在留邦人向け安全の手引き 在パプアニューギニア日本国大使館

在外公館がまとめた安全の手引きです。海外の在留邦人が、事件や事故に巻き込まれないために留意すべき事項の他、(必要に応じて)戦争、暴動等の緊急事態への備えと緊急時の対処方法が記載されています。


在留邦人向け安全マニュアル
(安全の手引き)

2010年4月1日
在パプアニューギニア日本国大使館

目次

  1. はじめに
  2. 防犯の手引き
    1. 日常生活における心構え
      • (1)安全対策の基本的な心構え
      • (2)連絡体制の確保
      • (3)旅券(パスポート)の取り扱い
    2. 防犯対策
      • (1)「ワントーク」「ラスカル」「セトルメント」
      • (2)防犯の基本的な心構え
      • (3)犯罪の特徴及び発生状況
      • (4)各種防犯における具体的注意事項
      • (5)日常生活における具体的注意事項
      • (6)交通事故と事故対策
      • (7)テロ・誘拐
      • (8)邦人犯罪被害事例
    3. 防犯チェックリスト(別紙1)
    4. 緊急連絡先及び主要機関一覧(別紙2)
  3. 在留邦人緊急事態対処マニュアル
    1. 緊急時対応要領
      • (1)平素の準備と心構え
      • (2)緊急時の行動
        一時避難場所(ホテル・リスト)(別紙3)
      • (3)緊急用準備品リスト(別紙4)
    2. 海外危険情報の種類
         渡航に関する情報の提供

 

I.はじめに

 当国では強盗事件などの凶悪犯罪が多発しており、邦人も多く被害者となっています。また、その手口も組織化・巧妙化され、より踏み込んだ安全対策を構築する必要があります。当館では、このような事態の予防のために全力で取り組んでおりますが、まずは皆様自身の安全対策意識の高揚が欠かせません。
 このマニュアルは、皆様がパプアニューギニアにおいて安全に生活して頂けるよう、また万一の事態において迅速・的確に対応して頂けるよう作成しました。マニュアルを参考にしていただき、常に落ち着いて行動されるよう心掛けてください。

 また、このマニュアルに関する質問や治安及び防犯についての相談、さらには被害に遭った場合の処置等については、大使館の領事・警備担当官へご相談ください。


在パプアニューギニア日本国大使館 領事・警備班
 Tel:321-1800(代)
 FAX:320-0972
 夜間、土日・祝日等休館日(緊急時):7695-7766
 e-mail:sceoj@online.net.pg


外務省ホームページ:http://www.mofa.go.jp/
渡航情報:http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=075#header

外務省電話番号
     :03-3580-3311(代表)
外務省領事局海外邦人安全課 領事サービスセンター(海外安全担当)
     :03-5501-8162(直通)


II.防犯の手引き

  1. 日常生活における心構え

    (1) 安全対策の基本的な心構え

    (イ) 自分の安全は自分で守る
     当国は治安が悪く、頼るべき治安機関もその信頼性にはかなり問題があります。このような状況においては、自分の安全は自分でしか守れない、という意識が必要です。
    (ロ) 予防が最良の危機管理
     事件、事故、災害などに巻き込まれてしまってからでは遅すぎます。予防こそが最重要の危機管理であることを肝に命じ、予防のために必要な努力と経費を惜しまないようにしてください。誰もケガすることなく、無事に帰国できれば、その安全のための出費は価値のある投資となります。
    (ハ) 悲観的に準備し、楽観的に行動する
     「備えあれば憂いなし。」常に最悪の事態を想定し、犯罪の傾向・手口、法律や習慣を事前に熟知するなど、万全の対策を講じた上で、日々の生活に注意しながらも楽観的に生活することが重要です。
    (ニ) 住宅面の安全確保
     住宅は生活の基盤であり、生活を大きく左右する最重要事項のひとつです。従って、住居の選定には十分な時間を費やして検討し、安全対策にも十分配慮することが必要です。
    (ホ) 犯罪情報に関心を持つ。
     (発生した時期、時刻、場所、手口、態様など)
    (へ) 現地社会に溶け込む
     日頃から隣人などの地域コミュニティ、在留邦人などと付き合い、様々な個人や組織との間でネットワーク作りを心掛けてください。そうすることで自然と様々な情報が入り、いざというときには知人の助けも得られる場合もあります。

    (2) 連絡体制の確保
    (イ) 在留届
     旅券法第16条によって、外国に住所又は居所を定めて3ヶ月以上滞在する方は、在留届を提出することが義務付けられています。在留届は皆様の住所や連絡先を確認する非常に大切な基礎資料となりますので、必ず提出してください。
     また、提出後に記載事項に変更が生じた場合には、速やかに変更手続きを行ってください。事件や事故、或いは大規模災害などの必要なときに、皆様への連絡が遅れてしまいます。また、帰国の際にもその旨を連絡してください。帰国の連絡がないままですと、既に帰国している方のための安否確認に時間をとられ、他の方への対応が遅れることになりかねません。
     なお、個人情報は厳重に管理されており、公表されることはありません。
    ※用紙は日本大使館にあります。または、外務省ホームページから入手できます。記入した用紙は郵送、FAXまたはe-mailで送信しただくことも可能です。
    http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ 別ウインドウが開きますhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/ 別ウインドウが開きます
    (ロ) 連絡手段の確立
     万一不測の事態が発生した場合には、在留届などの届出に基づき当館から皆様の安否確認のための連絡をさせていただくとともに、必要な情報を提供いたします。
     また、事態によってはNHK海外放送(ラジオ・ジャパン)により、必要な情報の提供及び連絡を行う場合があります。このため、短波ラジオは、緊急事態発生時には貴重な情報源となりますので、予め準備しておいてください。

    (3) 旅券(パスポート)の取り扱い
     当国では、旅行者や居住者が外出する際に、旅券を携行する必要はありませんが、万一、事件・事故や犯罪に巻き込まれた場合に備えて旅券のコピーを携行することをお薦めします。旅券は海外においてあなたの身分を証明する重要なものです。常日頃から厳重に管理すべきことは言うまでもありません。また、6ヶ月以上の残存有効期間があることも確認しておいてください(有効期限が残り6ヶ月を切っている場合は、当国への再入国や退避の際に第三国のビザ取得が出来ないことがあります)。
     旅券の最終頁にある「所持人記入欄」への記入をお願いします。
  2. 防犯等対策
    (1) 当国での防犯対策を考える上で、「ワントーク」、「ラスカル」および「セトルメント」を理解する必要があります。

    ●ワントーク・システムについて
    (イ) 「ワントーク」
     ワントークとはピジン語で、「一つの(Wan)言葉(Tok)」を意味します。
     当国が西欧文明の影響を本格的に受け始めたのは、19世紀の後半に入ってからですが、西欧世界と接触する以前から、当国の人々は個々に小規模な地域集団(部族)を形成していました。それぞれの部族では自給自足の生活が営まれ、外部との接触はほとんど行われてきませんでした。このため、同一部族内での伝統的な言語がそのまま使用されるようになり、現在では国内に約800もの言語があると言われています。
    (ロ) 都市型ワントーク社会
     近年、経済の発展と都市化が進むにつれて、多くの人々が農村から都市部へと移住し、その数は年々増加しています。特にハイランド地方出身者が多く、ポートモレスビーをはじめ各地方都市には、周辺地域からの移住者達が自らの新たな生活の場を求め、親族・出身地・言語などのネットワークを頼りに都市部での居住や雇用機会を得ています。都市部で働く同一地域出身者や同一部族の伝統的な言葉を話す人々は、お互いに助け合う「相互扶助」が強く機能しているため、手厚い援助を行うという義務が彼らの中にはあります。従って、賃金雇用につけなかった人や失業した人の面倒を見ることも当たり前で、都市部でもワントークが大きな役割を果たしています。
     しかし、これに付随する習慣に「ペイバック(仕返し)」があります。これは、それぞれのワントークが高いプライドを有していることから、同じワントークの人が他のワントークの人から危害を加えられた場合、または、交通事故やビジネストラブルで被害を被った場合でも、面目を保つ必要があることから「同程度の報復を加えるべし」というワントーク社会のいわば掟があり、被害側は加害者本人でなくとも、加害側のワントーク社会のメンバーであれば誰に仕返ししても構わないという考えが残っています。また、ペイバックを理由とした難癖、言いがかりも珍しくありません。かつて、部族間闘争で使用された弓矢や槍は、近年では小銃やブッシュナイフに代わってきていることにより死傷者が増加しています。部族衝突が生じた後に、両者の間で補償のための話し合いが持たれるのが伝統的な和解の方法ですが、治安当局の介入が難しいケースも多く、大きな社会問題となっています。このペイバックには十分注意する必要があり、万一、加害者側が邦人であった場合には、在留邦人全体が「ワントーク」と見なされてペイバックの対象になる可能性も否定できませんので、いかなる事態でも感情的にならず冷静に行動するように心掛けてください。

    ●ラスカル
     窃盗や強盗、または、車両を襲撃する武装強盗集団を、通称「ラスカル」と呼んでいます。こうした集団は首都ポートモレスビーだけでなく、地方でも存在しています。一つの集団は10代~30代の若者を中心とした5名~20名程度の集団で構成されていることが多く、また、その手口は大胆かつ巧妙になってきています。
     当国では単独犯の割合は少なく、多くはこのラスカルが犯行を行っています。普段は街中でたむろしながら犯行のチャンスを狙い、襲撃する場合は、2~3名が見張り役、残りの者が実行役と分かれています。

    ●セトルメント
     都市の中心・周辺部に不法居住を行い、簡易住居・小屋などを設置した区域のことです。地方から都会に仕事を求め出てきたものの多くの者が無職のまま寄宿し貧困に喘いでいます。ポートモレスビーにおいては市内各所に70カ所以上のセトルメントが形成されていますが、その占有区域も年々拡がってきており、市内には既存の住民の生活地域と隣り合わせでセトルメントが各所で入り混じるという状況が拡がっています。このセトルメントが犯罪の温床となっていることが問題となっており、近年ポートモレスビーでは、政府側が治安事件の関連で一部セトルメントの取り壊しを行うという事件がありました。セトルメント問題についての抜本的解決はなされておらず、ポートモレスビー市内の貧困層のいっそうの拡大につながっており、種々の観点より極めて深刻な問題となっています。治安問題に関し、セトルメントの問題を避けて考えることはできません。

    (2) 防犯の基本的な心構え
    (イ) 危険な場所には近づかない
     当国での殺人、強盗(車両強盗含む)、強姦などの凶悪犯罪は、日本に比べ約10倍(首都ポートモレスビーでは約40倍)の確率で発生しているという統計があります。こうした犯罪は、時間・場所を問わず発生しています。特に下記に示す場所では、犯罪に巻き込まれる可能性を回避するために、細心の注意を払う必要があります。
    ◆住居ゲート前
    ◆横断歩道・交差点
    ◆道路の行き止まり
    ◆野外マーケット
    ◆商店街・オフィス街
    ◆ガソリンスタンド     など
    (ロ) 多額の現金、貴重品は持ち歩かない
     当国の人々は、外国人は多額の現金や貴重品を持っているという先入観を持っており、犯罪のターゲットにされるケースも少なくありません。最近では、ATMで現金を引き出すところに狙いを付けたり、ネックストラップにより首から下げていた携帯電話を強引に奪い去る事件も発生しています。
    (ハ) 犯罪被害に遭った場合
     どんなに注意をしていても、犯罪に巻き込まれてしまうことが避けられない場合があります。犯罪に使用される武器として、拳銃以外にも鉄パイプなどを加工して作った手製銃やブッシュナイフといった比較的入手しやすいものが多く、多人組で襲撃してきます。犯行時は、犯人側も興奮しており、犯人の要求に応じないと犯人を苛立たせてしまい、危害を加えられる可能性が高くなります。万一、犯罪に遭遇してしまった場合は、生命の安全を第一に考えて無理な抵抗を避けることが選択肢のひとつです。後に警察へ被害届を提出する時のために、犯人の人数や人相・着衣などの特徴、車両ナンバー等を身の安全を第一に可能な範囲で記憶するなどし、冷静に行動しましょう。急激な動作なども犯人を刺激する引き金になります。
    (ニ) 海外旅行傷害保険への加入
     盗難・物損への備えはもちろん、パプアニューギニアの医療整備は遅れているため、オーストラリア等国外への緊急移送が必要となるケースも発生しています。このような場合、費用として数百万円が請求されます。また、日本の医療機関とは異なり、支払いが保証されていない患者は治療してもらえません。信頼できる保険会社と、十分な補償額の契約をすることをお勧めします。

    (3) 犯罪の特徴及び発生状況
    (イ) 強盗などの凶悪犯罪の発生率は、高い水準で推移しています。また、その手口も組織的かつ巧妙化されてきています。このような事件には、従業員、家事使用人や警備員などの関係者から犯人グループへ情報提供が行われたり、または直接犯行に関与していることが明らかになっている例もあります。被害者の行動パターンやパソコン等高価な物品を所有していることなどについて情報提供したと疑われる事例が少なからず発生しています。
    (ロ) 違法銃器の増加が、深刻な問題となっています。これらの銃器は、治安機関による取り締まりも十分ではないことから、犯罪に広く使用されています。
    (ハ) レイプ等の性犯罪が増加しており、当国社会に深刻な影響を与えています。地方によっては、警察が女性の一人歩きを自粛するよう呼びかけているところもあり、単独での外出は避けるべきです。
    (ニ) 市民の安全を守るべき警察機構は、人員不足や予算不足のために十分機能しておらず、犯罪者の検挙率は低い状況です。その上、各地で頻繁に脱獄事件が発生しており、脱獄犯が再び犯行を繰り返しています。

    (4) 各種防犯における具体的注意事項
    (イ) 強盗対策
    夜間の外出については慎重に考慮し、特に犯罪多発地域への外出の危険性を認識する。
    短距離の移動でも車を利用する。ポートモレスビーしない(一部地方都市を含む)では、歩行移動は危険です。なお、事情によりやむを得ず歩行移動を行う場合でも、出来る限り多数で移動しないと危険です。(こちらが2~3人でも、これを上回る人数で襲撃してくるので5~6人以上が望ましい。)
    駐車中はもちろん、走行中でもドアは必ずロックする。
    車の乗り降りの際には、周囲に不審な者が居ないか状況を確認する。
    待ち伏せされていることがあるので、ゲート出入時(帰宅時、特に夜間)は周囲の状況を確認する。
    路上に障害物を認めても停車することなく、通り抜けられる状況でない場合は、速やかに引き返す。(障害物は、丸太・石など以外にも、大量のガラス片・蛇等動物の死骸など、様々。)
    路上に人が倒れて助けを求めている場合でも、安易に停車しない。
    故障やパンクで走行が困難になったら、応援者を呼ぶ。
    不法居住区や未開発地域へは、興味本位に立ち入らない。
    郊外への単独ドライブは避ける。
    多額の金品を他人に見せない。(精算時など)
    華美な服装や肌の露出の多い服装をしない。
    公共バス(PMV)やタクシーの利用は避ける。
    給与や多額の現金に関する情報を他言しない。
    (ロ) 家屋侵入対策
     家屋侵入事件は、独立家屋や世帯数の少ない集合アパートが狙われることが多いようです。ただし、高層アパートであっても低層階や道路沿い等に近い部屋では、被害が発生していますので、油断は禁物です。最近でも邦人の居住するアパートへの家屋侵入盗難事件(2件)が発生しており、同様の事件発生の危険性が高まっています。このため、警備員が常駐しており、防犯設備が完備された物件に入居することをお奨めします。
     独立家屋へ入居する場合には、別紙1の「住居選択」項も参考に選定し、対策を講じてください(アパートへ入居される方も参考にしてください)。
    (ハ) 車両窃盗対策
     車両盗難事件が多発しています。住居のゲート前、車の乗降時、駐車場、ガソリンスタンド、人気の少ない路上等で多く発生しています。また、警備員の常駐するスーパーの駐車場でも車両のドアをこじ開け、貴重品や車両を盗難する事例も発生しているので注意が必要です。
    (ニ) 婦女暴行対策
     性犯罪をはじめとする女性に対する犯罪(強姦等)は、当国の治安環境に深刻な影響を及ぼしています。女性の社会的地位が相対的に低いこともあり、男性側の加害者意識も低い状況にあります。被害は国籍を問わず発生しており、対策には十分すぎるほどの注意が望まれます。
    (ホ) スリ・置き引き、ひったくり対策
     商店街や野外マーケット等では、ひったくりやスリが多発しています。
     ≪注意事項≫
    野外マーケットでは、ラスカルの襲撃を受けることがあり、まず、対象マーケットの安全性についての情報入手を行ってください。
    商店街や野外マーケットでは、貴重品等を持ち歩かず、長居は避ける。
    貴重品等を持ち歩く場合には必ず体の前面で保持し、ファスナーやポケットは確実に閉めておく。
    歩行は避ける。やむを得ず人混みの中を歩く場合は、常に周囲を観察する。
    尾行者の存在を確認する手段として、不意に立ち止まる、歩く速度を変える、突然方向を変えるなどが、有効な手段である。

    (5) 日常生活における具体的注意事項
    (イ) 近隣者との付き合い方
     独立家屋や集合アパート等で違いはありますが、両隣又は直上・直下階の住人にどのような人が住んでいるかを確認しておく必要があります。挨拶程度でも結構ですが、緊急時の時は、お互いに助け合える関係を構築しておくことが重要です。
    (ロ) 使用人(ハウスメイド、ドライバー等)との関係
     使用人を使うに当たって重要なことは、相手を信頼し友好的な関係を築くことです。特にハウスメイドは、住居内の間取り、鍵のタイプや警備上の弱点、または、貴重品の保管場所等をよく知っていますので決して頭ごなしに怒鳴りつけることや、合理的な理由なく解雇しないことです。また、ドライバーは雇い主の行動を全て把握していますので、同様の扱いが必要です。
    (ハ) 使用人の雇用から解雇手続き、退職金支給の慣習
     当国では、使用人等を斡旋する業者は存在せず、全て個人との契約に基づいています。知人・友人からの紹介による採用が一般的です。雇用にあたっては、本来契約書を交わす方法が良いのですが、読み書きが出来ない使用人もおり、多くは口頭での契約になります。この場合、後々のトラブルを防止するためにも、立会人の下での契約をお薦めします。
     一方、解雇するにあたっては、一方的に解雇した場合には報復される恐れもあることから、反感を持たれることのないよう十分に相手を納得させるよう心掛けてください。
    (ニ) 住居鍵
     入居する住宅が決まり次第、管理会社や大家から受領した鍵が新たに交換された鍵かどうかを確認する必要があります。以前の住人が鍵を複製し、使用人等の第3者が所持している場合がありますので、未交換であればシリンダー交換等を申し入れることをお薦めします。
     また、鍵を複製する場合は、業者による複製防止のため、自らが店舗へ出向いて作ってもらうことも必要です。
    (ホ) 長期旅行
     休暇等で長期間自宅を留守にする場合は、会社の同僚など信頼できる人に緊急連絡先等を伝えておくことよいでしょう。家人が留守であれば、空き巣狙いの対象となります。警備員の巡回や警報装置の設置がない限り異常の発見は困難となりますので、貴重品は残さないことや不用意に長期の留守であることを周囲に漏らさないことが必要です。例えば、留守番電話の応答メッセージにも配慮が必要で、不在であることを伝えるに留め、長期休暇中であることや戻ってくる日にちを応答メッセージに録音する必要は無いでしょう。
    (ヘ) 郵便物
     当国では郵便物の配送サービスは確立されていないため、郵便物を受け取る際は、私書箱を開設する必要があります。小包等の荷物は、検疫のため開封されることがあります。

    (6) 交通事故と事故対策
    (イ) 交通事情
     ここ数年の車両台数の増加とともに、運転技量未熟者や、交通ルールを守らないドライバーによる交通事故が発生しています。また、整備が不十分な車両も多く走行しているため、運転には十分な注意を要します。
     幹線道路をはじめ道路の整備事業は行われておりますが、未だ十分に進んではおりません。特に、雨期には道路が水没または地滑りにより陥没することがあり、注意が必要です。
    (ロ) 事故を起こしてしまったら
     万一、交通事故の加害者となった場合、事故発生から24時間以内に所轄警察署への報告が義務付けられています。事故が起きた現場に留まっていると、集まった群衆などから生死に関わる報復を受ける可能性があります。状況により、一旦現場を離脱し安全な場所へ避難してから、警察に届けるようにしてください。
     また、軽微な事故でも、決して自分1人で解決しないことです。双方で協議の上(口頭にて)和解金を渡し解決したつもりでも、後になって再度お金を要求してくるケースもあります。
     一般的な対処方法を、以下に示します。
    自分の身の安全を第一とし、事故処理に当たる。
    けが人が発生した場合、最寄りの病院へ運び手当を受けさせる。
    軽微な事故でも、最寄りの警察に通報する。
    和解金によって処理する場合、たとえ低額であっても同意書を作成し、再要求等に来させないようにする。
    (ハ) 交通事故対策
    車両整備を怠らない。
    速度制限の遵守。
    運転者及び前席同乗者は、シートベルトを必ず着用する。
    スモーク・フィルムに関する規制がないため、多くの車が運転席にも装着していることもあり、特に夜間・雨天時などの視認が困難な状況での運転に気をつける。
    「大丈夫だろう」「かもしれない」といった自己判断による運転はしない。

    (7) テロ・誘拐
    (イ) テロ概要
     当国の治安当局が把握する限り、当国には国内・国際テロ組織は存在しておりません。しかし、世界各国でテロ事件等が相次ぐ昨今、隣国と地続きである等の地政学的理由からも国際テロ組織が国内に侵入する可能性は排除できず油断はできません。
    (ロ) 誘拐事件
     パプアニューギニアでは、これまで身代金を目的とする誘拐や脅迫事件は殆ど発生していませんでしたが、2009年には全国で報道されているだけでも13件の誘拐事件が発生しており、新たな犯罪手口として注意を要します。
    (ハ) テロ・誘拐対策
    (a) 強い警戒心
     強い警戒心を持ち周囲に注意を払うことで、犯人は犯行を断念することもあります。相手に付け入る隙を与えないようにしてください。
    (b) 目立たない
     標的とされないように心掛けることが最重要ポイントです。服装や行動が目立つことのないよう注意を払ってください。
    (c) 行動を予知されない
     犯行を成功させるためには、犯人側も事前に綿密な調査を行うものです。出勤・帰宅時刻、経路、場所等、パターン化した行動は犯人側にとって計画を立てやすく危険であるため、時間を変更したり、同じ場所に行く場合でも複数の経路を使うなど、工夫を凝らした行動を心掛けるとともに、行動予定を不必要な人に知らせないようにしてください。

    (8) 邦人犯罪被害の例(2009年)
     2009年は25件邦人犯罪被害が報告されましたが、その一例を示します。
    事例1. 1月、国際線ターミナル内にあるサウスパシフィック銀行両替所が2人組の強盗に襲われ、外国通貨を含む57,000キナ(約220万円)相当の現金を奪われた。警備員に向け銃が発砲されたが、在留邦人が現場に居合わせたがケガはなかった。
    事例2. 1月、邦人がタクシーに乗車したところ、途中の検問所でそのタクシーはUターンしたため、警察車両に追跡された。その後、警察署に行くと警察官に銀色の包みを見せられ、麻薬所持の示談金として200キナの支払いをさせられた。
    事例3. 1月、地方の著名リゾート施設が7~8人の強盗の襲撃を受け、貴重品を奪われた。邦人旅行者3名が巻き込まれた。
    事例4. 5月、邦人が1人でポートモレスビー市内パガヒル展望所に行ったところ、2人組の賊に金銭を要求され、それを断ると、崖から突き落とされたうえにカメラなどを奪われた。擦り傷とあばらを骨折するケガを負った。なお、全く偶然であるが、同邦人は翌日も別の場所で別の賊から強盗の被害を受けた。
    事例5. 9月、地方在住の邦人が買い物をしようと路上を歩行中、酒に酔った集団に言い掛かりを付けられ、集団で殴る蹴るの暴行を受けた。原因は不明。
  3. 防犯チェックリスト:別紙1に示してあります。
  4. 緊急連絡先及び主要機関一覧(大使館、警察、消防、医療等):
     別紙2に示してあります。

 

III.在留邦人緊急事態対処マニュアル

 治安の影響ばかりだけではなく、地震・津波・火山噴火などの自然災害などの理由により、国外退避を含む安全確保のための方策を検討する必要がでてくる場合があります。このような不測の事態に迅速に対応するための、判断・行動基準を記述しました。特に、緊急時は事態が刻々と変わるため、必ずしもマニュアルどおり進まないこともありますが、予め準備していざというときには冷静に行動ができるように心掛けてください。

  1. 緊急時対応要領(クーデター・暴動、自然災害、広域感染症等)

    (1) 平素の準備と心構え
    (イ) 情勢を把握する
     渡航先の治安情勢や犯罪の傾向・手口、法律や習慣を事前に知っておくことで、多くのトラブルを防ぐことができます。
     外務省のホームページでは、様々な情報が提供されています。
    (ロ) 情報の収集
     日頃からマスメディアなどを通じた情報収集に努めるとともに、知人・友人とのコンタクトを密にしておきましょう。
    (ハ) 危険な場所には近づかない
     トラブルに遭遇しないための最重要ポイントは、やはり「危険な場所には近づかない」ことです。万が一、滞在中に危険の存在を認識したら、速やかにそこを離れるようにしましょう。なお、「危険な場所」は明らかにそれと判る場合に限りません。「危険が予測される場所」を含みます。(津波到達前の海岸、非常口のない建物など)
    (ニ) 緊急用品(防災用品)の準備
     緊急事態が発生した際、水や食料品を含む日常生活用品の入手が非常に困難になります。予め、2週間分を目安に蓄えておくことをお奨めしています。

    (2) 緊急時の行動
    (イ) 基本的な心構え
     緊急事態が発生した場合には、日本大使館は邦人保護に万全を期すべく、情報収集、情勢判断及び今後の対策を講じるために直ちに対策本部を設けます。同時に、在留邦人の安否確認を行い、情勢判断及び対策などについての情報を随時提供します。皆様は、流言飛語に惑わされたり群集心理に巻き込まれることなく、冷静に行動してください。
    (ロ) 情報の把握
     当館は、関係当局機関から情報を収集し、在留邦人の方々に必要な情報を提供します。
     これらの伝達手段は、以下のとおりです。
    大使館からの電話連絡
    領事警備班のe-mail:sceoj@online.net.pg
    NHK国際放送:http://www.nhk.or.jp/nhkworld/別ウインドウが開きます
             (周波数は3ヶ月ごとに更新します)
    (ハ) 日本大使館への通報及び行動要領
     緊急事態の時こそ、大使館との連絡を密にしてください。特に、初動時の安否確認や情報提供など、皆様から積極的に連絡して頂くと迅速な対応が可能となります。
     次に行動要領ですが、付近が特に危険でなければ、特別な指示がない限り自宅又は職場で待機してください。しかし、必要と判断した場合は、以下の事項に注意して行動してください。
    避難経路を選択する。
    時機を失せず退避し、退避後は速やかに大使館へ連絡する。
    避難の際の手荷物は、必要最小限とする。
     有事の際の一時避難場所を、「別紙3」に示します。
     ただし、状況により変更する場合もあります。
    (ニ) 国外への退避
     事態の悪化にともない、帰国又は第三国へ退避する場合、その旨を大使館にも通報してください。事前の連絡が困難であった場合は、退避後速やかに大使館又は退避先の在外日本公館、外務省本省へ通報してください。
    (ホ) 日本の外務省が「退避勧告」を発出した場合
    定期便が運行している場合は、これを利用し早急に国外へ退避する。
    必要な場合、チャーター便などの手段について手配方検討されます。
     「退避」の情報を入手された場合には、非常用物資等を持参するほか、携行荷物は必要最小限にしてください。

    (3) 緊急用準備品リスト:別紙4に示します。
  2. 海外危険情報の種類

    渡航に関する情報の提供
     外務省ホームページには、常に最新の情報が掲載されています。是非活用してください。
    (イ) 危険情報
     安全対策の目安として4つのカテゴリー(下記表)に分類し、最新の現地治安情勢などの情報を掲載しています。
    「退避を勧告します。」  現地に滞在している全ての邦人の方々に対して、当該国(地域)から安全な国(地域)への退避(日本への帰国も含む)を勧告するものです。
    「渡航の延期をお薦めします。」  当該国(地域)への渡航は、どのような目的であれ延期されるようお勧めするものです。また、現地に滞在している邦人の方々に対しては退避の可能性の検討や準備を促すものです。
    「渡航の是非を検討してください。」  当該国(地域)への渡航に関し、渡航の是非を含めた検討を真剣に行っていただき、渡航される場合には、十分な安全措置を講じて頂くことをお勧めするものです。
    「十分注意してください。」  当該国(地域)への渡航、滞在にあたって特別な注意が必要であることを示し、危険を避けて頂くよう、お勧めするものです。
    (ロ) スポット情報
     安全対策の観点から、個別に取り急ぎ発出する情報です。
    (ハ) 安全対策基礎データ
     防犯・トラブル回避の観点から役立つ、基礎的情報(犯罪発生状況・防犯対策、査証・出入国審査、風俗・習慣・健康、その他滞在時の留意事項)です。
    (ニ) テロ概要
     当地でのテロに関する概要を、取りまとめたものです。

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別紙 1

防犯チェックリスト

1.住居選択
(1) 住居を選択する前に
当国の治安などに関するブリーフィングを十分受けたか。
警備会社(ガードマン)の信頼性を把握したか。
住居の選択に際し、ほかの日本人の助言を得たか。
当国の危険分析を的確に行ったか。
市街地図(主に道路)を入手し、図上研究を行ったか。
信頼できる住宅業者がいるか。

(2) ルートの安全確保
自宅から、目的地まで2つ以上の安全なルートが取れるか。
ルートの道幅は、比較的広くかつ安全か。
決まった目的地まで行くのに、危険地域を通らなくても済むか。
学校やスーパーなど殆ど毎日出かける場所までの安全は十分か。

(3) 地域の安全確保
住居周辺の治安情勢を確認したか。
セトルメントや問題地域に隣接していないか。
住居の周辺に賊が潜めるような場所はないか。
住居が監視される場所が近くにないか。
不審者や不審車両に対する警戒が容易か。

(4) 住居の安全確保
独立家屋を取り巻く四方のうち三方は、他の住居に囲まれているか。
隣の住居の住人等について調査したか。
住居への出入り(特に車両)は安全かつ迅速に行える構造か。
住居の安全対策は、周辺の住居の安全対策(外観)に比べて同等以上か。
家主は住居の安全対策強化に積極的か。

2.3つの防衛線による住居の安全対策
 建物の内外3ヶ所に物理的、段階的に防衛線を設け、これらに人的、物的両面から必要な対策を取り、外部からの侵入をはじめ、各種の危険から防護するという考え方が極めて効果的です。
第1次防衛線(外周の防衛線)
 独立家屋や集合住宅の敷地境界線。
第2次防衛線(建物外周)
 建物そのものを構成する防衛線。(壁、窓、玄関等。)
第3次防衛線(建物内部)
 独立家屋、集合住宅いずれの場合も第2次防衛線内(建物内)に設けた避難区域を構成する防衛線。(主寝室、地下倉庫等。)

(1) 第1次防衛線
(独立家屋)
【外塀】
外部から簡単に侵入できない構造にあるか。
高さと堅牢性は十分か。
外壁を乗り越えられる箇所はないか。
外塀から直接住居の2階や屋根に忍び込み得る構造にないか。
外周に照明設備はあるか。
塀の上に障害(例えば鉄条網、忍び返しなど)が設置されているか。
侵入警戒装置、TV監視装置などが設置されているか。
外部から住宅内部が覗かれないか。
【門扉】
鍵がなければ容易に侵入できないものか。
リモコンによる扉の自動開閉装置があるか。
外塀の高さと堅牢性に合致しているか。
来訪者を確認する手段(インターホン等)があるか。
周辺に照明設備があるか。
周辺に賊が身を潜める場所はないか。
門扉の内部から外の安全を確認できるか。
【駐車場】
住宅敷地内にあるか。
車の出入りが迅速かつ安全に行えるか。
駐車場の扉は、人の出入り扉と区別されているか。
駐車場内に賊が身を潜める場所はないか。
駐車場内に照明設備があるか。

 (集合住宅)
【共通の出入り口(玄関ロビー)】
建物内部へは住居者以外の者が勝手に出入りできない構造か。
全ての出入り口は管理人又は守衛により管理されているか。
全ての出入り口は堅牢で、錠前がついているか。
周辺に賊が身を潜め得る場所はないか。
出入り口周辺に照明設備があるか。
来訪者の確認(インターホン等)が容易か。
夜間の出入り口の管理は万全か。
守衛、カード式鍵、TV監視装置などの管理は十分か。
【駐車場】
敷地内(外塀の内側)にあるか。
車の出入庫は迅速かつ安全に行えるか。
24時間体制で管理人又は守衛により管理されているか。
周辺に賊が身を潜め得る場所はないか。
照明設備は十分か。
夜間の管理は万全か。
【建物】
警報装置はあるか。
防火設備、非常階段などはあるか。
内外の照明設備は十分か。
賊が侵入する箇所(弱点)はないか。

(2) 第2次防衛線
【入口扉(玄関)】
扉と扉の枠は頑丈か。
2つ以上の錠前とドアチェーン又はデッドロックが付いているか。
扉に覗き穴、インターホン等来訪者が確認できる手段が付いているか。
扉の周囲に窓(賊が手を伸ばして窓を開ける)がないか。
周辺に照明設備(常夜灯)があるか。
センサーなどの侵入警戒装置があるか。
【その他の出入り口】
扉と扉の枠は頑丈か。
鍵などが2つ以上付いているか。
センサーなどの侵入警戒装置があるか。
【窓】
窓と窓枠は頑丈かつ安全(ロックは確実か)なものか。
独立家屋の場合、全ての窓に鉄格子が取り付けてあるか。
集合住宅の場合、賊が容易に侵入できる箇所(テラス、階段等)はないか。
天窓、トイレの小窓、クーラーの取り付け部など鉄格子があるか。
鉄格子は取り外されたり、押し曲げられない強度か。
センサーなどの侵入警戒装置はあるか。
窓は外部から絶対に解錠できない構造になっているか。
【建物】
建物全体として侵入されない構造か。
屋根、床下などから侵入されない構造か。
建物内部に警報装置などがあるか。

(3) 第3次防衛線
主寝室などを避難室にするための工事は容易か。
入口扉と扉の枠は頑丈か。
窓に鉄格子が取り付けられているか。
緊急脱出の際、鉄格子等で補強された窓は内側から開放できるか。
壁、天井、床の強度は十分か。
電話(独立回線が望ましい)はあるか。
緊急時に必要な物、貴重品を保管する場所があるか。

3.車で移動するとき
(1) 車の購入
目立たない色や車種を選択したか。
盗難警報装置、小型無線機などを設置したか。
セキュリティ・フィルム又は飛散防止フィルムを装着したか。
自動車保険に加入したか。
自動車保険は、盗難、事故など全てをカバーしている保険であるか。
自動車保険は、事故等における支払額を十分にカバーできる内容か。
後日、十分な整備、ケアーをしてくれる販売会社か。
故障の際、部品がそろっている販売会社か。
タイヤ交換等に必要な工具は備わっているか。
全般的に不具合箇所はないか。

(2) 日常の車の整備及び状態
燃料は常に十分か。
駐車場は管理されているか。
路上駐車はしていないか。
必ずロックをしているか。
貴重品、または貴重品が入っていると思わせるようなカバン、袋などを車内に置いていないか。

(3) 車での移動
乗り降りの都度、周囲の安全を確認しているか。
車に乗り込む時は、外周、下、タイヤ等を点検しているか。
移動時の行動パターン(ワンパターンにならない)を考慮しているか。
路上駐車をさけているか。
道路事情を把握しているか。
目的地までのルートと、代替ルートを計画しているか。
警察、消防、病院、政府機関等の所在地を把握しているか。
走行中、ドアロックは確実に実施しているか。
走行中、貴重品または貴重品が入っていると思わせるようなカバン、袋などが外部から見える位置に置かれていないか。
脇道をさけ、交通量の多い道路を走行しているか。
車間距離は十分か。
不審車両に尾行された場合に、対処行動を予め計画しているか。
緊急時の際に使用する、電話番号リスト等を持参しているか。

(4) 運転手を雇用する
運転手に緊急時に必要な運転技術教育を行っているか。
運転手にガードマンとしての自覚を持たせているか。
運転手に常に車のそばにいるよう指導しているか。
非常時の合図などを決めているか。
移動のパターンを変えるように教育しているか。

4.生活面の安全対策
(1) 来訪者に対する注意
来訪者の身元を確認してから応対しているか。
配達人(物)に対する警戒は十分か。
見知らぬ者(物売り等)を敷地内へ入れていないか。

(2) 使用人に対する注意
使用人の雇用(審査)は、信頼できる人からの紹介によるものか。
使用人の身元調査(特に正直さ、信頼性)を行ったか。
安全上の心得を機会あるごとに教育しているか。
許可無く来訪者を敷地内へ入れないように指導しているか。
家人が不在時の緊急連絡先を使用人に知らせているか。
使用人に隙(犯罪を誘発する環境)を見せていないか。
常に適切な管理と指導を行っているか。

(3) 家族に対する注意
家族各人は安全に対する関心を持っているか。
住居に関する異常が発生したときの行動要領を熟知しているか。
緊急時の連絡先を携行させているか。
無線機等の使い方を知っているか。
子女の通学路の安全は十分か。
家族各人の行動、居場所を常に把握しているか。

(4) 外出に際しての注意
場所や日程の決まった外出をしていないか。
戸締まり、施錠漏れの点検を行ったか。
火もと(特にタバコの後始末)の点検は行ったか。
出発・帰宅時に周囲の警戒を怠っていないか。
無線機又は携帯電話を携行しているか。
華美な服装をしていないか。
現金は、分散して持ったか。

(5) 電話
携帯電話の残高、バッテリー残量は充分か。
電話機の側に緊急連絡先等のリストが常備されているか。
電話を取る際に、こちらから名乗っていないか。
間違い電話に対してこちらの電話番号を教えていないか。

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別紙 2

緊急連絡先

  警察 消防 救急
アロタウ 641-1222 / 1253 641-1055 / 1014 111 / 641-1200
ボロコ 000 110 / 325-5188 111
ブロロ 474-5222   111 / 474-5239
ダル 645-9022   111 / 645-9166
フィシャーヘン 474-7022   111 / 474-7066
ゴロカ 732-1443 732-1111 / 1113 111 / 732-1166
ゲレフ 000 110 / 326-1053 111
ケヴィエン 984-2044 / 2054 984-2029 / 2000 111 / 984-2040
ケレマ 6481123   111 / 648-1273
キンベ 983-5422 983-5411 / 5412 111 / 983-5129
キウンガ 548-1011   111 / 548-1166
ココポ 982-8222 982-8662 / 9516 111 / 982-7333
クンディアワ 735-1133 / 1333   111 / 735-1066
レイ 479-1068 472-4333 / 4818 111 / 473-2100
ロレンガウ 470-9133 / 9143   111 / 470-9055
マダン 852-3233 / 3243 852-2777 / 2245 111 / 852-2022
メンディ 549-1333   111 / 549-1166
マウントハーゲン 542-1233 542-1311 / 1315 111 / 542-1166
ポポンデッタ 329-7333 329-7172 / 7144 111 / 329-7066
ポートモレスビー 000 110 / 321-3658 111
ヴァニモ 857-1033   111 / 857-1107
ワイガニ 000 110 / 323-0495 111
ワバック 547-1022   111 / 547-1233
ウエワク 856-2633 856-2122 / 1384 111 / 856-2166

 

病院

ポートモレスビー総合病院(一般病棟とは異なる特別感染症病棟あり。)
 Port Moresby General Hospital
 Free Mail Bag, BOROKO, NCD, PNG
 Phone:+(675)324-8200
ゴロカ州立病院
 Goroka Hospital
 P.O.Box 392, Goroka, E.H.P, PNG
 Phone:+(675)731-2100
ラバウル州立病院
 Rabaul Hospital
 Free Mail Bag, Rabaul, E.N.B.P, PNG
 Phone:+(675)982-7333
レイ州立病院
 Lae Hospital
 P.O.Box 457, Lae, MOROBE, PNG
 Phone:+(675)472-1211
ウェワク州立病院
 Wewak Hospital
 P.O.Box 395, Wewak, E.S.P, PNG
 Phone:+(675)856-2166
バニモ州立病院
 Vanimo Hospital
 P.O.Box 33, Vanimo, W.S.P, PNG
 Phone:+(675)857-1080

ポートモレスビー日本人会
  会長:富田 辰朗 氏(パシフィック・インターナショナル): 325-1353

日系旅行会社
  PNGジャパン            : 323-1321
  パシフィック・インターナショナル : 325-1353

在パプアニューギニア日本国大使館

大使館代表 TEL: 321-1800 FAX : 320-0972
領事警備班 携帯: 7685-2319、7683-6224
  e-mail: sceoj@online.net.pg
開館時間 8時~17時
休館日 原則として毎土曜・日曜 及び 祝祭日
(当国の祝祭日及び日本の祭日に基づき毎年変更します。)

日本国外務省
  外務省電話番号
     :03-3580-3311(代表)
  外務省領事局海外邦人安全課 領事サービスセンター(海外安全担当)
     :03-5501-8162(直通)
  外務省ホームページ
     :http://www.mofa.go.jp/別ウインドウが開きます

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別紙 3

地区別一時退避先   ※状況に応じて変更あり

  1案 2案
ポート
モレスビー
エアウェイズ・ホテル 324-5200 クラウン・プラザ・ホテル 309-3000
ゲートウェイ・ホテル 327-8100 ホリデイ・イン・ホテル 303-2000
アロタウ アロタウ・インターナショナル・ホテル 641-0300 ナパタナ・ロッジ 641-0588
ウェワク ニュー・ウェワク・ホテル 856-2155 エアポート・ロッジ 856-2373
バニモ バニモ・ビーチ・ホテル 857-1102 - -
マダン マダン・リゾート・ホテル 852-2655 マダン・ロッジ 852-3395
ゴロカ バード・オブ・パラダイス 732-1144 パシフィク・ガーデン・ホテル 732-3418
レイ レイ・インターナショナル・ホテル 472-2000 メラネシアン・ホテル 472-3706
ココポ ココポ・ビレッジ・リゾート 982-8060 ココポ・ビーチ・リゾート 982-8788
ラバウル ラバウル・ホテル 982-1999 ラバウル・トラベロッジ 982-1002
キンベ リアモ・リーフ・リゾート 983-4366 ワランディ・リゾート 983-5441
マヌス ハーバーサイド・ホテル 470-9262 - -
ケビエン マランガン・ロッジ 984-2344 ケビエン・ホテル 984-2199

別紙 4

緊急事態に備えてのチェック・リスト
『在留邦人配布用』

1.旅券
  • 旅券については、6カ月以上の残存有効期間があることを確認。
     (6カ月以下の場合には当大使館に再発給の申請をしてください)
  • 旅券の最終頁の「所持人記載欄」は漏れなく記載。
     下段に血液型(blood type)を記入する。
 なお、当国における外国人登録証明書、滞在許可証等はいつでも持ち出せる状態にしておいてください。出国許可や再入国許可(これら許可が必要な場合)は、常に有効なものとしておくことが必要です。

2.現金、貴金属、貯金通帳等の有価証券、クレジット・カード
 これらのものは、緊急時には旅券同様すぐ持ち出せるよう保管しておいてください。現金は家族全員が2週間程度生活できる外貨及び当座必要な現地通貨を予め用意しておくことをおすすめします。

3.自動車等の整備
(1) 自動車をお持ちの方は、常時整備しておくよう心がけてください。
(2) 燃料は十分入れておくようにしてください。
(3) 車内には、懐中電灯、地図、ティッシュ、金槌(水没時の窓ガラス破壊用)等を備えおきください。
(4) なお、自動車を持っていない方は、近くに住む自動車を持っている人と平素から連絡をとり、必要な場合に同乗できるよう相談しておいてください。

4.携行品の準備
 避難場所への移動を必要とする事態に備え、上記1.~3.に加え次の携行品を備えて、すぐ持ち出せるようにしてください。
(1) 衣類・着替え(長袖・長ズボンが賢明。行動に便利で、人目を引くような華美なものでないもの、麻、綿等吸湿性、耐暑性に富む素材が望ましい。)
(2) 履物(行動に便利で靴底の厚い頑丈なもの)
(3) 洗面用具(タオル、歯磨きセット、石鹸等)
(4) 非常用食料等
 しばらく自宅待機する場合も想定して、米、調味料、缶詰類、インスタント食品、粉ミルク等の保存食及びミネラルウォーターを家族全員が2週間程度生活できる量を準備しておいてください。一時避難の目的で自宅から他の場所へ避難する際にはこの中からインスタント食品、缶詰類、粉ミルクを、また、ミネラルウォーターないしそれを入れた水筒(大型が望ましい)を携行するようにしてください。
(5) 医薬品
 家庭用常備薬の他、常用薬、外傷薬、消毒用石鹸、衛生綿、包帯、絆創膏、虫除け薬品。
(6) ラジオ
 NHK海外放送(ラジオ・ジャパン)、BBC、VOA等の短波放送が受信できる電池使用のもの
(電池の予備も忘れないようにしてください)。
(7) その他
 懐中電灯、予備の強力バッテリー、ライター、ロウソク、マッチ、ナイフ、缶切り、栓抜き、紙製の食器、割り箸、固形燃料、簡単な炊事用具、可能ならヘルメット、防災頭巾(応急的に椅子に敷くクッションでも可)(この他、携行可能であれば、毛布、雨具、ビニールシートなど)

 

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