在留邦人向け安全の手引き 在ぺルー日本国大使館
在外公館がまとめた安全の手引きです。海外の在留邦人が、事件や事故に巻き込まれないために留意すべき事項の他、(必要に応じて)戦争、暴動等の緊急事態への備えと緊急時の対処方法が記載されています。
安全の手引き
平成20年4月1日
在ペルー日本国大使館
始めに
ペルーにおいては、センデロ・ルミノソ(SL)、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)の二大テロ組織によるテロの脅威が潜在的には未だ存在するほか、一般犯罪件数も増加傾向にあります。一瞬の油断や過信が大きな犯罪に巻き込まれる結果になることもまれではなく、起こり得る被害を未然に防ぐために、常日頃から「自分の安全は自分で守る」という意識を継続させ、各々の生活パターンにあわせて対策を考えておく必要があります。
また、世界各地で内乱、クーデター、暴動等や、大規模自然災害(ペルーは環太平洋地震地帯に属し、日本と同様に地震国です。)が発生しております。こういったいわゆる緊急事態発生の際には、在ペルー日本国大使館としても全力でその対応にあたりますが、そのような状況下では、各自が責任をもって自己の安全対策に万全を期するよう努力することも必要です。
そこで、在ペルー日本国大使館では安全の手引きとして、日常生活を送る上での基本的な犯罪の予防対策をまとめた「防犯の手引き」、また、緊急事態発生時に在留邦人の方が的確、迅速に対応できるよう平素の心構えと必要な準備等について諸点をまとめた「在留邦人用緊急事態対処マニュアル」を作成致しました。当地ペルーで生活する皆様の安全確保の一助となれば幸いです。
「防犯の手引き」
「在留邦人用緊急事態対処マニュアル」
| 平素からの心構え(ポイント) |
| ○ |
自分と家族の安全は自分たちで守るという心構え |
| ○ |
「予防」に最大限の努力を注ぎ、悲観的に準備し、楽観的に行動する |
| ○ |
行動の三原則「用心を怠らない」、「行動を予知されないようにする」、「目立たないようにする」を継続的に実践する |
| ○ |
住居の安全対策があらゆる安全対策の基本となる |
防犯の手引き
1.最近の当地犯罪発生状況
| (1) |
一般犯罪発生件数
2005年~2006年にリマ市内で発生した犯罪件数
| 犯罪種別 |
殺人 |
誘拐・監禁 |
強盗・窃盗 |
| 発生件数 |
2005年 |
3,057 |
1,582 |
98,029 |
| 2006年 |
3,141 |
1,717 |
95,420 |
なお、上記件数はあくまで警察の認知件数なので、実際はこの数十倍の発生があると考えてください。
|
| (2) |
一般犯罪の傾向
リマ市内においては、強盗・窃盗などの財産犯が増加する傾向にあります。また、大使館に提出された被害届によると、観光地における首締め強盗は依然として発生しています。
大使館に届けられた犯罪被害の手口は以下【 】のとおりです。
| ○ |
窃盗(スリ・置き引き・ひったくり・客室ねらい)
突然後ろから襲われたり、声を掛けられそちらに気をとられている間に仲間が鞄を奪うというケースが主です。
【手口1】
リマ・地方都市を結ぶ夜行の長距離バス内及びレストラン食事中に手荷物が置き引きされる(貴重品から目が離れていることが原因)。
【手口2】
ナスカにおいて、ペンションの部屋に鍵をかけ外出し数時間後に戻ってみると貴重品が盗まれていた(部屋は一階で、チェックイン時に自分の行動をみている不審者が隣室を借りており、外から侵入された形跡があることなどから、宿の選択には注意を要する)。
【手口3】
リマ市内のサン・クリストバルの丘を降りた後、午後8時頃人通りのない通り(旧市街からリマック川を越えたリマック地区)でバス(乗り合いタクシー)を待っている間に、10代の少年5人組に襲われた。
|
| ○ |
強盗
主に通行人を狙ったものが多く、2~4人のグループ(女性が含まれていたり、タクシー運転手が早変わりする例もある)による犯罪が多発しています。また、夜間営業の飲食店(マクドナルドも被害)に多人数の賊が武器を携行して侵入し、居合わせた客の所持品を奪う事件も発生しています。
【手口4】
女性が深夜タクシーで帰宅途中、突然リマ市旧市街付近の貧困地域で下ろされ、何者かに貴重品を奪われた(途中薬で記憶が無いが、運転手が犯罪者の可能性が高い)。
【手口5】
リマ市内ビーチでタクシー待ちをしていると、タクシーはここでは捕まらないから上の方へ行った方がいいと言われ歩いていくと、後ろから4人組の男にナイフで脅され貴重品を奪われ、男達はタクシーに乗って逃げていった。
【手口6】
主要都市を結ぶ深夜発の長距離バスに乗車中、複数人の銃を持った賊がバスを止めさせ乗客を全員下車させた。1人ずつ身体チェックし貴重品を奪っていった(深夜に移動するバスは狙われる可能性が高い)。
|
| ○ |
自動車強盗・窃盗
複数の車両に分乗した7~8人の賊が信号停止中や走行中の車を挟み撃ちにして、同乗者もろとも強奪するケースもあります。また車両の部品を対象にした盗難も多発しています。
【手口7】
タクシーに乗車し、リマ市内から空港へ向かう途中の信号待ちをしていると、車の窓ガラスを割られ、手荷物を強奪された(空港、ホテル間の送迎バス、タクシー等空港への移動中での被害が多く、所持品を外から見えるように携行していることが犯罪を誘発する)。
【手口8】
路上のマンホールの蓋から鋭利な刺を2cmほど突き出させ、そこを通過する車のタイヤをパンクさせ、止まったところを襲う。
|
| ○ |
観光地(クスコ、アレキパ、プノ)での強盗
観光名所、ホテル前、バスターミナル、人気のない路地裏などにおいて、単独旅行者が狙われやすく、時間帯を問わず発生している。女性の場合は危険性が増す。
【手口9】
クスコのアルマス広場で、‘乗馬による観光ツアーに参加しないか?’と誘われ参加。観光中、数人の男に前後からピストルを突きつけられて手足をロープで縛られた上、貴重品等奪われた。(添乗員も被害にあったが、その他に参加者がみられなかったことから、共犯の可能性が強い)。
【手口10】
女性個人旅行者が昼食後、プノ市アルマス広場付近にて休憩中、現地人から「観光なら近くの銅像を見た方がよい」と声を掛けられ、その銅像へ向かう途中待ち伏せしていた男性2人組に突然首を絞められ貴重品を奪われた。
|
| ○ |
誘拐
営利目的の誘拐が増えています。ただし、この9割までが「一時的誘拐」と呼ばれているもので、自動車強盗団が自動車を強奪する際に発生するもの、カジノや買い物帰り又は銀行の帰りやキャッシュコーナーから現金を引き出した直後に拳銃などを突きつけて、暫く連れ回し、金品を奪って解放する事案の発生が多い。
一時的誘拐は依然として発生しており、発生場所はリマ市ミラフローレス区等の繁華街が多く、高級住宅街でも発生しています。 |
|
2.犯罪被害予防のための基本的心構え
ペルー国内、特にリマ首都圏においては、時間場所を問わず、強盗、窃盗、殺人等ありとあらゆる犯罪が発生しています。何時、何処でどのような犯罪が発生し、また巻き込まれるか判断することは非常に困難です。被害を予防する上で肝心なことは、どのような犯罪が、どの場所、どの時間帯に発生しているかの情報を大使館、新聞・テレビ・ラジオ等のマスメディア、会社の同僚、身近な知人等から入手、共有することです。100パーセントの安全対策はありませんが、適切な防犯対策を講じ、身の回りから危険要因を遠ざけることで犯罪に遭遇する確率を減らすことができます。当地ペルーに限らず海外での安全対策の基本は「自分と家族の安全は自分で守る」ことです。以下に基本的な留意事項を列挙します。
- 日常の行動は、華美な装飾品、服装を避け、出来るだけ周囲の住民にとけ込むようにしてください。
- 貴重品の所持は最小限にし、極力鞄などを持ち歩かないようお勧めします。
- 「目立たない」、「行動のパターン化を避ける」、「用心を怠らない」の3つの基本行動を遵守してください。
- 路線バス(コンビ)又は、流しのタクシー運転手(その共犯者)による、一時誘拐、強姦等の被害が発生しているので、タクシーを利用する場合は、電話呼び出しによるラジオタクシーの利用をお勧めします。
- 部外者(女中、門番等も含む)に必要以上に自分の会社・身分及び行動計画を明かさないようにしてください。
- 自宅周辺及び通勤経路等で不審な兆候を感じたら、可能な限りの警備体制を敷いてください。
- 犯罪を誘発するような行為(公衆の面前で財布から現金を取り出す等)は慎み、常に周囲に対する警戒を怠らないようにしてください。
- 犯罪発生状況に常に関心を持ち、自分なりの対策を家族を含め検討し、定期的に確認するように努めてください。
3.防犯のための具体的注意事項
ここでは、日常における具体的な防犯対策について、最低限度の留意事項を取りまとめました。具体的な自己防犯対策の参考としてください。
| (1) |
住居選択時における留意点
ペルーにおいては、一戸建て住宅の確保は比較的容易ですが、当地の犯罪情勢から一戸建てよりもアパートの方が防犯上はより安全です。住居を選択する場合は、人的、物的両面から不審者の侵入防止機能のある住宅を選択することが非常に大切です。
また、仮に玄関先まで不審者が侵入しても、そこから先の侵入を諦めさせるよう適切な警備対策を講じておくことも必要です。以下、住居選定の際の目安について述べます。
- 高級住宅街といわれている地域では、区がセレナスゴという自警団を組織し巡回警備を行っているので、このような比較的安全な住宅地を選択し、セントロやプエブロ・ホベンに近い地区は避けるようにしてください。
- 防犯面から、特に独立家屋を選択される場合には警備対策がしっかりしているかを確認すると共に、要すれば追加の警備処置を施すようにしてください。
- アパートの場合、門番又は警備員による出入管理が徹底され、駐車場内が外部から見えない構造(車両の駐車状況やナンバープレートを確認できない構造)で、車両用門扉は電動扉を備えているのが望ましく、また、空き巣防止の観点から3階以上に入居するようお勧めします。なお、最上階は屋上から侵入される可能性がありますので避けるようにしてください。
- インターホンを設置すると共に玄関の扉には覗き窓及びチェーンを付けるようお勧めします。また、扉を開ける前には必ず外部を確認し、来訪者の場合には相手を確認してから扉を開けるようにしてください。
- 窓は常に施錠が出来るよう良好な状態にしておき、出来れば窓に強力な飛散防止テープを張るようお勧めします。
- アパートの出入管理(管理人や警備員等の人的管理、或いは共用部の錠やインターホン設備等の物的管理)は良好か常に注意しましょう。人的管理面では人が変わるとその対応が変わったりすることがあり、物的管理面ではその機能がいつも良好であるとは限りません。
- 近年停電・断水が続くことは少なくなりましたが、防犯面・生活面から自家発電機や貯水タンク等が設置されているアパートが望ましいでしょう。
|
| (2) |
電話に関する留意点
電話(電話番号)は、管理を誤ると家族、知人等の情報を犯罪者等に知らせてしまうことにもなりかねません。以下に日頃の管理に関する留意点を述べます。
- 個人の電話帳は厳重な管理を行ってください(電話機の側に置かない)。
- 知人の電話番号等を電話機に貼らないでください。
- 電話機(子機)を寝室にも設置するようお勧めします。
- 電話を受ける場合は先に氏名を名乗らず、まず相手を確認してください。
- 子供には電話を受けさせないようにしてください。電話をかけてきた者にその家に子供がいることを知らせることとなり、場合によっては誘拐を誘発することになる可能性もあります(受けさせる場合には「呼出音が1回目で切れ、すぐにまた呼出音が鳴る」等の合図を決めておく)。
- 自宅の電話番号は信頼できる人以外には教えないようにしてください。
- 間違い電話の場合、相手には間違いであることだけを伝え、氏名・電話番号は教えないでください。
- 嫌がらせ又は悪戯の電話は一方的に切ってください。また、場合によっては電話番号を変更してください。
|
| (3) |
鍵の管理に関する留意点
鍵の管理は常に最大限の注意を払う必要があります。僅かな不注意が大きな事件に繋がる結果になりかねませんので、以下の点に留意してください。
- 鍵は鍵箱等に収納し、全ての鍵の本数を予備鍵を含め把握するよう努めてください。また、定期的に本数を確認してください。
- 家屋の借用時は全ての鍵を交換し、さらに扉に1つしか鍵が無い場合は鍵を増設するようお勧めします。
- 不要な予備鍵は作成せず、鍵を紛失した場合は新しい鍵に交換してください。
- 予備鍵を作成する際は、余分なコピーを作られ悪用される可能性がありますので、信頼できる業者に依頼してください。
- 自宅内に直接通じる玄関の錠は二つ以上設置するようお勧めします。さらにカンヌキやチェーンをつけるとより安全です。
- 携行する鍵や鍵束には所有者の身元及び鍵の種類が判明するような名前等は一切つけないでください。
- 鍵を他人(使用人等)に預けることは極力避けてください。
- 鍵を玄関の鉢植えの下、マットの下等に置かないようにしてください。
- 使用人を変更したら鍵を交換するか、増設するようお勧めします。
|
| (4) |
アラーム(警報装置)に関する留意点
盗難防止、又は侵入防止のためアラームを設置するようお勧めします。また、取り付けたアラームは時々作動状況を点検してください。この際、外部にサイレン等が設置されている場合は、隣人等に予め連絡してください。
|
| (5) |
使用人に対する留意点
長年雇用して、信頼してきた使用人が強盗の手引きや、泥棒をする事件は当地では珍しくありませんので、使用人を雇う際には以下のことに留意してください。
- 採用前には身元調査を行い採用後も常に動向に注意してください(前任者からの引継であっても基本は同じです)。
- 使用人には十分に安全教育(電話の応対要領、訪問者への応対要領、お子さんへの安全配慮等)を行ってください。
- 外出先、外泊先等の確認を行ってください。
- 使用人に対して家族の仕事、外出先、帰宅時刻等行動を予想されるような話は極力しないでください。
- 使用人の家族、知人を自宅内に入れないようにし、また家族不在時に使用人の判断で家人以外の者を自宅内に入れさせないようにしてください。
- 夜間、使用人に起こされても不用意に寝室の扉を開けないでください。
- 解雇する際は、辞めさせられた使用人が逆恨みすることや、盗みを働く等の可能性がありますので、辞めさせる時期、解雇を告げてから実際に辞めさせるまでの期間等は慎重に決定してください。
|
4.交通事情と交通事故防止
ここではペルーにおける各種交通事情の説明と交通事故防止のための留意点について述べておりますので、外出の際の参考にしてください。
| (1) |
道路交通事情
当地では、一部主要幹線道路を除いて殆どの道路が一方通行となっていますが、周辺の道路工事等の影響等で時々進行方向が変わっていたりします。また、道路の舗装率は高めですが、各所に陥没、ひび割れ等が発生しており、さらに車線区分の線が不鮮明で非常に運転し辛い状況にあります。
運転者のマナーは非常に劣悪で、信号無視、逆行、強引な割り込み、急発進、急停車、違法駐車等は日常茶飯事に発生しています。なお、信号や道路標識の類は日本とほぼ同じですが、停電や破損等により認識が難しいものが多々ありますので注意を要します。
また、2006年9月30日より、自動車、タクシー、長距離バスなどに乗車する際は、運転席、助手席だけではなく後部座席についてもシートベルトの着用が義務づけられていますので、安全のためにシートベルトを着用するようお勧めします。なお、シートベルトを着用していない場合は、運転手に対して170ソーレスの罰金が科せられます。
|
| (2) |
交通事故防止のための留意事項
| (a) |
歩行時の留意点
当地は車優先社会であり、交通弱者に対する施策が殆どありませんので、横断歩道といえども決して安全ではありません。また、運転手にしても歩行者保護の概念は極めて低く、右左折の車両が平然と歩行者に突っ込んできますので十分な注意が必要です。
- 歩道の有無に関わらず、歩行の際は車両と対面する方向に歩行し、常に車両の動きに注意してください。
- 夜間は車両の速度が昼間より増し、さらに無灯火で走行する車両が多々ありますので、道路横断時は特に周囲に気を配ってください。
|
| (b) |
運転の際の留意点
当地は自動車(特に路線バス(コンビ)、トラック)の運転が非常に粗く、幅寄せ、急な車線変更、速度超過等の危険な運転は当たり前で、車両及び部品の盗難も頻発しておりますので、次の点に留意して運転を行ってください。
- 路上での不要な停車を避け、また信号等で停止する際には車間距離をある程度取り、中央分離帯、交差点付近にいる人に注意してください。
- 夜間は治安の関係上、あえて信号を守らない車がありますので、たとえ進行方向の信号が青であっても、交差点を通過する際は左右に注意してください。
- 車両の流れの多い通り、又は明るい通りを走行してください。
- バック・ミラーやドア・ミラーを常に注視し尾行などの不審車両に注意してください。尾行されていると判断した場合、経路を変更し、警察署又は警察官が常駐している場所に避難してください(停車することは危険)。万が一のことを考え、常に最短距離にある避難場所を想定しながら走行する癖を付けてください。
- 走行時、窓は全て閉めるようにし、扉は全てロックしてください。
- 駐車場は監視員のいる所を利用し、路上駐車は極力避けてください。また駐車時には座席に荷物を放置せず、到着前にトランク内に移動させておいてください。
- 車両を駐車し、車内で待機する場合には安全な場所を選び、窓は全て閉め、扉はロックしてください。
- 乗車する場合、自車に接近する手前から車両の付近に不審者がいないか注視し、車両に近づいた後に再度周囲を見渡し接近してくる人物に注意してください。次に内部、特に後部座席を点検し、異常の有無を確認してください。
- 車両には盗難防止用アラームを取り付け、たとえ短時間の停車でもアラームが作動するようにしてください。
- ヒッチハイカーは男女を問わず絶対に乗せないでください。
- 燃料は常時半分以上確保しておくようお勧めします。
|
|
| (3) |
交通事故の際の留意点
その場の示談ですむ場合もありますが、被害者であろうと加害者であろうとラジオパトロール又は付近の警察に連絡して、現場を保存するとともに警察の指示を仰ぐと良いでしょう。また、保険請求時には警察の証明書が必要となります。交通警察官や付近を巡察している警察官を利用するのも一考です。また、相互に免許証、身分証明書、保険証、車両の所有者を示す証明書、自動車番号を確認することが大切です。
もし、時間的余裕がある場合は、携帯電話を使って保険会社や同僚等に応援を求めるのが良いでしょう。たとえ自分に責任がある場合でも事故当事者同士の話し合いで、安易に謝らないことが大事です。後の賠償問題等で不利になるだけです。もし、自分が被害者であった場合には、相手を逃がさないことが重要です。負傷者がいる場合は、救急車を呼び直ちに病院へ運ぶことは言うまでもありません。また、事故処理に懸命になり、バッグ等を車両の中に放置したままですと、いつの間にか無くなっている事もあるので持ち物への注意も怠らないようにしてください。
|
| (4) |
駐車違反・速度違反等交通違反で警察官に捕まったとき
交通違反で警察に捕まった場合、日本と同様に交通違反切符を渡されます、違反切符の指示どおりに払い込めば手続きは完了します。交通違反の形態によっては、車両及び運転免許証を警察に没収されることもありますが、支払い証明書をその警察署に持参すれば車両及び運転免許証を返還してくれます。 |
5.外出の際の留意点
- 外国人登録証(カルネ・デ・エクストランヘリア)は、当国の法律により携行が義務づけられていますので(携行していない場合は罰金が科せられます)、自宅を出る際には必ず携帯してください。念のために、コピーを保管しておくようお奨めします。また、紛失したり、盗まれることを避けるため、車両内に放置したり、財布の中に入れて持ち歩くことは避ける等、携行には十分注意してください。
- 通勤・買物等は時間帯・経路の変更を行い、一定のパターンを作らないようにしてください。
- アパートや自宅の玄関、または事務所正面付近に停車している不審車両には常に注意してください。誘拐や強盗を企てる者が事前調査を行っている可能性があります。
- 夜間、徒歩による単独外出は極力避けてください。
- 不用意に高価な品物は身に付けないようにしてください。
- 多額の現金は持ち歩かず、また、現金の出し入れ時には人目に付かないよう注意し、且つ、分散して所持してください。
- 常に周囲の状況や人の動きに気を配り、ひったくりや置き引きの犯人に隙を見せないよう注意してください。特に小さな子供を連れている場合には、本人の注意が子供に向くため、犯罪者側からすると狙いやすいと思われがちですので、ハンドバック等の小物にはより一層注意してください。
- 緩慢な動作は犯罪者から「狙いやすい」と判断される場合がありますので、てきぱきとした行動を心掛けてください。
- 車道側及び裏通りの通行は避け、人通りが多い所、明るい所を選んで歩くようにしてください。
- 見知らぬ人から不意に話しかけられても相手にせず取り合わないようにしてください。
- プエブロ・ホベンと呼ばれる貧民新興住宅街への立入は避けると共に、常に最新の治安情報を入手し、治安が良くないとされる地域への立ち入りはできるだけ避けるようにしてください。
- 自家用車を利用出来ず止むを得ずタクシーを利用する場合には、割高ですが、ラジオタクシーを利用するのがより安全です。しかし、ラジオタクシーの無線を盗聴し、偽のラジオタクシーが迎えに来ることもありますので、車の依頼時に運転手の氏名、料金、車種、車のナンバー等を聞くようにしてください。
6.旅行の際の留意点
- 日本国外務省から発出されている渡航情報で「渡航の是非を検討してください」が発出されている地域への不要不急な旅行は控えましょう。なお、同地域の指定は治安情勢に応じて変化しますので最新の情報を日本国外務省(外務省海外安全ホームページ http://www.anzen.mofa.go.jp/ )又は大使館から収集してください。
- 地方への旅行は極力空路を利用し、車両による首都圏外の遠隔地への移動は、日中に限定し、日暮前には目的地に到着(リマに帰り着く場合も同じ)できるよう計画し、できれば複数車両で行動するようお勧めします。
- 運転手の過労による居眠り運転、改造車輌、整備不良等が原因で幹線道路におけるバス事故が散見されます。また、深夜の長距離バス内では、睡眠中に置き引き等の窃盗被害が散見されます。バスを利用する際は、信頼できるバス会社を選び、極力昼間の便を利用するようお勧めします。
- 旅行を計画する場合には安全面を優先させ、治安情報等の必要な情報は可能な限り多く入手しましょう。状況によっては旅行を中止するぐらいの慎重さが必要です。
- 宿所での客室ねらいの被害が発生しております。セーフティーボックスの有無や、ガードマンを配置する等のしっかりした警備処置を執っている安全なホテルに宿泊するようお勧めします。
- 旅行日程を同僚等信頼できる人に知らせるようにしてください。但し、不必要に多くの人に知らせないようにしてください。
- 近年高級ホテルやレストラン等でも盗難事件が散見されますので、自分の持ち物から目を離さないよう常に注意してください。
7.一般犯罪に遭った時の処置について
| (1) |
現金・貴重品を盗まれた場合、それらが戻ってくることは殆どありませんが、泣き寝入りせず警察に届けておくことが必要です(これを放置しますと日本人のみを常に狙う犯罪者が増える可能性があります)。届けは24時間以内に事件発生地を管轄する警察署に提出します。調書作成後、ナシオン銀行(Banco de la Nacion)又は、指定された所で所定の様式(ESPECIE VALORADA)を購入し、所要事項を記入後届け出た警察署にこれを提出すれば盗難証明書を発行してもらえます。この証明書は、貴重品等に保険がかかっている場合、保険会社に対し所定の手続きを行う際に必要となります。車両や部品が盗難に遭った場合も同様です。なお、総領事館にも届け出をお願い致します。
|
| (2) |
身分証明書を盗まれた場合、警察に盗難届けを提出するのは勿論ですが、盗まれた身分証明書の悪用を防止するため、身分証明書の発行先に連絡して登録番号の無効処置を行う必要があり、その上で新しく身分証明書を発行してもらうことになります。
|
| (3) |
旅券を盗難、紛失、焼失又は汚(破)損した場合は、速やかに総領事館に次の書類等を提出し、該当旅券の失効手続きを行い新たに旅券を申請してください。交付日は、休館日を除く申請のあった翌々日です(遠隔地のお住まいの方や人道案件はこの限りではありませんのでご相談ください)。
<紛失・盗難にあった際の届出に必要な書類>
- 警察発行の証明書
- 写真1枚(縦45mm×35mm(顔サイズ(頭頂から顎まで)32~36mm))
- 身分を証明できるもの(日本の運転免許証、外国人登録証、該当旅券の写し等)
<新規発給申請に必要な書類>
- 写真1枚(上記に同じ)
- 戸籍謄(抄)本 1通(6ヶ月以内に作成されたもの)
- 身分を証明できるもの(日本の運転免許証、外国人登録証等)
|
| (4) |
クレジット・カード及びトラベラーズ・チェックを紛失又は盗まれた際は、発給会社にその旨を伝え無効手続きを一刻も早く行ってもらうことが重要です。その為、発給会社名、会社の電話番号、クレジット・カード及びトラベラーズ・チェックの発給番号と有効期間等を控えておくと便利です。
|
| (5) |
強盗・恐喝に遭ったとき
人命第一に行動することが大事です。武器を所持している相手に抵抗したり、相手の神経を逆撫でするような行為、あるいは不用意に懐やポケットに手を入れる行為等(拳銃等の武器を取り出そうとしていると誤解される恐れがある)は禁物です。人に後を付けられているとか見張られている等といった異様な雰囲気に気がついたら、毅然とした態度をとり、近くの店に入るか、タクシーでその場を立ち去ることです。
|
| (6) |
空き巣に遭ったとき
盗まれたものが戻ってくるということは殆どありませんが、保険請求等の関係で警察に届け出る必要がある場合は、警察に通報する前に被害品を確認してリスト(メーカー、色、型番号等詳細に記載する)を作成し、その上で所轄の警察署に24時間以内に届けてください。その場合、出来るだけ現場を動かさないように心掛けてください。警察官が現場に来たら、被害リストを提出して被害箇所を指示し、必要以外の部屋には立ち入らせないようにしてください。また、貴重品は必ず携行して、警察官の実況見分に立ち会ってください。なお、被害にあった要因を確認し、必ずその防犯対策を講じて再被害の防止に努めてください。 |
8.テロ・誘拐対策
出退勤時の事務所付近又は自宅付近での誘拐が最も多く発生しています。
| (1) |
誘拐対策
- 誘拐事件に備え、必要なデータ(氏名、住所、旅券番号、身分証明書番号、身体的特徴、自動車番号、趣味や所属クラブ、医療記録、家族相互のキーワード等)を自宅や勤め先に資料として保管(必要な時にいつでも取り出せる体制)しておくことが必要です。これは、交渉者が誘拐された本人と断定するため等に必要です。
- 出勤直後又は帰宅直前に自宅へ電話連絡を行う習慣があれば、万一誘拐事件が発生した場合、これを早期に察知することができます。
- 誘拐事件が発生したら、直ちに大使館へ通報してください。当国治安官憲上層部に対してのルート確保等事件解決に最大限の協力をします。
|
| (2) |
誘拐された場合
- 誘拐そのものは、30~40秒で決着が付くといわれています。
- 襲撃者は標的に同行している者(ボディガード等)がある場合は、その力量を判断し、同行者の処置(直ちに殺害するか放置するか)を決定します。
- この段階では標的を殺害することは殆どありません。しかし、その場から逃げることは車に乗っている場合等特別な状況を除き、危険を伴うことが多いので避ける方が賢明です。
- 相手の車両に連れ込まれたら抵抗せず、しばらくはおとなしくしているのが安全です。相手は通常拳銃・刃物を突き付けてきます。また、精神的に高ぶっているので、殺害に発展させない為に素直に従うことが重要です。
- 誘拐された人の大部分が助かっていることを十分理解し、冷静かつ慎重に行動することが大切です。
|
| (3) |
監禁されているとき(一般的に指摘されている主な注意事項)
- 監禁されているときの最大の敵は誘拐犯人でなく、自分自身の態度だといわれてます。恐怖感や絶望感に打ち勝つよう平常心を保つことが重要です。家族や会社等が解放のために全力をつくしていることを忘れないようにしてください。
- 最初の数日間が最も辛い時期です。監禁者に自分の弱点を見せないようにしてください。
- 誘拐されると開放までに数ヶ月を要することがあるので、人質は精神の安定と肉体の健康を自分で管理しなければなりません。このため、食事時間等を目安に自分なりの生活計画(時間のコントロール)を立て、身の回りを整える等規則正しく行動するとともに知的関心を持続させることが大切です。
- 監禁者には誠意をもって接し、相手を怒らせないようにすることが重要ですが、相手に屈しないようにしてください。また、友好的な関係を築き上げることも重要で、自分に有利な方向に活用してください。この際、政治的な話題、イデオロギー的な話題については努めて避けたほうが賢明です。
- 監禁中は犯人の特徴及び監禁場所の特徴を細かく観察することは、解放後犯人逮捕のために重要となります。(例えば周囲の音、窓から見える風景等)
|
9.緊急連絡先(リマ市内)
<警察>
緊急時(犯罪に巻き込まれたようなとき)
Tel:105(日本の110番に当たる)、431-4654
観光警察署(Policia de Turismo)
(リマ北部:旧市街)
Av.Espana S/N Local Prefectura Cercado de Lima Tel:423-3500
(リマ南部)
Calle Moore 268,Magdalena de Mar Tel:460-0921 / 460-1060
警察署:ミラフローレス区(Comisaria de Miraflores)
Calle General Vidal Cuadra 2 (cuadra48 de Arequipa con Angamos)
Tel:445-6583
<消防・救急車>
リマ市及びカリャオ憲法特別市を対象エリアとして救急車を呼ぶことが出来ます。又、年間契約者へ有料で救急サービスをする会社も有ります。
救急車:117(日本の119番に当たる)、消防:116、222-0222
※リマ市外では緊急電話の番号が上記と異なりますので、リマ市外に旅行する際には、目的地での必要な電話番号をあらかじめ確認しておいてください。
<主な医療機関>
クリニカ・アングロ・アメリカナ(Clinica Anglo Americana)
住所:Av.Alfredo Salazar 314,San Isidro
Tel:712-3000
外来診療時間:月~金曜 09:30~13:00、13:30~19:00
参考:耳鼻科のDr.Miguel Kudakaを通じて専門医を紹介してもらえる。
救急外来は24時間体制。費用は割高である。
日秘診療所(Policlinico Peruano Japones)
住所:Av.Gregorio Escobedo 803, Jesus Maria
Tel:461-9483、461-1151
外来診療時間:08:00~20:00(土曜のみ15:00まで)
参考:入院施設は無い。時間外診療は受け付けていない。
日本人ペルー移住百周年記念病院(Clinica Centenario Peruano Japonesa)
住所:Av.Paso de Los Andes 675, Pueblo Libre
TEL:218-1017
※その他医療情報については、在ペルー大使館の医務官に問い合わせして頂ければ情報提供が可能です。
<自警団(セレナスゴ:Serenazgo)>
| Barranco 251-5151 |
Miraflores 313-3773 |
| Jesus Maria 461-1070 |
San Borja 475-1225 / 790-1000 |
| La Molina 313-4444(anx.286) |
San Isidro 264-5900 / 319-0450 |
| Lince 471-5565 |
Surco 216-6999 |
| Surquillo 271-5259 |
|
<移民局:Migraciones>
住所:Av. Espana 7 Brena, Lima
TEL:330-4025、4020、4030
<在外公館アドレス>
在ペルー日本国大使館(Embajada del Japon)
住所:AV.San Felipe 356,Jesus Maria, Lima Peru(Apartado No.3708)
Tel:218-1130(代表)218-1465(領事部(在リマ日本国総領事館))
執務時間外(休館日)の緊急連絡先:9992-1251
(執務時間:8:30~12:30、13:45~17:45)
<緊急時の言葉(スペイン語)>
「泥棒」 =ラドロン(ladrón)
「助けて」 =アウシーリオ(auxilio)、ソコーロ(socorro)、アユデメ(ayúdeme)
「警察」 =ポリシーア(policía)
「パトカー」=パトゥルジェーロ(patrullero)
「救急車」 =アンブランシア(ambulancia)
▲ ページの先頭へ戻る
在留邦人用緊急事態対処マニュアル
1.平素の心構え・準備
| (1) |
連絡体制の整備
| (イ) |
当地に3ヶ月以上お住まいの方は在留届(記載事項変更届及び帰国届)の提出をお願いします。(在留届が提出されていないと、緊急時に在ペルー日本国大使館より連絡が出来ません。また連絡先を変更された方は、その都度在ペルー日本国大使館へ連絡願います)。 |
| (ロ) |
緊急事態はいつ起こるとも限りません。予めそのような場合の家族間、企業内での緊急連絡方法につき決めておいてください。また、お互いに所在を明確にするようにしてください。 |
| (ハ) |
緊急事態発生の際の連絡等につきましては在ペルー日本国大使館より直接各邦人へ連絡しますが、電話回線等が使用できない場合には、NHK海外放送により必要な連絡を行うことがありますので短波、FM受信可能なラジオで受信してください(在ペルー日本国大使館からの連絡は、周波数87.7MHzのFM放送により行います)。
なお、大規模自然災害、内乱等が発生した場合、皆様より在ペルー日本国大使館に対し、御家族、知人の安否に関する情報を提供して頂きたく御願いいたします。 |
|
| (2) |
一時避難場所及び緊急時避難先
| (イ) |
一時避難場所及び連絡方法の検討
大規模自然災害又は内乱等による戦闘、騒乱に巻き込まれないように、常に周囲の状況に注意を払い、正確な情報を収集するよう心がけてください。
こうした事態が外出中に発生した場合等における一時的な避難場所を常日頃から頭に入れておくことが重要であり、自分がどこにいるのか(勤務先、通勤途上、自宅等)、自分がどのような事態に巻き込まれそうか等、幾つかのケースを予め想定して各自の一時避難場所を検討しておいてください(外部との連絡可能な場所が望ましい。)。 |
| (ロ) |
緊急時避難先
在ペルー日本国大使館より、緊急事態発生時の状況に応じて、場合により緊急時避難先への集結を連絡することがあります。在ペルー日本国大使館が指定する緊急避難先は以下の通りですので、同避難先の位置を確認し、そこに至るルートにつき幾つかのケースを想定して検討しておいてください。なお、避難先には食料等が人数分用意されていないこともありますので、避難の際は食料等を持ち出せるよう、普段から準備をしておいてください。
| (a) |
在ペルー日本国大使館 Av.San Felipe 356, Jesus Maria, Lima
(在ペルー大使館) Tel:1-218-1130 Fax:1-463-0302 |
| (b) |
日本大使公邸
Av.Javier Prado Oeste 2220, San Isidro, Lima |
| (c) |
日本人学校
Calle Las Clivias (Antes Calle"A")No.276, Urb.Pampas de Santa
Teresa, Surco, Lima
Tel:1-345-2385,1346 Fax:1-345-1344 |
| (d) |
JICA事務所
Av.Angamos Oeste 1381, Santa Cruz, Miraflores, Lima
Tel:1-221-2433 Fax:1-441-9679 |
|
|
| (3) |
緊急事態における携行品等、非常用物資の準備
| (イ) |
旅券、現金、非常用食料等最低限必要なものは、直ちに持ち出せるよう予めまとめて保管しておいてください。 |
| (ロ) |
緊急時には一定期間自宅での待機をお願いすることもありますので、非常用食料、医薬品等を必要最低限準備しておいてください。 |
| (ハ) |
準備しておくべきチェックリストは別紙の通りです。 |
|
2.緊急時の行動
| (1) |
心構え
緊急事態が発生し、または発生する恐れのある場合に、在ペルー日本国大使館は邦人保護に万全を期すため、所要の情報収集、情勢判断及び対策の策定を行い随時通報いたします。平静を保ち、デマ等流言飛語に惑わされたり、群集心理に巻き込まれることのないよう注意してください。
|
| (2) |
状況の把握・報告
緊急事態発生の際には、現地、海外報道、衛星放送、テレビ等の視聴による情報収集を各自心掛けてください。
|
| (3) |
在ペルー日本国大使館への通報等
| (イ) |
現場の状況のうち、通報する必要があると認めたものは、随時、在ペルー日本国大使館に通報してください。他の在留邦人の方への貴重な情報となります。 |
| (ロ) |
自分や自分の家族または他の邦人の生命・身体・財産に危害が及ぶ、または、及ぶ恐れがあるときは、迅速かつ具体的にその状況を在ペルー日本国大使館に報告してください。 |
| (ハ) |
緊急事態発生の際には、お互いに助け合って対応に当たることも必要になります。在ペルー日本国大使館より在留邦人の方々に種々の助力をお願いすることもあり得ますので、よろしくお願いします。 |
|
| (4) |
国外への退避
| (イ) |
事態が悪化し、各自または派遣先の会社等の判断により、あるいは在ペルー日本国大使館の勧告により帰国又は第三国へ退避する場合、その旨を在ペルー日本国大使館へ通報してください(在ペルー日本国大使館への連絡が困難である場合は、日本の外務省海外邦人安全課《TEL:〈代〉03-3580-3311、〈直〉03-5501-8160》等へ通報してください)。 |
| (ロ) |
在ペルー日本国大使館が「退避を勧告します」を発出した場合、一般商業便が運航している間には、それを使って可能な限り早急に国外へ退避してください。一般商業便の運航がなくなった場合、あるいは満席で搭乗できない場合等には、臨時便の利用、或いはチャーター便の手配(これらの利用に当たっては、通常は片道のエコノミー正規料金の支払いが必要となります。)、状況によっては、陸路、海上ルートを利用して退避することが必要となってくることもあり得ますので、在ペルー日本国大使館の指示に従うようにしてください。 |
| (ハ) |
事態が切迫し、在ペルー日本国大使館が退避または避難のため集合する旨連絡した場合には、緊急避難先に集結してください。その際、しばらくの間同避難先で待機する必要がある場合も想定されますので、可能であれば上記1.(3)の非常用物資を持参してくださるようお願いします。他方、緊急時には自分及び家族の生命、身体の安全を第一に考え、その他の携行荷物は必要最小限にしていただくようお願いします。 |
|
▲ ページの先頭へ戻る
●緊急事態に備えてのチェックリスト●
| (1) |
旅券等
旅券については、常時6ヶ月以上の残存有効期間があることを確認しておいてください。(6ヶ月以下の場合には、在ペルー日本国大使館に再発給の申請をしてください)。旅券の最終頁の「所持人記載欄」は漏れ無く記載しておいてください。下段に血液型(blood type)を記入しておくようお勧めします。
なお、当国における外国人登録証明証、滞在許可証等はいつでも持ち出せる状態にしておいてください。出国許可は常に有効なものとしておくことが必要です。
|
| (2) |
現金、貯金通帳等の有価証券及びクレジット・カード
これらの物は、旅券同様に直ぐ持ち出せるよう保管しておいてください。
現金は家族全員がある程度生活できる程度の外貨及び当座の必要のため、現地通貨を最低限予め用意しておくようお勧めします。
|
| (3) |
自動車の整備等
| (イ) |
自動車をお持ちの方は、常時整備しておくよう心掛けてください。 |
| (ロ) |
燃料は常時十分入れておくようにしてください。 |
| (ハ) |
車内には、常時、懐中電灯、地図等を備えてください。 |
| (ニ) |
なお、自動車を持っていない方は、近くに住む自動車を持っている方と平素から連絡をとり、必要な場合に同乗できるよう相談しておいてください。 |
|
| (4) |
携行品の準備
避難場所への移動を必要とする事態に備え、上記(1)及び(2)に加え、次の携行品を備えておいて、直ぐに持ち出せるようにしておいてください。
| (イ) |
衣類(長袖、長ズボンが賢明。行動に便利で、殊更人目を引くような華美な物でないもの。麻、綿等吸湿性、耐暑性に富む素材が望ましい。) |
| (ロ) |
履物(行動に便利で靴底の厚い頑丈なもの) |
| (ハ) |
洗面用具(タオル、歯磨きセット、石鹸等) |
| (ニ) |
非常用食料等
しばらく自宅待機する場合も想定して、米、調味料、缶詰類、インスタント食品、粉ミルク等の保存食及びミネラル・ウォーター等を最低10日分程度生活できる量を準備しておいてください。また、ミネラル・ウォーターを入れた水筒(大型が望ましい)を携行するようにしてください。 |
| (ホ) |
医薬品等
家族用常備薬の他、外傷薬、消毒用石鹸、衛生綿、包帯、絆創膏等。 |
| (ヘ) |
ラジオ
NHK海外放送(ラジオ日本)、BBC、VOA等の短波放送が受信できる電池仕様のもの(電池の予備も忘れないようにしてください)。 |
| (ト) |
その他
懐中電灯、予備のバッテリー、ライター、ろうそく、マッチ、ナイフ、缶切り、栓抜き、紙製の食器、割り箸、固形燃料、簡単な炊事用具、可能ならヘルメット、防災頭巾(応急には椅子用クッション)、予備の眼鏡、コンタクト・レンズ等。 |
|
ページの先頭へ戻る
<< 安全の手引き INDEX