在留邦人向け安全の手引き 在ソロモン日本国大使館

在外公館がまとめた安全の手引きです。海外の在留邦人が、事件や事故に巻き込まれないために留意すべき事項の他、(必要に応じて)戦争、暴動等の緊急事態への備えと緊急時の対処方法が記載されています。


安全の手引き

2011年2月
在ソロモン日本国大使館
(改訂版)

目次

  1. 日常生活における心構え
    • (1)安全対策の基本的心構え
    • (2)連絡体制の確保
    • (3)旅券の取扱
    • (4)ワントーク・システムについて
  2. 防犯対策
    • (1)防犯の心構え
    • (2)犯罪の特徴及び発生状況
    • (3)各種犯罪に対する具体的注意事項
    • (4)防犯チェックリスト
  3. 緊急事態発生時の処置基準
    • (1)クーデター、暴動等
    • (2)自然災害
    • (3)海外危険情報
    • (4)緊急用準備品リスト
  4. 緊急事態発生時の処置基準
    • (1)交通事情
    • (2)事故に遭遇した時
    • (3)交通事故対策
  5. テロ・誘拐対策
  6. 感染症予防
  7. 緊急連絡先及び主要機関一覧
    • (1)緊急連絡先(大使館、警察、消防、救急等)
    • (2)主要機関一覧表

付属資料

はじめに

テレビの海外危険情報の報道にも見られますように海外における事件、事故などの被害に遭遇される日本人の数は年々増加傾向にあり、その被害内容も多種多様です。また、地域によってもその被害内容には違いがあることは既に海外でご活躍されている皆様においては、十分ご承知のことと存じます。

本マニュアルは、当国の事情を踏まえ、生活、防犯、緊急事態、交通事情、テロ・誘拐(一般論)と大きく5つに分け、皆様が当地において安全に過ごし、また何らかの事態が発生した場合に的確・迅速に対応していただくために作成しました。

本マニュアルの内容は常識的な事柄が多いですが、これを機会に皆様が、万一、緊急・非常事態に遭遇した場合に落ち着いて行動するための一助になればとの願いのもとに作成しましたので、どうぞご一読頂きますよう宜しくお願い申し上げます。

なお、このマニュアルに関するご質問、治安及び防犯についてのご相談、さらには被害に遭った場合の処置等については、昼夜を問わず大使館領事・警備担当官へご連絡ください。

在ソロモン日本国大使館
(電話:+677 -22953(代)/ FAX: 677-21006)

1.日常生活における心構え

(1)安全対策の基本的心構え
(イ)自分と家族の安全は自分達全員で守る

当国は、全般的に治安が良いとは言えません。RAMSIの派遣により治安情勢は改善されましたが、未だ種々の問題があります。このような状況の中では、何よりも自分と家族の安全は自分たち全員で守るという強い心構えが大切です。

(ロ)予防が最良の危機管理

事件、事故、災害などに巻き込まれてしまってからでは遅すぎます。予防こそが最高かつ最重要の危機管理であることを肝に命じ、予防のために必要な努力と経費を惜しまないようにしてください。家族、社員全員が怪我もなく、無事に帰国できればその安全のための経費は最も価値のある投資といえます。

(ハ)悲観的に準備し、楽観的に行動する

「備えあれば憂いなし」。常に最悪の事態を想定し、物心両面から準備を行い、万全の対策を講じた上で、日々の生活に注意しながらも楽観的に生活することが重要です。

(ニ)住宅面の安全確保

近年家屋侵入が増加しています。住宅は生活の基盤であり、その安全を確保することは最優先事項です。住宅の安全対策が確保されなければ、仕事や日常生活に悪影響を与える結果となりかねません。従って、住宅の選択には十分な時間を費やして検討し、可能な限り費用をかけることが必要です。

(ホ)現地社会に溶け込む

個人の性格も様々ですが、普段から隣人、コミュニティ、在留邦人等と付き合い、良好な関係を築き上げるように努め、様々な個人や組織との間でネットワーク作りを心掛けてください。そうしますと、いざというときに隣人の助けも得られますし、自然と様々な情報が入ってきます。

(へ)情報の入手

当国においての情報は、テレビ・ラジオ・新聞のみでは十分ではありません。それ以外にも、例えば、インターネットのニュース、豪州、フィジー、ニュージーランド発の海外マスコミからのニュース、そしてココナッツニュースとよばれる現地社会の噂なども一つの情報となります。但し、噂などは、大きく誤った情報も多々ありますので、これらの情報が正しいものかどうかを選別する目を持つことが重要です。

また、事件、事故が発生した場合には、大使館からFAXやeメールによる邦人の皆様への情報提供を行っています。

(2)連絡体制の確保
(イ)在留届

在留届とは、外国で滞在する際のいわば住民登録です。旅券法第16条により、外国に住所又は居所を定めて3ヶ月以上滞在する方は、氏名、旅券番号、連絡先等を『在留届』として在外公館へ提出することが定められていますので、必ず当館へ在留届を提出してください。また、提出後、記載事項に変更が生じた場合には、変更手続きを必ず励行してください。

もし、本届の提出がなされないと、事件や事故、或いは大災害のときに皆様の安否確認又は本邦留守宅への連絡ができません。また、記載事項の変更届がない場合には、いざという時にこちらからの連絡が受けられないことになります。さらに、帰国の前にはその旨を連絡して下さい。帰国の連絡がないままですと、緊急事態に際し、既に帰国している方のための安否確認に時間をとられ、なすべきところの連絡が遅れたりして、皆様の安否確認作業が遅れることになりかねません。

なお、本届は個人情報保護のために厳重に管理いたします。(3ヶ月以内の滞在予定者、短期滞在者、旅行者の方も緊急連絡先等は出来る限りお知らせください。)

※用紙は当館にありますが、外務省ホームページからダウンロードすることも可能です。また、遠隔地にお住まいの方は用紙の郵送又はFAX送信が可能です。

(ロ)緊急連絡網の作成

当館では、緊急連絡網を作成し、皆様に情報提供を行っていますが、緊急連絡網を作成するに際して注意事項を以下のとおり挙げます。

  • 一時帰国または出張、或いは旅行等で長期(1ヶ月以上を目安)に不在となる場合には、大使館までのご通報をお願いします。
  • ご近所又は同じ地域の方々の所在や連絡手段を可能な限り明確にしてください。
(ハ)連絡手段の確立

当国では、時折電話回線が不通となることがあります。携帯電話についても同じです。このような状況で、万一不測の事態が発生した場合には、可能な連絡手段(Eメール等)で必要な連絡を行います。電話回線が全く使用できない状況になった場合には、当館からラジオ放送(SIBC AM 1035)により必要な情報を提供します。また、重大な事態等の場合には本国からNHK海外放送により必要な情報の提供及び連絡を行います。

このため、FMラジオ又は短波ラジオは、緊急事態発生時の情報収集に大変重要となりますので、予め準備しておいてください。また、短距離無線機は若干高価ですが、長期滞在者の方は緊急時の唯一の通信連絡手段として是非購入されることをおすすめします

(3)旅券の取り扱い

旅券(パスポート)を日頃から厳重に管理しておくことの重要性は言うまでもありませんが、常時6ヶ月以上の残存有効期間があるか否かを確認しておいてください(有効期限が残り6ヶ月を切っている場合は、早めに切り替え手続きをしてください。)

当館ではIC旅券の作成は出来ませんが、旅券発給依頼書を当館で受理し、外務本省で作成したIC旅券の発給を行っております。

また、旅券の最終頁の「所持人記入欄」には、漏れなく記入をお願いします。特に、余白のところに「血液型」を書いておくことをお勧めします。

(4)ワントーク・システムについて

「ワントーク」とはピジン語で、「一つの(wan)言葉(tok)」を意味します。つまり、同じ言葉を話す同族の人々の意味から派生して、同じ村、同じ部族、同じ州の者に対する「仲間意識」を意味しています。

しかし、これに付随する習慣に「ペイバック(仕返し)」があります。これは同一内のワントークが、他のワントークに危害を加えられた場合、「同程度の報復を加えるべし」という社会の習慣があり、被害側は加害側のワントーク集団のメンバーであれば誰に仕返ししても構わないという考え方です。

皆さんは、この「ペイバック」には十分注意する必要があります。もし、加害者が邦人であった場合、在留邦人全体がペイバックの対象に成り得ますので、些細なことでも感情的にならず冷静に行動するように心掛けてください。

2.防犯対策

(1)防犯の心構え

当国の犯罪の種類としては、強盗、家屋侵入、車両強奪、置き引き、スリ等の財物奪取を目的とした犯罪が大半を占めています。また、喧嘩から傷害事件や殺人事件になるケース、ペイバックを目的とした犯罪もあります。このほか、傷害、婦女暴行、殺人も発生しています。これらの犯罪は、深夜・早朝に起こることが多いようですが、日中でも起きる可能性は否定できません。自分の思うようにいかず欲求不満が高まったり、酔っぱらったりすると、突発的に起きる傾向があります。

また、最近では特に外国人宅を狙い撃ちにした家屋侵入・強盗が増えておりますので、十分注意が必要です。

(2)犯罪の特徴及び発生状況
  • 夜間のナイトクラブなどやその周辺地域において、外国人や旅行者に対する強盗事件、泥酔者同士の喧嘩などから傷害事件や殺人事件に進展することがあります。当地では、泥酔者には特に注意が必要です。
  • 中央市場など人が沢山集まる場所では、スリの被害に遭うことがあります。その手口は、幼稚なレベルですが、十分注意をする必要があります。スリは後ろから近づき混雑する通路などでポケットの中に手を入れて、中の財布やお金を盗みます。
  • クリスマスやイースターなどの大型連休前は、家屋侵入・強盗が増加しております。
  • ドアの鍵をこじ開けたり、窓の鉄格子を壊して、家屋に侵入し、強盗や盗みをするケースがあります。
  • 屋外にある物品を盗んだり、駐車してある車両から、カーステレオ、タイヤなどを持ち去ったり、タイヤの空気を抜いたり、傷を付けたりするいたずらが報告されています。
  • 家屋泥棒の常習犯は、いろいろな工具を携帯していて、2~3人のグループで行動し、ドアの鍵や防犯用鉄格子などをこじ開けて侵入します。
  • 犯罪とはいいきれませんが、当国では土地制度が法的に未整備であるため、知らない土地や海岸を無断で利用すると法外な入場料を請求されることがあり、対応を間違えるとトラブルになることがあります。
(3)各種犯罪に対する具体的注意事項
(イ)強盗等の対策

武装強盗団は金品、電化製品、車両等財物の強奪が目的であるケースが多く、従って、強盗に遭遇した場合は先ず身の安全を第一に考え、抵抗せず、所持品を差し出すつもりで、落ち着いて対応してください。

≪注意事項≫

  • 外出時は、短距離でも車で移動する。特にカジノやナイトクラブ周辺では注意が必要です。
  • 車の乗り降りの際には、不審な者が居ないか等周囲の状況を確認する。
  • 乗車後、直ちにドアをロックする。
  • ゲート出入時(帰宅時、特に夜間)は、周囲の状況を確認し怪しい車両が後続していないか注意する。
  • 車で走行中(交通量の少ない道路、郊外)、路上に障害物を認めたら停車せず、確実に通り抜けられる状況でない場合は、速やかに引き返す
  • 他人の土地には興味本位で立ち入らない。
  • 単独で郊外へのドライブはなるべく避ける(特に女性)。
  • 銀行、マーケット、レストラン等を利用する際には、なるべく警備員の配置されている場所又は入口の近辺に駐車する。
  • 自動現金支払機で現金を引き出す際には特に周囲に気をつける。
  • 大金の入っている財布あるいは現金は、他人に見せない特に精算時。あらかじめポケットなどに必要な額を用意しておく)。また、大きな買い物をする場合以外は、大金を持ち歩かない
  • 特別な時でないかぎり華美な服装をせず(特に女性)、なるべく現地社会から違和感をもたれないように心がける。
(ロ)家屋侵入対策

金品がありそうで、防犯対策が十分でない家屋が被害に遭う傾向があり、一度発生したところは再発の可能性があることを十分注意してください。

このため、独立家屋に居住する場合は、警備員を雇用し、警備用の犬を飼うことが有効です。現地の警備員のレベルは、先進諸国の警備員程高くはありませんが、警備員が毎日自宅敷地内にいることが少なくとも抑止力となる効果はあります。なお、警備員との間の人間関係についても、日頃から声をかけるなど無用な反発を招かないよう彼等との間の信頼関係を構築することが必要不可欠です。

≪注意事項≫

  • 防犯フェンス、ゲートの強化2.5メートル以上、鋼製、有刺鉄線)
  • ゲート及び玄関付近の防犯灯は明るくし、植木等の樹木を撤去することが望ましい。
  • 玄関ドアには鍵を増設(2重3重)し、チェーン式よりもデッドロック式またはボルト・バー式のものを装備する。
  • 窓はドア同様に鍵を増設し、要すれば鉄格子等外部からの侵入を防げる対策を講じる。
  • 外出時には、必ず全部屋の窓を施錠する。
  • 隣家の屋根等に面する窓があり、そこからの侵入が可能と思われる場合は、鉄格子又は有刺鉄線を設ける。
  • 侵入警報装置緊急通報装置を設置し、良質のガードマンを雇用する。
(ハ)車両窃盗対策

その高い価格に目をつけて車両窃盗事件、車上荒らし等が発生しています。

≪注意事項≫

  • 購入と同時に、任意保険に加入する。
  • 盗難防止装置を付ける。
  • 道路脇からの投石等に対処するため、セキュリティーフィルム又は飛散防止フィルムを窓ガラスに貼る。
  • 人目に付かない暗い場所等に駐車しない
  • 短時間といえども、車から離れる際はドアをロックする。
  • 車から離れるときには、絶対に車内に貴重品やバッグ類を車外から見えるところに残さない
  • 車の鍵は、必ず自分で管理し、他の者に複製する機会を与えない。
(ニ)暴行対策

当国では娯楽がほとんどないことや、また結婚したくとも結婚にお金がかかるため結婚が容易でないこと、あるいは、就職機会が少ない等の理由により未就労者が市街に溢れており、彼等のフラストレーションが増大していることが予想されます。そういった状況から、暴行(婦女暴行を含む)に対する警戒が必要です。

≪注意事項≫

  • 昼間でも、人通りの少ない場所での一人歩きや、駐停車はしない。
  • 短距離でも、必ず車で移動する。
  • 現地人男性が、たむろしているような場所へは近づかない
  • 派手な服装又は露出部分の多い服装での外出は控える。
  • 郊外へのドライブは、必ず男性同伴かつ複数の車で行く。
  • 単独のタクシー利用は控える。
  • 見知らぬ来訪者は、絶対に家の中へ入れない。また、いきなり玄関に来た場合でも、決してドアを開けて応対しない
  • 修理人が派遣されてきた場合には、家に入れる前に派遣元又は大家に電話で確認する。また、家に入れる場合には、できるだけドアを開放しておき、可能であれば付添人を依頼する。
(ホ)スリ対策

マーケットでスリによる被害が発生しています。犯行の手口は、幼稚なケースが多いですが、見知らぬ人が異常に接近してきた場合は要注意です。いずれにしても十分な注意を払うことに心がけ、常に財布などを意識しておくことで、事件を防ぐことができます。

≪注意事項≫

  • マーケットでは、大金を使うことはなく、10ソロモンドル以下の紙幣を複数所持していれば十分です。100ソロモンドル紙幣は両替ができないこともあり、大金の入った財布は持たない方が良い。
  • 貴重品等を持ち歩く場合には、必ず体の前面で保持し、ファスナーやポケットは確実に閉めておく。
  • 人混みの中を歩く場合は、常に周囲を観察し、特に背後に十分注意する。
  • 尾行者の存在を確認する手段として、不意に立ち止まる、歩く速度を変える、突然方向を変えるなどが有効です。
  • 所持品をひったくられそうになった場合は、不必要な抵抗は行わない
(ヘ)土地問題

当国では、土地制度が法的に未整備であるため、そのため一つのトラブルから発展して村単位での争いに発展することがあります。

これらの原因は、主に鉱物資源、水、森林、観光資源といった金銭にまつわる争いが殆どです。

また、このようなトラブルには、往々にして土地所有者が複数名乗りを上げてくる傾向が見られます。そして、一部の所有者のみに利用料としての金銭を提供すると、その他の所有者が金銭を要求し始め、これに応じないと嫌がらせを行ったりします。場合によっては所有者同士が争うといった事態にもなります。知らない土地や海岸の利用、及びプロジェクト推進などには、事前に現地の方などから情報収集して、問題のある地域でないかを選別することが必要です。

(4)防犯チェックリスト

別紙第1PDFが開きますのとおり。

3.緊急事態発生時の処置基準

(1)クーデター、暴動等

当国においては、1998年に部族抗争が発生し、右が激化した2000年には邦人を含め多くの外国人が国外退避しました。また、2006年4月には新たに選出された首相に反対する市民による暴動が起き、中華街を始め中国系の商店等が略奪・焼き討ちにあいました。

常日頃からこのような緊急事態に対処できる準備をしておくことが重要です。本項では、事態が発生したときの判断・行動基準を記述しました。万一、クーデターや暴動等が発生した場合、事態は刻々と変わり、必ずしもマニュアルどおり進まないことが通常ですので、予め自ら準備したものに加えて本書にて知識を蓄えることにより、冷静に行動することが大事です。

(イ)緊急事態が発生したら

緊急事態が発生した場合又は発生する恐れのある場合には、当館は邦人保護に万全を期すため、情報収集、情勢判断及び今後の対策を講じるため直ちに対策本部を設けます。同時に、緊急連絡網等を通じて在留邦人の安否確認、情勢判断及び対策について随時連絡します。皆様は、流言飛語に惑わされることなく、冷静に行動し、また群集心理に巻き込まれないように注意して下さい。

また、日本国内のご家族などの関係者が在留邦人の皆様を心配されて東京にある外務省領事局海外邦人安全課に安否の問い合わせをする場合があります。その際に、現地の国の機関である大使館が在留邦人の方の所在や安否情報を確保していることはご家族にとって安心に繋がります。従って、緊急時の際には、大使館との連絡を密にしていただくことをお願い申し上げます。

(ロ)情勢の把握

当館は、あらゆる機関から情報を収集し、在留邦人の方々に必要な情報を提供します。これらの伝達手段は、以下のとおりです。

  • 緊急連絡網による電話連絡
  • 外務省ホームページの海外安全情報
  • FAX及びeメール
    なお、当館のeメールアドレスは以下のとおりです。
    je1@solomon.com.sb
  • NHK国際放送(周波数:3ヶ月ごとに更新されるためインターネットにて要確認。アドレス:http://www.nhk.or.jp/nhkworld/別ウインドウが開きます
  • SIBCによるラジオメッセージ(AM1035ヘルツ)
    地域により周波数が異なりますので注意してください。
    なお、時間帯は番組とのかねあいもあるため、定刻にメッセージを発することは難しいですが目安としての時間帯は、朝8時、昼正午、夕18時、夜21時です。
(ハ)当館への通報及び行動要領

皆様が独自で知り得た情報は、些細なことや信憑性の薄い情報でも構いませんので、遠慮なく当館へ直接又は緊急連絡網を通じて通報して下さい。また、自分やご家族あるいは邦人の生命・身体・財産に危害が及んだ場合又は及ぼす恐れのある場合は、当館まで通報して下さい。当館では、被害状況や情報の信憑性を確認して、警察や外務省に対して善処を求めるなどの対応を行います。

次に行動要領ですが、付近が特に危険でなければ、特別な指示がない限り自宅又は職場で待機して下さい。しかし、自宅又は自宅周辺が危険な状態に陥った場合、あるいは危険が急迫したと判断した場合等避難する必要が生じた際は、以下の事項に注意して行動して下さい。

  • 避難経路を想定する。
    2000年の部族抗争が激化した時期に、ホニアラ市内を横断する唯一かつ主要な道路が一時的に分断され、結果的にホニアラ市内が、中心部、西部、東部地区に一時的に分断されましたので避難経路を常日頃から想定しておくことが大事です。避難する場合はラジオ、大使館情報、当日市内を実際に移動した人からの情報(噂などではなく実際に目撃した情報が大事)などで確認して、慎重に行動してください。また、中華街、官公庁、商店街は、暴動が発生すると標的となりやすい場所でもあり、近づかないことが肝要です。
  • 時機を失せず退避し、退避後は速やかに大使館へ連絡する。
  • 当館で、予め避難場所を指定しますので、その指定場所へ避難する。
    避難場所
    • 市内中心部:メンダナホテル、若しくは大使館。
    • 市内西部:臨時代理大使自宅(タサへ地区)
    • 市内東部:書記官自宅(パナティナリッジ地区)
  • 避難の際には、必要物品を持参し行動する。
  • 自力での移動が困難な場合は、速やかに大使館まで連絡する。
(ニ)国外への退避

事態が悪化し、各自又は会社等の判断、あるいは外務省の勧告により自発的に帰国又は第三国へ退避する場合、その旨を必ず当館へ通報して下さい。当館への連絡が困難であった場合は、退避後速やかに当館又は外務省領事局海外邦人安全課(外務省代表:03-3580-3311)へ通報して下さい。

★外務省が「退避勧告」を発出した場合
①定期便が運行している場合は、これを利用し早急に国外へ退避。
②定期便が満席の場合は、臨時便又はチャーター便にて退避。
③上記のいずれも利用できない場合は、大使館の指示に従って下さい。

なお、事態の如何によっては、第三国軍用機又は同軍艦艇(あるいは我が国自衛隊機又は同自衛隊艦艇:但し被紛争地域に限る)により退避する可能性もあります。

また、当館から退避のための集合指示が発出された場合には、先に述べました退避場所を連絡しますので、そこへ集結して下さい。この際、多少の非常用物資等を持参し、携行荷物は必要最小限にして下さい。

(2)自然災害

近年、日本において、国民1人1人の自然災害に対する危機管理意識が高まってきており、各自又は各家庭で緊急用品の購入や諸対策を講じています。

当国においても、ハリケーン、地震、火山活動、津波等の自然災害は、時と場所を選ばず何時訪れるか判りません。これらの災害は概ね予知することが困難であるため、日頃から諸準備を備えておかなくてはなりません。このため、「緊急用準備品リスト」に示す事項を参考に、各自又は各家庭において必要物品を購入するとともに水、食料等の備蓄に心掛けて下さい。

(3)海外危険情報

従来「海外危険情報」、「海外安全相談センター情報」、「国・地域別海外安全情報」の3本立てで提供してきた渡航関連情報を、1本化することになりました。その情報は次のとおりです。

(イ)「渡航情報」
「危険情報」(旧「海外危険情報」)
最新の現地治安情勢やインフラなどの情報です。
「スポット情報」(旧「海外安全相談センター情報」)
限定された期間、場所、事項についての安全対策の観点から、個別に取り急ぎ発出する情報です。
(ロ)「安全対策基礎データ」(旧「国・地域別海外安全情報」)

防犯・トラブル回避の観点から役立つ基礎的情報(犯罪発生状況・防犯対策、査証・出入国審査、風俗・習慣・健康、その他滞在時の留意事項)

(ハ)広域情報、テロ概要等
★「危険情報」の各カテゴリー
以前は、5段階の危険度に区分した「海外危険情報」を発出していましたが、この5段階数字表記を廃止し、新たに4段階文章表記で示すこととなりました。ただし、具体的な危険の態様や対応策は国ごとに異なりますので、本文においてはその国の情勢に応じた具体的な表現振りがとられています。例えば、同じ「十分注意して下さい」のカテゴリーであっても、現地の情勢に合わせた多彩な書き方を付けることにより、よりきめ細かい情報提供を行うようにしました。各カテゴリーは次のとおりです。
「危険情報」の各カテゴリー
カテゴリー 詳細
「十分注意してください」 当該国(地域)への渡航、滞在にあたって特別な注意が必要であることを示し、危険を避けて頂くよう、お勧めするものです。
「渡航の是非を検討してください」 当該国(地域)への渡航に先立ち、渡航の是非を含めた検討を真剣に行っていただき、渡航される場合には、十分な安全措置を講じて頂くことをお勧めするものです。
「渡航の延期をおすすめします」 当該国(地域)への渡航は、延期されるようお勧めするものです。また、現地に滞在している邦人の方々に対しては退避の可能性の検討や準備を促すものです。
「退避を勧告します」 現地に滞在している全ての邦人の方々に対して、当該国(地域)から安全な国(地域)への退避(日本への帰国も含む)を勧告するものです。

これらは、情勢の変化に応じて新たに発出したり、「緩和」、「引き上げ」、「対象地域の拡大(縮小)」、あるいは「解除」されます。場合によっては、1週間のうちに数度内容が変更されるということもあります。また、1度発出された「渡航情報」は、特に大きな情勢の変化がない場合でも、3ヶ月ごとにその内容が見直されており、「継続」という形で発出されます。

当国から第3国へ渡航する場合は、まず目的地の「渡航情報」を確認してから計画を立案して下さい。ただし、「渡航情報」は法令上の強制力を持って渡航を禁止したり、退避を命令したりするものではありませんので、渡航の際には、一人一人が観光・留学や経済活動などの目的を踏まえ、「自分の身は自分で守る」の心構えを持ち、「渡航情報」やその他の安全情報を参考として、自ら判断し安全対策に努めることが大切です。

(4)緊急用準備品リスト

別紙第2PDFが開きますのとおり。

4.交通事情及び交通事故対策

(1)交通事情

当国は、全般的に運転技量が未熟なドライバー及び交通ルールを守らないドライバーが多く、また整備不良車が多数走行しています。その上、道路の質及び整備状況が極めて悪いため渋滞や事故を招いているのが現状です。

日本や欧米社会と大きく違う点は当国では「車優先」であり、歩行者は注意して歩かなければならないということです。特に整備された横断歩道は少なく、唯一の幹線道路の横断は、特に注意が必要です。なお、横断歩道を、歩行者が渡ろうとしている場合には車両は一時停止しなければなりませんので、運転の際には注意して下さい。

前述したとおり整備不良車が多く、方向指示器の無点滅、夜間の無灯火、バックミラーの未装備(古い車は殆どが破損している)などが代表的な例です。中には、ブレーキが故障している車も見られるようですので、妙な動きをしている車には近寄らず、十分に車間を取って運転し、シートベルトは必ず着用の上、日本国内以上に慎重に運転することに心掛けてください。

また、運転の際は、車により速度が極端に遅かったり、スピードの出し過ぎの車などが混在しています。加えて路面が悪いために、急停止する車や蛇行運転する車もあるので一瞬のよそ見運転が大きな事故を招く可能性もあります。

(2)事故に遭遇したとき

万一、事故に遭遇した際には、我々の常識は全く通用しないことを念頭に置かなければなりません。

例えば、人身事故を起こした場合、怪我人の介護や警察機関等へ直ちに連絡するのが我々の考えであり義務であると考えますが、当国の場合、事故現場に何十人という人が集まってきて、怪我人の救出もさることながら自らの安全も確保できなくなる可能性があります。即ち、その場の雰囲気により集団で加害者に対し暴行を加える可能性があります。また、軽微な事故でも、協議の上(口頭にて)手切れ金を渡し、解決したかと思えば、後日事務所等に現れお金を要求されたり、仲間で復讐するケースもあります。

被害者になった場合でも、当国民は保険金等の支払い能力が無く、また保険に加入していても保険会社の信用及び補償額が不十分なため、賠償問題については泣き寝入りしてしまうのが現状です。

従って、なかなか得策を見つけることができませんが、一般的に考えられる方法としては以下のとおりですので、これらを踏まえて最善を尽くして事故処理に当たって下さい。また、お困りの際には遠慮なく当館まで連絡して下さい。

  • 怪我人が発生したら、直ちに自分の車両に乗せ、最寄りの病院へ運び手当を受けさせる
  • 決して示談で終わらせることなく、警察に通報する。
  • 手切れ金を渡す場合、たとえ低額であっても同意書を作成し、再要求等に来させないようにする。
  • 軽微な事故でも、最寄りの警察に通報する。
  • 事故発生直後、現場へ多数の野次馬が集まって来た場合、直ちにその場から去り、警察へ向かう
  • 事故の加害となった場合にペイバックの可能性もありますので、加害者となった家族や会社の同僚の方は報復されないよう行動に特に十分気をつけてください。
(3)交通事故対策

皆様は、日頃から安全運転を心掛けておられることと思いますが、今一度以下の安全対策を一読され、事故防止に役立てて下さい。

  • 自動車保険に加入する。
  • シートベルトは、必ず着用する。
  • スモーク・ガラスを装備している車は、視界が悪いため(特に夜間)左右及び後方の確認を確実に実施する。
  • 「だろう」運転はせず、相手に譲るつもりで運転する。脇見運転をしない。
  • 夜間の運転は、極力控える。
  • 繁華街や駐車場等込み合っているところで、速度を落とし、急発進する車に注意する。
  • メインロードの夜間や雨天時の走行は、スピードに気をつけ急な横断者には特に注意する。

5.テロ・誘拐対策

当国の治安当局が把握する限り、外国人を対象としたテロ事件及び誘拐事件は、今までのところ当国では発生しておりません。

テロに関しましては、当国には国内政治テロ組織、あるいは国外テロ組織は存在せず、過去においてもテロ組織によると思われる事件は発生しておりません。また、当館及び在留邦人、あるいは邦人旅行者を直接目標としたテロの脅威は存在せず、今後も発生する可能性は低いと考えられます。当国の特性上、外国人で賑わう場所或いは外国人専用の店等テロリストの標的となるようなものが殆ど無いため、その脅威度は低いです。しかし、2001年9月に米国本土で発生した同時多発テロ事件を皮切りに、世界各国で相次ぐテロ事件が発生しており、国際社会を震わせていることもあり世界各国でおきているテロ活動の動きにも注視する必要があります。

誘拐に関しましても、邦人等外国人が誘拐に遭った事件は発生しておりませんが、犯罪組織が身代金目的等の誘拐の味を覚えてしまうと、一気に増える可能性も否定できませんので、女性及び子供たちの行動(特に単独行動)には注意を怠らないように気を付けて下さい。

6.感染症予防

当館においても保健省や入国管理局に対して情報収集を行い、必要と思われる情報は邦人の皆様にお知らせしておりますが、邦人の皆様におかれても関連する情報(噂なども構いません)を入手しましたら当館まで連絡していただきますよう宜しくお願いします。

7.緊急連絡先及び主要機関一覧

(1)緊急連絡先(大使館、警察、消防、医療等)

別紙3を参照願います。

大使館緊急連絡先
昼間連絡先:代表電話番号:22953、FAX:21006
夕・夜間連絡先:臨時代理大使直通:22703、書記官直通:20627
祝祭・休日連絡先
臨時代理大使宅:25143、臨時代理大使携帯:74-94465
書記官宅:30426、書記官携帯:74-94466
(2)主要機関一覧表

別紙3PDFが開きますを参照願います。

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