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● 風俗、習慣、健康等
1 民族、宗教等
民族構成は、アフリカ系とインド系とで人口の約70%を占め、ほかはヨーロッパ系、中国系、その他混血等となっています。民族間に対立がないとは言えませんが、全体として協調が保たれ、トリニダード・トバゴ国民であることを誇りにしています。
信仰の自由は保障されており、宗教は、カトリック、英国国教会、ヒンドゥー教、イスラム教など多種にわたっています。
トリニダード・トバゴは旧英領であった歴史的背景もあり、高い教育と生活水準を維持し、誇り高い国民であるため、相手を侮辱するような言動は控えてください。
2 気候
トリニダード・トバゴは、年間を通して気温が高く、特に雨季(5月〜12月)は湿度も高いことから体調を崩しやすいので、規則正しい生活と十分な休養を心掛けることが必要です。
3 衛生事情
(1)水
水道水は硬度が高く、濁りが頻発するなど不衛生なことが多いので、飲用には市販のミネラルウォーターをおすすめします。
(2)食べ物
高温多湿な風土のため、食べ物は冷蔵保存を心がけ、感染症対策、また衛生上の観点から生ものの摂取はできるだけ避けてください。特に、切り身など包丁が入り、人が触れたものには衛生上注意が必要です。
4 病気
(1)黄熱
トリニダード・トバゴは、世界保健機関(WHO)によって黄熱のリスク国に指定されています。ヒトへの感染例は報告されていませんが、トリニダード島南部および南東部の森林地域で野生動物への感染が報告されており、トリニダード島に渡航する生後9か月以上のすべての渡航者に黄熱予防接種が推奨されています。また、同国では、黄熱リスク国から入国する(経由の場合も含む)生後6か月以上のすべての渡航者に黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示を求めていますので、該当する方はイエローカードを必ず携行してください。
◎黄熱について(厚生労働省検疫所ホームページ)
https://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html
(2)デング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症
デング熱については毎年多くの感染者が報告されており、近年はチクングニア熱およびジカウイルス感染症の感染者も報告されています。
黄熱と同様に、これらはいずれも蚊に刺されることによって感染する感染症ですので、外出する際には虫よけスプレーを使用する、長袖・長ズボンを着用するなど、蚊に刺されないための対策を心がけるようにしてください。
(3)エイズ
カリブ地域一帯は、アフリカ地域に次いでエイズの感染率が高いと言われています。
(4)インフルエンザ
熱帯に位置するトリニダード・トバゴにおいても、10月〜5月はインフルエンザシーズンとなります。訪問する時期や年齢・既往症の有無によっては、インフルエンザの予防接種を事前にご検討ください。
5 医療事情
(1)一般事情
トリニダード・トバゴ国内の衛生・医療事情や現地医療機関の情報については、「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/trinidad.html )において案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
(2)海外旅行保険?
海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガに伴う治療や緊急移送などで多額の出費を余儀なくされたケースが少なくありません。??
旅行・滞在中の予期せぬトラブルに備え、緊急移送費を含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入を強くおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。?
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(3)医薬品の持込み、持出し等?
医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省のホームページをご覧ください。?
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html
また、必要な予防接種等については、厚生労働省検疫所ホームページ(https://www.forth.go.jp/index.html )を参考にしてください。?
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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