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● 風俗、習慣、健康等

1 宗教
 一般的に、モーリタニア国民は敬虔なイスラム教徒であり、都市部・地方を問わず宗教上の慣習等に配慮しつつ行動する必要があります。礼拝堂であるモスクに非イスラム教徒が出入りすることは基本的に禁止されており、外からの写真撮影も許可が必要です。
 イスラム教では、金曜日が集団礼拝の日とされており、その機会を利用して、政治的スピーチやデモが行われることがあります。またモスク等宗教施設やデモ等を狙ったテロや襲撃が行われるおそれもあることから、特に金曜日には不用意に宗教施設等に近づかないようにしてください。

2 気候
 ヌアクショット等の沿岸地域では、9月から11月にかけて日中の気温が40度以上の日が続くことがあります。一方、乾季となる12月から4月にかけては、朝晩の気温が20度以下になることがあります。年間を通して夜間と日中の寒暖差が15度前後と大きく、温度調節をするための衣類を用意しておくことが必要です。特に砂漠地帯ではこの寒暖差は更に大きくなります。

3 交通事情
 道路は、主要都市及びそれらを結ぶ幹線道路を除いてほとんど整備されていません。自家用車や乗合いタクシー等の自動車がほぼ唯一の交通手段であり、首都ヌアクショットでは、朝夕の通勤時間帯には渋滞が発生します。また、信号無視や無理な車線変更等が散見されるなど運転マナーは悪く、ラクダやロバ等の家畜が突然道路を横断することもあるなど、日本の交通事情とは大きく異なるため、自動車を運転する際には注意が必要です。なお、幹線道路では、死亡事故を含む交通事故が連日報道されています。後部座席も含め、シートベルトを必ず着用し、無理のない運転計画を立て、夜間の移動は避けましょう。

4 感染症
 注意すべき感染症は次のとおりです。
(1)黄熱
 黄熱は、日中に活動するネッタイシマカを媒体とする感染症です。モーリタニアはWHOにより黄熱感染リスク国に指定されています。特に、サハラ砂漠南部へ渡航予定がある場合(生後9か月以上)は、黄熱予防接種を受けることをお勧めします。
 なお、黄熱予防接種証明書(イエローカード)の有効期間について、2016年7月11日以降は生涯有効と変更され、既に所持する有効期間が過ぎた証明書も生涯有効なものとして扱われます。
 黄熱の詳しい説明は、次の厚生労働省検疫所ホームページをご参照ください。
https://www.forth.go.jp/news/2016/06210854.html
(2)マラリア
 モーリタニアを含む西アフリカでは、マラリアの中でも一番致死率の高い熱帯熱マラリアが多く発生します。感染すると1〜4週間後に発熱、頭痛、寒気などの症状が現れますが、症状には個人差があるため、発見・治療が遅れ、死亡する例もあります。発熱などがあった場合にはマラリアを疑い、早急に医療機関での検査を受けることをお勧めします。マラリア予防には、蚊に刺されないようにすることが大切です。夜間の外出を控え、長袖・長ズボンなど肌の露出を控えた服装を心掛け、防虫剤などを利用してください。就寝時は蚊帳や虫除け剤などの利用をお勧めします。抗マラリア薬の予防内服については、必ず事前に専門医に相談してください。
(3)デング熱
 黄熱同様、ネッタイシマカが媒介する感染症です。モーリタニアでは雨期である9月から11月にかけて発生します。出血熱の一種で重症化の危険性は必ずしも高くはありませんが、特別な治療法がないため、黄熱、マラリアと同様、蚊に刺されないようにすることが重要です。
(4)髄膜炎菌性髄膜炎
 空気の乾燥する10月〜6月に多く発生する髄膜炎菌性髄膜炎は、感染者の咳やくしゃみなどによって飛沫感染し、発症するとまず発熱・頭痛、やがて頸部硬直や意識障害などの症状が現れます。悪化すると入院治療が必要となり、死亡することもあります。予防に有効なワクチンがありますので、渡航前にトラベルクリニックなどに相談することをお勧めします。
(5)新型コロナウイルス
 新型コロナウイルスに関する感染症危険情報が発出されていますので、引き続き、外務省ホームページなどを通じて動向を注視してください。
(6)その他
 大腸菌などが原因となるいわゆる旅行者下痢症は、高頻度に発生するほか、狂犬病、腸チフス、A型肝炎、コレラ、赤痢などにも注意が必要です。また、水道水は飲用には適していませんので、歯磨き、コンタクトレンズの洗浄を含め、なるべくミネラルウォーターを使用することをお勧めします。

5 医療機関・施設等
 診察や健康診断が受けられる病院やクリニック等の医療機関はありますが、日本や欧米諸国と比べ医療水準は低く、衛生状態に問題のある病院もあり、受診はあまり推奨されません。
 薬局はヌアクショット市内に多数存在します。政府の取締りにより状況は以前より改善していますが、期限切れや保存状態の悪い薬品が販売されることがあり、また在庫が不安定であることから、あらかじめ、かかりつけの医師などに相談し、十分な量の常用薬を持参することをお勧めします。
 なお、モーリタニアにおいて生命に危険が及ぶ症状となった場合、医療先進国への緊急移送等には高額の費用がかかるため、日本出発前に緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険へ加入しておくことを強くお勧めします。
 モーリタニア国内の医療施設等の情報を含め、詳細については「世界の医療情報:https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/mauritania.html 」をご参照ください。
 また、そのほか必要な予防接種等については、次の厚生省検疫所ホームページもご参考ください。
◎感染症情報(https://www.forth.go.jp/


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