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● 風俗、習慣、健康等
1 衛生事情
(1)水
セントビンセントは水が豊富で水道水も飲用できると言われています。しかし、旅行中など土地の水に慣れない方は、ミネラルウォーターなどの市販の飲料水をおすすめします。
(2)食べ物
市場や露天を除けば、市内のスーパーマーケットなどで購入可能な生鮮食品類は比較的衛生状態の良い物もありますが、中には保冷設備が整っておらず保存状態が悪い物もあるため、経口感染予防の観点から、生ものを避ける、食材をよく洗浄する、加熱調理を行う等の注意が必要です。
2 病気(感染症)
(1)カリブ地域一帯は、エイズへの感染率が高いので、注意が必要です。また、熱帯地域に多い蚊を媒介とする感染症(ジカウィルス感染症、デング熱など)の発生も珍しくないので、できるだけ蚊に刺されないための対策が必要です。なお、2020年秋には、デング熱患者が1,000人を超えたと報告されています。
(2)ジカウイルス感染症が、セントビンセント国内でも発生しています。ジカウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染するほか、母胎から胎児への感染、輸血や性交渉による感染リスクも指摘されています。ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染)、症状が軽いため感染に気づきにくいことがありますが、妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから、特に妊娠中または妊娠を予定している方は、流行地域への渡航を可能な限り控えるなど、十分な注意が必要です。
3 医療事情
(1)一般事情
軽度の病気や負傷に際しての一般的な治療は可能ですが、医療施設は限られており、医療水準も決して高くありません。入院や手術を要するような重度のケガや病気の場合には、早めに米国や日本へ移送する必要があります。
(2)予防接種
必要な予防接種等については、厚生労働省検疫所ホームページ(https://www.forth.go.jp/ )を参考にしてください。
(3)海外旅行保険
海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガに伴う治療や緊急移送などで多額の出費を余儀なくされたケースが少なくありません。
旅行・滞在中の予期せぬトラブルに備え、緊急移送費を含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入を強くおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。
(4)医薬品の持込み、持出し
医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省のホームページをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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