在留邦人向け安全の手引き 在ヨルダン日本国大使館
在外公館がまとめた安全の手引きです。海外の在留邦人が、事件や事故に巻き込まれないために留意すべき事項の他、(必要に応じて)戦争、暴動等の緊急事態への備えと緊急時の対処方法が記載されています。
~ ヨルダン在留邦人の皆様へ ~
安全の手引き
平成23年2月1日
在ヨルダン日本国大使館
I.はじめに
中東は、パレスチナ問題をはじめとして、民族・宗教問題等の要因が複雑に絡み合って、一部において政治社会情勢の混乱を引き起こしています。こうした情勢の下では、治安が悪化して不測の事態に発展する可能性も高いと言えます。
ヨルダンは、2002年の米外交官殺害事件以降、当局の取締強化等の取組みにより、多くのテロ事件を未然に防いできました。しかしながら、2005年8月19日には南部のアカバで米軍輸送艦及びイスラエルのエイラート空港を標的としたミサイル発射事件が発生し、また同年11月9日には、首都アンマンにある3か所のホテルがほぼ同時に爆破され、60人が死亡、100人以上が負傷する自爆テロ事件が発生しました。パレスチナ系住民(パレスチナ難民及びパレスチナ占領地出身者)が人口の約7割を占めるという当国固有の事情に加え、西岸・ガザ地域やイラクに隣接するという地理的要因などもあり、周辺情勢が国内治安に大きく影響を及ぼすという地政学上重要な位置にあります。
2010年には、1月、アンマンからイスラエル国境に向かう駐ヨルダン・イスラエル大使館車両2台を狙った爆発物が道路脇に仕掛けられ、当該車両が通過した後に爆発した事件、4月及び8月には,アカバにおいてロケット弾数発が着弾する事件が発生しています。
また,最近ではエジプト,チュニジアで大規模なデモ・騒擾が発生しており,この影響がヨルダンに波及する可能性も否定できません。今後,在留邦人の皆様は,緊張感を持って生活し,大使館からのメールマガジン等により,連絡を密にしていただきたく,よろしくお願いします。
大使館としても様々な事態に対し、全力で在留邦人の皆様の保護にあたりますが、皆様におかれましても日頃から安全対策には万全を期すようお願いします。当大使館では、不測の事態が発生した際に、冷静且つ的確な対応ができるよう、平素からの準備や心構えなどの対応要領を手引きとしてとりまとめました。この手引きを一つの参考材料にして、いざという時に邦人同士が助け合い、落ち着いて余裕をもった対応ができるよう普段から準備を心掛けて頂くようお願いします。
平成23年2月1日
在ヨルダン日本国大使
塩口 哲朗
II.防犯の手引き
- 防犯の基本的な心構え
| (1) |
当地において,年々一般犯罪の発生率が高くなっており,邦人被害例としては,空き巣,ひったくり等の被害が増加しています。また,依然としてテロの危険性も排除できません。治安の善し悪しに拘わることではありませんが,安全に生活するためには,自分と家族の安全は自分たち全員で守るとの強い心構えが極めて大切です。
|
| (2) |
「目立たない」,「行動を予知されない」,「用心を怠らない」の安全のための三原則を順守して防犯に努めてください。
|
| (3) |
平素より最新の情報を入手することを努め,治安情勢,犯罪傾向等に細心の注意をはらうことが大切です。 |
- 最近の犯罪発生状況
| (1) |
テロ事件
- 当国にとって当面の脅威であったヨルダン人テロリストのザルカーウィが2006年7月にイラクで死亡したため、当国の治安状況は比較的改善してきています。しかしながら、ヨルダンは、その地政学的状況から近隣国の情勢など外的な要因により治安が不安定になる場合がありますので、引き続き注意が必要です。
-
テロ事件及び最近の治安関連案件は以下の通りです。
| ○ |
2005年8月19日に南部のアカバで、米軍輸送艦及びイスラエルの エイラート空港を標的としたミサイル発射事件が発生しました。 |
| ○ |
2005年11月9日には、首都アンマンにある3か所のホテルがほぼ同時に爆破され、60人が死亡、100人以上が負傷する自爆テロ事件が発生しました。 |
| ○ |
2008年7月、13人からなる組織がイルビッド市内の教会を火炎瓶で攻撃する事件が発生しました。 |
| ○ |
2008年7月16日、アンマン市内ダウンタウンのローマ円形劇場付近において、パレスチナ難民の青年がバスに搭乗しようとした者に向け発砲し、レバノン人音楽隊4人、アラブ系イスラエル人1人及びヨルダン人運転手の計6人が負傷する事件が発生しました。 |
| ○ |
2010年1月14日、アンマンからイスラエル国境に向かう駐ヨルダン・イスラエル大使館車両2台を狙った爆発物が幹線道路脇に仕掛けられ、当該車両が通過後に爆発した事件が発生しました。 |
| ○ |
2010年4月22日,カチューシャ・ロケット2発が、イスラエル南部の都市エイラートに向けて飛来し,その内1発が、隣接するヨルダン国内のアカバ市郊外に、もう1発はアカバ湾海上に着弾した事件が発生しました。 |
| ○ |
2010年8月2日,ロケット弾数発が紅海沿岸のイスラエル南部の都市エイラートに着弾し,その内1発が、エイラートに隣接するアカバ市内のインターコンチネンタル・ホテル前に駐車中のタクシーに命中し,4人の市民(ヨルダン人)が負傷した事件が発生しました。 |
日頃から目立つような行動は避け、周囲に注意するよう心掛けましょう。防犯の観点から目立たない服装を意識するようにしましょう。また、日本人はとかく行動が習慣化しがちであると見られています。行動の習慣化によりテロや誘拐のソフトターゲットになり易いので、例えば通勤の経路と時間を時々変えるのも一つの方法です。
|
| (2) |
一般犯罪
|
- 防犯のための具体的注意事項
| (1) |
一般的な注意事項
最近では、インターネット等を通して日本人の行動様式が一般的に広く知られるようになり、他の外国人と比較して無警戒・無防備であると思われています。日頃から大金を自宅に置いたり、持ち歩いたりする際には、細心の注意と防犯対策が必要です。また、危険と思われる場所は避け、犯罪の前兆に気が付いたら自分だけで何とかしようとせずに、現地警察や宿泊先等に連絡をとって下さい。例え治安が良いと言われている所であっても決して油断をせず、常に周囲に気を配るよう日頃から心掛けるようにしましょう。遺跡などの規模の大きな観光スポットであっても、周りに人影のない場所が必ずありますので、十分な注意が必要です。
当国はイスラム教の国であることから、次のような宗教的タブーに対しては、理解と配慮及び注意が必要です。
| ○ |
露出の多い服装(女性) |
| ○ |
屋外、公共の場での飲酒酔態・飲食(豚肉) |
| ○ |
ラマダン(断食月)期間中の飲酒・飲食
|
| ○ |
礼拝中の人への配慮 |
| ○ |
王室、政府、宗教への批判 |
日頃から目立つような行動は避け、周囲に注意するよう心掛けましょう。防犯の観点から目立たない服装を意識するようにしましょう。また、日本人はとかく行動が習慣化しがちであると見られています。行動の習慣化によりテロや誘拐のソフトターゲットになり易いので、例えば通勤の経路と時間を時々変えるのも一つの方法です。
なお,事件・事故に遭った場合には,速やかに警察に連絡(言葉の問題で意思疎通が困難な場合には,同僚,信頼の出来る友人,知人(大家や隣人)等を介して意思疎通をはかる)するようにしてください。
|
| (2) |
住居の防犯対策
| ○ |
住居を決める際には、周囲の環境(空地・空家、建築中の建物の多さ、夜間時の様子など)を良く見てから決める |
| ○ |
住居を決定する前に必ずドアの鍵の種類等を確認し、複製が容易な鍵である場合には大家に鍵を交換するよう申し入れるとともに、ドアチェーンなどの補助鍵を増設するよう要請する。 |
| ○ |
アパート形式の場合,通用門(表口,裏口共)は常時施錠してあるか確認し,無施錠の時が多い場合は,大家や管理人に常時施錠するよう依頼する。
|
| ○ |
外出時の戸締まりはもちろん家に人がいる場合でも必ず鍵をかけておく。 |
| ○ |
他人を安易に家の中に入れないようにする (覗き穴がないドアの場合は、新たに取り付けてもらった方が良い)。 |
| ○ |
例え身分証明書を持っていても、簡単に家には入れない (原則的にはドアの外側で対応すること)。 |
| ○ |
貴重品は可能な限り分散して保管する方が望ましい(1箇所に貴重品を保管している場合、被害にあった際の損害が大きくなります。なお、当地において比較的狙われにくい部屋として、子供部屋やキッチン等があげられます。寝室は優先的に物色されるので寝室に貴重品を保管するのは危険です)。 |
| ○ |
自身の日程を軽々しく口外しない(残念ながらアパートの管理人や使用人が内から手引きしているケースもあります)。 |
| ○ |
自宅の周辺等に不審者が徘徊している場合には、ガードマンや管理人等に通報する。 |
| ○ |
帰宅した際には、ドアの周囲に人が居ないか確認してから鍵を開ける。 |
|
| (3) |
外出時の防犯対策
| ○ |
外出するときには、大金や貴重品等を持ち歩かない。 |
| ○ |
人前で財布を大っぴらに開けない。 |
| ○ |
歩道上では車道側を避け,建物側を歩く。ハンドバック等は車道の反対側に携帯する。 |
| ○ |
ズボンの後ろポケット等,外から見えるところに財布を入れない。 |
| ○ |
ウエストポーチやポシェット等は,自分の前に抱えて持つ。 |
| ○ |
ホテルやレストラン等でもバックを常に携帯し,椅子等に置いたままにして席から離れない。 |
| ○ |
車両にて移動する場合,車内に貴重品を残しておかない。また,短時間であっても必ずドアは全てロックする。 |
|
| (4) |
交通事情と事故対策
| (イ) |
交通手段
ヨルダンの国内交通手段は大きく分けて 4つあります。
| ○ |
航空機
国内線はアンマン-アカバ間のみです。 |
| ○ |
バス
大型ジェット(JETT)バスと私営バスがあります。 |
| ○ |
タクシー(以下の4種があります)
・通常タクシー(黄色):メーター制のタクシーです。
・セルビス(白色):予め路線が決まっている乗り合いタクシーのことです。
・ムマイヤザ(銀色):予約しておくことで自宅等に配車してくれるタクシーです。他のタクシーより割高です。
・空港タクシー(肌色):空港から市内に配車するタクシーです。政府が管轄しており、行き先によって料金が決まっています。 |
| ○ |
レンタカー
国際運転免許証あるいはヨルダン政府発行の運転免許証が必要であり、日本の運転免許では利用できません。なお、国際運転免許証はレンタカーのみ運転可能であり、自家用車は運転できません。 |
|
| (ロ) |
交通事情
日本の交通事情とは異なり車優先です。車は左ハンドルの右側通行で、幹線道路に設けられたサークルと呼ばれる環状交差点では、交差点内を走行中の車が優先です。
歩道と車道の境(縁石)が日本よりも格段に高く、また、歩道の至る所に歩行を妨げるような樹木や障害物が多く置かれており、時として、歩行者が車道を歩かなくてはならないことがあります。
アンマンの車道は一方通行が多いので、車の場合には、目的地に到着するまでに遠回りを強いられることがあります。また、道路管理は良いとは言えず、道路の至る所にスピードバンパーと呼ばれるスピード抑制のための凸舗装があり、時折道路に穴が空いていたりすることがあります。日本のように親切な警戒・案内標識等は少ないので、道路状況に応じて自分で予測、判断をして防御的運転を心掛ける必要があります。
ドライバーは、一般的に自己中心的で、無理な追い越しや割り込み、方向指示器を出さない車線変更などが頻繁に見られ、特にタクシードライバーの場合はその傾向が顕著です。なお、クラクションやパッシングは「気をつけよ」の意味であり、日本のように「お先にどうぞ」ではないので注意して下さい。また、当国において、クラクションの多用は、相手への事前の注意喚起として一般的に行われています。
当地では、スピードの出し過ぎ、無理な車線変更・追い越し、車間距離不保持、交差点での一時不停止などが主な事故原因と言われています。
交通事故死は、ヨルダン人の死亡原因の第2位を占めており, 過去に、邦人4名が乗った普通乗用車がトラックと正面衝突し、4名全員が死亡するという大変痛ましい事故も起きていますので、自らの命は自らが守るという気持ちで安全運転を心掛けて下さい。
|
| (ハ) |
運転時の注意事項
| ○ |
スピードは控える。 |
| ○ |
飲酒運転はしない(イスラム国家なので、飲酒運転による事故は、重大な処罰があることを肝に銘じておく)。 |
| ○ |
車の整備を他人任せにせず、自己点検も併せて行う。 |
| ○ |
方向指示器の操作は確実に行う。(進路変更時に、方向指示器を操作しないドライバーが多く、割り込みは頻繁に見られます。当該ドライバーは悪いことをしたと思っていないので、注意しても意に介していません。自分で運転する際には、彼等の真似をせずに、確実に方向指示器を出すようにしましょう。) |
| ○ |
郊外では、ラクダや羊などの動物が道路を横切ることがあるので、注意が必要です。 |
| ○ |
山岳地帯では、路肩にガードレールがなく、道幅が把握しにくいため危険です。 |
| ○ |
10月下旬からの雨期においては、道路に水がたまり、非常にスリップし易くなります。 |
| ○ |
紫外線が強いので、サングラスが必要です。 |
|
| (ニ) |
交通事故に遭遇した場合の注意事項
| ○ |
警察官が到着するまでは、車を移動しないこと。(綿密な実況検分は行わないので、警察官が到着した際の車の位置で過失の度合いが決まって しまうことがある。) |
| ○ |
警察署に通報すると共に、保険会社にも連絡すること。また、意思疎通が可能な友人、知人、大家などに連絡し、通訳を依頼するのも良い方法です。 |
| ○ |
保険証、車検証、免許証等の関係書類は、必ず手に持ち、車内や相手に預けたりしないこと。 |
| ○ |
警察官による事情聴取の際には、黙っていると相手の言うとおりになってしまうので、主張すべき点は強く訴え出ること。事故現場では、責任の度合いにより警察官から反則金の支払いを命じられることがあります(最大30JD程度)。 |
| ○ |
人身事故の場合、事故の発生地域によっては、被害者の家族からの報復が予想されることもありますので、自分の身に危険を感じたり、人が多数集まってきた場合などには、警察への通報を最優先して、直接交渉などは行わないことが大切です。 |
|
|
| (5) |
主な施設、機関等の連絡先
| (イ) |
病院
| ○Al Khalidi Medical Center |
TEL:(06)464-4218 |
| ○Arab Medical Center |
TEL:(06)592-1199 |
| ○Jordan Hospital |
TEL:(06)560-8080 |
| ○Amman Surgical Hospital |
TEL:(06)464-1260 |
|
| (ロ) |
警察等
| ○警察(PSD本部) |
TEL: 911 or (06) 560-1578, (06) 563-3419 |
| ○救急・消防(火災) |
TEL: 911 or (06) 566-1111 |
| ○交通事故(一般道) |
TEL: 911 or (06) 487-4311 |
| (ハイウエー) |
TEL: 911 or (06) 412-8131 |
| ○血液銀行(フセイン病院内) |
TEL: (06) 580-4804 |
|
| (ハ) |
旅行時のトラブル
| ○ツーリスト苦情 |
TEL: 0800-22228(通話料無料:朝8時~夜10時) |
| ○ツーリスト事務所 |
|
| アカバ |
TEL: (03) 201-3363 |
| ペトラ |
TEL: (03) 215-6020 |
| ジェラシュ |
TEL: (02) 635-1272 |
|
|
| (6) |
簡単な現地連絡用語(アラビア語)
| ○ |
「助けて」 |
= サーイドニイ |
| ○ |
「警察」 |
= シュルタ |
| ○ |
「警察を呼んでくれ」 |
= ナーディ・シュルタ |
| ○ |
「パトカーを呼んでくれ」 |
= ナーディ・サイヤーラ・シュルタ |
| ○ |
「医者を呼んでくれ」 |
= ナーディ・ドクトール |
| ○ |
「救急車を呼んでくれ」 |
= ナーディ・アルイスアーフ |
|
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III.在留邦人用緊急事態対処マニュアル
- 平素からの心構え・準備
| (1) |
連絡体制の整備
| (イ) |
緊急時の連絡などで必要となりますので、「在留届」を当地に到着後、遅滞なく大使館に提出してください。なお、提出の際、必ず電話番号及びメールアドレスをご記入願います。当館から安全情報等をご連絡する際に必要になります。
郵送、FAXの他、インターネットによる電子届出も可能です。また、住所、電話番号等届出事項の変更及び帰国の際には、その旨の届出(変更及び帰国届)も忘れずに提出してください。
●大使館領事警備班メールアドレス
consular@embjapan.org.jo
●大使館領事警備班専用FAX
(06)592-2176
●電子届出については、以下のアドレスにアクセスしてください。
http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ |
| (ロ) |
緊急時には、当館より在留届に記載のあるメールアドレス宛に緊急一斉通報を行います。更に個別に皆様の所属先、自宅、携帯等に電話連絡します。引っ越し等で連絡先に変更があった場合には、速やかに当館領事警備班までお知らせください。 |
| (ハ) |
緊急事態発生の際には、大使館よりメール又は電話等にて情報提供すると共に、必要な指示を行いますが、電話回線等が使用できなくなった場合には、当館のFM放送機(アンマン近郊の方)或いはNHK海外放送を利用して必要な連絡を行うことがありますので、短波またはFM受信の可能なラジオ(予備電池の準備もお忘れなく)を準備しておいてください。なお、当館からの連絡周波数は以下のとおりですので、以下の周波数に設定できるラジオの購入をおすすめします。
●94.5MHz
●96.0MHz
| ◎放送時間: |
電話回線が使用不可能となった時点で第一回目の放送を行い、第二回目以降は9時、10時というように、各正時に放送する予定です。 |
|
| (ニ) |
毎月2日付にて当館からメールマガジンを配信し、最新の治安情勢等をお知らせしています。在留届にメールアドレスが記載されている方につきましては自動的に登録していますが、どなたでも登録可能です。登録申込みは以下のアドレスにアクセスしてください。
http://mailmz.emb-japan.go.jp/cmd/jo.html |
|
| (2) |
一時避難場所(退避先)
内乱等による戦闘、騒乱などが発生した際には、事態が落ち着くまでは、自宅で待機してください。但し、自宅周辺が危険な状況で、一刻も早くその地域から離れる必要がある場合には、ホテルや友人、知人宅等安全と思われる場所への退避後に、出来る限り大使館へその旨を連絡するようにしてください。また、大使館へ退避する場合に備えて、日頃より大使館に至るルートにつき、確認しておくようにしてください。
|
| (3) |
緊急事態における携行品、非常用物資等の準備
| (イ) |
旅券、現金、貴重品等最低限必要なものは、直ちに持ち出せるよう予めまとめて保管しておくようにしてください。 |
| (ロ) |
緊急時には、一定期間自宅での待機を指示することもありますので、非常用食糧、医薬品、燃料等を最低10日分は準備しておくようにしてください。 |
|
- 緊急時の行動
| (1) |
心構え
緊急事態の発生、または発生する恐れのある場合には、当館は邦人保護に万全を期すため、所要の情報収集や情勢判断等を行った上で、緊急連絡網または個別に皆様へ連絡します。慌てず、流言飛語に惑わされたり、群集心理に巻き込まれたりすることがないよう注意してください。
|
| (2) |
情勢の把握
| (イ) |
当館からの連絡は、通常の場合、一般及び携帯電話、FAXまたはEメール等で行いますが、電話回線が途絶した場合は、海外放送やFMラジオ(予備電池も忘れずに)を常に使用できる状態で身近に備え置いてください。また、FAXまたはEメールアドレスをお持ちの方は大使館までお知らせください。 |
| (ロ) |
緊急事態発生の際には、各自で現地報道や衛星放送等の視聴による情報収集を心掛けてください。これらの番組案内、周波数等は以下のとおりとなっていますが、時期によって変更等があるので、日頃より各人で入手に努めるようにしてください。
●NHKワールド ラジオ日本
(周波数は時期によって変更されます)
2010年10月31日~2011年3月27日までの周波数は以下のとおりです。
04:00~07:00 15.195kHz(以下,全て短波,日本語番組,ヨルダン時間)
09:00~19:00 9.750kHz
19:00~21:00 6.035kHz
22:00~02:00 11.915kHz
◎NHKワールドに関する情報の入手方法
・電話 :+81-3-3465-1111(代表)
平日10時~19時(日本時間)
・FAX:+81-3-5454-0888(音声案内に従って操作)
・URL: http://www.nhk.or.jp/nhkworld/  |
|
| (3) |
当館への通報等
| (イ) |
お近くで発生した事態で、大使館に通報する必要があると思われるものは、他の在留邦人の方々にとっても貴重な情報となりますので、速やかに当館へ連絡してください。
在ヨルダン日本国大使館
(所在地)Between The 5th and 6th circles‚ Fae'q Halazun st.‚
North Abdoun‚ Amman‚ The Hashemite Kingdom of Jordan
(P.O.Box 2835‚ Amman 11181 Jordan)
(代表電話)06-593-2005
(FAX) 06-593-2165
06-592-2176(領事警備班専用)
* 閉館時の連絡先
平日午後4時00分から翌朝午前8時及び金曜、土曜日の週休日を含む休館日は留守番電話により対応しています。(年毎の休館日は毎年変動しますので、必要に応じてご確認願います)
* 緊急の場合の連絡先
(携帯)079-555-1765 |
| (ロ) |
自分や家族、他の邦人の生命・身体・財産に危害が及ぶ恐れがあるときには、地元警察へ通報すると共に、当館にもその状況をお知らせください。 |
| (ハ) |
緊急事態発生の際には、お互いに助け合って対応にあたることも必要になります。当館より在留邦人の方々へも数々の助力をお願いすることもありますので、宜しくご協力ください。 |
|
| (4) |
国外への退避
| (イ) |
事態が悪化し、各自または所属先、派遣先等の判断により、自発的に帰国もしくは第三国への退避をする場合、その旨を大使館まで連絡してください。(大使館への連絡が困難な場合には、日本の外務省領事局海外邦人安全課等への連絡をお願いします。) |
| (ロ) |
一般商用便が満席で取れない場合などには、臨時便やチャーター便の利用を検討することもありますが、これらの利用にあたっては、正規の片道エコノミー料金が必要となります。また、ヨルダンの場合には、アカバからエジプト(ヌエバ港)へのフェリーが運航されています。アカバ近郊にお住まいの方は、国外退避の方法の一つとして、同フェリーも検討の対象にしてください。また、一般商用便が運行を停止した場合、アンマン近郊の方も同フェリーが国外退避の手段となりえます。 |
| (ハ) |
アンマン以外にお住まいの方で、クイーンアーリア国際空港から一般商用便を利用して国外に退避する際は、一時アンマン市内や空港周辺のホテル、知人宅等に滞在することになります。従いまして、滞在場所から空港までの交通手段が必要となります。 |
|
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- 緊急事態に備えてのチェックリスト
(1)旅券等
旅券については、6ヶ月以上の残存有効期間があることを確認しておいてください(6ヶ月以下の場合には当館へ新規発給の申請をしてください)。旅券の最終ページの「所持人記載欄」には、必要事項を漏れなく記載しておいてください。なお、当国における滞在許可書等はいつでも持ち出せる状態にしておいてください。
(2)現金及び貴重品
これらの物は、旅券同様に直ちに持ち出せるよう日頃から保管しておいてください。現金は、家族全員が10日間位生活できる程度の外貨及び当座に必要な現地通貨を予め用意しておくことをおすすめします。
*上記(1)及び(2)の保管方法や場所等については、日頃から家族全員が承知しておくようにしましょう。
(3)自動車の整備等
| (イ) |
自動車をお持ちの方は、常時整備をしておくよう心掛けてください。
|
| (ロ) |
ガソリンは常時満タンにしておくようにしてください。
|
| (ハ) |
車内には、懐中電灯や地図、ティッシュ等を常時備え置きください。
|
| (ニ) |
自動車を持っていない方は、平素から自動車を所有している方と必要な場合には同乗できるよう依頼しておくとよいでしょう。また、予めレンタカー会社の連絡先を調べておき、必要なときに利用できるようにしておいてください(当地運転免許証及び国際運転免許証の有効期限に注意)。 |
(4)携行品の準備
避難場所への移動を必要とする事態に備え、上記1.~3.に加え、次に挙げる携行品などを、すぐに持ち出せるようにしておいてください。
| (イ) |
衣類・着替え(長袖・長ズボンが賢明。動きやすく、人目を引くような華美でないもの、麻や綿等吸湿性・耐久性に富む素材が望ましい。)
|
| (ロ) |
履き物(履きやすく、靴底の厚い頑丈なもの)
|
| (ハ) |
洗面用具(タオル、歯磨きセット、石鹸等)
|
| (ニ) |
非常用食糧等
暫く自宅に待機する場合も想定して、米、調味料、缶詰、インスタント食品、粉ミルク等の保存食及びミネラルウォーターを家族が10日間程度生活できる量を日頃から準備しておいてください。自宅から他の場所へ避難する場合には、この中からインスタント食品、缶詰類、粉ミルク、ミネラルウォーターなど最低限必要な物を携行するようにしてください。 |
| (ホ) |
医薬品等
家族用常備薬の他、常用薬、外傷薬、消毒用石鹸、衛生綿、包帯、救急バンソウコウなどを揃えておきましょう。 |
| (ヘ) |
ラジオ
ラジオジャパン等の短波放送が受信できる電池仕様のもの
(電池の予備も忘れないようにしてください。) |
| (ト) |
その他
懐中電灯、予備バッテリー(電池)、ライター、蝋燭、マッチ、ナイフ缶切り、栓抜き、紙皿、割り箸、固形燃料、簡単な炊事用具、また可能であれば、ヘルメットや防災頭巾(応急的には椅子用クッション)なども準備しておくと良いでしょう。 |
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