在留邦人向け安全の手引き 在ギリシャ日本国大使館

在外公館がまとめた安全の手引きです。海外の在留邦人が、事件や事故に巻き込まれないために留意すべき事項の他、(必要に応じて)戦争、暴動等の緊急事態への備えと緊急時の対処方法が記載されています。


安全の手引き
ギリシャ・キプロス編

2012年版
在ギリシャ日本国大使館

Ⅰ 序言

ギリシャには例年1万人位の日本人旅行者が訪れていると言われています。ギリシャの治安情勢はヨーロッパ諸国の中でも決して悪くはありませんが,日本人がスリ,置き引き,強盗等の犯罪被害に巻き込まれることもありますので十分に注意する必要があります。

この「安全の手引き」は,皆様のギリシャでの滞在が安全なものとなるために,犯罪被害に遭うことを防ぐポイントや,大規模災害等が発生した場合の対処方法などについて参考情報を紹介するものです。当地に長く滞在されている方々にとりましては,すでにご承知の内容ばかりかとは存じますが,改めて安全に対する注意喚起をしていただき,また当地に最近在留された方々及び旅行中の皆様には安全で快適な生活や旅行ができますよう,外務省の海外安全ホームページ(http://www.anzen.mofa.go.jp/)と併せて,ご活用頂ければ幸いと存じます。

Ⅱ 防犯の手引き

1 防犯の基本的な心構え

海外での生活では「自分(家族)の身の安全と財産は自ら守る」という意識を持って,犯罪者からターゲットとされない様な生活習慣を身につけることが重要です。常に犯罪への警戒心を抱き,行動していることは犯罪者の視点からは「狙いにくい対象」として映り,犯罪予防に大きな効果となります。防犯の基本的な心構えとして,以下の点に注意してください。

ア 在宅,不在問わず住居には常に施錠し,貴重品の管理も怠らない。

イ 不測の事態に備え,常に周囲の状況には気を配る。

ウ 危険とされる地域には不用意に立ち寄らない。

エ 周囲に溶け込んだ服装に心がける。

オ 不必要な諍いや争いに巻き込まれない様に言動には注意する。

カ 日常生活をパターン化させない。

キ 防犯機器は積極的に有効活用を心掛ける。

ク 大使館,最寄り警察署や病院等の連絡先や所在地をメモし携帯する。

ケ 各種保険に加入する。

2 最近の犯罪発生状況
(1)ギリシャ
ア 一般犯罪
ギリシャは欧州諸国内でも比較的治安の良好な国と言われてきました。しかし,近年はアフリカ,アジア,中東諸国から経済困窮や政治不安を理由として不法入国移民が大量に国内に流入しており,これら移民が移り住む都市部及びその周辺においては窃盗や強盗等の犯罪が多数発生しているほか,犯罪集団が組織されつつあり,犯罪集団同士の抗争事件等も散発的に発生するなど治安は相対的に悪化傾向にあると言えます。
また,財政赤字問題に端を発する当国政府の緊縮財政政策に反発する労働組合等の大衆示威行為が活発であり,一部デモ参加者が治安部隊と衝突する事案も散発的に発生しています。大衆示威行為等の各種行動は今後も継続して実施される見込みであり,特に,アテネ中心部のシンタグマ広場やオモニア広場等では注意が必要です。
イ テロ事件
一見テロとは関係がなさそうなイメージを持つギリシャですが,国内には反体制を標榜する極左思想のテロ組織,アナキスト集団等が複数存在しています。治安当局の取り締まりにより組織の弱体化が図られていますが現在でも活動を繰り返しており,昨年も30件近い爆弾等使用のテロ事件が発生しています。
これらテロ組織等が攻撃を加える対象は政府,警察等のいわゆる「権力」,彼らが「人民を搾取する機関」と主張する銀行や大企業等,及び彼らが「国家権力に付随している」と見なしている外国権益となっています。
現在までテロ組織等は日本人や日本の権益を直接のターゲットと主張していないものの,米英等の主要国権益は常に攻撃対象とされており,いつ西側主要国である日本にその攻撃の矛先が向くとも分かりません。
当地におけるテロ攻撃の形態は大別して爆弾を設置するもの,時限発火装置を使用するもの,火炎瓶を利用し放火するものに分けられます。また,これら攻撃は,深夜または早朝という人気のほとんどない時間帯での発生が大半です。
上記のテロ事件の特徴を考慮すると,一般的な市民生活への影響は大きくないと考えられるかもしれません。しかしテロ事件は事前に予測することが大変困難なものであり,かつ前例が常に踏襲されるという保証はどこにもありません。今まで民間人の被害者が皆無であるといっても,事件の重大性から決して警戒の気持ちを怠らないことが重要です。
(2)キプロス
ア 一般犯罪
キプロスもギリシャ同様,欧州諸国内で治安の良好な国とされています。ただし都市部等においてはスリ,ひったくりといった犯罪に加え,飲食店やバー等で法外な料金を請求されるいわゆる「暴利バー」の被害事例も散見されています。
また近年は周辺地域から不法に入国し,都市部に住み着く不法入国移民が急激に増加しており,国内経済情勢の悪化等と合わせ国内治安情勢は決して楽観できる状況とは言えないのが現状です。
イ キプロス問題の影響
1960年に英国からの独立を果たしたキプロスですが,多数派のギリシャ系キプロス人とトルコ系キプロス人の対立から,1974年トルコ軍により北部領域が占領下におかれ1983年には一方的に「北キプロス・トルコ共和国」として独立が宣言されました。この「北キプロス・トルコ共和国」はトルコ以外で国家として承認している国はなく,当然日本も承認していません。
現在「北キプロス・トルコ共和国」の領域にはいわゆる「チェックポイント」を経由すれば旅行者でも比較的容易に立ち入ることが可能となっています。しかし上記の通り,この領域には政治的歴史的特殊性があるため,立ち入り,滞在の是非はこの事情を十分に理解した上で、慎重に検討する必要があります。
具体的に注意が必要な点は以下のとおりです。
  • 「北キプロス・トルコ共和国」の領域においては,日本国の公権力が及びません。つきましては日本人が何らかのトラブルに巻き込まれた場合、その支援活動は非常に困難となり,限りがあります。
  • 「北キプロス・トルコ共和国」の領域はキプロスが実効支配している領域ではなく,同国の公権限が及びません。つきましてはキプロス当局も日本人が関係するトラブルの支援活動ができません。
3 防犯のための具体的注意事項
(1)住居

住居を選定する場合,犯罪者に狙われる危険性を考慮することが大変重要です。一般的には,独立家屋より集合住宅,集合住宅では低層階より高層階が安全と言われています。ただし高層階で安心して施錠等を怠ると,高層階を専門に狙う犯罪者が侵入する危険性があるので油断は禁物です。また,犯罪者は犯行を見られることを嫌うため,塀で囲われて外から建物が見えない家屋をターゲットにする傾向があります。住居の選定に際しては,部外者が容易に立ち入ることのできないセキュリティー設備を備えた物件を選びましょう。夜間照明や不在時警報装置等は防犯に効果的であると言えます。

また,車上荒らしや路上駐車車両を狙った放火事件も散発的に発生していることから,住居の選定に際しては,管理の行き届いた駐車場を備えた物件が好ましいと言えます。

犯罪対策とは直接関係はないものの,ギリシャは地震国でもあり,しっかりした耐震構造を持つ物件を選ぶことも重要です。

長期間不在にされる場合は,信頼のおける隣人や大家さん等に声をかけ,可能ならば郵便物や新聞等が溜まることのないように回収を依頼しておくと効果的といえます。

(2)外出時

外出する機会は,様々な犯罪に遭遇する機会でもあると言え,常日頃から警戒心を持つことが必要です。

スリ:
地下鉄やバス等の公共交通機関,繁華街の雑踏など人が多い場所はスリにとって格好の犯行場所であり,多くの犯罪が発生しています。人混みの中ではバッグ等の所持品は正面で抱え,常に目の届くところに保持するなどの注意が必要です。スリは多くの場合複数で犯行に及んでおり,以下の通り様々な手口が報告されています。
  • 「小銭に両替してくれないか」と声を掛け,財布を出したところ目にもとまらぬ早業で紙幣を抜き去る。
  • 突然小銭をばらまき,被害者が気をそらせているうちに財布等を抜き取る。
  • 地下鉄に乗車する際等に複数で取り囲み,財布等を抜き去る。
  • 目前で立ちふさがったりして注意をそらせている隙に後ろの共犯者が財布等を抜き取る。
  • 「道を教えて欲しい」と言って広げた地図を被害者のバッグの上に置き,地図の下で貴重品を抜き取る。
  • いきなり子供を抱きかかえ,親が慌てた隙に財布等を抜き取る。
スリへの対策としては,貴重品は容易に取られない場所に保管し,可能ならばとりあえず使う様な小額の金銭を入れた財布を本来の財布の他に持つようにする。不審な人物が接近してこない様に警戒する等の注意が必要です。
置き引き:
貴重品は必ず目の届く場所に置き,絶対その場を離れないことが重要です。置き引き犯人はホテルの朝食会場等通常では考えられない様な場所にもおり,ちょっとした油断を常に狙っています。
強盗:
住居,商店及び路上等での銃器等凶器を使用した強盗事件が散発的に発生しています。被害に遭わないよう住居の戸締まりを徹底するとともに,深夜,早朝時間帯の一人歩きは避けて下さい。犯罪に巻き込まれた場合は不用意な抵抗は絶対にしないで下さい。
傷害:
都市部の要注意地区(アテネ中心部オモニア地区,メタクソロギオ地区,エクサルヒア地区等)においては,路地裏で窃盗や暴行事件が頻発しています。夜間は立ち入らない様に注意し,滞在時は常に周囲を警戒する必要があります。
車上狙い:
路上駐車が常態化している当国においては都市部を中心に車上狙いが横行しています。車両には防犯アラームを付け,貴重品は車内に残さない様に注意するとともに,路上駐車は極力避け,管理の行き届いた駐車場を利用する必要があります。
夜間の行動:
当国では,テロ組織等が夜間に爆弾攻撃等の事件を敢行することがあるため,深夜,早朝は政府関連施設,大企業及び銀行等の周辺には不用意に近づかない様注意する必要があります。
(3)生活
近隣者:
ギリシャ社会においては近隣との口コミが非常に重要な情報源となることが多く,近隣者と良好な関係を持つことは何かと利点になります。
訪問者:
訪問者があった場合は,監視モニターや覗き穴等で相手を確認し,用件が明確でない場合は解錠しない様にしましょう。場合によっては開錠する場合でも,扉内側にはチェーンロックを装備するなどにより,完全に開扉することなく対応することも一考です。
使用人:
当地において使用人は口コミで紹介されることが多いですが,選ぶ場合は金額ではなく,信頼がおける紹介であるかどうかが重要なポイントであると言えます。
郵便物:
当地では郵便ポストを備えていない住居が多く,その場合配達された郵便物は入り口付近等の床に置き去りにされます。ポストがないと郵便物が遺失する危険性のみならず,郵便物を通じて家族の情報を知られてしまう危険もありますので,家屋所有者と交渉して郵便ポストを設置する必要があると言えます。
鍵:
当地でも鍵穴を壊して住居に侵入する手口は頻発しており,新規に入居した場合は鍵を頑丈な物に取り替えるよう家屋所有者と交渉する必要があります。
長期旅行:
犯罪者は事前に下見をして普段の状況を観察していることが多く,長期不在の兆候をすぐに察知します。信頼できる近隣住民や大家さんなどに頼んで郵便物の取り込みや共有部分の点灯を依頼することは犯罪予防に効果があると言えます。
4 交通事情と事故対策
交通事情:
近年,自動車の保有台数は増加の一途を辿っており都市部では慢性的な交通渋滞が発生しています。一般市民の交通マナーやモラルが低い一方で,交通警察の取り締まりも頻繁には行われておらず,道路等の交通環境も決して良好とは言えません。
事故対策:
当国は路上駐車が非常に多いことから見通しが極めて不良であり,歩行者の不意な飛び出しや死角からのオートバイの急接近等事故に繋がる要因は非常に多いのが現状です。事故を起こした場合で生命及び身体に関わるような場合は,直ちに救急車を呼んで下さい。日本における事故時の対応と特に変わりはありませんが,次の諸点に注意して対応するようにしましょう。
  • 負傷者の救護を最優先する。(救護義務があります)
  • 相手の免許証等を必ず確認し,メモをとる。(軽々に非は認めないように心がける)
  • 目撃者を確保する。(目撃者証言は重要です)
  • 警察には必ず通報。
  • ギリシャ人知人等の支援を求める。(当地事情に通じた人の支援は重要です)
5 テロ・誘拐対策

平素から,会社,大使館,弁護士,警察及び病院等の緊急連絡先リストを作成し,常時携行することが重要です。重大事件発生の報は,想像を超える勢いで世界的に伝播することから,連絡がない場合は,行方不明者として家族のみならず各方面に多大な心労を与えることにもつながるので,緊急事態発生の際の「身の安全」に係る連絡は徹底して行うことが肝心です。

平素からテロや治安に関する情報の収集に心がけることも重要です。テロ,デモ,暴動等は、世界情勢や国内情勢に敏感に反応して行われるので,常に国内外の最新情報入手に努め,噂やデマに惑わされないよう注意する必要があります。

自宅周辺,また人混みの中等においても,常に警戒心を保持して周囲には気を配り,不審な兆候や不審者を察知するように心がけることが大切です。

ご家族や職場では有事の際に一時避難する最寄りの緊急避難場所等を決めておくなど,電話連絡がつながらない事態になってもお互いの確認ができるように良く話し合っておくことも重要です。

誘拐事件:
近年は,不法入国移民間の誘拐・略取事件以外では外国人を標的とした誘拐・略取事件は発生していませんが,ご自身はもちろん,家族の安全を守るためにも,万一に備えた対策を考える必要があります。狙われる対象としては,社会的地位の高い人物や有名企業の社員・家族等が考えられます。犯罪者は,事前に周到な調査を行った上で犯行に及びますので,次の点について注意をしてください。
  • 不審な兆候を読み取る。
    (犯罪者の下見活動等何らかの不審点が必ずあります。)
  • パターン化した生活をしない。
    (犯罪者にとって犯行が容易になります。)
  • 個人スケジュールは他人に見られないよう心掛ける。
    (犯罪者にとって重要な情報です。)
  • 単独行動はなるべく避ける。
テロ事件:
反体制主義組織等が活発に活動を繰り返すギリシャでは,特に深夜,早朝の時間帯はテロ攻撃が発生する危険性が高くなっています。テロ事件の被害を避けるためにも,次の点について注意をしてください。
  • 深夜,早朝は不要不急の外出は避ける。
  • 車両を駐車する場合は路上駐車を避ける。
  • 政府,警察施設及び主要国大使館等はテロ組織の攻撃対象となりやすいので訪問は短時間にとどめる。
  • 大規模デモにはアナキスト等が紛れ込んでいる場合もあるので不用意に近づかない。
  • 警察官が誘導や封鎖措置をしている場合は冷静にその指示に従う。

Ⅲ 在留邦人用緊急事態対処マニュアル

1 平素の心構え(連絡体制の整備)

(1)在留邦人の方は在留届の提出を励行して下さい。
引っ越し,転勤により在留届の内容に変更が生じた場合には速やかに当館領事部にご一報下さい。

(2) 緊急事態はいつ起こるとも限りません。予めそのような場合の家族間,企業内,邦人団体での緊急連絡方法を決めておいて下さい。また,お互いに所在を明確にして連絡が取り合えるようにして下さい。

(3)緊急事態発生の際には,当館よりホームページや一斉通報メール,電話,FAX等で情報を提供させて頂きますが,電話回線等が使用できなくなる場合には,公衆の場での無線インターネットやTV,ラジオ等メディアからの情報の入手に努めて下さい。

2 緊急時の行動
(1)心構え

緊急事態が発生,または発生する恐れがある場合に,当館は邦人保護の万全を期するため,所用の情報収集,情報判断及び対策の策定を行いホームページやメール,電話,FAX等を利用して随時通報致します。常に平静を保ち,流言飛語に惑わされたり,群衆心理に巻き込まれることのないよう注意して下さい。

(2)情報の把握

緊急事態発生の際には,現地・海外報道,JSTV等衛星放送テレビの視聴による情報収集を各自心がけて下さい。

(3)当館への通報等

ア 現場の被害状況については,随時当館に通報して下さい。他の在留邦人の方の貴重な情報となります。

イ 自己の安否状況はもとより,自分の家族または他の邦人の生命・身体・財産に危害が及ぶ,または及ぶ恐れがあるときは,迅速かつ具体的にその状況を当館に報告して下さい。

ウ 緊急事態発生の際には,お互いに助け合って対応に当たることも必要になります。当館より在留邦人の方々にも種々の助力をお願いすることもありますので,その際は何卒宜しくお願い申し上げます。

(4)国外への退避

状況に応じ各自または勤務先の会社等の判断により,自発的に帰国,第三国へ出国する場合,その旨を当館へ通報して下さい。(当館への連絡が困難である場合には,出国先の日本の在外公館あるいは日本の外務省領事局海外安全邦人課へ通報するようお願い致します。)

3 緊急事態に備えてのチェックリスト
(1)旅券

旅券については常時6ヶ月以上の残存有効期間があることを確認して下さい。(6ヶ月以下の場合には当館に更新の発給申請をされることをお勧めします)。旅券の最終頁の「所持人記載欄」は漏れなく記載して下さい。下段に血液型(blood type)何型を記入しておいて下さい。

(2)現金,貴金属,預金通帳等の有価証券,クレジットカード

これらの物は旅券同様すぐ持ち出せるよう保管しておいて下さい。現金は家族全員が10日以上生活できる,または家族全員が近隣諸国へ避難する航空賃を購入出来る額を最低限として予め用意しておいて下さい。

(3)自動車の整備等

ア 自動車をお持ちの方は定期的に整備しておくことを心がけて下さい。

イ 燃料はこまめに入れておき,極力燃料タンクが空に近い状態になることを避けて下さい。

ウ 車内には,常時,懐中電灯,地図,ティッシュ等は備えおき下さい。

エ なお,自動車をお持ちでない方は,近所に自動車を持っている人と平時から連絡をとり,必要な場合に同乗できるよう相談しておくことをお勧めします。

(4)携帯電話

残量が少ない状態にならないよう,こまめに充電をして下さい。

(5)携行品の準備

上記(1)~(4)に加え次の携行品に備えておいて,すぐに持ち出せるようにしておいて下さい。

ア 衣類・着替え(行動しやすく耐久性の高いもの)

イ 履物(行動に便利で靴底の厚い頑丈なもの)

ウ 洗面用具(タオル,歯磨セット,石鹸等)

エ 非常用食料等
しばらく自宅待機する場合も想定して,米,調味料,缶詰類,インスタント食品等の保存食,乳児が居る場合は粉ミルク及びミネラルウォーターを家族全員で10日程度生活出来る量を準備しておいて下さい。

オ 医薬品
家庭用常備薬の他,常用薬,外傷薬,消毒用石鹸,衛生綿,包帯,絆創膏

カ ラジオ
車内やタイプによって携帯電話でも聴くことができます。平時よりNHKやBBC等の短波放送を受信できるか確認しておいて下さい。電池使用のラジオをお持ちの方は予備の電池も保管して下さい。

キ その他
懐中電灯,予備の強力バッテリー,ライター,マッチ,ナイフ,缶切り,栓抜き,紙製の食器,割り箸,固形燃料,簡単な炊事用具,可能ならヘルメットまたは防災頭巾(応急の場合は椅子用クッションで対応)。

【参考1】 ギリシャ,キプロス緊急連絡先一覧

ギリシャ国内緊急連絡先一覧表
《大使館》

在ギリシャ日本国大使館 電話:2106709900

領事部直通 電話:2106709910,9911

《緊急》
  • 警察(一般) 電話:100(日本の110番)
  • ツーリストポリス 電話:171
  • 外国人用緊急電話 電話:112
    (緊急時に警察、消防、救急車等への取り次ぎを行う英語の電話サービス)
  • 救急車 電話:166
  • 消防(火災) 電話:199
  • 病院案内・薬局情報 電話:14944
  • 電話の故障 電話:121(固定電話)
    電話:13888(携帯電話及びOTE以外の固定電話)
《警察関係》
  • 各警察署案内(ギリシャ語) 電話:1033
  • 空港警察署 電話:2103536919
  • プシヒコ警察署 電話:2106712024
  • ネオプシヒコ警察署 電話:2106744444
  • フィロセイ警察署 電話:2106813645
  • ペフキ警察署 電話:2108025200
  • ハランドリー警察署 電話:2106899780
  • アクロポリス警察署 電話:2103238996
    (シンタグマ、プラカ、アクロポリス周辺)
  • オモニア警察署 電話:2105202280
  • シンタグマ警察署
    (コロナキ、リカビトス周辺) 電話:2107242860
《主要病院》
  • HIGIA HOSPITAL(イギア病院:私立)
    所在地:KIFISIAS AVE. & ERITHROU STAVROU ST. 4 電話:210-682-7940~49
  • IATRIKO ATHINON(イアトリコ・アシノン病院:私立)
    所在地:5-7 DISTOMOU MAROUSI 電話:210-689-8100~114
  • EVANGELISMOS(エヴァンゲリズモス総合病院:公立)
    所在地:IPSILANTOU 45 電話:210-720-1000
  • IPPOKRATIO(イポクラティオ総合病院:公立)
    所在地:VASILISSIS SOFIAS AVE. 114 電話:210-748-3770、210-777-4601
  • GENIKO NOSOKOMIO(ゲニコ・ノソコミオ総合病院:公立)
    所在地:MESSOGHION 154 電話:210-775-0004、210-770-1211~14
  • NOSOKOMIO PEDON(ノソコミオ・ペドン)
    所在地:GOUDI 電話:アグライア・キリアクゥ 210-772-6000、アギア・ソフィア 210-746-7000
  • K.A.T.(カット緊急外科病院-交通事故等:公立)
    所在地:2 NIKIS ST. KIFISIA 145-61 電話:210-801-4411~19
  • MITERA(ミテラ総合病院-イギア病院隣:私立)
    所在地:KIFISIAS & ERITHROU STAVROU ST. 6 電話:210-682-0110
  • IASSO(イアソ総合病院:私立)
    所在地:KIFISIAS 37-39 MAROUSI 電話:210-618-4000
    (支院所在地:MESSOGHION 264 電話:210-650-2000)
キプロス国内緊急連絡先一覧表
  • 緊急(警察緊急、救急車) 電話:199
  • ニコシア警察署 電話:22802020
  • ラルナカ警察署 電話:24804040
  • リマソール警察署 電話:25805050
  • ラルナカ空港警察署 電話:24804339
  • 消防 電話:112
  • 薬局案内 電話:192

【参考2】緊急時におけるギリシャ語表現集

有事の際,先方に急を要する事態であることが伝えられずに難渋するのは切ないものです。無論すべての緊急事態を網羅するものではありませんが,そのような際の参考になればと考え,「ギリシャ語」で緊急事態を伝える表現をいくつか集めてみました。ご活用いただければ幸いです。

なお,とりあえずの緊急連絡を行った際には,速やかにギリシャ語の話せる同僚,知人等に連絡して立ち会い等を求め,関係当局者に改めて事件・事故の内容を伝達するようにしましょう。

助けを求める際の一般的な表現
英語を話すことができる人はいますか?
ミライ カピオス アグリカ? (MILAI KAPIOS AGLIKA?
助けてください。
ヴォイシステ メ パラカロ (VOITHISTE ME PARAKALO.
すぐ来てください。
エラテ アメソス (ELATE AMESOS.
私の名前は・・です。
オノマゾメ・・ (ONOMAZOME・・.
住所は・・です。
イ ディエフシンシ ム イネ・・ (I DIEFTHINSI MU INE・・.
電話番号は・・です。
オ アリスモス ティレフォヌ イネ・・ (O ARITHMOS TILEFONU INE・・.
(1エナ、2ディオ、3トゥリア、4テッセラ、5ペンデ、6エクシ、7エプタ、8オクト、9エネア、0ミゼン)
事件(事故)の場所は・・です。
ト メロス (トゥ アティヒマトス) イネ・・(TO MEROS (TU ATIHIMATOS) INE・・
警察(救急車)を呼んでください。
パラカロ カレセテ ティン アスティノミア (アスセノフォロ)
PARAKALO KALESETE TIN ASTINOMIA(ASTHENOFORO)
警察で
空き巣に入られました。
エギネ ディアリクシ (EGINE DIARIKSI.
強盗に襲われました。
エギネ リスティア (EGINE LISTIA
ひったくりに遭いました。(鞄を盗まれたも同じ)
ム エクレプサン ティン ツァンダ (MOU EKLEPSAN TIN TSANTA.
車(財布)を盗まれました。
ム エクレプサン ト アフトキニト(ポルトフォリ)
(MOU EKLEPSAN TO AFTOKINITO(PORTOFOLI))
殴られました。
メ クティピサン (ME KTIPISAN.
ナイフで刺されました。
メ クティピサン メ マヒェリ (ME KTIPISAN ME MAHERI.
子供が誘拐されました。
エギネ アパゴギ ペディウ (EGINE APAGOGI PEDIU.
子供がいなくなりました。
ト ペディ ハシケ (TO PEDI HATHIKE.
事故に遭いました。
エギネ アティヒマ (EGINE ATIHIMA.
怪我をしています(怪我はしていません)。
(ゼン)トラヴマティスティカ ((THEN) TRAVMATISTIKA.
消防へ
火事です。
エギネ ピルカイア (EGINE PIRKAIA.
病院へ
病気です。~本人の場合
イメ アロストス(男性)/ アロスティ(女性) (IME AROSTOS / AROSTI.
病気です。~家族の場合
エホ エナン アロスト(男性) / ミア アロスティ(女性)
EHO ENAN AROSTO / MIA AROSTI / DIO AROSTUS複数)
頭を怪我しました。
クティピサ(本人) スト ケファリ / クティピセ(彼・彼女)
KTIPISA / KTIPISE STO KEFALI
(顔プロソポ、腕ブラツォ、足ポディ、手ヒェリ、胸スティソス、腹キリア、背中プラティ、肩オモ)
出血しています。
エモラゴ(本人) / エモラギ(彼・彼女) (EMORAGO / EMORAGI.
意識がありません。
リポシミセ(彼・彼女)) (LIPOTHIMISE.
とても苦しんでいます。
ポナオ ポリ(本人) / ポナイ ポリ(彼・彼女) (PONAO POLI / PONAI POLI.

ページの先頭へ戻る

<< 安全の手引き INDEX