=-=-=-=-=-=-=-=
=-=-=-=-=-=-=-=
● 風俗、習慣、健康等
1 風俗、民族、宗教
タジキスタンの主要民族はタジク人ですが、北部および南部地域にはウズベク人が多く居住しています。主な宗教はイスラム教です。言語はタジク語とロシア語が一般的で、英語は未だ一般的ではありません。また、ウズベク人が居住する地域ではウズベク語が通用します。
風俗、習慣は一般的にイスラム教に則っていますが、イスラム法の適用は比較的緩やかであり、レストラン等での飲酒も日常的に行われています。また、ドゥシャンベ市内においては、肌を露出した服装の女性も増えてきていますが、イスラム教に厳格な地域も多いことから、目立つ服装等は控えてください。
2 衛生
タジキスタンの生活インフラ環境は劣悪です。特に水事情は極めて悪く、断水はもとより水道水を感染源とする腸チフスも多く発生しています。このため、水道水は飲料用に適していません。料理用としては、濾過したうえで十分に煮沸するなどの対策が必要です。また、シャワー時にも経口感染対策が必要となります。
3 注意すべき病気等
タジキスタンにおいて注意すべき病気は、食中毒、腸チフス、A型肝炎、B型肝炎、結核となっています。特に、風土病(発熱を伴った激しい腹痛と下痢の症状)が多く発生していますので、飲料水、食物については十分な注意が必要です。
4 医療事情
タジキスタンの医療機関や救急医療体制は、衛生管理を含め全く不十分な状況です。新型コロナウイルス感染症のための治療についても同様に充分な医療を受けることはできません。急病が発生した場合には、信頼のおける医療機関のある第三国への出国が必要となりますので、持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様連れの方などは渡航の是非を含めてよく検討されることをおすすめします。
「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/tajikistan.html )において、タジキスタン国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
その他、必要な予防接種等については、次の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
https://www.forth.go.jp/index.html
5 医薬品の持込み・持出し
医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html
6 海外旅行保険への加入
海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガに伴う治療や緊急移送などで多額の出費を余儀なくされたケースが少なくありません。
旅行・滞在中の予期せぬトラブルに備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
−−−−−−−−−−
トップページ
−−−−−−−−−−