在外公館がまとめた安全の手引きです。海外の在留邦人が、事件や事故に巻き込まれないために留意すべき事項の他、(必要に応じて)戦争、暴動等の緊急事態への備えと緊急時の対処方法が記載されています。
Ⅱ 防犯の手引き
1 基本的な心構え
リトアニアについて,比較的安全だというイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが,後述のとおり,日本と比べると治安は悪く,残念なことに過去には日本人被害の事件が発生しております。従って,在留邦人の皆様一人一人が,日頃から防犯意識を絶やさないことが大切です。
リトアニアでの滞在を,より楽しく,より安全なものにするため,常に「自分の身は自分で守る」と言う心構えで,日頃から当地の情報収集に努め,安全対策に隙がないか見直す努力が必要です。犯罪被害を防ぎ,トラブルを回避するためには,その国のことをよく知ることが非常に重要です。「郷に入りては郷に従え。」の諺にもあるように,現地の事情,慣習及び国民性などを熟知し,それに従って行動することが,安全確保に繋がります。
また,日本とは気候や環境が異なり,体調を崩しやすくなることも考えられます。加えて,医療事情も日本とは大きく異なりますので,日頃から健康管理にも注意することが大切です。
2 リトアニアの犯罪発生状況
治安は比較的安定していますが、2011年の犯罪発生総件数は79,852件で、人口比で考えると、日本と比べて8割強多く発生しています。昨年比+2.5%、3年振りに増加傾向となりました。
日本人がスリや置引きなどの窃盗被害に遭う例が散見されるほか、観光名所から若干離れた郊外では、スキンヘッド・グループなどによる外国人(特にアジア系やアフリカ系)を狙った、嫌がらせや暴力行為に注意する必要があります。
リトアニアの犯罪発生状況
| 犯罪の種類 |
2010年(件) |
2011年(件) |
増減(%) |
| 犯罪発生総件数 |
77,669 |
79,582 |
+2.5 |
| 殺人 |
217 |
211 |
-2.8 |
| 傷害 |
245 |
206 |
-15.9 |
| 強姦・性犯罪 |
377 |
380 |
+0.8 |
| 強盗 |
2,727 |
2,502 |
-8.3 |
| 窃盗 |
37,047 |
36,971 |
-0.2 |
| 薬物犯罪 |
2,198 |
2,226 |
+1.3 |
(出典:リトアニア統計局)
3 防犯のための具体的注意事項
(1)住居の選択
住居選びには様々な条件があり,色々と悩まれることと思います。一度契約してしまうと,入居後に何らかの不都合が生じても,家主が簡単に応じてくれない場合もありますので,契約前に確実に安全面のチェックを行って下さい。
- 入居に際しては,新しい鍵に取り替えることをお勧めします。
- 敷地への出入口(外門)や建物の出入口に施錠設備があり,住民以外の者が自由に出入りできない構造の物件が良いでしょう。
- 地上1~2階及び最上階は,泥棒が侵入しやすいので,避けた方が賢明です。
- 自動車盗難及び車上狙いが多発していますので,専用駐車場付きの物件が好ましいでしょう。
- 警備会社と直結した,ホーム・セキュリティ・システムを設置することをお勧めします。
(2)外出時の注意
外出時は,常に周囲の状況に注意する必要があります。特に,鉄道駅やバスターミナル,夜の繁華街及び市場付近は,犯罪多発区域とされていますので,ご注意下さい。夜間の一人歩きは避けた方が賢明です。
飲食店やバス等公共交通機関では,置引きやスリなどが多発していますので,これらの場所では所持品に注意を払う必要があります。郊外も決して治安は良くないので,警戒が必要です。
- (ア)飲食店
- レストラン,カフェ及びバー等では,置引きが多発しています。特に夏になるとオープン・カフェが多くなりますが,この時期には置引きも急増しますので,ご注意下さい。
-
- 手荷物を椅子の背もたれに掛けたり,床に置くのはできるだけ避け,常に目の届く場所に置くようにしましょう。手荷物を座席に残したまま離席することも避けましょう。
- 上着やコートのポケットに貴重品を入れたままで,椅子の背もたれやコート掛けに掛けないようにしましょう。
- 支払を終え店を出た後に跡をつけられ,人通りの少なくなった場所で襲われ,金品を奪われる強盗事件が多発しています。このようなケースでは,店内で犯人に目をつけられている場合が多いので,支払に際しては,財布の中身を他人に見られないように,ご注意下さい。また,必要以上の多額の現金を持ち歩くことも避けた方が良いでしょう。基本的に,貴重品等は人目に付かないように携行して下さい。
- (イ)商店・露店・キオスク・キャッシュディスペンサー(CD)機
- 前述の飲食店の場合と同様,支払いの際には財布の中身を他人に見られないように,ご注意下さい。
- また,露店やキオスクなどの路上で支払いをするときや,CD機で現金をおろした直後など,手持ちしている財布を狙ったひったくり手口が急増しております。路上における支払いなどの際は,周囲に不審人物がいないかどうか確認することや,財布を手持ちしたままにしないなどの注意が必要です。
- (ウ)街路
- リトアニアでは,アジア系は数が少なく目立つうえ,「日本人=金持ち」と言うイメージが持たれやすいので,ひったくりや路上強盗の標的として狙われる可能性が高いと言えます。さらに,ビリニュスでは,市内であっても中心部や旧市街などの観光名所から若干離れた郊外において,アジア,アフリカ系外国人が通行していることが少なく,スキンヘッド・グループなど,外国人に対し,嫌がらせや暴力行為をはたらく連中にとっては,格好の対象となり得ます。
- 従って,街路を歩行中は,常に警戒を怠らないように心掛ける必要があります。
-
- 貴重品は,極力目立たないように身につけましょう。カメラやビデオを首から下げて歩くことのないようにしましょう。
- たとえ近道でも,人通りの少ない道は避け,人通りが多く,逃げ道の確保できる広い街路を歩くようにしましょう。
- 誰かに跡をつけられていると感じたときは,近くの店などに入り,安全を確保するようにしましょう。
- バイクや自転車,車を使ったひったくりもありますので,不審な車両を感知したときは,Uターンなど進行方向を急に変えると良いでしょう。
- 前述の犯罪多発区域とされる場所へ行くことは極力避けるとともに,行くときは単独で行くことなく,誰かと一緒に行くよう努めましょう。
- 貴重品や身分証明書等は,分散して携帯するようにしましょう。
- (エ)タクシーの乗車
- 流しのタクシーは,値段交渉しなければ,過分に料金を請求されることがあり,また,悪質な零細業者や個人タクシーもいますので,タクシーは街路で拾うのではなく,タクシー会社に電話して呼ぶ方が確実で料金も適正です。飲食店やホテルなどでは,従業員に呼んでもらうことも可能です。
- (オ)車のセキュリティー
- 自動車盗難や車上狙いを防止する上で,アラーム・システム等の防犯防止装置は必要不可欠です。ただし,アラームを無効化するツールも出回っているので,盗難防止装置は,信用のおける業者を選んで下さい。バイクや自転車は,複数の鍵を掛けましょう。
- また,車内(外から見える場所)に貴重品やそれらしきバッグなどを残して車を離れないようにしましょう。
- (カ)対人関係
- 街路や飲食店などで,偶然知り合いになった人には注意が必要です。特に,向こうから親しげに近づいてくる人物は,要注意です。
-
- 深夜のバー等で親しげに近づき,飲み物に睡眠薬を入れて意識を失わせて金品を奪う昏睡強盗が多発しています。バーやナイトクラブ等で近づいてくる人物(特に女性)には注意しましょう。
- 鉄道駅やバスターミナル付近で,外国人旅行者に「ホテルを紹介する。」などと親切に声を掛け,人通りのない小路に連れ込み,金品を奪う強盗も多発しています。ホテルは,インフォメーションセンターなど信用のおけるところで紹介してもらいましょう。
(3)日本人の被害例
在留邦人数が少ないので,件数は少ないですが,日本人の犯罪被害は時間帯や場所を問わず発生しています。以下に被害例をあげますので,安全対策の参考として下さい。
- 晩方に郊外のバス停で,単身にてバスを降りた直後,路上で2人組の男性にナイフを突きつけられ,財布などを強奪され,更に身体を数ヶ所刺される怪我を負った。
- バス車内で所持していたバッグを刃物で切られ,中に入っていた財布等が盗まれた。
- 深夜,バスターミナルでバス待ちをしていたところ,所持していたショルダーバッグを,5~6名の男性グループにひったくられた。
- 夜半に駅付近でホテルを探していたところ,2人組の男性に「ホテルを紹介する。」と言われ,夜遅く,寒かったことから,早くホテルに入りたいと思い,2人組に付いていったところ,路地裏に連れ込まれ,カメラや腕時計,現金を強奪された。
- 深夜,就寝中,自宅のガレージのガラス窓をこじ開けられ,ガレージ内の物を幾つか盗まれた。母屋の窓及びドアは施錠し,鎧戸を閉めていたので,侵入されなかった。
- 白昼,ビルニュス市内観光地のゲディミノ塔に通ずる遊歩道を散策していたところ,突然背後から金属チェーンのような物で殴られ,軽傷を負った(所持品の被害は皆無で,スキンヘッド・グループによる傷害事件と思料。)。
- 夕方,ビリニュス市内中心部(観光名所等からは若干離れた地域)のバス停でバス待ちをしていたところ,スキンヘッドの2人組に絡まれ,殴られるなどして怪我をした。(同上)
- 夕方、ビリニュス市内中心部(駅周辺地区)のレストランにおいて、飲食代金支払い後、財布をテーブル上に置き忘れたまま、身支度をしてレストランから出たところで、財布を置き忘れたことに気付き、レストランに戻ったが、すでに財布はなかった。
4 交通事情と交通事故防止
(1)一般的な交通事情
リトアニアでの車両通行は右側通行です。
道路の舗装状況は悪く,車道と歩道とを問わず陥没している箇所が多く,マンホールの蓋が破損したり,はずれたりすることも希にあります。
また,道路交通標識及び標示が不整備であり,一方通行も多く,走行区分も日本とは異なり複雑です。
大都市では駐車場用地の不足から,車道上に駐車帯を設定していることや,それに加え路上における違法駐車も多いので,場所によっては交互通行が必要な箇所があります。
このような点から自動車の運転では十分な注意が必要です。
冬季(11月~3月)は路面が凍結することも多く,スタッドレスタイヤ等への交換が義務づけられています。
(2)交通事故防止
リトアニアにおける2011年の交通死亡事故者数は、297人で、2007年の739人をピークに、リトアニア政府の交通事故抑止対策の結果、減少傾向にあります。しかし、人口比で考えると、死者数は日本の約2倍強となり、決して少なくありません。
総じて運転マナーは良くなく,信号無視や急発進をしたり,速度オーバーで走る車両が目立ちますし,飲酒運転も多いとされています。
他方,信号機やガードレールなどの安全設備は,日本と比べると不十分です。従って,車両を運転する際は,日本以上に慎重な運転が求められます。また,歩行の際は必ず歩道を歩き,道路横断の際は多少遠回りをしても,信号付きの横断歩道を利用するなど自己防衛に努める必要があります。
交通事故に遭った際は,車を動かすことなく,必ず警察に連絡して下さい。
5 テロ・誘拐対策
(1)概要
リトアニア政府によると、2011年中、テロ事件と断定された事件の発生はなく、テロの脅威度は比較的低いとしています。しかし、テロ発生の可能性を完全に払拭するものではありませんので、一般的に言われております、主要観光名所、空港や駅などの公共交通拠点、政府・治安機関施設では、周囲の動向に十分配意し、有事の際には速やかに退避行動をとれるような心構えが必要です。
2011年中、テロ目的等の誘拐事件発生はありませんでした。
(2)日本人及び日本の権益に対する脅威
リトアニアでは,概して対日感情は良好で,現在のところ,日本人及び日本の権益を標的としたテロや誘拐の脅威は,それ程高いとは認められません。
しかし,一般に日本人は裕福であると思われがちなので,金銭奪取を目的とした犯罪被害に遭う可能性は高く,常に注意が必要です。
(3)デモ・集会に関する注意喚起
2009年1月16日,首都ビルニュスで政府の経済政策に抗議するデモが行われた際,一部の参加者が暴徒化し,一時的に国会周辺が騒然とし,国会議事堂の窓ガラスが割られるなどの被害が発生しました。
その後,事態は沈静化して現在に至っていますが,経済回復がなかなか進まない中,同様の事件が発生することが依然として懸念されます。平素から情報収集に努めるとともに,外出時にデモや集会に遭遇した場合は,巻き込まれないよう,落ち着いて速やかにその場を離れて下さい。
6 緊急連絡先
(1)緊急電話:警察・消防・救急車(24時間対応,英語可)
112をダイヤルして下さい。リトアニア国内共通です。
(2)リトアニア滞在に関する照会先
リトアニアにおける3ヶ月以上の長期滞在許可に関するご質問については,移民局(Migracijos departamentas)までお問い合わせ下さい。
- (ア)ビルニュス移民局事務所
- 所在地:Naugarduko g.100, LT-03202, Vilnius
- 電話:(5)271 6444
- (イ)カウナス移民局事務所
- 所在地:Chemijos g.4b, LT-51344, Kaunas
- 電話:(37)303 246,(37)303 247
- (ウ)クライペダ移民局事務所
- 所在地:Taikos pr.63, LT-91182, Klaip?da
- 電話:(46)354 630,(46)354 642
(3)診療施設(日本人がよく行く病院)
- (ア)Medicinos Diagnostikos Centras (Medical Diagnostic Center)
- 所在地:V.Grybo g.32, LT-10318, Vilnius
- 電話:(5)270 9120
- ホームページ:http://www.medcentras.lt

- (イ)Baltic-American Clinic
- 所在地:Nemen?in?s pl.54a, LT-10103, Vilnius
- 電話:(5)234 2020
- ホームページ:http://www.bak.lt

- (ウ)Kardiolita(旧 Vilniaus ?irdies Chirurgijos Centras)
- 所在地:Laisv?s pr.64a, LT-05263, Vilnius
- 電話:(5)239 0500
- ホームページ:http://www.kardiolita.lt

- (エ)Northway medicinos centrai (Northway Health Centre)
- 所在地:?ukausko g.19, LT-08234, Vilnius
- 電話:(5)264 4466
- ホームページ:http://nmc.lt/

※いずれもプライベート・クリニックで,英語による受診が可能です。日本語で受診可能な医療施設はありません。
(4)日本大使館
- 在リトアニア日本大使館(Japonijos ambasada Lietuvoje)
- 所在地:M.K. ?iurlionio g. 82b, LT-03100, Vilnius
- 電話:
- ①業務時間内(月曜日~金曜日 09時00分~17時30分)
(5)231 0462
- ②業務時間外(上記時間外及び土日,祝祭日等)
(6)12 74545(携帯)
- FAX:(5)231 0461
(5)電話のかけ方
- (ア)固定電話
- (a)固定電話→固定電話
- 最初に8をダイヤルし,市外局番-電話番号をダイヤルします。ただし,市内通話の場合は,電話番号のみのダイヤルで架けることができます。
- 【例】ビルニュス以外の都市から当館に電話を架ける場合
8-(市外局番)-(電話番号)
8- 5 -2310462
ビルニュス市内から当館に電話を架ける場合
(電話番号)
2310462
- (b)固定電話→携帯電話
- 最初に8をダイヤルし,市外局番(6)-電話番号をダイヤルします。
- 【例】当館の緊急電話に電話を架ける場合
8-(市外局番)-(電話番号)
8- 6 -1274545
- (イ)携帯電話
- (c)携帯電話→固定電話
- 最初に8をダイヤルし,市外局番-電話番号をダイヤルします。
- 【例】ビルニュス以外の都市から当館に電話を掛ける場合
8-(市外局番)-(電話番号)
8- 5 -2310462
- (d)携帯電話→携帯電話
- 最初に8をダイヤルし,市外局番(6)-電話番号をダイヤルします。
- 【例】当館の緊急電話に電話を掛ける場合
8-(市外局番)-(電話番号)
8- 6 -1274545
(6)簡単な緊急時のリトアニア語表現
- 助けて!
- Gelb?kite ! (ゲルベキテ)
- 警察
- Policija (ポリツィヤ)
- 警察を呼んで下さい
- Pakvieskite policij?. (パクヴィエスキテ ポリツィヤ)
- 泥棒!
- Vagis ! (ヴァギス)
- 盗難に遭いました
- Mane apvog?. (マネ アプヴォゲ)
- 病院
- Ligonin? (リゴニネ)
- 救急車を呼んで下さい
- Pakvieskite greit?j? pagalb?. (パクヴィエスキテ グレイタヤ パガルバ)
- 気分が悪いのです
- A? blogai jau?iuosi. (アシュ ブロゲィ ヤウチュオシ)
- 英語を話せる人はいますか?
- Ar ?ia kas nors kalba angli?kai ? (アル チャ カス ノルス カルバ アングリシュカイ)
- 火事だ!
- Gaisras ! (ガイスラス)
Ⅲ 緊急時に備えて
自然災害やテロ等の緊急事態に備えて,平素から準備するとともに,緊急時には落ち着いて行動して下さい。
1 平素の準備
(1)連絡体制の整備
当館に在留届を提出するとともに,住所や電話番号等に変更があった場合には,速やかに変更の連絡をして下さい。
また,家族間,企業間でも緊急時の連絡方法を考えておきましょう。
(2)避難場所の確認
緊急事態に応じた避難場所(大使館,ホテル等)を検討し,場所を憶えておきましょう。
(3)非常用物資の準備
緊急時に速やかに持ち出せるよう,旅券,現金及び貴重品等を保管しておきましょう。また,非常用物資として,食料,飲料水及び医薬品等を備えておきましょう。2週間分が一般的な備蓄の目安です。
後述のチェックリストをご参照下さい。
(4)情報収集
日頃から知人,近隣者及び他の在留邦人と良好な関係を維持しておくことは,情報を入手する上で有効で,また,いざという時に助けを得ることもできます。これら知人等との連絡体制・協力体制を構築するよう努めて下さい。
2 緊急時の行動
(1)情勢の把握
流言飛語に惑わされたり,群集心理に巻き込まれることのないよう,当館からの連絡やテレビ・ラジオを通じて,情報収集に努めて下さい。
(2)大使館との連絡の確保
緊急事態が発生した際には,当館からも情報提供に努めますが,皆様からも,ご自身・ご家族の安全や知り得た情報について,当館に通報して下さい。
他の在留邦人への情報となります。
(3)緊急連絡・避難先
- 在リトアニア日本大使館(Japonijos ambasada Lietuvoje)
- 所在地:M.K. ?iurlionio g. 82b, LT-03100, Vilnius
-
- 電話:
- ①業務時間内(月曜日~金曜日 09時00分~17時30分)
(5)231 0462
- ②業務時間外(上記時間外及び土日,祝祭日等)
(6)12 74545(携帯)
- FAX:(5)231 0461
3 緊急事態に備えてのチェックリスト
(1)旅券
6ヶ月以上の残存有効期間があることを確認しておいて下さい。旅券の切替発給の申請は残存期間1年未満の場合に可能です。
旅券の最終頁の「所持人記載欄」も記載するようにしましょう。特に,下段に「血液型(blood type):○型」と記入しておくことをお奨めします。
また,リトアニアにおける滞在許可証等も,いつでも持ち出せる状態にしておきましょう。
(2)現金,貴金属,貯金通帳等の有価証券,クレジット・カード
緊急時に旅券同様すぐ持ち出せるように保管の際に留意して下さい。
現金は,ご家族が約10日間生活できる位の額(外貨及び現地通貨)を予め用意しておくことをお奨めします。ただし,リトアニアは1万ユーロ(及び同相当額を超える外貨)を超える現金の持込み及び持出しに際して申告が必要なので,ご注意下さい。
(3)自動車等の整備
(ア)自動車をお持ちの方は,整備状態にご留意下さい。
(イ)状況に応じて,燃料は十分入れておくようにして下さい。
(ウ)車内には,懐中電灯や地図,ティッシュ等を備えて置くと良いでしょう。
(エ)自動車を持っていない方は,近くに住む自動車を持っている人と平素か連絡を取り,必要な場合に同乗できるよう相談しておいて下さい。
(4)携行品の準備
避難場所への移動を必要とする事態が発生した場合,上記(1)~(3)に加え,以下の携行品も必要となりますので,平素からご留意下さい。
- (ア)衣類・着替え
- 長袖・長ズボンが賢明です。行動に便利で,人目を引くような華美でないものが望ましいです。また,麻や綿等吸湿性及び耐暑性に富む素材が望ましいです。
- 冬季においては,防寒性(上着や厚手の靴下等)にも十分ご配意下さい。
- (イ)履き物
- 履き慣れた靴で,行動に便利で靴底の厚い頑丈なものが望ましいです。
- (ウ)洗面用具
- タオル及び歯磨きセット,石鹸等。
- (エ)非常用食料等
- しばらく自宅待機する場合も想定して,米及び調味料,缶詰類,インスタント食品,粉ミルク等の保存食,ミネラルウォーターなどについて,ご家族が約10日間生活できる程度の量を準備しておくことが望ましいです。
- 一時避難の目的で自宅から他の場所へ避難する際には,この中からインスタント食品及び缶詰類,粉ミルク,ミネラルウォーター入り水筒を携行するようにして下さい。
(5)医薬品
家庭用常備薬の他,常用薬,外傷薬,消毒用石鹸,衛生綿,包帯,絆創膏などが考えられます。
(6)ラジオ
NHK海外放送(ラジオ・ジャパン)及びBBC,VOA等の短波放送が受信できるラジオで電池使用のものが求められます。
電池の保存期間や予備の電池にもご配意下さい。
(7)その他
懐中電灯,予備の強力バッテリー,ライター,ローソク,マッチ,ナイフ,缶切り,栓抜き,紙製の食器,割り箸,固形燃料,簡単な炊事用具などが考えられます。
可能であれば,ヘルメットや防災頭巾(応急的に椅子に敷くクッションでも可)があれば安心です。
Ⅳ 終わりに
リトアニアの政治・社会情勢は,概ね安定しており,治安についても比較的良好と言えます。しかしながら,私達にとって,あくまでリトアニアは「外国」であり,事件や事故の当事者になった場合,言葉の問題をはじめとして,日本における場合と比べて,二重三重に大変な思いをすることになります。
快適な滞在は安全の上に成り立つことを,ご理解いただき,「万が一」に備えた防犯対策,安全対策に取り組んでいただければ幸いです。