在外公館がまとめた安全の手引きです。海外の在留邦人が、事件や事故に巻き込まれないために留意すべき事項の他、(必要に応じて)戦争、暴動等の緊急事態への備えと緊急時の対処方法が記載されています。
平成23年12月改訂
在バーレーン日本国大使館
近年、世界各地において、邦人や日系企業が巻き込まれる事件や事故の発生が散見されています。海外生活をおくる上で最も重要なことは、犯罪や事故などの被害に遭うことなく安全で快適な生活を送ることであり、加えて緊急事態などの有事の際に如何に対処し、それに備えるか、であると考えます。そこで、在留邦人皆様方の各人、各企業がそれぞれの状況に応じた対策を十分に講じておくことが強く望まれます。
このマニュアルは、「防犯マニュアル」及び「緊急事態対策マニュアル」の2部構成となっています。犯罪や事故の未然防止を目的とした基本的な事項を「防犯マニュアル」として、また併せて、テロや内乱、戦争等、在留邦人皆様の生命、身体、財産の安全にかかる緊急事態発生時における対応要領等を「緊急事態対策マニュアル」としてまとめています。
皆様の安全対策の見直しの一助となれば幸いです。
| (1) | 安全意識の高揚
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| (2) | 現地人(社会)との相互理解
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| (3) | 安全に関する情報収集
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| (4) | 緊急時の連絡先、連絡方法の把握 大使館、警察、消防、病院、会社等の連絡先・連絡方法を確実に把握しておく。 |
バーレーンにおける一般治安情勢は、これまでのところ概ね安定しており、最近では邦人が被害となるような事件は発生していません。昨今の「アラブの春」の影響を受け、当地では本年2月から3月にかけて大規模なデモ活動が発生し死傷者が出る事態に至り、一時は「国家安全事態宣言(非常事態宣言)」が発出されるなど(6月1日に解除)混乱しましたが、その後、治安当局による十分な取締りもあり、街中は平静が保たれています。
一方で、シーア派住民が多く住む地域では、小規模なデモや抗議活動が行われ、治安部隊との小競り合いも発生しています。また一部の若者等による投石や火焔瓶による警察車両への攻撃、タイヤやゴミ箱を燃やして主要道路を封鎖する等の非合法妨害活動が散発していますので、これに巻き込まれないよう情報収集に努める必要があります。
また、殺人、強盗、強姦、放火等の凶悪犯罪も少なからず発生しているので、十分な注意が必要です。これまでに銃器類を使用した犯罪は殆ど見られませんが、過去にはサウジアラビアからの銃器類の密輸未遂事件の他、特に最近ではヘロインなどの違法薬物の密輸・密売事件の発生も散見されています。
テロ情勢については、我が国権益や法人をターゲットとする具体的な脅威は今のところ認められませんが、当国内においてテロを計画していたとしてバーレーン人が逮捕されマシンガン等が押収された事件や、国内で政府機関やサウジアラビアとバーレーンを結ぶ橋(コーズウェイ)等の爆破を目論んだ容疑で複数のバーレーン人が逮捕される事案も発生しています。また、当国は米国や英国と親密な関係を有しており、米海軍第五艦隊司令部等が設置されていることや、外国企業や観光客誘致の観点から近隣諸国と異なり飲酒も認められているなどから、イスラム過激派の反発を招く恐れは十分にあり、テロが発生する可能性は排除できません。
| (1) | 住居
以下、具体的な対策としてチェック事項を示します。 第1次防衛線 出入口を含む住居の外周に沿って設けた敷地の境界線を構成する防衛線をいう。 ~具体的対策(チェック項目)~
第2次防衛線 居住する住宅建物区域の外周を構成する防衛線をいう。 ~具体的対策(チェック項目)~<玄関施錠>
第3次防衛線 第2次防衛線内に設けた避難区域(通常主寝室に設定する)の外周を構成する防衛線をいう。 ~具体的対策(チェック項目)~<寝室>
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| (2) | 日常生活
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| (1) | 市街地でも一般にハイスピードで、かつ割り込み等乱暴な運転も見られますので 注意を要します。 |
| (2) | ラウンド・アバウト(Round About)の中は通常左側車両優先ですので、ラウンド・アバウトに入る時のタイミングの取り方に注意が必要です。また、ラウンド・アバウトの中での進路変更は危険ですので、ラウンド・アバウトに入る前に進入車線を決めておく必要があります。 |
| (3) | 雨期(冬季)には幹線道路を含めて大きな水溜まりができますので、運転には十分な注意を要します。 |
| (4) | 車線変更や右左折の際にウインカーを点灯させない車が多く、運転中は特に周りの車への注意が必要です。 |
| (5) | 交通事故にあった場合の処置 交通事故に遭遇した場合には自損、他損の別を問わず、軽微の事故でも直ちに警察(電話199)に通報してください(負傷者がいる場合には救急(電話999)にも通報が必要です)。 警察官が現場に到着するまでは、車両は移動せず現場で警察官の到着を待ちます。 |
| (1) | 警察への通報 万一、盗難等の犯罪に遭ったときには、事件発生現場を所轄する警察署に連絡します。警察は必要に応じて警察官を現場に派遣し、調査の上、或いは届け出を行った際に調書(Police Report)を作成します。 Police Reportは旅券の再発給、航空券・クレジットカード・トラベラーズチェック等の再発給や海外旅行保険の請求等、事後処理に必要となりますので大切に保管してください。 |
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| (2) | 緊急電話999 警察、消防及び救急に関する緊急電話ダイヤルは、999を使用してください(日本の110番及び119番に相当)。常に英語のできるオペレータが待機しています。 |
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| (3) | 大使館への通報 犯罪の被害に遭った場合には、大使館へご連絡ください。可能な範囲での支援をいたします。 |
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| (4) | 旅券の盗難、紛失
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| ○ | 開館日は、祝祭日を除く日曜日から木曜日です。 |
| ○ | 領事部窓口の開設時間は、午前8時から午後2時です。 ※ ラマダン中は、午前8時30分から午後1時30分となります。 |
| ○ | 時間外及び休館日は、携帯電話38391158におかけください。 |
このマニュアルにおける「緊急事態」とは、在留邦人の生命、身体、財産に対する脅威を及ぼすおそれがあると認められるテロ、内乱及び戦争等の事案を想定しています。緊急事態発生時に的確、迅速に対応するため、本マニュアルを参考にしていただければ幸いです。
緊急事態はいつ発生するか分かりません。緊急事態に備え、携行品や非常用備蓄品等の準備を常日頃から行っておくとともに、勤務先、通勤途上、自宅等で緊急事態に巻き込まれた場合を想定し、家族や社内等で緊急時の連絡方法や対応要領等について、あらかじめ話し合っておくことが大切です。各自が責任をもって自己の安全対策に努めることが何よりも重要となります。また、日頃より自分の行き先や所在などを家族や同僚等に連絡するよう心がけてください。緊急事態発生時の安否確認を行う上でも重要です。
| (1) | 連絡体制の確立
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| (2) | 情報収集 治安情報に関しては、外務省の発出するスポット情報、当館による「大使館からのお知らせ」等がありますが、邦人の皆様におかれましても現地の人の情報も含めて各種情報の収集に努めてください。また、関連する情報を入手した場合は、些細な情報でも大使館へご一報をお願いいたします。
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| (3) | 緊急事態用携行品の準備 速やかに避難ができるように、現金、旅券、クレジットカード及び携帯電話等は常備してください。(本マニュアル末尾の「チェックリスト」をご参照ください。) |
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| (4) | イメージトレーニング 緊急事態に遭遇した場合、マニュアルを所持しているだけではパニック等により適切な行動をとれないことがあります。平素より具体的に事案を想定し、どのように行動するのかをイメージすることが必要です。 イメージトレーニングを繰り返し行うことにより、様々な問題点を把握することができるとともに、緊急事態発生時の冷静な対応に資することとなります。 |
| (1) | 緊急事態が発生した場合の体制 緊急事態が発生した場合、日本国大使館に「緊急事態対策本部」(以下「対策本部」という。)を設置します。 |
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| (2) | 初動時の留意事項
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| (3) | 情報伝達の徹底
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| (4) | 各種勧告 対策本部は、緊急事態の状況に応じて、在留邦人の皆様の安全確保に必要と認められる場合、自宅待機勧告、避難勧告等を発出します。 |
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| (5) | 避難場所 緊急事態の発生状況によっては、対策本部から避難や退避のため、大使館や日本人学校等を避難場所として指定し、集結を連絡する場合があります。迅速に集結できるよう位置や道順についてあらかじめ確認しておいてください。また、集結の際には、しばらくの間避難先で待機する必要性がある場合も想定されますので、非常用物資(チェックリスト参照)を持参するようお願います。なお、緊急時には自分及び家族の生命身体の安全を第一に考え、その他の携行荷物は最小限にしていただくようお願いします。 |
| ○ | 在バーレーン日本国大使館 Tel: (973) 17716565 Fax: (973) 17715059 http://www.bh.emb-japan.go.jp/ |
| ○ | 在サウジアラビア日本国大使館 Tel: (966-1) 488-1100 Fax: (966-1) 488-0189 http://www.ksa.emb-japan.go.jp/ |
| ○ | 在アラブ首長国連邦日本国大使館 Tel: (971-2) 4435696 Fax: (971-2) 4434219 http://www.uae.emb-japan.go.jp/ |
| ○ | 在ドバイ総領事館 Tel: (971-4) 3319191 Fax: (971-4) 3319292 |
| ○ | 在カタール日本国大使館 Tel: (974) 4840888 Fax: (974) 4832178 |
| ホテル | 電話番号 | FAX番号 |
| ○五つ星ホテル | ||
| リッツカールトン・ホテル | 1758-0000 | 1758-0333 |
| ガルフ・ホテル | 1771-3000 | 1771-3040 |
| リージェンシー・ホテル | 1722-7777 | 1722-9929 |
| ディプロマット・ホテル | 1753-1666 | 1753-0843 |
| クラウンプラザ・ホテル | 1753-1122 | 1753-0154 |
| シェラトン・ホテル | 1753-3533 | 1753-4069 |
| ムーベンピック・ホテル | 1746-0000 | 1746-0001 |
| ○四つ星ホテル | ||
| ゴールデン・チューリップ・ホテル | 1753-5000 | 1753-2097 |
| メルキュール・ホテル | 1758-4400 | 1758-4401 |
| ノボテル・ホテル | 1729-8008 | 1729-8338 |
| ラマダ・ホテル | 1774-2000 | 1774-2809 |
| ラミーインターナショナル・ホテル | 1782-7230 | 1782-2020 |
| ○三つ星ホテル | ||
| パレスイン・ホテル | 1725-0000 | 1726-0000 |
| バーレーンインターナショナル・ホテル | 1721-1313 | 1721-1947 |
| ○サービスアパートメント | ||
| ワン・ジュフェール | 1772-3040 | 1772-5105 |
| □ | 旅券等 常に緊急事態の発生に際して使用可能な状態で保管し(旅券の有効期限、査証欄残数等に注意)、最終頁の所持人記載欄は漏れなく記載しておいてください。 なお、査証申請、旅券の再発給に備え、使用する写真、ネガを旅券とは別に保管しておくことをお勧めします。また、当国の滞在許可証、再入国許可証は常に有効なものとしておくことが必要です。 |
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| □ | 貴重品、現金、クレジットカード等 旅券同様、すぐに持ち出せるように保管してください。 現金については、家族全員が10日間位生活できる程度の現金(米ドル貨及び当座必要な現地通貨)を用意しておくことをお勧めします。(その保管には注意が必要です。) |
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| □ | 食料の備蓄 緊急事態発生時の自宅待機、退避に備え、家族全員で最低限10日間程度生活できる量を確保しておいてください。(米、調味料、缶詰・インスタント食品等の保存食料、ミネラルウオーター等) |
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| □ | 自動車の整備と燃料の補給 避難等の移動や邦人間の連絡に際し、自動車が不可欠になります。タイヤ、ライト、エンジンオイル、バッテリー等について、始業点検に合わせ整備しておくとともに、燃料は常にFULLの状態で使用することとし、半分になったら給油する習慣をつけることが大切です。 なお、自動車を保有していない人は、近隣の自動車保有の同僚、邦人と連絡をとり、有事の際の同乗を依頼しておくようにしてください。 |
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| □ | 携行品の用意 移動を必要とする場合に備え、上記に加え、次の物品を備えることとし、かつ、有事に直ちに持ち出せるようにしておいてください。
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