在留邦人向け安全の手引き 在アンゴラ日本国大使館

在外公館がまとめた安全の手引きです。海外の在留邦人が、事件や事故に巻き込まれないために留意すべき事項の他、(必要に応じて)戦争、暴動等の緊急事態への備えと緊急時の対処方法が記載されています。


アンゴラ
安全の手引き

平成24年 1月
在アンゴラ日本国大使館

アンゴラでは長期わたる内戦を通して都市部への避難民が多く流入し、また、2002年の内戦終結後も雇用等を求める地方住民が引き続き流入しています。この結果、首都ルアンダでは現在、元々の都市計画で想定されていた人口を大きく上回る500万人とも600万人とも言われる人口が定住しており、高い失業率や住民間の極端な経済格差の顕在化等を背景に犯罪をはじめとする様々な問題が発生しています。2012年には大統領選挙が予想され、政治的にも転換期を迎えることから、国民の生活不満なども相まって、今後不測の事態が発生する可能性も完全には排除できません。

また、一般犯罪は急速な増加傾向にありますが、収入や職種等による地域の棲み分けが行われぬまま発展を遂げてしまった当国の住宅地域の形態が、生活上の防犯対策をより複雑化させてしまっているといえます。特に我々外国人は犯罪の標的になりやすく、犯罪被害の多発する時間帯も、日中を含め拡大傾向にあり、その対策の困難さが年とともに増してきています。手口も巧妙化してきており、これまで主流であった、単独犯による窃取が多人数による連携されたグループ犯罪に、武器もナイフから銃器へと凶悪化の傾向にあり、実際に使用され、死傷者も出ています。

以上のような情勢を踏まえ、本書においては、在留邦人の皆様が日常の生活の中で如何にしてご家族及びご自身の安全を守っていくか等についての「防犯対策の手引き」及び緊急事態に備えた「在留邦人用緊急事態対処マニュアル」を掲載致しました。当地での生活の一助としていただけましたら幸甚です。

平成24年 1月
在アンゴラ日本国大使館

1.防犯の手引き

【はじめに・アンゴラの治安情勢】

○一般犯罪の傾向
 最近の治安情勢

(a)アンゴラでは長期にわたる内戦を通じて都市部への避難民が大量に流入し、また、2002年内戦終結後も雇用を求めて地方住民が引き続き流入しています。この結果、首都ルアンダでは現在、元々の都市計画で想定された人口60万人を大きく上回る500万人とも600万人とも言われる人口が定住しており、高い失業率や住民間の極端な経済格差の顕在化等を背景に犯罪が多発しています。少数と思われるがテロ組織が存在し現在は息を潜めていることや、内戦時代の小火器の回収が進んでいない地域も多いため、これらの要因により2012年の実施が予定されている大統領選挙の前後に不満分子によるテロ活動が行われる可能性があります。またサッカーアフリカネーションズカップ開催直前の2010年1月8日にアンゴラ北部の飛び地カビンダにおいてFLEC(カビンダ解放戦線)によるテロが一度発生しましたが、しかしこれも、現在の安定・成長に向かいつつある政治・経済情勢を考えるとテロ活動の標的になる可能性は低いと考えられます。

(b)一般犯罪は急速な増加傾向にあります。収入や職種等による地域の棲み分けが行われぬまま発展を遂げてしまった当国の住宅地域の形成が、生活上の防犯対策をより複雑化させていると言えます。外国人は犯罪の標的になりやすく、特に最近は当国に数多く流入している中国人は現金を普段から所持しているとアンゴラ人等に認識されているために、標的にされ殺害に至るケースも報告されており、当国では中国人と区別しにくい日本人が被害にあう危険性は非常に高いと推測されます。犯罪被害の多発する時間帯も日中を含め拡大傾向にあり、その対策の困難さが年とともに増し、これまで主流であった単独犯による窃盗が複数によるグループ犯罪へ、武器もナイフから銃器へと凶悪化の傾向にあります。

1.基本的心構え

在留邦人の皆様の安全確保は、第一義的にアンゴラ政府がその責任を負っています。

特に事件や事故等に巻き込まれた場合には、当国治安当局にその旨を一報し、事件処理や捜査等を委ねることになります。日本大使館はこれらの処理や捜査に直接介入することはできませんので、当国に在留する限りは当国政府の行政管理の下で生活していることを念頭に置き、以下の諸点に心掛けていただく必要があります。

当館としましては、在留邦人の皆様の保護の観点から、万が一の場合に、例えば病院等の紹介、必要な場合には日本にいる御家族への連絡などできる限りの側面的援助を致します。

(1)アンゴラ人(社会)との相互理解の促進

まず、当国の習慣、歴史、風俗そして文化等を理解し、その上で付き合うことが大切です。特に当国は植民地化された歴史的背景から、国民全般に人種差別に対しデリケートな感覚が見られます。また政府軍とUNITA軍との長年の内戦による影響も依然見られます。

従って、アンゴラ人はこれらに関する言動には極めて敏感に反応しますので、対応する場合には、言葉遣いや態度には充分注意をするとともに、反感を買う恐れのある政治的、民族的、宗教的な話題は避けたほうが良いと思われます。

アンゴラ人とは普段から良識のある態度で接していくことが大切です。

(2)行動四原則の徹底

日本人は、一般的に危険に対する意識の欠如を指摘されています。これは、単一国家及びほぼ単一民族という国民性に起因しているものと考えられますが、海外に出たら頭を切り替えて頂くことが大切です。

そのためには、以下の4点を遵守するよう心掛けて下さい。

ア 警戒を怠らない。

イ 行動のパターン化を避ける。
(行動を予知されないように通勤コースを変更したりすることも大切です。)

ウ 目立たない。

エ 単独行動は避ける。

(3)緊急時における連絡先の再確認

緊急連絡網、大使館、最寄りの警察署、病院、会社関係、または知人・友人等の連絡先を一覧表にして自宅電話のそばに貼っておくと、いざという時に大変役立ちます。

また、必要最小限の連絡先は常に携行しましょう。

(4)『予防』こそ最良の危機管理

常に最悪の場面を想定しながら、細心の予防方策を講じておいて下さい。

不幸にも身体に危険を感じる事態に遭遇した場合は、金品を失っても身の安全を第一に考え、決して犯人に対して反抗的な行動は取らないで下さい。

また、いざという時、自分の身を守る為に、常に若干の金銭を用意しておくことも大切です。ただし、あわてて胸ポケットに手を入れるような仕草は、武器を持っていると思われることもありますから、充分注意が必要です。

(5)その他

治安、防犯、政治的動向などの邦人の安全に関わると思われる情報を入手した際は、すみやかに当館に連絡をしていただくと共に、不幸にも被害に遭った場合は、必ず当館に被害内容を届け出て下さい。

2.一般犯罪対策
(1)注意事項

ア 外国人は金持ちと思われておりターゲットになり易いと言えます。また、銃器を
使用した犯罪も少しずつ増えており、今後も我々邦人に対する凶悪事件は増加していくことが充分に考えられます。外出する際は細心の注意を払うのは勿論、就寝前の施錠の確認、自宅のセキュリティー対策等の強化に努めましょう。

イ 盗難の対象になりやすいハンドバック(貴重品等)は、出来るだけ持ち歩かないようにしましょう。どうしても持たなければならない場合は、引ったくられないよう細心の注意を払うことが必要です。また、鞄、バック等の開閉は人目を避けて行い、現金、身分証明書や書類は別々にする等の工夫に心がけ、時計やアクセサリー類もできるだけ身に着けない等の対策をとり、被害を未然に防ぎましょう。

ウ 市内や郊外を車両で移動中、物乞い、物売りや闇両替を持ち掛け、話で気を引く隙に他の仲間が盗みをはたらくケースが発生しています。また、違法である闇両替は両替金額に誤魔化しが多く、また、偽札も多く出回っていますので注意が必要です。見ず知らずの者が声を掛けてきた場合には、狭い路地や物陰に引き込まれる可能性もありますので、疑ってかかる用心さが必要です。

エ 食料及び日常品等の購入時の被害を避けるため、買い物は大手スーパー・マーケットやショッピング・センター等を利用しましょう。スーパー・マーケット以外の場所での買い物へは必ず複数で出かけ、スリに十分気を付けて下さい。買い物をした後の駐車場でのトラブルも頻繁に起っているため、十分に注意して下さい。

オ ほとんどの強盗事件は、複数犯(2~4人以上)によるものです。2~4人の男が、自分と同じペースで歩き始めた場合や前後から同時に近寄ってきたような場合には要注意です。もしそのような連中に付きまとわれた場合には、近くの商店や民家などに飛び込むなどして助けを求めて下さい。
また最近では原動機付バイクで二人乗りをした2人組の若者が、小銃を所持しているケースが多く、背後から近寄り小銃を突きつけて相手を脅し、金品を強奪したり、また、銃を発砲する危険性が極めて高いので、徒歩での移動は極力避けるようにしましょう。

カ 外出する場合には、旅券及び自宅・会社の連絡先をメモしたものを携行するようにして下さい。(旅券所持が法律で義務化されております。)また、必ず家人に行き先、連絡先、帰宅時間等を伝えておくよう習慣付けて下さい。なお、夕方以降夜間の外出は極力避け、必ず車で移動しましょう(強盗事件は、主に夕方以降に発生しています)。近所に行く場合にも徒歩は避け、安全の意味から必ず車輌を使用して下さい。

(2)住宅に関する注意事項

ア 家を長期に亘り留守にする場合には、知人・隣人等信用のおける人に定期的なチェックをしてもらうようにして下さい。出入り口の鍵が一つしか設置していない場合はさらにもう一つ鍵を追加して設置しましょう。また、長期間の不在に際しては日本大使館へも必ず連絡して下さい。

イ 家の鍵は、マットの下や玄関付近、郵便受け等屋外に隠したりせず、必ず本人あるいは家族が自己の責任で保管して下さい。もしもの事態に備え、予備鍵を鍵の掛かる金庫等に保管しておくのもよいでしょう。

ウ 泥棒は、ほとんどの場合、無施錠や鍵が壊れたドア、窓、ガレージ、テラス等から侵入しています。特に注意しなければならないのは、うっかり閉め忘れがちな勝手口や窓からの侵入です。

エ 貴重品は分散し所持・保管するように心掛け、貴重品リスト(個数及び製造番号等を控える)を作成しておけば、どんな場合(例えば、盗難の確認、被害届提出、保険請求等)にも的確に対処出来ます。

オ 新しい家に入居した際は、以前住んでいた人間あるいは使用人がスペアーキーを所持している可能性が高いので、通用門・玄関・勝手口等の鍵はすべて新しいものと取り替えて下さい。なお、鍵を取り替える場合は、簡単に複製できないタイプを選び、ドア・チェーンやドア・スコープ等も取り付けるとよいでしょう。

カ 玄関または出入りの頻繁なドアは、最低限二重ロックにして下さい。また、室内には侵入警報装置等の器具を取り付けることをお薦めします。住居の塀や門にはレザー/エレクトリック・ワイヤー、窓にはバーグラ・バー(鉄格子)等の防犯強化対策を施して下さい。

キ 就寝時には、必ず寝室の鍵を掛けて下さい。
また、防備厳重な避難室の想定、緊急持ち出し品の確認及び保管場所等各人が常日頃から緊急事態に備えましょう。

ク 常に家の周囲に気を配り、不審な人物や車輌が家の中の様子を窺っていないかよく注意して下さい。メイドや庭師等にもその旨連絡を徹底、不審人物の特徴、車輌番号などを控えさせるようにしておきましょう。出入り口付近に待ち伏せしてる者がいないか必ず確認してから家に入るようにしましょう。

ケ 夜間の防犯対策として、門の周りは照明の設置などで明るくする等工夫を凝らし、警備員の雇用・機械警備の設置や番犬を飼うことが望ましいでしょう。但し、警備員自身が盗みを働いた事例も報告されていますので、警備員及びメイド等の行動についても気を配る必要があります。

コ 不幸にして身の危険が迫った場合のために、ある程度の手持ち現金等をいつでも渡せるようにしておくことも大切なことです。

(3)使用人に関する注意事項

使用人による盗難事件も発生していることから、使用人の行動または性格等については常日頃から気を許すことなく把握しておくことが大切です。また、現金や貴重品は使用人の目の届かない、鍵のかかる場所に保管しましょう。

ア 使用人雇用の際には、信用できる人からの紹介が望ましいのですが、これが難しい場合は、専門の派遣会社(会社で身元を把握しており、また、問題発生時にクレーム等が付けられる)に依頼するか、個人で採用する場合は使用人の身元(IDカードのコピーをとりましょう)を十分調査して下さい。雇用契約を結ぶ時には、必ず一定の試験的期間を定め、不可と判断した場合にはいつでも解雇出来るような契約を結んでおくのが良いでしょう。また、最近は使用人を解雇した後の退職金等に絡む金銭トラブルが発生しています。解雇にあたり相応の支払い(期末手当の日割り額等)が必要となっています。トラブルにならないためにも、国の労働法もよく確認しておく必要があります。

イ メイドや庭師等に対しては、家人の行動を他の者に話してはならない旨よく釘をさしておいて下さい(人づてに情報が拡がるのはとても早いものです)。 当国の人はおしゃべり好きで、悪気はなく、無意識に雇用者や家のことについて、他人にしゃべってしまうので、信頼できる使用人にでも不用意に見せない、話さない、触れさせないことも必要です。

ウ 使用人の家族であろうと友達であろうと、家人の許可なく無断で家に入れることのないよう徹底した指導をして下さい(使用人家族といえども許可しない方が無難です)。

エ 例え、どんなに信頼できるメイドであっても、最後まで気を許さないで下さい。メイドに合い鍵を渡す場合は、勝手口の鍵穴が2個あるドアの両方の鍵を渡すのではなく1個のみとし、絶対に気を許さないことが大切です。

オ 使用人の給料は、国内の賃金相場・経歴等を考慮しトラブルにならない妥当な金額を設定して下さい。

(4)自動車の運転に関する注意事項

当国を含め近隣諸国では自動車及び部品泥棒が多発していますので、十分な注意が必要です。また近年の車両増加に伴い交通事故も多発していますので併せて注意が必要です。

<事例>

  • 自宅で就寝中に、強盗が入り、現金、パスポート他が盗まれていた。熟睡していたため在留邦人が気づかなかったためか、危害は加えられなかった。警備員を配置している。住居であったが警備員は気づかなかった。
  • 在留邦人が自宅ゲート前で拳銃をもった強盗に襲われ、射殺され新車の4WDを強奪された。(近隣国の例)
  • 赤信号での停車の際に、開けていた窓からドア・ロックを解除され乗り込まれそうになった。
  • 道に車を駐車して近くのレストランで食事をして戻ってくると、車の部品が盗られていた。
  • ガソリンスタンドで給油待ちの際に、車の両脇から二人組の男が現れ、金品を強奪された。
  • 帰宅に際して道に駐車し車から出ようとした時に、二人組の男が現れて金品を要求してきた。本人が逃げようとしたその時、小銃を発砲せれ、足に命中して重傷を負った。
◎カージャックに対する防止方策

カージャックされる危険度の高いケースは、「車輌の乗り降りの際」と「自宅ゲート付近」です。また、地方へ出張される場合は、出来るだけ航空機を利用しましょう。どうしても車を利用する場合は、予備燃料は勿論、悪路やパンクに備えスペア・タイヤは2個用意するのが無難です。

ア 車購入の際は、窓を開けないためにもエアコン付きを選び、三角窓、スライドタイプの窓の車輌は避けることも、車選びのポイントです。

イ 乗り降りの際、周囲の安全確認を励行し、また、乗り込む際には車外、車内(特に後部座席)も確認しましょう。

ウ 帰宅の際には、不審者が自宅付近にいないか確認をしてからゲートを開ける等十分な警戒心を常日頃からもつことが大切です。また、ゲートの開閉の際には、警備員等に付近を警戒させ、常に異常の有無を確認させておくようにして下さい。

エ 特に公道より若干奥まったところにゲートのある家の場合には、直ちに公道からゲートまでの道を通るよりも、道路上に車を止め、一度クラクション等で警備員等に帰宅の合図をし、ゲートを開けるような警戒心が必要です。また、電動ゲートは自動に任せずすぐ閉めましょう。

◎走行中の場合
<事例>
  • 信号待ちで停車していたところ、前に停まっていた車の運転手が「あなたの車のタイヤがパンクしている」等の虚言を言って話しかけて来たので、車を降り確認していたところ、他の共犯者がロックをされていないドアを開けバックを持ち去った。
  • 赤信号での停車の際に、開けていた窓からドア・ロックを解除され乗り込まれた。

ア ドアは全てロックし、出来るだけ窓を閉めて走ることが大切です。現在の車は、運転席のロックを解除すると全席のロックが自動的に解除されますので、不用意に助手席、後部座席に荷物を置かず、必ずトランクに入れましょう。

イ 通勤や学校への送り迎え経路は、他人に悟られぬように時には経路や時間を変更することが望ましといえます。夜間の運転は、多少遠回りになっても街灯のある主要道路を利用したほうが安全です。

ウ パンクやエンジン・トラブル等で、やむなく路肩に停車し救助を待っている際、付近の者が手伝いを装って近付き、隙を見て車内に置いてある物を持ち逃げするなどの事件が発生しています。タイヤ交換等の際は周囲に充分気を配り、また基本的なことですが、常に車の整備点検を励行し、燃料切れなどにならないよう注意しておきましょう。

◎駐車する場合

ア 車の部品(ライト、ミラー、車内のラジオ等)の盗難が増加しています。できるだけ路上駐車は避け、管理の充分な駐車場を利用するか、ドライバーや同僚を車内に残す等の犯罪防止に努めましょう。ライト、ミラー等は盗難防止のためのストッパーを取り付けることをお勧めします。

イ やむを得ない路上駐車、ショッピング・センター、レストラン等利用時には人通りの多い場所を選び、近くにガードマン等がいれば監視を依頼するのも良策でしょう。

ウ 車から離れる場合には最低限ハンドル・ロックをして下さい。自動車用品店等で購入できるハンドル・ロック装置及び盗難防止アラームを活用し、また、車のキーと盗難防止装置キーは別々に携帯しましょう。車内には、外から見える場所に携帯電話、鞄等他人の関心を引くような物を置かず、トランク等を利用しましょう。なお、取り外し可能なラジオ等は取り外すことをお勧めします。

3.交通事故防止

一般犯罪のほかに、邦人の皆様に気を付けて頂きたいこととして交通事故があります。

アンゴラは日本と反対の左側通行です。ルアンダ市内の道路のインフラは、27年間にわたる内戦の結果ほとんど整備されてこなかったため、劣悪な状態にあります。最近の高度経済成長に伴いルアンダ市内の自動車数は急速に増加してる一方で、圧倒的な駐車場不足、慢性的な交通渋滞が顕著となっています。さらに市内の道路はほとんど信号がない他、雨期になると常に市内各地で道路の陥落が起こるため、通行に大きな支障を来しています。

国民性からか、無理な追い越し、信号無視、逆車線走行、一方通行の逆走、スピードの出し過ぎ、飲酒運転等、車の運転は極めて乱暴であり、接触事故が頻発しています。

特に、カンドゥンゲイロと呼ばれるミニバスを使ったタクシー運転手は、競うようにスピードを出し、僅かな隙間に車両を無理矢理入れてくるような乱暴な運転をします。さらに急な進路変更や路肩への駐車をしますので、巻き添え事故に対する注意が必要です。タクシー運転手、一般の運転手も交通違反や飲酒運転による事故が相次いでいます。

片側ライト、すり減ったタイヤ等で走行している「整備不良車輌」が多いため、渋滞時や雨天時には特に事故が多く発生しています。また、歩行者は横断歩道でなくても道路を横断してきますので、昼夜を問わず特に注意が必要です。交通事故に巻き込まれないためには、常に安全運転を心掛け、シートベルトは必ず着用し、運転中の携帯電話の使用は止めましょう(処罰対象)。また、最近は大型輸送トラックによる積載量を遙かに超えた車両が横転する事故が相次いで発生していますので、防衛運転においても充分な注意が必要です。歩行者の立場からは、「無理な道路の横断」が挙げられます。日本では「歩行者優先」ですが、当地は「車優先」ですので、横断歩道を渡る場合でも、車は止まってくれないとの前提で細心の注意が必要です。

4.暴動・ゲリラ等の発生状況

アンゴラでは、2002年4月の停戦合意により、27年間に及んだ内戦に終止符が打たれ、反政府勢力であるUNITA(アンゴラ全面独立民族同盟)の武装解除及び政治政党への移行が順調に進んだ結果、現在では、国内全域を活動拠点とした大規模な組織テロ活動は確認されていません。

他方、アンゴラ北部、コンゴ共和国とコンゴ民主共和国に囲まれたアンゴラの飛び地であるカビンダ州は、元々の歴史的な経緯及び豊富な石油資源を有することから、同州の分離独立を目的とする反政府組織「カビンダ解放戦線(FLEC)」が1960年代から活動を行っています。しかしながら、これら組織は徐々に弱体化しており、2003年8月にFLEC幹部ほか8名が投降するなどした他、2006年には政府とFLECとの間で和平合意もなされています。

一方、FLECは、散発的な襲撃事件等を繰り返していましたが、サッカーアフリカネーションズカップ開催を間近に控えた2010年1月8日、大会参加のため、コンゴ共和国からバスにて国境を越え、カビンダ州に入ったトーゴ共和国選手団を襲撃し、死傷者を出す事件を起こしました。アンゴラ政府はこれをテロ行為であると強く非難すると共に、取り締まりを強化、実行犯と見られる2名を拘束しました。その後カビンダにおいて独立運動の一環であるテロ行為に関する情報はありませんが、引き続き十分な注意が必要です。

5.緊急時連絡先
(1)在アンゴラ日本国大使館:Embassy of Japan in Angola

Consular Section
Rua Eng Armindo de Andrade No.183/185
Bairro Miramar,Luanda.

(電話)222-442007(代表)
912- 641156 (夜間緊急携帯電話)
※平日午後17時30分~翌午前8時30分及び休
館日終日
(FAX)222-449888

大使館内部の緊急連絡先
(ⅰ)領事担当官 912-554143
(ⅱ)警備担当官 912-641154
(ⅲ)総務担当官 912-641151

参考 外務省海外安全ホームページ http://www.pubanzen.mofa.go.jp/

(2)警察等緊急連絡先

(イ)警察一般緊急電話 113

(ロ)主要警察署
・中央警察署(アンゴラ全域) 222-330895
・中央警察署(ルアンダ地域) 222-332301

(ハ)救急車 113(警察と同番)

(ニ)消防 115

(ホ)ルアンダ空港 222-351210

(3)病院

サグラダ・エスぺランサ病院 222-309688、222-309360、222-309034

(4)緊急時の現地用語(英語-葡萄牙語)

(イ)Emergency - Emergência (エメルジェンシア)

(ロ)Help me! - Ajuda-me (アジュダ ム)

(ハ)Open - Abre,Abra (アブレ、アブラ)

(ニ)Stop - Pare,Para (パレ、パラ)

(ホ)Get out - Sai,Saia (サイー、サイーア)

(ヘ)Police - Policia (ポリシア)

(ト)PolicemanPolicia (ポリシア)

(チ)Robber - Ladrão (ラドラオゥン)

(リ)Money - Dinheiro(ディネイロ)

(ヌ)Accident - Acidente(アシデンテ)

(ル)Certificate of theft - Certificado de roubo(セルティフィカード デ ロ―ボ)

(オ)Certificate of accident - Certificado de acidente(セルティフィカード デ アシデンテ)

(ワ)Hospital - Hospital(オスピタゥ)

2.在留邦人緊急事態対処マニュアル

Ⅰ.事態の想定と基本的留意事項
1.事態の想定

アンゴラは2002年の内戦終結後、現在順調な石油生産を背景に高度経済成長を遂げています。しかし、近年では高い失業率、諸物価の高騰、電気・水道等の生活インフラの未整備、拡大する経済格差等を背景に社会に不満として政府軍とUNITAの間で内戦が再発したことがあることから、現在は内戦時に比べれば社会は安定しているとは言え、以前突発的に社会・治安情勢が悪化して緊急事態となる可能性は皆無ではありません。

仮にそのような緊急事態が発生時したときには、大使館として在留邦人の安全確保に全力で対応に当たります。しかしながら、そのような状況下では、各自が責任をもって自己の安全対策に万全を期するよう、平素から最新の情報を入手し、危険回避のための行動を心がけていただくことが必要です。

2.基本的留意事項

本マニュアルは、当国における政治・社会情勢が不安定となり、緊急事態が発生した場合に備えて、緊急事態発生の兆候が見られた場合直ちに初動体制に入ることができるよう、また、緊急事態発生後の対応に混乱を来すことのないよう、緊急事態に備えて頂くために必要な情報をまとめたものです。

(ただし、緊急事態はマニュアル通りに対処をすれば安全であるという性質のものではまったくありません。緊急事態が現実に起きた際には、マニュアルにとらわれることなく臨機応変、柔軟に対処していただくことも必要と思われますので、このマニュアルが全てという誤解のないようにお願い致します。)

緊急事態発生時には落ち着いて対処するとともに、以下の点に留意していただけるようご協力をお願いいたします。

  • 過去の教訓は必ずしも次の対策にはならない。
  • 常に最悪の事態を想定して対策を練り、備えることが危機管理の一歩である。
  • 備えが無駄に終わっても、それは良しとし、次の備えを怠らない。
3.情報の共有化

状況判断や意志決定をするために必要なものの一つとして「情報」があります。普段私たちが行動する際は得られた情報をもとに、自分の知識や経験則に照らして判断し行動する(対策を講じる)こととなるわけですが、こと「安全」に関する情報についての判断を誤まって行動すると、命を失うことにもなりかねません。したがって、安全に関する情報は、できるだけ多く、できるだけ正確なものである必要があります。

できるだけ多くの情報を集めるために、大使館は国内治安機関、国際機関、他国大使館等から可能な限りの情報収集を行っています。一方、往々にしてメイド、庭師、運転手や現地職員といった民間情報に重要な情報が隠されていることがあります。そこで、在留邦人の皆様にも、「自らの安全は自ら守る」という心構えで、安全に関する情報を身近なところでも積極的に収集していただきますようご協力をお願いいたします。

また、一般的には新聞、テレビ等のマスメディアを通して様々な情報が流れますが、アンゴラにおいては、特に新聞の情報は、与党系、野党系それぞれの情報が偏っているのが実情です。事態をできるだけ正確に把握するために、特に安全に関する情報の真偽については、各方面から集めた情報をもとに多角的かつ慎重に検討し判断する必要があります。

したがって、在留邦人の皆様から寄せられる様々な情報を含め、大使館と在留邦人の方々で協力してできるだけ多くの情報を蓄積し、十分に検討を加え共有していくことが、安全対策を講じ、不測の事態に備えるために効果的と考えております。

  • 情報は常に交換しあい、共有することで、最新のものを入手するようにする。
  • 治安、政治的動向について、日本人の安全に関わるような情報を入手したときは、すみやかに大使館までご連絡ください。情報の重要性について判断に迷うとき、また、断片的情報しか得られていない場合であっても、「必ず連絡する」との心構えで臨んでください。

4.緊急連絡先

各人が緊急連絡先リストを常に整備し、電話機の近くに置くまたは常に携帯するなどして緊急時にあわてることのないようにして下さい。第1部の防犯対策の手引きにも掲載しまししたが、改めて主な緊急連絡先を掲載すれば次のとおりです。

  • 警察 113
  • 消防 115
  • 救急車 113(警察と同番)
  • 日本大使館 222-442007
    時間外携帯電話: 912-641156
    領事担当官: 912-554143
    警備対策官: 912-641154
    領事・邦人安全対策総括官: 912-641151
  • 外務省海外邦人安全課 0081-3-5501-8160
  • 警備会社 (各自ご確認下さい)
  • 最寄りの警察署、病院 (各自ご確認下さい)
  • 最寄りの知人宅 (各自ご確認下さい)
(5)参考資料

大使館には次の資料があります。ご利用を希望される際は大使館までご相談ください。

*ビデオ
「危険地域における危機回避」
「脅威から我が身をまもれ!」
「車両運転時の安全対策」

Ⅱ.平素の心構え・準備
1.連絡体制の整備
(1)【在留届】の提出
3ヶ月以上アンゴラに滞在される在留日本人の方は、【在留届】の提出をお願いします。大使館は緊急事態発生時に備え在留邦人の皆様との間で電話連絡体制を敷いています。
記載内容や連絡先等に変更があった場合には、速やかに大使館領事担当に、ご連絡ください。

(2)緊急連絡方法の検討
緊急事態はいつ起こるとも限りません。家族内、企業及び組織内での緊急連絡方法についてあらかじめ検討しておいてください。また、お互いの所在を極力明確にするようにしてください。
(3)緊急放送
緊急事態発生の際には、大使館より緊急電話連絡網及び電子メールを通じて情報を提供するとともに対処方法についてお知らせしますが、電話回線等が使用できなくなった場合には、NHKワールド・ラジオ日本(下記周波数等参照)を使って必要な連絡を行うことがありますので、受信可能なラジオ(予備電池の準備もお忘れなく)を備え付けください。
<NHKワールド・ラジオ日本>
6MHz(メガヘルツ)=6000kHz(キロヘルツ)から21MHz=21000kHzの受信できる、国際放送対応のラジオをご用意下さい。
周波数、放送時刻(日本時刻)02時00分~04時00分 11945kHz
2011年10月30日~2012年3月25日迄
※尚、周波数は毎年3月、10月に更新されますので、各自NHKホームページをご確認下さい。
(2)緊急時一時避難
(1)一時避難先の検討
内乱等に巻き込まれる可能性がある場合には、常に周囲の状況に注意を払い、情報を収集し危険な場所に近づかないことを心がけてください。巻き込まれそうになった場合の取り敢えずの避難場所について、常日頃から頭に入れておくことが重要であり、自分がどこにいるか(勤務先、通勤途上、自宅等)、自分がどのような事態に巻き込まれそうか等幾つかのケースをあらかじめ想定して各自の一時避難場所(外部との連絡が、容易に行える場所が望ましい)を検討しておいて下さい。
なお、ルアンダ市及びルアンダ市郊外にお住まいの方については、緊急事態発生時の状況に応じて、場合により大使公邸への一時避難または集結をお願いする場合があります。(後述Ⅵ.参照
(2)緊急事態における携行品等、非常用物資の準備
①旅券、現金、貴金属等最低限必要なものは、いつでも持ち出せるようあらかじめまとめて保管しておいてください。
②緊急時には一定期間自宅での待機をお願いすることもありますので、非常用食糧、医薬品、燃料等を最低限10日分準備しておいてください。
③準備しておくべきチェックリストは後述Ⅶ.のとおりです。
Ⅲ.緊急時の心構え
1.心構え

平静を保ち、不確実な情報に惑わされたり、群衆心理に巻き込まれることのないように注意してください。

(1)情報の収集
緊急事態が発生し、または発生する恐れのある場合には、邦人の皆様の保護に万全を期するため大使館は所要の情報収集、情勢判断及び対策の策定を行います。また、
  • 緊急時の電話連絡
  • NHKワールド・ラジオ日本(11945kHz:時期により変動有り)
  • 外務省海外安全ホームページ(http://www.anzen.mofa.go.jp/
を活用して情報提供を行いますので、情報収集に努めてください。
(2)情報の把握
緊急事態発生の際には、現地・海外の報道、衛星放送テレビ等の視聴による情報の把握を各自心がけてください。
(3)情報の提供
①現場の状況のうち通報する必要があると判断されるものは、随時、大使館に通報してください。他の在留邦人にとっても貴重な情報となります。
②自分や自分の家族または他の日本人の生命・身体・財産に危害がおよぶ、またはおよぶ恐れがあるときは、迅速かつ具体的にその状況を大使館に連絡してください。
③緊急事態発生の際には、お互いに助け合って対応にあたることも必要になります。大使館から在留邦人の皆様に種々のご助力をお願いすることもありますので、ご協力をお願いします。
(4)国外への退避
①事態が悪化し各自または派遣元の企業等の判断により、あるいは大使館の示唆に基づ
き自発的に帰国、第三国へ退避する場合、その旨を大使館へ通報してください。
大使館への連絡が困難である場合は、外務省海外邦人安全課(+81-3-5501-8160)へ通報するよう努力してください。
②大使館が「退避勧告」を発出した場合、一般商業便が運行している間には、それを使って可能な限り早急に国外へ退避してください。
一般商業便の運行がなくなった場合、あるいは満席で取れない場合等には、臨時便の利用、あるいはチャーター便等の手配、陸路のルートを利用して退避することが必要となる場合があります。この場合には大使館に相談いただき助言を得て下さい。
③ルアンダ市また同郊外において、事態が極度に切迫した場合には、大使館より避難または退避のための集結をお願いする場合があります。その場合には、大使公邸(後述Ⅵ.)に集結していただくことになります。
いずれにしても一時避難する際は、しばらくの間避難先で待機する必要がある場合もあり得ますので、非常用物資(後述Ⅶ.参照)を持参してください。ただし、緊急時には自分及び家族の生命、身体の安全を第一に考え、その他の携行荷物は必要最小限にしていただくようお願いします。
なお、緊急事態発生時には、場合により大使館が一時避難先への交通手段をアレンジすることもあります。
④大使館で検討した陸路での国外退避のルートは後述Ⅷ.のとおりです。あらかじめ頭に入れておいてください。
Ⅳ.緊急時の行動
1.緊急事態の緊急度区分と行動基準

緊急事態とは暴動、クーデター、武力紛争等により治安状況が著しく悪化したと判断される事態、または現地の警察・軍による治安の維持が不可能になった事態を言います。

緊急事態の度合いを4段階に区分していますが、実際に緊急事態が発生する場合には、必ずしも4段階の順に事態が推移するわけではないので柔軟に対応する必要があります。

なお、過去当大使館設立から現在においては当国での緊急事態は発生しておりません。

(1)緊急事態に備えた平素の準備(第1次緊急事態)
事態が局部的であり、治安状況の急速な悪化が予想されない状態。
【行動基準】
ア 情報収集
イ 備蓄品、緊急事態携行品の確認
ウ Web、Eメール、電話等による情報収集
(2)緊急事態の蓋然性が高まった場合(第2次緊急事態)
事態が局部的であり、事態の悪化が予想されるものの、自宅待機には危険がない状態。
【行動基準】
ア 周囲の情報収集及び大使館への情報提供
イ 安否の連絡(各電話連絡網)
ウ 備蓄品、緊急事態携行品の準備及び一時避難に向けた準備
エ テレビ・ラジオ等での情報収集
オ 自宅周辺の状況が急速に悪化している場合は、比較的安全な場所へ早急に避難
(3)緊急事態が発生した場合(第3次緊急事態)
事態が悪化して、地域的または全国的に危険が拡大し、自宅待機に危険が伴う状態。
【行動基準】
ア 緊急事態携行品及び一時待避の準備
イ テレビ、ラジオ等での情報収集
ウ 出国方法の検討
エ 必要な場合、連絡を受け緊急事態携行品を持って集合場所へ移動
オ 出国方法の決定
(陸路出国の場合はできるだけ複数名で出国し、出国後速やかに出国先の日本大使館に連絡)
カ 出国
(4)さらに事態が悪化した場合(第4次緊急事態)
事態の収拾がつかず、国内残留に危険が伴う状態。
【行動基準】
ア 対策本部との緊密な連絡の確保
イ 在留は、最終的には本人の判断と責任において行うものとするが、残留には危険が伴う旨十分に説得する。
ウ 国外退避

Ⅵ.緊急一時避難先・退避方法
  1. 常日頃から各自緊急一時避難先(友人宅、勤務先等)を考えておくようお願い致します。各自のご判断あるいは所属会社の判断によりますが、万が一、皆様にアンゴラからの国外退避をお願いする場合には、一般商業便が運行している間は同便にて、右の運行がなくなった場合には、陸路による退避(後述Ⅷ.参照)あるいはチャーター便等による退避も検討いただくことになります。
  2. なお、ルアンダ市あるいは同市近郊にお住まいの方々については、大使公邸に一時避難いただくようお願いする場合もあります、右に備えて、以下同公邸の所在地を事前にご確認下さい。
【在アンゴラ日本国大使公邸】
  • 所在地:Rua Comandante Nzaji No.160 Bairro Alvalade, Luanda
  • 電話 :+244-222-325557
  • FAX :+244-222-325858
Ⅶ.緊急事態に備えてのチェックリスト

1.旅券等

旅券については、常時6ヶ月以上の残存有効期間があることを確認しておいてください(6ヶ月以下の場合には大使館に発給の申請をしてください。旅券は有効期限の1年前から更新できます。)。

旅券の最終頁の「所持人記載欄」は漏れなく記載し、下段には血液型(Blood-Type)をご記入ください。なお、当国における身分証明書、滞在許可書等はいつでも持ち出せる状態にしておいてください。

2.現金、貴金属、国際クレジット・カード

これらのものは、旅券同様に直ぐ持ち出せるよう保管しておいてください。

現金は、家族全員が10日間程度生活できる外貨及び当座の必要のため現地通貨をあらかじめ用意しておくことをお勧めします。

3.自動車の整備等

(1)自動車をお持ちの方は、常時整備しておくよう心がけてください。

(2)燃料は、常時十分入れておくようにしてください。

(3)車内には、常時、ミネラルウォーター、懐中電灯、地図、ティッシュ等は備え置き下さい。

(4)なお、自動車を持っていない人は、近くに住む自動車を持っている人と平素から連絡  をとり、必要な場合に同乗できるよう相談しておいてください。

4.携行品の準備

避難場所への移動を必要とする事態に備え、上記1.~3.に加え次の携行品を備えておき、直ぐに持ち出せるようにしておいてください。

(1)衣類・着替え(長袖、長ズボンが賢明です。行動に便利で、殊更人目を引くような華美な物でないもの、麻、綿等の吸湿性、耐暑性に富む素材が望ましい。)

(2)履物(行動に便利で靴底の厚い丈夫なもの)

(3)洗面用具(タオル、歯磨きセット、石鹸等)

(4)非常用食糧等
しばらく自宅待機する場合も想定して、米、調味料、缶詰類、インスタント食品、粉ミルク等の保存食品及びミネラルウォーターを家族全員で10日間程度生活できる量を準備しておいてください。自宅から他の場所へ避難する際には、この中からインスタント食品、缶詰類、粉ミルクを、また、ミネラルウォーターを入れた水筒(大型が望ましい)を携行するようにしてください。

(5)医薬品等
家族用常備薬の他、常用薬、外傷薬、消毒用石鹸、衛生綿、包帯、絆創膏等。

(6)ラジオ
NHKワールド・ラジオ日本、BBC等の短波放送が受信できる電池仕様のもの(電池の予備も忘れないようにしてください)。

(7)その他
懐中電灯、予備の強力バッテリー、ライター、蝋燭、マッチ、ナイフ、缶切り、栓抜き、紙製の食器、割り箸、固形燃料、簡単な炊事用具、可能ならヘルメット、防災頭巾(応急には椅子用クッション)。

5.その他

長期間の退避を必要とする事態に備え、当国に残すこととなる家財等財産の管理及び家等の契約関係について平素より対応を検討しておいてください。

Ⅷ.国外退避ルート(陸路)
1.退避方法

状況により、以下のルートにて退避を行う。

(1)ナミビア・ルート
自家用車、チャーターバスを利用し、一団を組んでルアンダ~スンベ~ベンゲラ~ルバンゴそしてオンジバ道路によりナミビアへ退避する。
(2)ザンビア・ルート
自家用車、チャーターバスを利用し、一団を組んでルアンダ~スンベ~ウアンボ~クイト~ルエナそしてルアウ道路によりザンビアに退避する。
(3)コンゴ・ルート
自家用車、チャーターバスを利用し、一団を組んでルアンダ~カシート~ウイジそしてマラウディゾンボ道路によりコンゴへ退避する。

なお、携行荷物は必要最小限に減らし、車の整備、燃料の再確認を行うこと。

ページの先頭へ戻る

<< 安全の手引き INDEX