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● 風俗、習慣、健康等

1 風俗、習慣、国民性に関する留意事項
 人口の約4割がチャモロ、カロリニアンの現地市民、約半分が外国人で占められています。外国人を含めてカトリック信者が多く、旅行者が水着のまま道路を歩いたり買い物をしたりすることは、市民のひんしゅくを買うばかりでなく、女性の場合は性犯罪被害に遭う要因ともなるので、公共の場所では節度ある服装および振る舞いをするよう留意する必要があります。

2 衛生事情
 水道水や生水は飲めません。飲料用はスーパーマーケット等でミネラルウォーターを購入してください。

3 注意を要する病気等
(1)紫外線が強く、数時間でも火傷や日射病となることがありますので注意してください。

(2)屋内は冷房が効いているため、屋外との温度差が大きく、風邪を引きやすいので注意が必要です。

(3)一年中高温多湿で食品が傷みやすい環境ですので、生ものに気をつけてください。

(4)サイパン島では過去に日本脳炎の患者が発生した例もあり、デング熱にも注意が必要です。蚊に刺されないよう気をつけてください。

(5)必要な予防接種等については、厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。(https://www.forth.go.jp/index.html

4 医療事情等
(1)医療事情
 サイパン島、テニアン島、ロタ島に公立の病院がある他、サイパン島にはいくつかの民間クリニックがあります。一般的な病気や怪我はまずクリニックを受診するのが通常です。北マリアナ諸島は、米国本土等と比較して安心して医療サービスを受けられる状況にはありません。一般的な病気や怪我であれば対応可能ですが、脳内疾患や心臓疾患など重度の患者には対処することが困難です。
外務省ホームページ「世界の医療事情」において、サイパンの衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/n_ame/saipan.html

(2)海外旅行保険
 精密検査や高度な手術等、より重大かつ長期治療が必要な場合には、早期に日本で検査・治療を受けることが肝要です。このような場合に備え、緊急移送サービスなどを含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをおすすめします。また、海外旅行保険未加入の旅行者の方等が、突然の体調不良や怪我により、北マリアナ諸島の病院を受診した場合、高額な医療費を全額自己負担することになりますので、滞在期間の長短にかかわらず、海外旅行保険に加入することを強くおすすめします。
 詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。
また、

5 その他注意事項
(1)マリンスポーツ
 サイパン島、テニアン島、ロタ島では遊泳、ダイビング等のマリンスポーツを目的とする旅行者がほとんどです。北マリアナ海域は潮流が速く、例年、遊泳事故犠牲者が出ていますので、十分注意してください。水難事故に遭わないために、インストラクター等の注意を守り、決して無理をせず、事故防止のための注意事項に十分留意することが必要です。寝不足やアルコールを飲用しての無理な遊泳やマリンスポーツ等は事故防止のため絶対に避けてください。

(2)自然災害
 北マリアナ諸島は近海で発生した台風の通過点に位置することが多く、毎年6月頃から12月頃にかけて、台風の襲来、またはその影響を受ける可能性が極めて高い地域ですので、台風情報には十分な注意が必要です。2015年の台風「ソウデロア」、2018年の台風「イートゥー」は北マリアナ諸島に大きな被害をもたらし、長期間の停電や断水に見舞われました。


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