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● 風俗、習慣、健康等

1 衛生事情
 スーパーや市場などの衛生管理は比較的行き届いており、水道水の衛生状態も良好と言われています。ただし、慣れないうちはミネラル・ウオーターなどの飲用をおすすめします。

2 注意を要する病気
 カリブ地域一帯は、アフリカ地域に次いでエイズの感染率が高いと言われており、注意が必要です。また、熱帯地域に多い蚊を介した感染症(デング熱、ジカウイルス感染症など)には注意する必要があり、虫除け液やスプレーを活用し、行き先によっては暑くとも長袖長ズボン、靴下を着用するなどの対策が必要です。

○デング熱感染症
 デングウイルスによる感染症でネッタイシマカやヒトスジシマカなどに刺されることで感染します。バルバドスの保険当局の発表では、2023年1月1日〜12月26日までの週までに、デング熱の疑い例(2,105件)と臨床検査で確定例(277件)が報告されており、2022年の同時期(疑い例321例)と比較し大幅に増加しています。
 主な症状としては、2〜14日(通常3〜7日)の潜伏期間の後、およそ2-4割の人に38〜40℃の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹が現れます。重篤な場合、感染により臓器不全や死に至る場合があります。発熱が続く、または発疹が出るなど、デング熱感染症を疑う症状が現れた場合には、最寄りの医療機関の受診をおすすめします。
(参考)バルバドス政府情報サービスによるデング熱に関する記事
https://gisbarbados.gov.bb/blog/ministry-of-health-two-dengue-deaths-recorded/

3 医療事情
(1)一般事情
 24時間対応する総合病院はありますが、専門の医師が常駐しているとは限りません。救急車も通報してから到着するまでに時間のかかることがあります。入院や手術を要するような重症(重傷)の場合には、早めに米国や日本への転院を検討する必要があります。
 「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/barbados.html )において、バルバドス国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。

(2)医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省のホームページをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html
 また、必要な予防接種等については、厚生労働省検疫所ホームページ(https://www.forth.go.jp/ )を参考にしてください。

(3)海外旅行保険
 海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガに伴う治療や緊急移送などで多額の出費を余儀なくされたケースが少なくありません。
旅行・滞在中の予期せぬトラブルに備え、緊急移送費を含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入を強くおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。


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