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● 風俗、習慣、健康等
1 国民性
クロアチア人は、親日的と言われています。しかし、安易に宗教や民族問題を話題にすることや、90年代前半の旧ユーゴ紛争について発言することは控えてください。
2 飲用水
水道水は石灰が多く含まれた硬水です。山間部などの一部の地域では水道設備が敷設されていませんので、これらの地域では、市販のミネラルウォーターの飲用をおすすめします。
3 風土病
特に注意を要する風土病として、ダニを介したウイルス性脳炎(いわゆる「ダニ脳炎」。症状は日本脳炎に似ている)があります。欧州疾病予防管理センター(ECDC)が発行した「ダニ脳炎」の媒体となるダニの分布図によれば、クロアチアのかなりの部分において、これらのダニが確認されています。この病気は、初期にインフルエンザに似た症状を示した後、脳炎を起こして麻痺等の後遺症を残すなど、場合によっては死に至るケースもあります。
この病気には治療法がないので、予防することが肝要です。予防策として、長期滞在する場合はワクチンを接種することをおすすめします。媒体のダニは、森林だけでなく都市部の公園などにも生息しているので、安易に樹木に素手で触れたり、芝生等で寝転がったり、裸足で歩いたりしないよう注意が必要です。
4 医療事情
(1)一般事情
クロアチアの医療技術のレベルは低くないと言われていますが、地方では医療施設、機材などが十分整備されていないため、救急ヘリなどによって大都市の病院に移送される場合があります。
「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/croatia.html )において、クロアチア国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
また、主な観光地の病院等については、在クロアチア日本国大使館のホームページ(https://www.hr.emb-japan.go.jp/jp/ryouji-byouinlist.html )を参考にしてください。
(2)救急医療
クロアチアの救急隊には医師が同行し、現場での診断結果により必要な場合に医療機関への搬送を行うほか、これに至らないと判断された場合、現場で投薬(有料)などの応急措置を行うこともあります。日本と異なり、救急車を呼んだ場合には、料金を支払う必要があります。
(3)海外旅行保険
クロアチアの主な病院ではクレジットカードを利用できますが、日本で治療を受ける場合と比べて高額な支払いとなる場合が多いので、渡航にあたっては、緊急時の国外への移送も含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入をおすすめします。海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。
(4)予防接種
その他、必要な予防接種等については、厚生労働省検疫所ホームページ(https://www.forth.go.jp/ )を参考にしてください。
(5)医薬品の持込み・持出し
医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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