在留邦人向け安全の手引き 在ポルトガル日本国大使館

在外公館がまとめた安全の手引きです。海外の在留邦人が、事件や事故に巻き込まれないために留意すべき事項の他、(必要に応じて)戦争、暴動等の緊急事態への備えと緊急時の対処方法が記載されています。


在留邦人向け
安全の手引き

2012年4月
在ポルトガル日本国大使館

Ⅰ はじめに

ポルトガル共和国は、ヨーロッパの中では犯罪発生率の低い国の一つと言われています。しかし、経済問題を背景に、特に大都市圏(リスボン、ポルト、ファロ等の観光地)では、凶悪暴力犯罪の増加、さらにスリやひったくり等の財産犯も増加するなど、治安は悪化傾向にあります。加えて、国内には大都市圏に点在するスラム街と犯罪集団の活動がみられ、また、国境の実質的な撤廃により、薬物密輸に関しポルトガルは、ヨーロッパへの"玄関口"として利用される傾向が継続しています。

治安対策の強化は、ポルトガルにおける重要課題の一つとなっており、都市部には、不法移民等が生活のために盗品の売買や薬物の密売を行っているような犯罪の温床地域が多く存在しています。こうした点を踏まえると「ポルトガルは決して安全な国ではない」ということができるでしょう。

このマニュアルには、いくつかの防犯上の心構えと対策が記されていますので、みなさまの安全確保に少しでもお役に立てば幸いです。日頃から「いざという時,一番頼りになるのは自分自身」という心掛けで行動し、ポルトガルでの滞在を楽しく豊かなものにしていきましょう。

Ⅱ 防犯の手引き

1 防犯の基本的な心構え

大使館に届けられる被害届の大半は、すり・置き引き・ひったくりなどの盗難被害です。ポルトガルでは、デビットカード(ムルティバンコ(Multibanco))または、クレジットカードによる支払いが一般的であるため、地元の人は多額の現金を持ち歩きませんが、観光客として来る外国人は多額の現金を持ち歩いていると思われていることが多く、犯罪者のターゲットとなっています。

更に、邦人旅行者の被害率が高く(他の国籍の約1.4倍)、犯罪者は特に邦人をターゲットとしていると思われます。これは、邦人旅行者が装飾品や高級品を身につけ、多額の金品の被害にあっていることが悪循環を見いだしていると言えます。カメラを所持し、地図を見ながら歩いたりして、一見して観光客とわかるような仕草をさけることが大切です。また、グループでの行動の際に注意力が散漫となり、被害にあうケースも多く発生しています。グループ内で日本語での会話をしているとスリ犯人等に観光客と思われ狙われてしまいますので注意してください。

また、ポルトガルには危険地帯と言われている地域・地区があります。それらの場所に近づかないようにしましょう。(別冊:ポルトガル危険地域一覧PDFが開きます参照)

2 最近の犯罪発生状況

2011年に発生した住宅の侵入盗は約3万5千件で、前年と比較して7%増加、ひったくり強盗も約7,900件で、前年比28%増加し,PJ(司法警察庁)が所管する誘拐事件も7%増加しました。いわゆる「短時間誘拐」(運転手を監禁し、暗証番号を聞き出し、キャッシュカード等を使用し現金を引き出した上で運転手を解放する手口等)も10%以上増加しています。

治安機構(Sistema de Seguranca Interna)の2011年11月までの統計によれば、貴金属店強盗事件は前年同期と比較して25%増加し、郵便局及び国庫を狙った強盗事件は14%増でした。都市部だけでなく、内陸部の農村地域でも犯罪増加傾向にあり、詐欺事件や強盗傷害事件などが発生しています。と2009年比±1%の幅で推移しほぼ同じ件数となった模様です。なお、金の価格の高騰などから貴金属店を狙った強盗・窃盗事件については増加傾向が続いています。

凶悪犯罪は、昨夏以降増加しており、犯罪が多発しているのは、リスボン、ポルト、セトゥーバル、ブラガ、ファロ、アヴェイロです。

(1)ポルトガルにおける殺人事件
国際連合薬物犯罪事務所が2011年10月6日に公表した報告書によると、2009年にポルトガルで発生した殺人事件は130件で、南ヨーロッパでは4番目に高い数字でした。南欧で最も多いのはイタリアの590件で、スペインの399件,セルビアの145件と続きます。

(2)2011年の貴金属店強盗事件
ポルトガル貴金属業組合によれば、2011年初めから11月10日までに貴金属店を狙った強盗事件は93件発生(月平均8件)。DN(ディアリオ・デ・ノティシアス)紙が治安調整室から入手したデータによると、2011年1月から5月まで54件発生しており、前年同期よりも12件増加しています。第1四半期(1月~3月)だけでも30%増加しました。金の価格の高騰の影響で、貴金属店が狙われるケースが増加しています。PSP(治安警察庁)管轄区域の第1四半期だけでも、発生した犯罪約10万件のうち、61%が財産に対する犯罪です。
さらに、貴金属店を狙う犯人グループの凶悪化が目立ち、その多くが20~30歳代の若年層を中心とするグループで、容易に銃器を入手し、それを使うことに全く抵抗がありません。そして、その時々の状況に応じて、貴金属店を狙ったり、現金輸送車を襲ったりしています。同年12月16日現在、貴金属店強盗事件は153件で、前年の120件と比較して30%増加しています。

(3)2011年の車両強盗の発生はおよそ1万件
2011年11月30日にリスボン市内でCGD(カイシャ・ジェラルデ・デポジットス)銀行の副頭取が運転していた車を奪われる事件が発生しましたが、同年10月にリスボン首都圏で発生した強盗事件の30%が車両強盗でした。PSP本部の広報担当によると、同年初めからこれまでにPSPの管轄区域(国内)で盗まれた車両は約1万台(うち、6千台回収)で、20名が逮捕されています。また、PSPの同年1月から3月までの車両強盗事件の認知件数は114件で、前年同期と同じ水準です。他方、同年1月から5月までのPSP及びGNR(共和国警備庁)の認知件数を合わせると139件で、前年同期と比較して12%減少しています。PSPでは、同年6月以降、月平均3~4%程度、車両強盗事件が増加しております。

(4)ガソリンスタンド強盗
CM(コレイオ・ダ・マニャン)紙の取材によると、2011年に全国で発生したガソリンスタンド強盗事件は72件で、セトゥーバル県内で22件と最も多く、次いでリスボン県の13件、ポルト県の7件、レイリア及びサンタレンの両県で各6件、アヴェイロ県で5件などです。また、ATMがガス爆破、ショベルカーなどによって破壊され、中の金庫が奪われる事件は、GNRの管轄区域(全国の94%、但しリスボン及びポルトを除く)で113件発生しました。

(5)ひったくり事件
DN紙の取材によると、2011年上半期に全国で発生した引ったくり強盗事件は3,574件で、1日に20件の割合で発生している計算となります。同年上半期の件数は、すでに2010年1年間の発生件数(6532件)の半分を超えています。増加傾向の背景には、金の価格高騰、失業等による経済的困窮から犯罪に手を染める人が増加していることなどがあると考えられています。PSPでは、「鞄などを肩にかける際には車道側を避けること、車両の進行方向とは反対の歩道を歩くこと、高価な装飾品を身に着けないこと、多額の現金を持ち歩く際には分散すること、車などに乗った人から道などを聞かれた場合、必要以上に車に近づかないこと」などを呼びかけています。

(6)ATMを使った新たな犯罪
2011年1月以降、“cash trapping”と呼ばれる手口で、ATMから現金が騙し取られる事件が発生しています。PSPによると、ATMの現金支払口に「仕掛け(金属又はプラ手チックの部品)」を施し、現金が排出されないよう細工し、利用者が画面のエラーメッセージを見て故障と思って立ち去った後に現金を回収する手口です。現金回収後、ATMは正常に作動し、利用者の口座からお金だけが引き落とされているというものです。アルガルヴェ地方を中心に発生しているものの、リスボンやポルトでも散見され、ルーマニア人やモルドバ人の犯行が多いとされています。発生件数については、利用者自身が被害にあったことに直ぐには気付いていないことも多く、実際の被害件数は把握しきれていない模様です。警察では、ATMを利用する際には周囲に不審者がいないかどうかを確認することが必要としています。

3 防犯のための具体的注意事項
(1)住居(選択及び警備方法等)
(ア)選択する際の要素
(a)周囲の環境に注意してください。落書きやゴミが目立つ地域はあまり安全な地域ではありません。
(b)一戸建てより、建物の入口に警備員が配置されている集合住宅が比較的安全です。
(c)駐車場は敷地内に、出来れば建物内の駐車場が確保されている住宅を選びましょう。
(e)その他、下記の警備方法に必要な警備資機材が整っている住宅を選びましょう。
(イ)警備方法等
(a)玄関ドア等には必ず主錠及び補助錠を取り付けるとともに、覗きレンズやドアチェーン、インターホンも取り付けましょう。
(b)アパートや貸し家等の場合には,前居住者いかんによっては、入居直後に、外部と通じる全ての鍵を、新しい物と交換することも必要でしょう。
(c)屋外灯はできるだけ明るくし、視界を遮る樹木や家屋に接して2階に上がれるような樹木は、伐採しておくことが肝要です。
(2)外出時(スリ、置引き、強盗、傷害・暴行、車上狙い等)
(ア)すりの被害に遭わないために
(a)外出時は、旅券や多額の現金、カード類、航空券等の貴重品は極力持ち歩かないようにしてください。また、やむを得ず持ち歩く場合には、貴重品などは一箇所にまとめず、分散させることをお勧めします。特に、ズボンの後ポケットやバッグの外側のポケット等、人目につくところに財布や貴重品を入れないことや、常にバッグの口を閉めておくことを心がけて下さい。
なお、所持するバック等は、蓋があり、犯人らが容易に手を入れることができないものを選びましょう。犯人らは、コートや上着で手元を隠しながら平気で手を入れてきます。
電車やバスの車内、各種入場券売り場、観光スポット、美術館等の混雑している場所では、バック等の荷物は身体の正面に抱える方法で所持し、歩行中でもリュックサックは背中に背負わないでください。
(b)最近の手口で多いのは、リスボンの路面電車(特に28番)などに乗車するときに割り込まれ、前後に挟まれると、前の人物が切符の検札機で時間を稼いでいる間に、後ろの犯人がスリを行います。乗車のときに、料金の支払いに気を取られていると他の所持品を盗まれることがあります。
(c)公共交通機関や観光地でスリ被害に遭うケースが多いので注意してください。地下鉄や市電では集団で被害者を取り囲んで、視界を遮っておいてから、駅に着く直前に盗み、そのまま逃走する手口が報告されています。
不審なグループに取り囲まれそうになったら、その場から移動し、車内では降りる必要がなくても下車することが賢明です。
(d)道や時間を聞いてきたり、子供たちが集団で話しかけてきたりして、対応している間に被害に遭うケースも報告されていますので、会話に夢中にならないようにすることも必要です。
(イ)置引きの被害に遭わないために
(a)空港、ホテル、レストラン等では、荷物を床や座席に放置しないようにして下さい。
(b)特に、食事中に椅子の背もたれにバッグやカメラ等を掛けておくと、盗難被害に遭いやすいので要注意です。
(c)空港、ホテル、ターミナル駅で、話しかけてきたり、小銭や持ち物を目の前でばらまいたりして、相手の気を引いた隙に、足下やいすに置いておいたバッグを盗むこともありますので注意してください。
(ウ)強盗やひったくりの被害に遭わないために
(a)人気のない通りや夜道での一人歩きを避け、可能な限りタクシーを利用しましょう。(当地のタクシーは日本と比較すると料金が比較的低廉ですので、気軽に利用できる交通機関です。)
(b)道を歩く時は、ショルダーバッグ等は車道と反対側に抱えて携帯しましょう。ショルダーバッグをたすき掛けにしていても、カッターナイフ等で皮紐を切られて、強引に盗まれる場合もあるので注意しましょう。
(c)自動車、バイクによるひったくりも発生しています。その際に、転倒して負傷するという被害も発生していますので、盗られてしまったら、自分の身の安全を考えてバックから手を離すことも必要です。
(d)貴重品や鍵等、盗まれた場合の損害が大きいものに関しては、事前に、安全な場所で鞄の中から服の内側ポケットなど安全なところに移し替えておくことも必要です。
(e)外を歩く時は、一見して高価とわかる腕時計、ネックレス等の貴金属類は身に付けないようにしましょう。引き千切るといった乱暴な手口で奪取されることもあり、思わぬ大怪我を負うことがあります。高価な時計、宝石等は、目的地に着いてから、身につけるといった配慮が必要です。
(f)襲われた時には、貴重品をしっかり抱え、大声で助けを求めながら逃れることです。しかし、相手が凶器を持っている場合には、むしろ、身の安全のために無駄な抵抗は避けなければなりません。
(g)また、「命金」として、取り出し易い箇所にいくらかの紙幣を用意して、素直に差し出すことも、被害を最小限に抑えるための一つの方法です。
(エ)暴行・傷害の被害に遭わないために
駅や港の周辺、大通りを外れた場所での1人歩き、特に早朝や夜間は、犯罪に巻き込まれる可能性が高いので避けましょう。
暴行・傷害事件は、酔っぱらいの多い飲食街の地域や治安的に問題のある特定地域で多く発生しています。そうした場所に不必要に近づかないことが大切です。
加えて、リスボン市内では、夜間の遊興施設が集中しているBairro Alto、Parque das Nacoes,Cais do Sodre、Docasの各地区でのディスコやバーなどの周辺での事件が絶えず、その多くが酒に酔った若者の喧嘩が発生しています。こうした場所への立ち入りや、午前0時を過ぎての外出を控えることをお勧めします。
(オ)車上狙いの被害に遭わないために
(a)防犯アラームが付いている車両を使用しましょう。
(b)車両は人通りの少ない場所や人目に付きにくい場所には駐車しないようにしましょう。(例:ガソリンスタンド、ATM付近の駐車場、建物出入り口付近など)
(c)夜間の路上駐車は出来るだけ避け、やむを得ず駐車する場合でも,照明灯がある明るい場所に駐車しましょう。
(d)駐車場内であっても、出来るだけ係員の目が届く場所に駐車しましょう。
(e)短時間の駐車でも、必ずドアロックしましょう。
(f)車内に携帯型カーナビゲーションシステムや荷物(バッグ,箱,上着等の貴重品が中に入っていると他人に思わせるもの全て)を放置しておかないようにしましょう。
(g)身分証などの書類の原本や自宅の鍵や住所といった個人情報に関するものを車内に残さないようにしましょう。
(h)トランクに入れていても被害に遭う場合が多いので貴重品をトランクに入れないようにしましょう。
(i)車が故障した場合は、三角板を置いた後、車の施錠をした上で、専門業者を待ちましょう。
(カ)カージャッキング対策等
(a)カージャックされ、短時間誘拐(一時的に運転手を監禁し、暗証番号を聞き出し、キャッシュカード等を使用し現金を引き出した上で運転手を解放する強盗事件)が発生しています。高級レストランやカジノ等への高級車の使用はさけましょう。
(b)明るく、交通量の多いところを通行し、駐車場所も明るく、交通量の多いところを選びましょう。
(c)人気のない場所、照明が少ない場所、又は私有地への侵入路などを通行する際や、夜間ATMでの現金引き出し、ガソリンスタンドの使用時には特に注意しましょう。
(d)車を運転する場合、車に乗り降りする時が最も危険です。周囲の安全を確認し、待ち伏せや不審な車がないかどうか、十分に注意しましょう。
(e)運転中は、窓を閉めて施錠し、不審者が近づいてきた場合にはクラクションを鳴らしながら逃げましょう。
(f)駐車中はもちろんのこと、走行中であっても、貴重品を外部から見える位置に置かないようにしましょう。信号待ちで停車した際に、後部ガラスを叩き割られ、後部座席等に置いていたバッグ等を盗まれた事例があります。
(g)車に近づく人物には注意しましょう(行商人、ビラ・新聞配布者、浮浪者等)
(h)不審車両による尾行を察知した場合は、最寄りの警察署や店舗等に避難するなど臨機応変の措置を講じましょう。身辺の安全を確保することが第一です。
(i)単なる追突事故を避けるためのみならず、前の車と後の車があなたの車を挟み撃ちにして停車させようとした場合に、容易に逃げられる様に車間距離を十分保ちましょう。また、車間距離は運転中だけでなく、停車時にも必要です。後退せずハンドルを切るだけで前車の脇を通り抜けることができるようにしましょう。
(j)車1台だけの事故を発見した場合、直ぐに停車せず、緊急通報番号(112)に電話しましょう。
(キ)その他の盗難被害に遭わないために
(a)高級ホテルであっても、安心というわけではありません。貴重品を客室内に放置せずに、セーフティーボックスやフロントの貴重品預かり等を利用することが大切です。
(b)報道によれば、今年初めから,ATM機(Multibanco)で現金を引き出す際に襲われる事件が全国各地で発生しております。以下の点に十分注意してください。
<手口>
  • ATM機(Multibanco)を使用している被害者に、まず二名以上の子供/若者が近づいてくる。
  • 一人が被害者の右側に立って、寄付を求める紙を見せる。そして、左側に立っている者がATM機の引出金額の200?のボタンを押す。
  • 寄付を求める子供が被害者の注意をひきつけている間に、もう一人がATM機から出てきた200?を盗って逃げる。
  • ATM機の近くに車が待機しており、子供らを乗せて逃走する。
  • ポルトガルで犯行を重ねる犯罪集団は、東欧諸国出身の外国人で構成されている。
<ATM機を利用する際の注意点>
  • ATM機を利用する際、近くに人がいないことを確認する。
  • 人通りの多い場所に設置されたATM機を探す。
  • 可能な限り、銀行の店舗内、及び商業スペースに設置されたATM機を使用する。
  • 誰かに後をつけられていたり、監視されているような気配を感じたら、ATM機のキャンセルボタンを押して利用をすぐやめる。
  • 現金を引き出したら、すぐにしまう。
  • ATM機周辺での行われている寄附金行為に協力しない、又、そのような場所のATM機を使用しない。
  • ATM機を使用する際に見知らぬ人の助けを借りない。
  • ATM機の使用に手助けが必要な場合は、8時30分から15時までの銀行の営業時間内に銀行に行く。
  • ATM機に不審な点を発見したり、公道上で偽の寄付金集めに気付いた場合には、すぐに112番に連絡する。
(c)現金預金自動引き出し機(ATM:Multibanco)のカード挿入口に何らかの細工が施され、カードの情報が盗まれてしまい、コピーカードが作られ、不正に現金が引き出されるという事件が発生しています。できるだけ、防犯カメラが備え付けられた銀行内のATMを使用しましょう。また、暗証番号を打ち込む際には、他人に見られないように留意したり、カード挿入口に細工がなされていないかどうかを確かめる等の自衛策を講じることも必要です。
(3)生活(近隣者、訪問者、使用人、家族、電話、郵便物、鍵、長期旅行等)

(ア)覗きレンズやインターホンを利用して、来訪者の身分や用件をよく確認し、場合によっては、身分証明書の提示を求めることも必要です。

(イ)帰宅時に、家の様子がおかしいと感じられた場合は、家の中での鉢合わせを避けるため、すぐに中に入らず、近隣や警察に助けを求めましょう。

(ウ)家を長期間あける場合は、信用のおける知人等に留守を頼んでおきましょう。また、夜間外出の際は、電灯やラジオを点ける等して在宅しているように装ったり、長期外泊の場合には、タイマーを利用して、電灯を点けるなどの工夫も必要です。

(エ)万一の場合に備えて、貴重品の保管場所を分散しておくことも賢明な方法です。家の中のしかるべき場所に「見せ金」を置いておき、万一、在宅時に侵入された場合は、身の安全を第一に考え、これを差し出して被害を最小限に抑えることも考えておく必要があるでしょう。

(オ)被害に遭った時のためにも、家財の盗難被害を補償する保険(海外旅行保険、家財保険等)には、必ず加入しておきましょう。

(4)その他の注意事項

(ア)ホテルで在室中に、頼みもしないのにホテル従業員らしき人が訪ねてきた場合は、決してドアを開けず、まず、フロントに確認しましょう。ルームサービスや水回りの修理などを装って室内に入り、隙をみて部屋に置いてある貴重品や荷物を盗む事件が散発しているので十分用心してください。

(イ)国際列車の駅は空港に比べて暗く、駅構内への出入りが自由なことから、入国者を狙ったスリや強盗等の犯罪の温床となっています。国際列車を利用する際は、注意が必要です。

(ウ)両替所付近では、旅行者が親切を装った犯人に人気のないところに連れ込まれ、凶器を突き付けられて金品を奪われる事件が発生しています。

(エ)レストランでの夕食やファド鑑賞の際等にはタクシーで移動しましょう。当地の一般的な夕食時間帯は午後8時以降と遅く、またファドは一般的に午後10時頃に開演し、深夜午前2時過ぎに終了となり、店から出てきたところを狙われ、強盗や引ったくり被害に遭うことも多いので、自宅やホテルに戻る際には、予め店にタクシーを呼んでもらうよう依頼しておきましょう。

(オ)多額の現金や貴重品及び旅券は、ホテルのセーフティボックス等安全と思われる場所に保管し必要な時以外は持ち歩かないようにしましょう。また、持ち歩く際は、一度に全てを盗まれる回避策として、分散して所持するようにしましょう。

(カ)不審な人物を見かけたら、直ちにその場を離れて人気のある場所に移動しましょう。

(キ)男女を問わず、素性を知らない人の誘いには安易に応じないようにしましょう。特に、すすめられた飲み物や食べ物を安易に口にしないようにしましょう。(犯人は睡眠薬を混入させ、被害者が意識を失った隙に所持品を盗むもの。)

(ク)親切を装って近づいてきた者を安易に信用してはいけません。旅行客を狙った寸借詐欺事件が発生していますので、見ず知らずの者に金銭を貸さない等の注意も必要です。たとえば、パンクの修理の際の手伝いを装って、その間に金品を窃取するケースもあります。レンタカーを利用する場合は、駐車した際にパンクされ、こうした被害に遭う場合があります。

4 交通事情と事故対策
(1)交通事故事情

2011年にポルトガル本土(自治州を除く)で発生した交通事故による死者数(事故現場又は医療施設への搬送中に死亡)は690人、重傷者は2,416人、軽傷者は39,215人でした。前年と比較して、死者数は51人(6.9%減)、重傷者は221人(8.4%減)、軽傷者は4,709人(10.7%減)、それぞれ減少しました。 県別では、死者数に関し、ベージャ県、エヴォラ県及びヴィゼウ県で特に増加し、アヴェイロ県、リスボン県、ポルト県で大幅に減少しました。(死者数が最も多かった県は、ポルトで83人、リスボン県の67人、セトゥーバル県の59人、アヴェイロ県の51人)。 また、GNRによると、高速道路A22号線で料金が徴収されるようになってから、国道125号線での交通事故が前年と比較して30%増加しました。高速道路を避けて、一般道を利用する車両が増加したことが原因と思われます。 なお、2012年の今年1月から3月7日までに交通事故による死者数は、道路安全庁(ANSR)の統計によると101人で、前年同期よりも29人少なく、同時期の重傷者は335人で、前年より僅かながら減少。地域別で死者数が最も多いのは、17人のポルト県、次いでセトゥーバル県の13人、リスボン県の11人でした。

(2)交通事故防止対策

ポルトガルの道路の制限速度は、高速道路では時速120キロメートル、一般道の郊外では時速70~90キロメートル、市街地では時速50キロメートル以下となっています。日本の道路に比べ制限速度が高いので注意が必要です。

(ア)高速道路を運転するときの注意事項
ポルトガルの高速道路は、最近になって整備された道路が多いため、きれいでよく整備されていますが、前述のとおり、運転マナーの悪さや日本の道路との構造上の違いがあるため注意を要します。
(a)安全速度の厳守
片側2車線以上ある場合は、左車線は高速度車線です。かなりの高速度で追い上げて後方にぴたりとくっつき、パッシングや左ウィンカーを点灯させて進路を空けるように迫る車は日常茶飯事です。高速度車線を避け、安全速度に徹することが肝要です。特に高速道路では非常に早いスピードでとばす車が存在しますので注意が必要です。
(b)休憩について
ポルトガルの高速道路にもサービスエリアがありますが,設置されている間隔が長いので、早目に休憩をとることが肝要です。
また、単調な景色の中を走行することもありますので、こまめに休憩を取るようにしましょう。
(c)料金所について
ポルトガルの高速道路は原則有料です。支払いについては現金だけでなく、クレジットカードやデビットカードによる支払いが可能で、日本のETCにあたる「VIA VERDE」(緑地に白色で「V」のロゴ)が整備されています。
「VIA VERDE」による支払いが可能な車は、高速で料金所を通過しますので、料金所のブースへ進入、退出するときにはご注意下さい。また、レンタカーを運転する際に誤って「VIA VERDE」の専用ブースに入らないように注意してください。
(d)本線への進入、車線の変更について
ポルトガルでは、本線へ進入するときにはなかなか譲ってもらえないことがあります。同様に車線変更の際も譲ってもらえることは殆どありません。「相手が譲ってくれるだろう。」と期待することは大変危険です。車線変更の場合でも、高速で車間距離をつめられ妨害されることがしばしばです。前後左右の安全確認を確実に行い、無理な進入や車線変更は行わないことが必要です。また、古い時代に整備された自動車専用道路は、加速車線が短いので進入の際には十分に注意をしてください。
(イ)一般道を運転するときの注意事項
(a)安全速度の厳守
一般道においても、まず、スピードを出し過ぎないことが重要です。ポルトガルの車は、郊外道路はもちろんのこと市街地の幹線道路だけでなく、細い路地においてもスピードを出して走行します。また,隙あらば交差点や交差点間の短い距離で強引に追い越していく車もいます。また、左側車線走行時は、後方にぴたりと張り付き煽り行為を行う車もしばしばですので、一般道においても左側車線は避けて、後方から速度が速い車が来たら譲るといった運転が肝要です。また、安全な車間距離の確保は、交通事故を避ける最も有効な対策の一つです。割り込まれたら、また空ける、追いつかれたら、進路を譲ることを心掛け、常に安全な車間距離を確保することが必要です。
高速道路は、良く整備されているのに比べ、一般道では白線が消えかかっていたり、道路に穴が空いていたりしますので、スピードを控えめにして、路面状態をよく確認して運転する必要があります。
最近、各地に速度監視用のレーダーが取り付けられています。日本の速度監視レーダーと異なり、少しの速度違反も許容しませんの、注意して下さい。(地元の車はレーダーがある箇所では突然スピードを落としますので、追突事故にも注意してください。)
(b)歩行者に注意
ポルトガルでは、歩行者は、幅の広い道路でも、信号や横断歩道の無いところを平気で横切りますし、信号を守らないことも殆どです。歩行者が、いつ道路を横切るか分かりませんので、前方を十分に注意の上,速度を控えめにして注意して下さい。
また、市街地の道路は、路上駐車の車で溢れており、自動車の陰から、歩行者が飛び出してくることも十分に予想されますので注意しましょう。
(c)安全確認の励行
高速道路と同様に、「相手が譲ってくれるだろう。」と期待することは大変危険です。交差点への進入はもとより、車線変更の場合でも、高速度で車間距離をつめられ妨害されることがしばしばです。市街地・郊外を問わず一般道の交差点では、ロータリー(ロトゥンダ)が多いので、ロータリーに進入するときは、安全を確認の上、進入するようにしてください。原則として、ロータリーの中にいる車が優先ですので、無理に進入しないようにしてください。また、ロータリーの出口では、ロータリーの内側から、一気に外の道へ出ようとする車がいるので、ロータリー内では四方に注意を払ってください。大きなロータリーでは、ロータリー内に信号がある場合もありますので、注意してください。
信号は日本の信号に比べると、小さく、見づらい場所に設置されていることが多いので、注意しましょう。市街地の道路では、左折ができなかったり、一方通行だったりする事がしばしばです。また、リスボンやポルトなど、基本的に丘の上に作られた町が多いので、坂の途中で見通しが悪かったり、気づいたら、とんでもない方向を走行していたということもあります。そのような場合でも、焦らずに余裕を持って運転するように心掛けましょう。
レンタカーを借りる場合には、ほとんどがマニュアル車であるため、特にリスボンやポルトなど坂の多い街を運転するときには、坂道発進や路上駐車をするときなど、注意が必要です。また左ハンドルに慣れていない場合は、交差点で誤って反対車線に進入しないように注意しましょう。
(ウ)駐車中の注意事項
ポルトガルで路上駐車をするときは、縦列駐車が一般的です。前後の間隔ぎりぎりまで詰めて、駐車することも多いので、無用のトラブルを避けるためにも入庫、出庫時に、他の車と接触しない様に十分に確認してください。
街中や観光地の駐車場では、勝手に駐車場に誘導しているにわか監視員がいることがあります。小遣い稼ぎのため勝手に誘導していますので、彼らの誘導に従って駐車した場合は、トラブルを避けるためにも50セントから1ユーロぐらいを手渡しておいた方がいいでしょう。もし、お金を渡さない場合には、車若しくは本人に危害が加わるおそれもあるので注意してください。
最近は、駐車違反の取り締まりも厳しくなってきているので、その場所が路上駐車可能かどうか確認してください。
(エ)挑発に要注意
当国は、許可制により拳銃の所持が認められています。車両のダッシュボードに拳銃を保管している者もいます。交通事故やトラブルに遭遇した時は、無用な言動やその他により相手を挑発したり、相手の挑発に乗ることのないように、常に冷静な対応が必要です。
(オ)交通違反の罰則について
交通違反の罰則は強化されており、それに伴い検問等の取締りも強化されています。各所に速度取締用のレーダーが設置されており、少しのスピード違反も許容しません。また、最近は飲酒運転の取締も強化されています。
(キ)運転免許証について
ポルトガルでは、日本の警察署で発行された国際免許証で運転することができますが、その有効期間は入国後185日以内とされています。185日を超えて滞在する場合には、日本の運転免許証をポルトガルの運転免許証に切り替える必要があります。
大使館では、ポルトガル陸上交通院(IMTT)に免許証の切替を申請するために必要な免許証の翻訳証明を行っています。なお、ポルトガルの運転免許証は申請から交付まで時間がかかりますので、余裕を持って手続きをしてください。
(3)交通事故の場合の措置(別冊PDFが開きます参照)
5 ポルトガルにおける刑事手続き及び犯罪被害者の権利

ポルトガル被害者支援協会APAV作成の観光客向けガイドブックの翻訳を作成しましたので、これを紹介します。

(1)ポルトガルにおける刑事手続きの流れ

    犯罪認知(届出/告訴)
        ↓
    事件受理(捜査) → 被疑者不詳により事件終了
        ↓
    被疑者特定。被疑者への賠償請求
        ↓
    予備審問(任意)
        ↓
    起訴・公判
        ↓
    被疑者に賠償能力なし → 暴力犯罪による国家賠償

(2)ポルトガルにおける被害者の権利
ア 他国在住者がポルトガルで被害にあった場合
ポルトガルで犯罪被害にあった非居住者に対し、刑事手続の過程で生じる様々な問題解決のため支援を受けることができる。その中には、関係当局からの情報提供を受けたり、手続き上の理解を助けるための通訳の任命なども含まれる。
また、裁判において証拠として使用することが可能な供述調書(declaracao para memoria futura)を犯罪発生直後に作成することができる。
さらに、他のEU加盟国に在住する被害者の場合、居住国の関係機関に賠償請求を行うことができる。請求を受けた外国当局は、ポルトガルの法務省暴力犯罪被害者保護委員会にそれを伝達する。同委員会では請求を審査し、ポルトガル政府による支払額を決定する。
イ ポルトガル在住者が他国で被害にあった場合
ポルトガル国外で犯罪被害に遭い、当該国の機関に被害届の提出をすることができなかった場合、国内被害届を提出することも可能である。届出を受け付けた機関は速やかにそれを当該国の関係機関に伝達する。
他のEU加盟国で被害に遭った場合、被害者は、ポルトガル国内の法務省暴力犯罪被害者保護委員会に賠償請求を行うことが可能。同委員会は、請求書の記入、他の加盟国の関係機関への通報、手続きの進捗状況に関する情報提供に関して、被害者を支援する。
(3)刑事手続きの流れと被害者の権利
ア 事件受理(捜査)
(ア)情報提供の権利
被害者は事情聴取を受け、証拠を提供する権利がある。国外に移動する場合、裁判で証拠として使用することが可能な供述調書(declaracao para memoria futura)の作成を判事が命じることができる。たとえ、供述調書を作成しても、公判で証言することを妨げるものではない。
(イ)情報提供の権利
捜査を担当する警察官の氏名、捜査状況の進展についての問い合わせをする際の担当者氏名、被害者として受けることができる支援内容と担当の組織、被害者届提出後に行うべき手続き、裁判への参加、無料法律相談、補償の請求といった関連情報を入手する権利がある。又、治安機関又は検察庁に直接、捜査及び関連情報を請求することも可能である。
(ウ)被害届出の権利
被害届は治安機関に直接提出するか、又はインターネットを通じて提出することもできる。(https://queixaselectronicas.mai.gov.pt)届出の様式は問わず、無料である。
(エ)通訳者請求の権利
被害者がポルトガル語を理解せず、公判に証人やアシスタントとして参加する場合、通訳者を手配する権利があり、その費用は無料である。
(オ)供述調書(declaracao para memoria futura)作成の権利
被害者がポルトガル語を理解せず、公判に証人やアシスタントとして参加する場合、通訳者を手配する権利があり、その費用は無料である。
(カ)裁判におけるアシスタント制度の適用の権利
被害者は、 「アシスタント」として公判に参加することが可能である。参加するためには、訴訟代理人(弁護士)を任命し、必要な手数料を支払わなければならない。また、被親告罪の場合には、アシスタントをおくことが義務づけられている。起訴又は不起訴の決定通知から20日以内に手続きを行う。
(キ)加害者への賠償請求の権利
被害届(告訴)から起訴決定の通知受領後20日以内に手続きを行う。被害者が提出せずとも、公判で裁判官が賠償を命じることもある。
(ク)司法費用援助制度の請求の権利
弁護士費用や裁判費用の支払い能力がない被害者は、その支援を請求することができる。裁判手数料の一部または全額支払い、弁護士に対する報酬料の支払い、裁判手数料または弁護氏報酬料の分割払いの3種類がある。この支援を受けるためには、社会保険事務所備え付けの専用用紙に記入し、メール、ファックス、郵送などで同事務所に送付する。その際、支弁能力がないこをを証する資料を添付する。最大30日以内に手続きを行う。
(ケ)公判参加経費請求の権利
公判に参加するための費用の還付を受けることができる。
(2)予備審問

情報開示や通訳手配の請求を行うことができる。また、国選弁護人の手配を受けることも可能。

(3)公判

判決内容について検察庁に情報開示を求めたり、被告や受刑者の居所などの情報を求める権利がある。また、国選弁護人や通訳の手配、公判への参加にかかる経費の還付を請求することも可能である。加えて、判決について、意義申し立てを行う権利も確保されている。

  
(4)不起訴の場合、又は公判終了後における政府への賠償請求

力行為の直接的な結果として、身体又は精神に甚大な被害を被った場合、その被害者には、国家に対して賠償請求を行う権利がある。具体的には、最低30日間の身体的不能又は死亡を引き起こすような損害が発生した場合、被害者の生活に多大な影響を及ぼすような事実、又は被害者の死亡によって賠償請求者に多大な影響を与えた事実が存在する場合に、その権利が派生する。更に、被疑者が特定されなかったり、特定されても賠償金の支弁能力がない場合には、政府に対して賠償請求を行う。
請求することができるのは、被害者、被害者を支援する関係者など。被害者が死亡した場合には、配偶者又は元配偶者、親族等が請求することができる。
政府への賠償請求の請求先は法務省で、必要な書類を提出しておこなう。その詳細については、法務省ウェブサイト(www. Mj.gov.pt)を参照のこと。
請求期間は、事実発生日から1年間。但し、事実発生日に未成年だった場合は、成人に達してから1年間請求が可能である。また、刑事訴訟となった場合、その請求期間は犯罪被害者保護委員会委員(Comissao de Proteccao as Vitimas de Crime)の長により延長されることもあり、訴訟が結審してから1年後にその期間が終了する。いずれの場合においても、犯罪被害者保護委員会委員長の判断で、請求期間を延長することが可能。

6 テロ・誘拐対策
(1)ポルトガルのテロ情勢

ポルトガルは、イスラム・テロにとって主たるターゲットではないと考えられています。しかしながら、ポルトガルは米国とは伝統的な同盟関係や同盟関係でありテロとの闘いで軍事行動に参加しています。さらにポルトガルは一般的に「西側」や「アル・アンダラス」の一つと理解され、主なターゲットとされている国々の権益がポルトガル国内に存在していることから、イスラム・テロにとって潜在的なターゲットとなりうると思われます。
さらに、一昨年にはポルトガル国内でETAのメンバーが逮捕され、さらにアジトも発見されました。その後、ETAの動向は把握されず、ETAは戦闘放棄宣言をしたものの、武器等の放棄を行っておらず、この動向には注意すべきです。
なお、身代金目的の誘拐事件については、1998年以来、長らく発生しておりませんでしたが、2011年11月21日午前3時頃、シントラ市カザル・デ・カンブラ地区コヴィリャン通りで、自宅前に車を止めた夫婦が突然現れた4人組に襲われ、39歳の夫が殴られるなどして車で連れ去られ、午前5時頃、PSPカザル・デ・カンブラ署で事情を聞かされていた妻の携帯電話に犯人から夫の携帯電話を通じて、10万ユーロの身代金を要求される事件が発生しました。犯人グループは、PJが数か月に渡って捜査を行っていたグループと判明し、同日午後9時45分ごろ、セイシャル市カザル・ド・マルコ地区にある倉庫に監禁されていた被害者を保護し、被疑者8人を逮捕しました。
その他、誘拐事件の多くは親権を争う親等によるものであり、その他性的犯罪目的の誘拐や麻薬組織間のトラブルから対立メンバーを拉致し金品を要求する事件が年間数件発生しています。

(2)対策の基本

テロ対策としては、テロの標的となる場所にできるだけ近づかないことが大切です。

誘拐対策としては、誘拐犯は、犯行の前に必ず標的者の行動パターンを調査します。従って、出勤、帰宅、外出のパターン化を避け、時々その時間や経路を意識的に変えることが必要です。

(ア)目立たないこと
服装、態度、言語に気を付け、できるだけ現地社会に溶け込み、目立たないように努力することが大切です。
(イ)用心を怠らないこと
不審な兆候がないか、常に用心を怠らない習慣をつけることが大切です。
(3)事前対策
(ア)緊急連絡先を表示しておくこと
緊急連絡先(警察、会社、友人宅、大使館)の電話一覧表を作成し、家族や使用人がわかるように電話のそばに掲示しておくことが肝要です。
(イ)緊急時の必要書類等を整理しておくこと
事案発生に備え、必要書類(旅券、保険関係書類、所在国及び在日の連絡先リスト等)や医療関係記録(病歴、血液型、常用薬、持病、かかりつけの医者名等)を整理し、家族等にわかるようにしておくことが大切です。
(ウ)使用人等の教育
運転手や使用人に対し、万一事件に直面した場合、敏速な対応・行動が取れるように事前教育しておくことも必要です。
(4)万一誘拐された場合の心得
(ア)身の安全を第一に考えること
一般的に言って、逃走のチャンスはないと思わなければなりません。あらゆる条件を考慮し、100パーセント確実と考えられる場合以外には逃走を図らないこと。また、犯人の指示にはできるだけ従い、挑発や刺激などの行動は慎むことが大切です。
(イ)落ち着いて、周囲の状況判断に努めること
連行されたときは、できるだけ落ち着き、移動時間、方向、速度、距離を記憶し、道標、匂い、声、音を含むすべての外界の動きに注意すること、また、犯人の容貌、性格、動作や言葉の特徴に注意し、解放後の警察の犯人逮捕に協力できるようにしておくことが大事です。
(ウ)救出の希望を捨てずに冷静な行動をとること
捕らえられて孤独な状況におかれても、家族、関係者、警察当局等多くの人々が一体となって安全な救出に努力していることを忘れず、苦しい拘禁生活下でも常に冷静沈着に心掛け、情勢を有利に導くよう努力することが大切です。
6 緊急時の連絡先等

SOS緊急通報電話(警察・消防・救急) 112

(1)緊急時の連絡先
〔病院(HOSPITAL)〕
  • 医療相談(緊急性が低い場合) 24時間対応 808 242 424
  • 中毒対策情報センター(緊急性が低い場合) 24時間対応 808 250 143
  • 診療施設 (日本語で受診可能な施設は、現在のところありません。)
    クフ・デスコベルタス病院 (Hospital CUF Descobertas)
    住所: Rua Mario Bolas (Parque das Nacoes)  1998-018 Lisboa
    電話: 21 002 5200(代表) 21 002 5441(救急)
    ホームページ: http://www.josemellosaude.pt別ウインドウが開きます
    赤十字病院 (Hospital Cruz Vermelha)
    住所: Rua Duarte Galvao, No.54 1549-008 Lisboa
    電話: 21 771 4000(代表) 21 771 4004(救急)
    ホームページ: http://www.hcvp.com.pt別ウインドウが開きます
    国立サンタ・マリア病院 (Hospital Santa Maria)
    住所: Av. Prof. Egas Moniz 1649-035 Lisboa
    電話: 21 780 5000(代表) 21 780 5111/5222(救急)
    ホームページ: http://www.hsm.pt別ウインドウが開きます
    国立ドナ・エステファニア小児病院 (Hospital D. Estefania)
    住所: Rua Jacinto Marta 1169-045
    電話: 21 312 6600(代表) 21 312 6916(救急)
    ホームページ: http://www.chic.min-saude.pt別ウインドウが開きます
    クフ・ポルト病院 (Hospital CUF Porto)
    住所: Estrada da Circunvalacao No. 14341 4100-180 Porto
    電話: 22 003 9000(代表)/(救急)
    ホームページ: http://www.josemellosaude.pt別ウインドウが開きます
    国立サント・アントニオ総合病院 (Hospital Geral de Santo Antonio)
    住所: Largo Prof. Abel Salazar 4099-001 Porto
    電話: 22 207 7500(代表) 22 207 7551 (救急)
    ホームページ: http://www.chporto.pt別ウインドウが開きます
    国立サン・ジョアン病院 (Hospital de Sao Joao)
    住所: Alameda Prof. Hernani Monteiro 4202-451 Porto
    電話: 22 551 2100(代表) 22 551 2211 (救急)
    ホームページ: http://www.hsjoao.min-saude.pt別ウインドウが開きます
    国立コインブラ大学病院 (Hospitais da Universitario de Coimbra)
    住所: Praceta Prof. Mota Pintoo 3000-075 Coimbra
    電話: 239 400 400(代表) 239 400 571 (救急)
    ホームページ: http://www.huc.min-saude.pt別ウインドウが開きます
    国立ファロ病院 (Hospital Distrigal de Faro)
    住所: Rua Leao Penedo 8000-386 Faro
    電話: 289 891 100(代表) 289 891 145 (救急)
    ホームページ: http://www.hdfaro.min-saude.pt別ウインドウが開きます
  • 防災庁 (Autoridade Nacional de Proteccao Civil)
    救助作戦本部 (Comando Nacional de Operacoes de Socorro)
    住所: Av. do Forte em Carnaxide 2794-112 Carnaxide
    電話: 21 416 5100
    リスボン県救助作戦本部 (Comando Distrital de Operacoes de Socorro de Lisboa)
    住所: Rua Camara Pestana, No. 43-45  1150-082 Lisboa
    電話: 21 882 0960
    ポルト県救助作戦本部 (Comando Distrital de Operacoes de Socorro do Porto)
    住所: Av. Fontes Pereira de Melo, No. 519  4100-262 Porto
    電話: 22 619 7650
〔警察(治安警察庁(PSP) 及び共和国警備隊庁(GNR))〕
地方名 県名 名称 連絡先
リスボン地方 GRANDE LISBOA リスボン県 Lisboa PSPリスボン首都圏本部 COMETLIS 電話: 21-765 4242
96-599 0000
PSP観光署(旅行者担当窓口) Esquadra Turismo de Lisboa 電話: 21-342 1623
PSP公共交通機関警備隊 地下鉄 マルケス・デ・ポンバル署
Esquadra de Policia Metro/CP
電話: 21-352 1040
PSPリスボン空港署 Esquadra do Aeroporto 電話: 21-849 6132
PSPカスカイス観光署(旅行者担当窓口)
Esquadra de Turismo de Cascais
電話: 21-486 3929
PSP遺失物課 Seccao de Perdidose Achados 電話: 21-853 5403
GNRシントラ地区本部 Sintra 電話: 21-910 0030
GNRマフラ地区本部 Mafra 電話: 261-818 010
セトゥーバル県 Setuba PSPセトゥーバル県本部 Setubal 電話: 265-522 022
96-618 5209
GNRセトゥーバル方面本部 Setubal 電話: 265-544 390
GNRアルマダ地区本部 Almada 電話: 21-296 4070
北部地方 REGIAO NORTE ポルト県 Porto PSPポルト首都圏本部 Comando 電話: 22-209 2000
96-595 6300
GNRポルト方面本部 Comando Porto 電話: 22-339 9600
PSP観光署(旅行者担当窓口) Esquadra Turismo Porto 電話: 22-208 1833
PSPポルト空港署 Esquadra Aeroporto 電話: 22-948 2693
PSP公共交通機関警備隊 ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア署 Esquadra CP 電話: 22-105 0250
PSPヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区本部 Vila Nova de Gaia 電話: 22-787 8370
GNRヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区本部 Vila Nova de Gaia 電話: 22-786 2000
PSPマトジーニョス地区本部 Matosinhos 電話: 22-939 9040
96-725 0146
GNRマトジーニョス地区本部 Matosinhos 電話: 22-939 6980
PSPサント・ティルソ署 Santo Tirso 電話: 252-860 190
96-848 5509
GNRサントティルソ地区本部 Santo Tirso 電話: 252-808 250
ヴィアナド・カステロ県 Viana do Castelo PSPヴィアナ・ド・カステロ県本部 電話: 258-809 880
GNRヴィアナ・ド・カステロ方面本部 電話: 258-840 470
ブラガ県 Braga PSPブラガ県本部 Braga 電話: 253-200 420
96-200 0404
GNRブラガ方面本部 Braga 電話: 253-203 030
PSPギマラインス地区本部 Guimaraes 電話: 253-513 334
96-200 0045
GNRギマラインス地区本部 Guimaraes 電話: 253-422 570
ヴィラ・レアル県 Vila Real PSPヴィラ・レアル県本部 電話: 259-330 240
GNRヴィラ・レアル方面本部 電話: 259-303 290
ブラガンサ県 Braganca PSPブラガンサ県本部 電話: 273-303 400
GNRブラガンサ方面本部 電話: 273-300 570
中部地方 REGIAO CENTRPO アヴェイロ県 Aveiro PSPアヴェイロ県本部 Aveiro 電話: 234-302 510
96-200 0445
GNRアヴェイロ方面本部 Aveiro 電話: 234-378 220
PSPオヴァール Ovar 電話: 256-580 890
GNRオヴァール地区本部 Ovar 電話: 256-572 629
コインブラ県 Coimbra PSPコインブラ県本部 電話: 239-797 640
GNRコインブラ方面本部 電話: 239-794 300
レイリア県 Leiria PSPレイリア県本部 Leiria 電話: 244-859 859
96-104 2174
GNRレイリア方面本部 Leiria 電話: 244-830 150
PSPナザレ署 Nazare 電話: 262-550 070
GNRオビドス署 Obidos 電話: 262-959 990
ヴィゼウ県 Viseu PSPヴィゼウ県本部 電話: 232-480 380
96-807 8927
GNRヴィゼウ方面本部 電話: 232-467 940
カステロ・ブランコ県 Castelo Branco PSPカステロ・ブランコ県本部 電話: 272-340 622
GNRカステロ・ブランコ方面本部 電話: 272-340 900
グアルダ県 Guarda PSPグアルダ県本部 電話: 271-222 022
GNRグアルダ方面本部 電話: 271-210 630
サンタレン県 Santarem PSPサンタレン県本部 Santarem 電話: 243-222 022
96-208 9952
GNRサンタレン方面本部 Santarem 電話: 243-300 070
PSPアブランテス署 Abrantes 電話: 241-360 970
GNRアブランテス地区本部 Abrantes 電話: 241-360 920
GNRファティマ署 Fatima 電話: 249-530 580
アレンテージョ地方 ALENTEJO エヴォラ県 Evora PSPエヴォラ県本部 Evora 電話: 266-760 450
96-201 3633
GNRエヴォラ方面本部 Evora 電話: 266-748 400
PSPエストレモス署 Estremoz 電話: 268-338 470
GNRエストレモス地区本部 Estremoz 電話: 268 322 804
ベージャ県 Beja PSPベージャ県本部 電話: 284-322 022
96-104 2122
GNRベージャ方面本部 電話: 284-310 770
ポルタレーグレ県 Portalegre PSPポルタレーグレ県本部 電話: 245-300 620
GNRポルタレーグレ方面本部 電話: 245-609 320
アルガルベ地方 ALGARVE ファロ県 Faro PSPファロ県本部 Faro 電話: 289-899 899
96 101 0164
GNRファロ方面本部Faro 電話: 289-887 600
PSPファロ空港署 Aeroporto de Faro 電話: 289-800 688
PSPポルティマン地区本部 Portimao 電話: 282-417 717
96-807 8114
GNRポルティマン地区本部 Portimao 電話: 282-420 750
PSPオリャン署 Olhao 電話: 289-710 770
GNRロウレ地区本部 Loule 電話: 289-410 490
アソーレス自治州 ACORES PSPアソーレス自治州本部 Comando 電話: 296-205 500
GNRアソーレス自治州方面本部 Comando 電話: 296-306 580
PSPポンタ・デルガーダ地区本部 Ponta Delgada 電話: 296-282 022
96-441 0785
PSPポンタ・デルガーダ空港署 Aeroporto P. Delgada 電話: 296-205 517
PSPアングラ・ド・エロイズモ地区本部 Angra do Heroismo 電話: 295-212 022
GNRアングラ・ド・エロイズモ地区本部 Angra do Heroismo 電話: 295-206 970
マデイラ自治州 MADEIRA PSPマデイラ自治州本部 Comando 電話: 291-208 400
96-135 6321
GNRマデイラ自治州方面本部 Comando 電話: 291-214 460
PSPフンシャル地区本部 Funchal 電話: 291-208 400
PSPマデイラ空港署 Aeroporto Funchal 電話: 291-520 889
〔外国人局(SEF-SERVICO DE ESTRANGEIROS E FRONTEIRAS)〕
ポルトガルでの滞在に関する手続きは、居住地を管轄する最寄の外国人・国境局地方事務所に出頭して行う必要がありますが、一部の事務所を除いて、電話で事前に予約しなければなりません。電話予約の受付時間は、平日の8時30分から17時30分までで、電話番号は、固定電話専用:808 202 653 携帯電話専用:808 962 690 です。但し、「滞在証(Autorizacao de Residencia)」を更新する場合のみ、外国人局のウェブサイト(http://www.sef.pt別ウインドウが開きます) からオンライン予約も可能です。主な地方事務所及び出張所は、以下の通りです。
リスボン・テージョ流域・アレンテージョ地方局
(Direccao-Regional de Lisboa, Vale do Tejo e Alentejo)
住所: Av. Antonio Augusto de Aguiar, No. 20 1069-118 Lisboa
電話: 21 358 5500
Eメール: dir.lisboa@sef.pt
リスボン移民支援センター内出張所
(Centro Nacional de Apoio ao Imigrante)
住所: Av Rua Alvaro Coutinho, No. 14 1150-025 Lisboa
電話: 21 810 6100
北部地方局
(Direccao-Regional do Norte)
住所: Rua D. Joao IV, No. 536 4013 Porto CODEX
電話: 22 589 8710
Eメール: dir.norte@sef.pt
ポルト移民支援センター内出張所
(Centro Nacional de Apoio ao Imigrante)
住所: Rua do Pinheiro, No.9 4050-484 Porto
電話: 22 207 1274
中部地方局
(Direccao-Regional do Centro)
住所: Rua Venancio Rodrigues, No. 25-31 3000-409 Coimbra
電話: 239 853 500
Eメール: dir.centro@sef.pt
アルガルヴェ地方局
(Direccao-Regional do Algarve)
住所: Rua Luis de Camoes, No.5 8000-388 Faro
電話: 289 888 300
Eメール: dir.algarve@sef.pt
〔消防署及び消防団(BOMBEIROS)〕
リスボン消防署
(Regimento de Sapadores Bombeiros de Lisboa)
電話: 808 215 215 (緊急) / 21 817 1490
ポルト消防署
(Batalhao de Sapadores Bombeiros do Porto)
電話: 22 509 0112 / 22 507 3700
コインブラ消防署
(Companhia de Bombeiros Sapadores de Coimbra)
電話: 239 792 808 (緊急) / 239 792 800
ファーロ消防署
(Corpo de Bombeiros Municipais de Faro)
電話: 289 888 000 (緊急) / 289 888 002
〔観光案内所(POSTOS DE TURISMO)〕
ポルトガル観光庁 (Turismo de Portugal, I.P.)
ホームページ: http://www.visitportugal.com別ウインドウが開きます
リスボン空港案内所
電話: 2 -845 0660
ポルト空港案内所
電話: 2 -941 2534
ファーロ空港案内所
電話: 28 -818 582
〔空港(AEROPORTOS)〕
リスボン空港
電話: 21-841 3700 (7時~24時)
フランシスコ・サ・カルネイロ空港(ポルト)
電話: 22-943 2400 (5時~23時)
ファーロ空港
電話: 289-800 617 (6時~24時)
ポンタ・デルガーダ空港(アソーレス自治州)
電話: 296-205 400 (7時00~21時30分)
マデイラ空港(マデイラ自治州)
電話: 291-524 933 (9時30分~21時30分)
〔航空会社(COMPANHIAS AEREAS )〕
AIR FRANCE(AF)
ホームページ: http://www.airfrance.com別ウインドウが開きます
予約センター 電話: 707 202 800 (月曜~金曜:8時30分 - 20時)
リスボン空港カウンター (毎日:5時30分 - 18時30分)
AIR PORTUGAL(TP)
ホームページ: http://www.flytap.com別ウインドウが開きます
予約センター 電話: 707 205 700 (毎日:8時 - 24時 土日は22時迄)
リスボン支店 電話: 707 205 700
住所:Av. Duque de Loule, No.125/125A Lisboa
(月曜~金曜:9時30分 - 18時)
ALL NIPPON AIRWAYS(NH)
ホームページ: http://www.ana.co.jp別ウインドウが開きます
欧州顧客サービスセンター(英国) 電話: +44 20 8762 8977
(月曜~金曜:8時30分-17時 休祝日:8時-17時30分)
BRITISH AIRWAYS(BA)
ホームページ: http://www.britishairways.com別ウインドウが開きます
予約センター 電話: 808 200 125 (月曜~金曜:9時 - 17時)
リスボン空港カウンター (毎日:6時20分 - 18時)
JAPAN AIRLINES(JL)
ホームページ: http://www.jal.com別ウインドウが開きます
ヨーロッパ予約センター 電話: 808 202 747 (日本語) 808 202 700 (英語)
(月曜~金曜:8時 - 18時30分 休祝日:8時 - 16時30分)
KLM(KL)
ホームページ: http://www.klm.com別ウインドウが開きます
予約センター 電話: 707 222 747 (月曜~金曜:8時 - 20時)
LUFTHANSA(LH)
ホームページ: http://www.lufthansa.com別ウインドウが開きます
予約センター 電話: 707 782 782 (月曜~金曜:9時 - 20時)
リスボン空港カウンター 電話: 21 848 0528 (毎日:5時15分 - 17時)
ポルト空港カウンター 電話: 22 943 7900 (毎日:4時45分 - 17時30分)
SWISS INTERNATIONAL AIR LINES(LX)
ホームページ: http://www.swiss.com別ウインドウが開きます
予約センター 電話: 808 200 487 (毎日:8時 - 22時30分)
〔交通機関(TRANSPORTES)〕
ポルトガル国営鉄道
(CP-Comboios de Portugal, E.P.E)
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コールセンター 電話: 808 208 208 (毎日24時間)
全国高速バス網株式会社
(RNE-Rede Nacional de Expressos, Lda.)
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インフォメーションセンター 電話: 707 223 344
(月曜~金曜:8時 - 20時 休祝日9時 - 18時)
リスボン地下鉄公社
(Metropolitano de Lisboa, E.P.)
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コールセンター 電話: 21 350 0115
(月曜~金曜:9時 - 19時 金曜:18時)
リスボン電鉄株式会社(バス)
(Companhia dos Carris de Ferro de Lisboa, S.A.)
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インフォメーションセンター 電話: 21 361 3000
(月曜~金曜:9時 - 17時)
ポルト地下鉄株式会社
(Metropolitano do Porto, S.A.)
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コールセンター 電話: 808 205 060
(毎日:8時 - 20時)
ポルト共同交通株式会社(バス)
(Sociedade de Transportes Colectivos do Porto, S.A.)
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コールセンター 電話: 808 200 166 / 22 615 8158
(月曜~土曜:8時 - 20時)
〔その他〕
電気故障 (EDP)
電話: 800 506 506
電話故障 (PT)
電話: 16208 (個人) 800 202 022 (企業)
在ポルトガル日本国大使館 連絡先

住所:Avenida da Liberdade, 245-6o 1269-033 Lisboa

電話:21-311-0560 (代表)*

ファックス : 21-353-7600

21-311-0585 (領事班直通) Eメール:ryoji@embjapao.pt
*平日の閉館時間帯及び週末は,業者のオペレーター対応となりますのでご了承下さい。

開館時間 : 月曜日~金曜日 午前: 9時00分から12時30分、午後:14時00分から17時00分

※当館の開館時間帯以外で、人命等に係わる非常事態など緊急に連絡を取る必要がある場合は,上記電話に連絡いただき、オペレーターにお名前・ご用件・連絡先等をお伝え下さい。ご連絡内容に応じて大使館からご返事いたします。

(2)【緊急時の言葉】

☆ 「112番!(日本の110番)」=「ヌーメロ・セント・イ・ドーズ!」

☆ 「泥棒!」=「ラドラォン!」

☆ 「強盗!」=「アサルト!」

☆ 「助けて!」=「ソコーホ!」

☆ 「警察を呼んで!」=「シャーマ・ポリーシア!」

☆ 「警察に電話してください!」=「テレフォーネ パラ ア ポリーシア!」

☆ 「警察署はどこですか?」=「オンデ エ オ ポスタ ダ ポリーシア?」

☆ 「救急車を呼んで!」=「シャーマ・アンブランシア!」

☆ 「医者を呼んでください!」=「シャーメ ウン メディコ!」

☆ 「緊急です!」=「エ ウルジェンテ!」

☆ 「誰か日本語(英語)話せますか?」=「アルゲン ファーラ ジャポネース(イングレース)?」

☆ 「私はポルトガル語ができません。」=「エウ ナオン ファーロ ポルトゥゲース」

☆ 「私にはわかりません」=「エウ ナオン コンプリエンド」

☆ 「私は知りません」=「エウ ナオン セイ」

Ⅲ 在留邦人用緊急事態対処マニュアル

1 平素の準備と心構え(連絡体制の整備、退避場所、携行品及び非常用物資の準備)
(1)連絡体制の整備

(ア)在留邦人の方は、在留届の提出を励行してください。

(イ)引越しや転勤、電話番号等に変更があった場合には、速やかに当館領事班にご一報ください。

(ウ)緊急事態はいつ起きるとも限りませんので、緊急時に備え家族間、企業内での緊急連絡方法について予め決めておいてください。また、日頃から連絡を取るなど、お互いの所在を明確にするようにしてください。

(エ)緊急事態発生の際には、当館からメール・電話等で情報を提供するとともに、必要な指示を行いますが、電話回線等が使用できなくなる場合には、NHK海外放送により必要な連絡を行うことがありますので、短波放送を受信可能なラジオを準備しておいてください。また、定期的に不具合がないか確認を行ってください。

(2)一時避難場所及び緊急時避難先
(ア)一時避難場所の検討
内乱等による戦闘、騒乱に巻き込まれる可能性があるので、常に周囲の状況に注意を払い、情報を収集し、危険な場所に近づかないことを心がけてください。巻き込まれそうになった場合の取りあえずの避難場所について、常日頃から確認しておくことが重要であり、自分がどこにいるか(勤務先、通勤途上、自宅等)、自分がどのような事態に巻き込まれそうか等幾つかのケースを予め想定して各自の一時避難場所を検討しておいてください(外部との連絡可能な場所が望ましい)。
(イ)緊急時避難先
当館からは、緊急事態発生時の状況に応じて、場合により緊急時避難先への集結を指示することがあります。(基本的には、大使館事務所、公邸を想定しています。)
(3)緊急事態における携行品等、非常用物資の準備

(ア)旅券、現金、貴金属等最低限必要なものは、直ちに持ち出せるよう保管しておいてください。

(イ)緊急時には一定期間自宅での待機を指示することもありますので、非常用食糧、医薬品、燃料等10日分程度準備しておいてください。

2 緊急時の行動(基本的心構え、情報の把握、公館への通報等、国外への退避)
(1)心構え

緊急事態が発生し、又は発生する恐れがある場合に、当館は邦人保護の万全を期するため、所要の情報収集、情勢判断及び対策の策定を行い電話・メール等により随時通報いたします。在留邦人の皆様は、流言飛語に惑わされたり、群集心理に巻き込まれることのないよう、ご注意ください。

(2)情勢の把握

緊急事態発生の際には、現地報道、海外報道、衛星放送テレビ等の視聴による情報収集を各自心がけてください。

(3)当大使館への通報等

(ア)現場の状況のうち通報する必要があると認めたものは、随時、当大使館に直接又は日本人会等を通じて通報してください。その他の在留邦人の方々の貴重な情報となります。

(イ)自分や自分の家族又は他の邦人の生命・身体・財産に危害が及び又は及ぶ恐れがあるときは、迅速かつ具体的にその状況を当大使館に報告してください。

(ウ)緊急事態発生の際には、お互いに助け合って対応に当たることも必要になります。当大使館から在留邦人の方々にも種々の助力をお願いすることもございますのでよろしくご協力ください。

(4)国外への退避

(ア)事態が悪化し各自又は派遣先の会社等の判断により、あるいは当大使館の指示により自発的に帰国、第三国へ退避する場合は、その旨を当大使館に通報してください。また、退避後は最寄りの日本大使館等在外公館に無事脱出した事実を連絡してください。(当大使館等への連絡が困難である場合は、日本の外務省邦人保護課等へ通報するように努力してください。)

(イ)当大使館が「退避勧告」を発出した場合、一般商業便が運行している間には、それを使って可能な限り早急に国外へ退避してください。一般商業便の運行がなくなった場合、あるいは満席で取れない場合等には臨時便の利用、あるいはチャーター便の手配により(これらの利用に当たっては通常は片道エコノミー正規料金の支払いが必要となります。但し、後払いも可能です)、状況によっては、陸路、海上のルートを利用して退避することが必要になってくることもあり得るので、当大使館の指示に従うようにしてください。

(ウ)事態が切迫し当大使館から退避又は避難のための集結を指示された場合には、上記1.(2)(イ)で指定した緊急時避難先に集結してください。その際、しばらくの間、同避難先で待機する必要がある場合も想定されますので、可能であれば上記1.(3)の非常用物資を持参するようお願いします。他方、緊急時には自分及び家族の生命、身体の安全を第一に考え、その他の携行荷物は必要最小限にするようお願いします。

3 緊急事態に備えてのチェックリスト
(1)旅券等

旅券については常時6ヵ月以上の残存有効期間があることを確認しておいてください。(6ヵ月以下の場合には当大使館に再発給の申請をしてください。)旅券の最終項の「所持人記載欄」は漏れなく記載しておいてください。下段に血液型(blood type)何型と記入しておいてください。なお、当国における滞在許可証等はいつでも持ち出せる状態にしておいてください。

(2)現金、貴金属、貯金通帳等の有価証券、クレジットカード

これらの物は旅券同様に直ぐ持ち出せるように保管しておいてください。現金は家族全員が10日間程度生活できる程度の外貨及び当座の必要のため現地通貨を最低限予め用意しておくことをお勧めします。なお、出国する場合の出国税及び空港使用税の用意も必要です。

(3)自動車の整備等

(ア)自動車をお持ちの方は常時整備しておくように心がけてください。

(イ)燃料は常時十分入れておくようにしてください。

(ウ)車内には、常時、懐中電灯、地図、ティッシュ等は備えおきください。

(エ)なお、自動車を持っていない人は、近くに住む自動車を持っている人と平素から連絡をとり、必要な場合に同乗できるよう相談しておいてください。

(4)携行品の準備

避難場所への移動を必要とする事態に備え、上記(1)~(3)に加え次の携行品を備えておいて、直ぐに持ち出せるようにしておいてください。

(ア)衣類、着替え(長袖、長ズボンが賢明。行動に便利で、殊更に人目を引くような華美でない物、麻、綿等吸湿性、耐暑性に富む素材が望ましい。)

(イ)履き物(行動に便利で靴底の厚い頑丈な物)

(ウ)洗面用具(タオル、歯磨き、石鹸等)

(エ)非常用食糧等
しばらく自宅待機する場合も想定して、米、調味料、缶詰類、インスタント食品、粉ミルク等の保存食及びミネラルウォーターを家族全員で10日間程度生活できる量を準備しておいてください。自宅から他の場所へ避難する際にはこの中からインスタント食品、缶詰類、粉ミルクを、また、ミネラルウォーターを入れた水筒(大型が望ましい。)を携行するようにしてください。

(オ)医薬品等
家族用常備薬の他、常用薬、外傷薬、消毒用石鹸、衛生綿、包帯、カッバン等。

(カ)ラジオ
NHK海外放送(ラジオ・ジャパン)、BBC、VOA等の短波放送が受信できる電池使用のもの。(電池の予備も忘れないようにしてください。)

Ⅳ おわりに

海外においては,何時でも何処にでも,危険が存在するという認識を持ちましょう。安全と危険は常に隣り合わせにあります。油断は大敵です。「自分の身は自分で守る」という基本を忘れずに行動すれば,多くの危険は回避できます。ポルトガルにおいて,事件や事故に遭わないために,本マニュアルが皆様の一助になれば幸いです。

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