在留邦人向け安全の手引き 在釜山日本国総領事館

在外公館がまとめた安全の手引きです。海外の在留邦人が、事件や事故に巻き込まれないために留意すべき事項の他、(必要に応じて)戦争、暴動等の緊急事態への備えと緊急時の対処方法が記載されています。


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安全の手引き

平成23年4月1日
在釜山日本国総領事館

Ⅰ はじめに

当館では,邦人の皆様が遭遇するおそれのある事件・事故等について,関連情報を当地の治安機関等から迅速に入手し,的確に対応する体制を整えております。他方,昨今の当地の治安情勢をみると,全体的には落ち着いてはいるものの,事件・事故の発生件数はここ数年増加傾向にあります。一昨年には,釜山市内の室内射撃場で発生した火災により,邦人旅行者が多数亡くなられたほか,昨年は,大規模な高層アパート火災も発生しています。

また,稀ではありますが,当地に滞在中の邦人が,殺人・強盗等の凶悪な事件に巻き込まれたケースがあります。交通事情についても,依然として改善されず,信号無視や横断歩行者の妨害,オートバイの歩道走行などの違法行為や割り込みなどが日常茶飯事であり,いつ何時,思わぬ被害に遭遇するか分からない状況にあります。

本マニュアルは,当館管内(釜山広域市,蔚山広域市,大邱広域市,慶尚南道及び慶尚北道)に在留されている邦人の皆様や旅行者の方々に対して,最近の治安情勢等を紹介するとともに,日常留意していただくべきことなどについて取りまとめたものです。

本マニュアルの活用により,皆様の安全かつ快適な生活,楽しいご旅行の一助となれば幸いです。

Ⅱ 防犯の手引き

1 防犯の基本的な心構え
(1)自分の安全は自分で守る

海外では,犯罪被害,交通事故のいずれにおいても「自分と家族の安全は自分たちが注意して自分たちで防止する」,「用心を怠らない」という心構えが重要です。

(2)「住居対策」が最優先

住居は生活の拠点であるばかりでなく安全の拠点でなければなりません。まずもって安全な場所に安全な住居を選択し,快適で安心できる生活を送ることのできる環境作りに努めることが第一です。

(3)当地に早く溶け込む

当地の生活習慣について,できるだけ早く正確な知識を得るよう心掛け,また,様々な形で援助の手を差し伸べてくれたり,必要な情報を提供してくれる個人や組織との間で安全のためのネットワークを作ることが必要です。

例えば,当地の「日本人会」に連絡をとることなども有益な情報を入手する早道の一つでしょう。

隣人や地域社会等と上手にかつ楽しくお付き合いをし,良好な人間関係を保つよう心掛けましょう。引越しをした際に,隣人に挨拶することなども効果的です。

(4)保険への加入

万が一の事件・事故の被害に備えて,物損の補償に止まらず,病院での治療費や緊急移送費等も補償されるようなサービス範囲の広い保険に加入しておくことが肝要です。

なお,国民健康保険や社会保険は,海外で受けた医療行為に対しても適用されますが,申請後に還付を受ける形になるため,一時的に高額の自己負担が発生する可能性があります。

2 最近の犯罪発生状況
(1)釜山市の犯罪情勢

2010年中の釜山広域市における5大犯罪の発生状況は,次のとおりです。

  • 殺人 126件(前年 161件)
  • 強盗 486件(前年 869件)
  • 強姦 1,083件(前年 1,012件)
  • 窃盗 22,366件(前年 22,091件)
  • 暴力 20,582件(前年 30,235件)
(2)邦人の犯罪被害等事例

当館管内で発生した犯罪被害等の主な事例は,次のとおりです。

  • 宿泊先のモーテルで室内物色中の犯人に殺害された事件(2005年11月)
  • アパートの入口ドアをバールで壊されたり,ピッキングにより室内に侵入され盗難に遭った事件(2004年7月,2007年10月)
  • デパート内で携行旅行トランクの中身を抜き取られた事件(2006年12月)
  • 夜間,背後から近づいてきたバイクによるひったくり事案(2009年10月)
  • 飲酒による韓国人とのケンカで失明の重傷を負った事案(2008年3月)
  • 昏睡強盗,スリ,置き引き被害(多発)
  • 規定額以上の現金(米貨1万ドルを超える額)を税関に申告せず,空港や港で外国為替取引法違反容疑により逮捕された事案(2008年6月,2009年2月)
  • インターネットにより外国から麻薬(含む向精神薬)を注文し,検挙された事案(2010年1月)
  • 宿泊先のモーテルで部屋の鍵をかけ忘れ就寝したところ,所持金を盗まれた事案(2011年3月)
3 防犯のための具体的注意事項
(1)一般的な安全対策
(イ)住居対策
当地では,警備員が常駐しているアパートが多いものの,警備が完璧なものとは言えないので,各自が防犯意識を持つことが重要です。特に,外部からの侵入が容易と思われる低階層及び最上階はなるべく避けた方が無難です。
契約時には,ドア,窓,鍵,監視カメラ,緊急通報装置等に防犯上の問題点がないかを必ずチェックするとともに,その地域での犯罪発生の有無など,治安環境についてもあわせて確認しておきましょう。
主なチェックポイントは,
①アパート出入り口等に防犯カメラや警備室等が設置されているか
②窓枠があり,かつ頑丈であるか
③玄関ドアに覗き窓・カメラ,インターホン,ドアチェーン及び複数の施錠等があるか
④隣接する部屋の窓やテラスを通じて侵入されるおそれがないか
⑤玄関前の照明設備が整備され,機能しているか
などです。その他,アパート周辺の防犯灯等の照明設備をチェックしておくと良いでしょう。また,玄関ドアの鍵は,家主とも相談の上,できれば入居後に新しいものと交換することが望ましいものと思われます。
(ロ)来客への対応
見知らぬ人をむやみに家の中に入れてはいけないことは言うまでもありません。予期せぬ配達,物売り,各種勧誘等には特に留意する必要があります。必ず訪問者,用件等を事前に確認するようにして下さい。その際,まず,インターホンや覗き窓・カメラから相手の様子や挙動を観察し,不審者でないと判断される場合でも,一旦ドアを閉めたまま(あるいはドアチェーンを掛けたまま)で,相手の身分・用件を確認して下さい。安全と判断される場合に限りドアを開けるよう,日頃からの心がけが必要です。
自分だけでの応対が不安な時は,そのまま放置し応対しないか,改めて来てもらうぐらいの気持ちの余裕を持つようにしましょう。
(ハ)日常生活上の留意点
(a)3原則
海外で安全な生活を送るためには,①「目立たない」,②「行動を予知されない」,③「用心を怠らない」の三原則を守ることが大切です。
犯人は標的を選ぶとき,その地域で「目立つ人」を狙いがちです。車,服装等注意すべき点は多くありますが,外出の際にはなるべく華美な服装や装飾品は避けるなど当地の一般的な環境に溶け込み,「目立たない」よう心掛けることが肝要です。
また,毎日規則的な行動を取っている人ほど犯人にとって狙いやすい標的はありません。これは,犯人側が犯罪を行うに当たって計画が立てやすくなるからです。従って,日常の行動をパターン化することはなるべく避けるよう心がけましょう。例えば,通勤や近所のスーパーへの買い物等にあたっては,同じ時間帯・ルートを使わず,日によって変えるなどの用心が外国では不可欠となります。
(b)電話
電話番号は,必要がなければ電話帳に載せない方がよいでしょう。また,泥棒は電話を掛けることで家人の有無を確認することがよくあります。電話番号を知らせる相手の範囲も限定しておくべきでしょう。更に,電話が掛かってきたら,まず相手に名乗らせてから対応するという習慣を付けた方が良いでしょう。
(ニ)子供の安全対策
外出時は,子供を一人きりで出歩かせないよう心掛けるとともに,やむを得ず子供だけで外出させる場合でも,必ず行き先や帰宅予定時間などを予め確認した上,友達などと一緒に複数で外出させるようにしましょう。送迎等は必ず保護者が直接行うようにすべきです。また,子供を一人きりで留守番させることも避けた方が良いでしょう。子供に防犯ブザーを持たせることも有効です。
(2)具体的対策
(イ)ホテル等での強盗,窃盗対策
(a)部屋の出入り口及び窓の施錠が完全で,外部からの侵入に耐え得るものかどうかを確認すること。在室中は,たとえオートロックであっても内鍵及びドアチェーンを必ず掛けておくこと。
(b)部屋の窓が近隣のビルなどに接近していて容易に侵入できる状態にないかを確認し,侵入が容易な状態であれば部屋の交換を要求すること。
(c)就寝前には必ず出入り口,ドアチェーン及び窓等の施錠を再確認すること。
(d)万が一室内で強盗に遭ったときには,第一に身体に危害を加えられないようにするため,抵抗しないこと。冷静さを保ち,できるだけ相手の身体的特徴及び服装等,犯人を特定することのできる事項を記憶するとともに,逃走方向・手段を確認し,ホテルのフロント,警察に速報すること。
(e)多額の現金及び貴重品類は部屋に置かず,ホテルのセーフティー・ボックスに預けること。
(ロ)昏睡強盗及び集団窃盗対策
(a)空港,港,繁華街,観光地等で日本語で巧みに話しかけ,接近してくる者を軽々に信用しないこと。
(b)見ず知らずの者が一方的に観光案内を申し出てくるとか,食事に誘ってくる場合などは要注意。
(c)執拗につきまとう者に対しては,最寄りの警察署(派出所)等に赴き,保護を求めるか,近くの人に助けを求めること。
(ハ)路上犯罪対策
(a)当座必要のない多額の現金や小切手は持ち歩かない。
(b)女性がショルダーバッグを所持する場合には,ただ単に肩から掛けるのではなく,首を通すか,バッグが体の前面か車道と反対側にくるようにして持つこと。
(c)肩に掛けているバッグやカメラをオートバイや車に乗った者にひったくられるケースがあるため,道を歩く際には車道寄りを避けるとともに手荷物は車道側の手に持たないようにすること。
(d)深夜帯及び泥酔しての一人歩きは避けること。また,やむを得ず深夜に帰宅する際は,後を付けてくる者がいないか十分注意すること。
(e)防犯ブザーの携帯も有効。
(ニ)置き引き対策
空港や駅,ホテルのロビーやレストラン,銀行の窓口などでは,手荷物は一瞬たりとも体から離さないこと。また,椅子,床,車両のダッシュボードの上や助手席などに置いたままにしないこと。やむを得ず床などに置かなければならない場合には足に挟んで置くと良い。
(ホ)その他
当地では,通称「ポッタリ」と呼ばれる行商人が,日本などから免税品をはじめとする酒・タバコ類、食料品などを大量に韓国内に持ち込むケースが未だに見られます。例えば,個人の免税範囲を超えた品物を韓国内に持ち込むことを企て,「食事をご馳走するから」などと言って近づいて来て,「荷物の一部を携帯品として持って出国してもらいたい」と依頼してくる者がいます。しかし,仮にこの中に禁制品等が紛れていた場合には言い訳はできませんので,見ず知らずの他人の荷物を預かって持ち込んだり,持ち出したりすることは絶対にしないで下さい。
4 当地の交通事情と交通事故対策
(1)事故発生状況

2010年中の釜山広域市における交通事故(人身)発生件数等は次のとおりです。

(ア)交通事故発生件数
29,601件 (前年 14,185件)
(イ)死傷者数
負傷者 14,052人 (前年 20,508人)
死者 257人 (前年 274人)
(2)歩行時の注意

道路を歩行中の安全には特に注意が必要です。信号無視,見切り発進等が非常に多く見受けられます。特に信号を無視する車両が大変多いため,歩行者用信号が青になっても,必ず左右から車が来ていないか確認してから横断して下さい。また,韓国では殆どの信号機において,赤信号であっても車両は右折できることになっていますので,突然右折してくる車両にも注意して横断歩道を横断して下さい。当然のことながら,横断歩道以外の場所での横断は大変危険ですので絶対にしないで下さい。

また,当地ではオートバイが歩道や横断歩道を疾駆する場合が多く見られますので注意が必要です。

(3)乗り合いバス等に乗る場合の注意

当地においては,日本と比べると乗り合いバスの運転が乱暴ですので,バスに乗車中や乗降時には急発進・急停車等による転倒事故に注意して下さい。また,バスやタクシーから降りる時は,後方から車やオートバイが進行して来ないか安全確認を行ってください。

(4)自動車運転時の注意

自動車を運転する場合には,様々な危険性を念頭において運転することが大切です。特に,方向指示器を出さずに突然の進路変更や割り込み,信号無視などが多く見られますので,事故に遭わないよう十分な車間距離を取るな

どの「防衛運転」が必要です。また,無理な横断や不法な横断をする歩行者がいる場合もあり,特に,住宅街では注意が必要です。自分に都合よく予測して運転する,所謂「だろう運転」は当地においては禁物です。

(5)交通事故に遭遇した場合

日本にいる場合と同様,できるだけ速やかに警察に通報して下さい。車両の運転に際しては,予め任意保険へ加入されことをお勧めします。

(6)邦人の交通事故事例

当館管内において,邦人が飲酒の上,自分で車を運転して自宅に帰る途中,車が道路側溝に落ち,脳内出血・骨折等の重傷を負い,意識不明の状態となった事案(2008年3月)や,道路を歩行中又は横断中に,車に轢かれて死亡する事故(2009年3月,11月),また,旅行中の邦人がタクシーに乗車中事故に遭い,負傷する事例(2010年12月)も報告されています。

5 その他注意事項
(1)健康に関する注意

当地訪問中の日本人旅行者が,心筋梗塞,急性呼吸不全等で急死する事案が多数発生しています。特に,海外への旅行に際しては,健康管理に留意することは勿論ですが,万が一に備えての海外旅行保険への加入,親族等への連絡方法等について予め十分検討しておく必要があります。

(2)デモの発生に対する注意

2007年,韓国において,米国産牛肉の輸入再開への反対に端を発する大規模デモが数か月間続きました。デモ参加者は最大数万人規模にも達し,警察との衝突事案や負傷者が出る事態も発生しています。

また,2008年には,日本の中学校社会科の新学習指導要領解説書への竹島関連記述の記載に反対し,ソウルの日本大使館や当館に対して連日激しいデモが行われました。このようなデモの現場に遭遇した場合は,決して近づくことなく,速やかに現場付近から離れるとともに,言動にも十分留意して下さい。

(3)鳥・新型インフルエンザ

2009年4月,メキシコ・米国で確認された新型インフルエンザ〔A(H1N1)〕は、韓国内においても広く流行しました。インフルエンザの流行時には手洗いやうがいの励行,人混みを避ける,マスクの着用等の予防措置を講じるとともに,医療機関や予防接種等に関する情報の収集に努め,感染が疑われる場合には速やかに医療機関を受診するようにして下さい。

なお,当館ホームページにおいても〔新型インフルエンザ関連情報〕〔鳥インフルエンザ関連情報〕を掲載しています。

6 テロ対策
(1)情勢

いわゆるテロ事件は,現在のところ当地では発生していません。

しかしながら,当地においてもテロのターゲットとなる可能性のある韓・米軍施設,海空港などの大きなターミナルがあることから,国際情勢等にかんがみて韓国治安当局が警戒態勢を強化しています。

なお,韓国軍,米軍等の軍事施設の写真撮影は禁止されていますのでご注意下さい。

(2)対策

(イ)邦人の皆様におかれましても,平素より次の点に留意しておく必要があります。

(a)最新の関連情報の入手に努め,テロの標的となる可能性がある施設等の危険な場所にはできる限り近づかない。

(b)大勢の人が集まる場所では,周囲の状況に注意を払う。

(c)小包等の荷物類が届いた場合,見知らぬ差出人からの場合には特に注意し,その形状,重さ,臭いなどに疑義がある時は,警察に連絡する。

(d)テロを予告するような疑わしい電話,情報を受けた時は,速やかに警察に連絡する。

(ロ)不測の事件が発生した場合,早期の支援,被害の拡大防止のために,当館では直ちに在留邦人の方々,旅行者の方々の安否確認を実施します。知人の方,職場,家族等に行き先や帰宅予定等を前もって知らせておくなど,日頃より所在が確認できる方法を確保するよう努めて下さい。

7 緊急時の連絡先

(1)警察(日本の110番に相当):112番(無料)

(2)火災及び救急車(日本の119番に相当):119番(無料)

(3)在釜山日本国総領事館
釜山広域市東区草梁3洞1147-11
電話:051-465-5101~6(代表)
※執務時間外(平日の午後6時から翌日の午前9時30分及び休館日)には、電話は緊急連絡センターにつながりますので、ご用件をお話し下さい。同センターで受けたご用件は同センターから当館に連絡され、当館が所定の対応を行います。)
FAX:051-464-1630
ホームページ:http://www.busan.kr.emb-japan.go.jp/別ウインドウが開きます

(4)釜山日本人会(事務局)
釜山広域市中区東光洞1街1番地 釜山デパート305号室
電話:051-246-3328

(5)医療機関
別添「各地区医療機関案内」(釜山日本人会作成)を参照して下さい。

Ⅲ 緊急事態時の対処要領

以下は,大規模災害等の緊急事態が万が一発生した場合に備えての準備などの対処要領を示したものです。平素から心の準備をし,緊急時にも落ち着いて対処できるように心がけて下さい。

1 平素の準備と心構え
(1)在留届の提出

海外に3カ月以上滞在する邦人の方は,在留届を提出し,(郵送,FAX,インターネットでも可)その際,可能な限り携帯電話番号及びメールアドレスを申告してください。また、帰国(一時帰国を除く)又は住所等に変更があった場合、可及的速やかに帰国届又は住所等変更届を提出して下さい。

(2)避難場所等の確認

緊急時には,在釜山日本国総領事館(東区草梁3洞),総領事公邸(水営区南川1洞),日本人学校(水営区民楽洞)等への避難や集合が想定されますので,事前にこれらの場所と経路を確認しておいて下さい。また,日頃から通勤や通学の経路付近に緊急避難できる場所があるかどうか確認しておくのがよいでしょう。

(3)緊急時における必要物品

緊急時には,パスポートのほか,外国人登録証等の証明書や現金などが必要になりますので,いつでも携行できるようにしておいてください。

また,緊急時にはできるだけ多くの情報を得ることが不可欠ですので,停電等に備えて電池式の携帯ラジオ(NHKワールド「ラジオ日本」が聴取可能な短波ラジオが望ましい)なども準備しておきましょう。

避難時における携行品については,別添の「緊急時における必要物品チェックリスト」を参考にしてください。緊急時に自宅等で待機しなければならない場合に備えて,非常用食料,飲料水,医薬品,燃料等は少なくとも10日分程度準備しておくのが良いでしょう。

(4)その他平素の心構え

(イ)緊急事態時に備えて,家族間,企業内での緊急連絡方法について決めておいて下さい。また,お互いの所在を極力明確にするようにして下さい。

(ロ)緊急時にも協力を求め得る親しい隣人ができるように,居住する地域社会との円満な関係に日頃から心がけて下さい。

(ハ)「釜山日本人会」では,緊急連絡網を作成して会員に配付しています。
連絡網に誤りがある場合や,引越や転勤などで電話番号等に変更がある場合には,速やかに「釜山日本人会」及び当館(領事部邦人援護班)に直接御一報下さい。
また,同連絡網に基づく緊急の連絡は,誰から連絡を受けて次に誰に連絡しなければならないのかなど,平素から確認しておいて下さい。

2 緊急時の行動
(1)緊急時の心構え

緊急事態が発生し,または発生するおそれがある場合には,当館は日本人の安全確保のため,「釜山日本人会」と緊密に連絡を取りながら,関連情報の収集,情勢判断を行うとともに,避難対策等を立て,緊急連絡網等により皆様に迅速に通報することとしております。是非とも噂や流言に惑わされたり,群集心理に巻き込まれることのないように平静を保って慎重に行動して下さい。

なお,当館からの安全に関する連絡は次のとおりです。

(イ)我が国外務省では,在外公館とも連絡を取り,渡航又は滞在に当たって通常以上の注意が必要な国・地域の治安状況の危険度について,以下の4種類の「危険情報」を報道機関や「外務省海外安全ホームページ」等を通じて発出することとしています。

「十分注意して下さい」
当該国(地域)への渡航,滞在に当たって特別な注意が必要であることを示し,危険を避けていただくようおすすめするものです。
「渡航の是非を検討して下さい」
当該国(地域)への渡航に関し、渡航の是非を含めた検討を真剣に行っていただき,渡航する場合には、十分な安全確保措置を講じることをおすすめるものです。また,当該国(地域)に滞在している邦人に対しては,「渡航の是非を検討して下さい」が発出されたことを知らせるとともに,状況に応じた注意をおすすめするものです。
「渡航の延期をおすすめします」
当該国(地域)への渡航は,どのような目的であれ延期するようおすすめするものです。また,現地に滞在している邦人に対しては,退避の可能性の検討や準備を促すものです。
「退避を勧告します」
現地に滞在している全ての邦人に対して,当該国(地域)から安全な国(地域)へ退避(日本への帰国を含む)を勧告するものです。

(ロ)状況に応じて,地域毎に異なった情報が発出されることがあります。

(ハ)邦人の皆様は,可能な限りこれらの連絡を踏まえた行動をお願いいたします。
なお,どうしても現地に留まらなければならない場合には,総領事館にご一報をお願いいたします。

(注:これらの連絡は,法的な拘束力を持たないため,あくまでも邦人の皆様各自の判断と責任において行動されることとならざるを得ませんが,可能な限りこれらの連絡を踏まえた行動をお願いいたします。)

(2)情勢の把握

緊急事態発生時には,電話による連絡ができなくなる可能性が高いため,状況に応じ,次のように対応して下さい。

なお,いずれの場合にも邦人相互間の緊密な連絡及びラジオ・テレビの聴取等により情勢の把握に努めて下さい。

また,当館ホームページ(http://www.busan.kr.emb-japan.go.jp/別ウインドウが開きます)の「在留邦人の皆様へ」欄に関連情報を掲載しますので,ご参照願います。

(イ)電話連絡が可能な場合
日本人会会員には,緊急連絡網などを通じ連絡が行われます。また,当館に在留届を提出されている方には,FAX又は電話音声にて一斉に情報を伝達致します。
(ロ)電話,FAXによる連絡が不可能な場合
当館では,可能な範囲内で連絡に努めることといたしますが,事態が切迫した場合には,後述の避難先に自主的に避難されることを考慮して下さい。また,NHKワールド「ラジオ日本」(注:聴取には国際放送対応のラジオが必要です。),「NHK衛星放送テレビ」により在留邦人向けの避難情報を流すこともありますので,同放送に注意して下さい。「在韓米軍放送」(88.1メガヘルツ、1260キロヘルツ)も参考になります。
(3)日本人学校児童・生徒への対応

日本人学校の児童・生徒の在校中及び登下校中に緊急事態が発生した場合は,学校側が当館とも協議の上で対策を決定し,児童・生徒を迅速かつ安全に各家庭に帰宅させることとします。

(4)総領事館への通報

ご自身または他の邦人の方の生命,身体及び財産に危害が及んだり,そのおそれがある場合は,警察・消防に速報するとともに,事態の状況を当館まで通報して下さい。

(5)避難先への退避

事態が切迫し,当館から,引揚げまたは避難のための集結を指示された場合は,前述の1(3)の準備をし,当館事務所,総領事公邸またはその時に指示された場所に集結して下さい。

(6)事前引揚げの検討

当館(外務省)から退避の勧告等の情報が出される前に,大事をとって,ご自身またはお勤め先などの自主的判断により,逐次,本邦へ引き揚げる場合には,その旨を当館に連絡して下さい。(なお,当館への連絡が困難である場合には,日本の外務省の「海外邦人安全課」に通報するようお願いいたします。)

引揚げに際しては,女性,子供,老人,病弱者,緊急の用務のない方から先に引き揚げることが望ましいと思われます。

(7)所在地等
(イ)在釜山日本国総領事館
釜山広域市東区草梁3洞1147-11
電話:051-465-5101~6
FAX:051-464-1630
ホームページ:http://www.busan.kr.emb-japan.go.jp/別ウインドウが開きます
(ロ)在釜山日本国総領事公邸
釜山広域市水営区南川1洞43
(ハ)釜山日本人学校
釜山広域市水営区民楽洞173-8
電話:051-753-4166
(ニ)釜山日本人会(事務局)
釜山広域市東光洞1街1番地 釜山デパート305号
電話:051-246-3328
ホームページ:http://www.pusanjc82.com/pja/Home別ウインドウが開きます
(ホ)外務省領事局海外邦人安全課
電話:03-3580-3311(代表)

各地区医療機関ご案内

釜山日本人会(2010年10月1日)

1.日本語が使える病院
日本語が使える病院
地区 病院名 主たる専門分野 所在地 電話番号
釜山 부민병원 整形外科(脊椎・関節)
内科専門総合病院
釜山広域市北区徳川1洞380-4 (051)330-3000
김경식내가병원 内科 釜山広域市東区草梁2洞360 (051)468-4735
고요의원(金龍洽) 内科 釜山広域市水営区広安4洞774-3 (051)753-2477
권경자산부인과의원 産婦人科 釜山広域市北区徳川2洞400-1 (051)335-3355~6
좋은문화병원 産婦人科 釜山広域市東区凡一2洞899-8 (051)644-2002
대동병원(李均友) 小児科 釜山広域市東莱区明倫洞530-1 (051)554-1233
박소아과의원 小児科 釜山広域市東区草梁2洞283-8 (051)468-0362
구치과의원 歯科 釜山広域市中区大庁2洞15-2 (051)463-7657~8
동경치과의원 歯科 釜山広域市蓮堤区巨堤洞1208 (051)506-0066
배현주치과의원 歯科 釜山広域市水営区望美1洞432-17 (051)757-1022
장동수치과의원 歯科  釜山広域市東莱区壽安洞182 (051)555-1249
김봉희이비인후과 耳鼻咽喉科 釜山広域市中区大庁2洞23-7 (051)245-8687
성모안과의원 眼科 釜山広域市海雲台区佑2洞1078-7 (051)742-8675
ABC안과 眼科 釜山広域市釜山鎮区釜田洞485-26 (051)816-7582
사랑의외과 痔疾 釜山広域市水営区広安4洞377-13 (051)756-4488
미도약국 薬屋  釜山広域市中区中央洞4-47 (051)469-9693
은백한의원 漢方病院 釜山広域市釜山鎮区釜田1洞西面メディカルセンター11F (051)668-8112
慶州 慶州꽃마을경주한방병원 漢方病院 慶州市塔洞46-1 (054)775-6600
馬山 馬山김형규내과의원 内科 馬山市東城洞156 (055)246-4720

※上記以外の日本語が話せる医者のいる病院をご存じでしたら、当会事務局にご連絡願います。

2.主な総合病院
主な総合病院
地区 病院名 所在地 電話番号
釜山 釜山大学校医科大学付属病院(부산대학병원 釜山広域市西区峨嵋洞1-10 (051)254-0171
東亜大学校医科大学付属病院(동아대학병원 釜山広域市西区東大新洞3-1 (051)240-2000
メリノール病院(메리놀병원 釜山広域市中区大庁洞4-12 (051)465-8801
釜山聖母病院 (부산성모병원) 釜山広域市南区龍湖洞窟538-41 (051)9337-114
水営韓瑞病院 (숭영한서병원) 釜山広域市水営区広安洞1-491 (051)756-0081
종은강안병원 釜山広域市水営区南川洞40-1 (051)625-0900
浸礼病院(침례병원 釜山広域市金井区南山洞374-75 (051)580-2000
釜山白病院(부산백병원 釜山広域市釜山鎮区開琴洞633-165 (051)894-3421~9
馬山 第一病院(제일병원 馬山市中央洞3-4-247 (055)223-9000
三星病院(삼성병원 馬山市合城2洞50 (055)290-6000
昌原 昌原昌原病院(창원병원 昌原市中央洞104-1 (055)282-5111
浦項 浦項東国大学校浦項病院(포항병원 浦項市北区竹島2洞646-1 (054)273-8111
亀尾 亀尾順天卿病院(순천향병원 亀尾市工団洞250 (054)468-9114
大邱 嶺南大学校医科大学付属病院(영남대학병원) 大邱広域市南区大明洞317-1 (053)623-8001~20
啓明大学校東山医療院(동산의료원 大邱広域市中区東山洞194 (053)250-7114

救急車の呼出:119

保険
保険
地区 名称 保健の種類 所在地 電話番号
釜山 LIG손해보험(김낙건) 損害保険
(日本語可)
釜山広域市蓮堤区蓮山4洞588-3 010-3873-0187
動物病院
動物病院
地区 病院名 科名 所在地 電話番号
釜山 마린시티동물병원 獣医科
(日本語可)
釜山広域市海雲台区佑洞1435 e-orange PLAZA 342-344 (051)747-7407

緊急時における携行品チェックリスト

緊急時における避難に備えて、次のものを用意しておくようにしましょう。

  • パスポート(有効期限を確認するとともに、「所持人記載欄」は必ず記載しておいてください。下段には血液型も記入しておいてください。)
  • 外国人登録証、運転免許証等の各種証明書
  • 現金(ウォン、円等の外貨)、預金通帳
  • 写真(家族の写真)
  • 食料(軽量、高カロリー、調理不要のもの)
  • 飲料水(水筒など)
  • 医薬品(現在服用しているもの、常備薬など)
  • 衣類(着替え用、防寒用のもの)
  • 防寒具(毛布、携帯カイロなど)
  • 雨具
  • 懐中電灯(予備電池を含む)
  • 携帯ラジオ(予備電池を含む)
  • 時計
  • ライター
  • タオル、ティッシュペーパー
  • 手袋、マスク

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