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● 風俗、習慣、健康等
1 国民性
国民の約90%がカトリック教徒ですが、信教の自由は認められています。
ホンジュラスに限らず、相手のことはもちろん、家族、国、宗教等を侮辱したり、恨みを買ったりするような言動をしないことが大切です。
2 衛生事情
ホンジュラス国内の衛生状態は良くありません。都市部の限られた地域においては、ゴミ収集システムが機能しているものの、市中の路上、空き地、河川敷にはゴミが散乱しており、極めて不衛生です。
水道水に関しては、不純物が混入しているため飲用には適しません。このため、飲用、調理用としては、浄水器により濾過した水道水、もしくはウォーターサーバーの利用をおすすめします。
3 注意を要する病気(主な感染症)
(1)アルボウイルス感染症(デング熱、チクングンヤ熱、ジカウイルス感染症)
それぞれのウイルスに感染したヤブカに吸血されることで感染する熱性疾患です。ジカウイルス感染症は性行為によっても感染します。デング熱を除けば、ワクチンは存在しないため、虫よけスプレーの塗布や蚊帳・蚊取り線香の使用など、防蚊対策が重要となります。
世界保健機関(WHO)の最新資料によりますと、ホンジュラスにおいては、2018年から2022年までの5年間で、デング熱により、年間平均で約42,000人が感染し、40人強が死亡したほか、死者は出ていないもののチクングンヤ熱により、年間平均で約100人が感染、ジカウイルス感染症により、年間平均で約130人が感染しています。
(2)マラリア
マラリア原虫に感染したハマダラカに吸血されることで感染する熱性疾患で、計5種類あります。ワクチンはホンジュラスにおいて流通していないため、虫よけスプレーの塗布や蚊帳・蚊取り線香の使用など、防蚊対策が重要となります。
2023年においては、国内で2,335人が感染していますが、そのうち約97%は、沼沢地が大半を占めるグラシアスアディオス県で発生しています。種別では、約3分の2が三日熱マラリア、残り約3分の1が熱帯熱マラリアです。
(3)新型コロナウイルス
ホンジュラスでは、2020年3月に第1例目が確認されました。2024年2月12日時点で、累計475,821人が感染し、11,172人が死亡しています(死亡率は約2.3%)。現在においても、病院や薬局等の医療関係機関では、マスクの着用が義務付けられています。
4 医療事情
(1)一般事情
医療水準は高くありません。公立病院は、職員や医療物資が慢性的に不足しており、日本人の利用には適しません。いくつかの私立病院では、軽症の内科的疾患には対応可能ですが、外科的処置や輸血が必要な場合は、可能な限り先進国に渡航することをおすすめします。
「世界の医療事情」において、ホンジュラス国内の衛生・医療事情や入国に際して必要な予防接種等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/honduras.html
(2)海外旅行保険
海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガに伴う治療や緊急移送などで多額の出費を余儀なくされたケースが少なくありません。
旅行・滞在中の予期せぬトラブルに備え、緊急移送費を含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入を強くおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。
(3)医薬品の持込み、持出し
医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省のホームページをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html
(4)予防接種
必要な予防接種等については、厚生労働省検疫所ホームページ(https://www.forth.go.jp/ )を参考にしてください。
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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