにします。
- カ.郵便物等
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- 「差出人不明」,「切手が貼り過ぎ」,「差出人の住所と消印の場所が違う」,「丈夫過ぎる梱包」,「異常な重さ」,「重さに偏りがある」等は,注意必要です。
- キ.電話
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- こちらから名前を名乗るのは避け,家族の行動予定も話さないようにします。
- 家族が事故にあった等で呼び出しがあった場合,関係者に電話をして事実であることを確認してから行動します。
- ク.長期旅行
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- 異常を感知したら,自動的に警備員等が駆けつける警報システムを予め設置しておくのが望ましいです。その場合は駆けつけた警備員がどのような対処をするのか,事前に打ち合わせておく必要があります。
- 「親しい知人や同僚に住居の鍵を預けて点検を依頼し夜間に照明を点灯してもらう」,「自動タイマーでラジオを作動させる」等をして,長期不在であることが確認できないようにしておくことも有効です。
- 使用人を不在中に住居へ住まわせたり,使用人等に鍵を預けたりする場合,その人物が信頼に値するという確証がある場合のみにすべきです。
- ケ.職場
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- 危機管理についての担当部署を設置し,普段からの防犯対策,緊急事態の役割分担や対処方法を決め,マニュアル化します。
- 脅迫電話があった場合のチェックリストや対処方法を決めておきます。
- 業務中の面会は,アポイントや面識の有無を確認してから行うようにします。
- 仕事関係や面識のある人以外への名刺交換は避けます。
- かかってきた電話は記録に残し,可能ならば録音装置に記録しておきます。
- 外部で爆発や銃撃があった際に被害を軽減するため,窓ガラスに飛散防止フィルムの貼付が望ましいです。
- 外部から在・不在等の行動が確認できないよう,ブラインドは常に閉めておくことが望ましいです。
(4)交通事情と事故対策
- ア.公共交通
- 全体として整備不良車両が多く,運転も無謀な運転手が多いです。また適切な保険へ加入している車両は少ないようです。マタツ(乗合タクシー)やボダボダ(バイクや自転車のタクシー)は手軽な乗り物ですが,事故が多数発生しています。マタツに乗車中はスリに気を付け,荷物は胸で抱えるようにして持ち,また他の乗客がいなくなる前に下車してください。特に交通量の多い都市での移動は,ボダボダは非常に危険なため,やむを得ない事情を除き使用しないでください。
- イ.当地の運転状況
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- 交差点,ラウンドアバウト(サークル)では,強引な割り込みをする車両が多く,注意が必要です。
- マタツやボダボダは交通法規を無視して走行している場合が多く,特にボダボダは車両の死角になりやすいところを走行している場合が多いので,接触しないよう周囲の状況をしっかり確認しながら走行します。
- ヘルメットを着用していないボダボダの運転手や乗客を見かけますが,ウガンダでも法律違反となりますし,非常に危険ですので,やむを得ず乗車をする場合は,必ずヘルメットを着用してください。
- 2車線の道路や路側帯,登坂車線のある道路では,外側から追い抜きをする車が多いので注意します。
- 夜間は常時ハイビームにして走る車両が多いうえ,のんびり道路を横断している歩行者もいるので注意します。また整備不良で片側のライトしか点灯していない車両や全くライトを点灯していない車両,荷物で後部の燈火類や反射板が見えない車両もありますので注意します。
- ウ.道路
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- ウガンダの道路は全般的に状態が悪く,舗装道路でも頻繁に穴があいていますので注意が必要です。
- 雨天の際は各所で道路が水没し,深みにはまった車両等で渋滞を引き起こします。
- 主要幹線道路の大半は片側一車線程度と道幅が狭いにもかかわらず,大型車両が無謀なスピードで往来し,追い越しや割り込みも頻繁で,特に夜間においては危険であり,大きな事故も多発しています。自分が安全運転を心掛けていても,他の車両の無謀な運転により事故に巻き込まれる可能性がありますので,注意が必要です。また遠方へ車両で行く場合は,故障等を想定し,出来れば複数車両で移動します。
- 舗装していない道路では,路上の石が飛ぶので,速度を抑え,他の車両と十分な車間距離をとります。
- エ.交通事故を起こしたら
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- 野次馬が集まり,暴力を受けるなどのトラブルに巻き込まれる恐れがありますので,不用意に車外に出ないようにします。
- すぐに保険会社に電話を掛け,対処について相談することもひとつの手段です。
- 簡単に示談できないような事故の場合は,警察を呼ぶことを躊躇しないでください。
- その場にいることが危険だと感じたら,たとえ被害者が大怪我をしていたとしても救護せず,ただちにその場から離れて下さい(近くの警察署に向かってください)。
(5)テロ・誘拐対策
テロリストや誘拐犯は事前に綿密な調査を行いますので,その予兆がないか注意して生活します。また普段からテロリストの「目的」,「能力」,「動向」やウガンダ人の対日感情の変化等について情報を収集しておきます。
- ア.安全の3原則
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- 「目立たない」
- 「行動を予知されない」
- 「用心を怠らない」
- イ.誘拐事件対応ポイント
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- 直ちに大使館に連絡して下さい。
- 情報の管理には特に気をつけて下さい。
- ウ.誘拐事件の電話対応
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- 会話を録音する,もしくは出来るだけ複数の人でメモを取ります。
- 出来るだけ犯人に話しをさせ,犯人の声の特徴など,出来る限り情報を収集します。
- 犯人のみが知り得る人質の個人情報の提供を求め,相手が真に人質を取っている犯人かどうかを常に確認します。
- 人質との会話,人質の生存の具体的証拠を求め,健康状態を常に確認します。
- 今後も長く交渉を続けなければならない相手であるとの前提のうえ,犯人を刺激せず,信頼関係の構築に努めます。
- 先方の要求を確認します。
- 次回の連絡方法,日時を確認します。
4.緊急連絡先
(1)大使館
(開館は、祝祭日を除く月曜日~金曜日 08時30分~17時15分)
- 開館時:041-4349542~4
- 閉館時:075-2734463、075-2734469
(2)警察・消防・救急
- 999または112
- Kampala Central Police Station:041-4254561
(3)医者、病院
- The Surgery:041-4256003、075-2756003(夜間・救急)
- Kololo Hospital:041-4231935
- International Hospital Kampala:031-2200400、077-2200400(夜間・救急)
- Africa Air Rescue(AAR):041-4258527
- Dr. Musawwir Ahmad(歯科):041-4256880
(4)滞在許可
- Department of Immigration:041-4231031
(5)観光協会
- Uganda Tourist Board:041-4342196
Ⅲ.在留邦人用緊急事態対処マニュアル
平成24年3月1日
在ウガンダ日本国大使館
当国において「内乱」「クーデター」「大規模な暴動」等の緊急事態が発生した際,大使館は全力をあげてその対応に当たりますが,在留邦人の皆様におかれましても,安全対策に万全を期して頂くことをお願いします。
そこで,大使館として内乱等が起きた際に皆様が迅速に対応できるよう,平素の心構えと必要な準備についてのマニュアルを参考までにお配りします。
1.平素の心構えと準備
(1)連絡体制の整備
- 3ヶ月以上滞在する場合は在留届を提出して頂く必要があります。また転居等により連絡先が変更になった場合や,ウガンダでの生活を終え出国する際は,必ず大使館まで連絡してください。
- 所属先や家族間でも緊急の際の連絡方法を決めておき,また平素よりお互いの所在を把握しておくことが大事です。
- 緊急事態が発生した際には,大使館から「電話」「Eメール」「SMS」で情報の提供等を行いますが,「電話」「Eメール」「SMS」が不通になった際には,大使館ホームページ上に治安情報を掲載致しますので,逐次確認してください(http://www.ug.emb-japan.go.jp/
)。
- 大使館からの連絡は在留届に従い各世帯の代表宛に行いますので,各世帯において情報の共有をお願いします。
(2)一時避難場所及び緊急時避難先
- 緊急事態発生の際には,常に周囲の状況に注意し,可能な限り情報を収集し,危険な場所に近づかないようにして下さい。事態が深刻になった際の一時避難場所(連絡が取れる場所が望ましい)は,どこにするか検討しておくことが必要です。
- 大使館は,緊急事態に際しての避難場所として,大使館事務所を想定しておりますが,事態の状況により他の場所を指定することもあります。
- 第一次避難場所と大使公邸
(3)緊急事態時における携行品,非常用物資の準備
- 「旅券」,「現金」等の必要なものは,直ぐに持ち出せるよう準備してください。
- 緊急時には一定期間自宅待機をお願いすることもありますので,非常用としての「食料」,「医薬品」,「燃料」等を一週間分の準備してください。
- 緊急時に備えて準備しておくチェックリストは,別紙を御参照してください。
2.緊急事態発生時の行動
(1)心構え
緊急事態の発生又はその恐れがある場合には,大使館は皆様の安全に万全を期すため,「情報収集」,「情勢判断」及び「その対策」を行います。また必要な情報は随時,「電話」,「Eメール」,「SMS」を通じて在留邦人の皆様に連絡します。緊急時には情報が錯綜しますので,平静を保ち流言飛語に惑わされたりすることないように注意してください。
(2)情勢の把握
大使館からの連絡は「電話」,「Eメール」,「SMS」により行いますが,これらが不通の際は,「大使館ホームページ」を逐次確認してください。
(3)大使館への連絡
- 自宅周辺での異常事態を把握した場合には,大使館に連絡してください。情報を共有し,情勢を検討する上で貴重な情報となります。
- 自分や自分の家族,又は他の邦人の「生命」,「身体」,「財産」に危害が及び,又は及ぶ恐れがあるときは,迅速にその状況を大使館に連絡してください。
(4)国外への退避
- 大使館が「退避勧告」を発出した際には,一般商用便が運行している間はそれを利用し,可能な限り早急に国外へ退避してください。その際は,必ず事前もしくは事後(可能な限り事前に)に大使館(退避先在外公館または外務省も可)にご連絡をお願います。一般商用便の運行がなくなった場合や満席で予約が取れない場合等は,その他の方法(チャーター便の手配,陸路による脱出等)による国外退避が必要となりますので,大使館との連絡を緊密に保つよう心掛けてください。
- 事態が切迫した場合には,大使館から退避又は避難のための集合を呼び掛けます。その際には,上記1.(2)で指定した緊急時避難先に集合して下さい。避難先で待機する必要が生じることも想定されますので,可能な限り上記1.(3)の非常用物資を持参するようお願いします。また緊急時には自分及び家族の「生命」,「身体」の安全を第一に考え,その他の携行荷物は必要最小限にするようお願いします。
(別紙) 緊急事態に備えてのチェックリスト
1.旅券
旅券については常時6ヶ月以上の残存有効期間があることを確認しておいてください(6ヶ月未満の場合は切替新規発給申請をして下さい)。旅券の最終頁の「所持人記載欄」は漏れなく記載してください。下段に血液型を記入しておくと良いでしょう。また,イエローカードは旅券とともに所持しておいてください。
2.現金,小切手,貴金属,クレジットカード
これらの物は旅券同様に直ぐに持ち出せるよう保管しておいて下さい。現金は家族全員が一週間生活できる程度の外貨(「米ドル」,「ユーロ」等)及びウガンダシリングを最低限用意しておくことをお勧めします。
3.自動車の整備等
- 自動車の状態は常時,良い状態を保ってください。
- 燃料は常時,少なくともタンクの半分以上は入れておくようにしてください。
- なお自動車を所有していない方は,近くに住む自動車を所有している方と平素から連絡を取り,必要な場合に同乗できるよう相談しておいてください。
4.携行品の準備
- 避難場所への移動を必要とする事態に備え,上記1.から3.に加え次の携行品を備えておき,直ぐに持ち出せるようにしておいてください。
- 衣類(「長袖」,「長ズボン」で行動しやすく華美ではなく,「麻」,「綿」等の「吸湿性」,「耐暑性」に富む素材が望ましい)
- 履物(行動に便利で靴底の厚い頑丈なものが望ましい)
- 洗面用具(「タオル」,「歯磨きセット」,「石鹸」等)
- 非常用食料等
しばらく自宅待機する場合も想定して,「米」,「調味料」,「缶詰類」,「インスタント食品」,「粉ミルク」等の保存食及びミネラルウォーターを家族全員で一週間程度生活できる量を準備しておいてください。
- 医薬品等
「家族用常備薬」,「常用薬」,「外傷薬」,「消毒用石鹸」,「絆創膏」等。
- ラジオ
電池仕様のもの(電池の予備も忘れないようにしてください)。
- その他
「懐中電灯(予備の乾電池)」,「ライター」,「ろうそく」,「マッチ」,「ナイフ」,「缶切り」,「栓抜き」,「紙製の食器」,「割り箸」,「固形燃料」「簡単な炊事用具」,「ヘルメット(防災頭巾)」
Ⅳ.結語
昨今の海外での治安・社会情勢の変化は急激に変化しており,その分野の専門家であったとしても,予想出来ないこともあります。予想出来ないからこそ,万が一に備え,可能な限り安全対策の準備をする事が重要です。
この「安全の手引き」を一読して頂き, 在留邦人の皆様がウガンダでの安全対策により興味・関心を持って頂ければ幸いです。最終的に自分の身は自分で守らなくてはなりません。自宅あるいは職場で,皆様が実際の生活に照らし安全対策のシミュレーションを行い,その上でオリジナルの「安全の手引き」を作成し準備することが出来れば,皆様が被害に遭う確率は,かなり低くります。
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