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● 風俗、習慣、健康等

1 風俗、習慣、国民性
(1)グアムは1898年にパリ講和条約によってスペインから米国領となりました。1941年12月8日、日本は米国へ宣戦布告すると同時にグアムを空爆、同10日にはグアムに上陸し、1944年8月11日に米軍が奪還するまでの2年8か月にわたりグアムを占領していた歴史があります。80代以上の住民には、これらの時代の記憶があり、旧日本軍占領下の苦難の体験は広く語り継がれています。米軍が再上陸した7月21日は、グアムの「解放記念日」として祝日になっており、盛大なパレードが開催されています。このような点を踏まえ、歴史に関する言動には留意する必要があります。
(2)グアムでは、現地チャモロ人のほか、フィリピン人や日本人、韓国人、中国人、太平洋諸島の出身者等、多種多様な人種・国籍者が暮らしています。
(3)旅行者が水着で道路を歩いたり買い物をしたりすることは、市民のひんしゅくを買うばかりでなく、特に女性については、犯罪を誘発する可能性があるので、公共の場所では節度ある服装に留意する必要があります。

2 衛生事情
 水道の水は石灰分が多く含まれているので、市販の飲料水を飲用することをおすすめします。

3 病気等
(1)熱中症
 気候が高温、多湿であることを考慮し、無理な運動は避けた方が無難です。
 また、屋内は過度に冷房が強い施設もあることから屋外との温度差が激しく、体調を崩しやすいので注意が必要です。屋内商業施設を訪れる際は、上から羽織れる上着を一枚持っておくと便利です。
(2)予防接種
 グアムと日本では予防接種の時期や種類、接種回数が異なります(グアムの方が、やや早期、多数回)。学校、幼稚園への入学、入園時に義務づけられている場合もありますので、日本の母子健康手帳を持参して病院や保健所へお問い合わせください。
 予防接種については、厚生労働省検疫所ホームページ(https://www.forth.go.jp/ )をご参照ください。
(3)医療事情
 グアムは、米国本土と比較して安心して医療サービスを受けられる状況にはありません。特に専門科については、人材および医療機材が不足しており、脳や心臓など重度の疾患に対処することは困難です。
 そのため、精密検査や高度な手術等、より重大かつ長期治療が必要な場合には、日本に一時帰国しての入院や集中治療を受けることになりかねませんので、緊急移送を含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入されることをお薦めします。特に、旅行者等の短期渡航者の方については、不意の体調不良や怪我により、グアムの病院を受診し、海外旅行保険に未加入の場合、高額な医療費を全額自己負担することになります。滞在期間の長短に関わらず、十分な補償内容の海外旅行保険に加入されることを強くお薦めします。
(4)医療機関
 グアムの医療機関については、次のサイトをご覧ください。https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/n_ame/guam.html


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