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● 風俗、習慣、健康等
1 民族間の問題
長年ロシアおよびソ連の支配下にあった歴史的経緯(帝政ロシア領土への併合(1795年)、ソビエト連邦への併合(1940年))から現在も多くのロシア系住民(総人口の約25%)が住んでおり、民族間の複雑な感情に留意する必要があります。
2 気候
ラトビアは高緯度に位置しており、冬の気候は厳しく、最寒期には摂氏マイナス30度近くまで冷え込むことがあります。外出の際には暖かい服装が必要ですが、建物内では暖房が効いており室内と室外の温度差が激しいので、着脱しやすい服装を心がける必要があります。また、冬は雪や凍結により路面が大変滑り易くなることにも注意が必要です。なお、夏の夜間は気温が10度前後まで下がりますが、日中の最高気温は30度を越すことがあります。
3 飲料水
水道は市街地では完備されており衛生上問題はありませんが、水道水には石灰成分が多いため、飲料水はミネラルウォーターを利用する方が安心です。
4 注意を要する病気(ダニ脳炎)
日本にはないラトビアの風土病としてダニ脳炎があります。森林などに生息するマダニが媒介して発症する病気で、毎年死亡者が出ています。リガ市を含めラトビアのすべての地域で感染の可能性があります。ダニの繁殖期である春から秋にかけて、森林や薮などに入る際には長袖、長ズボン、帽子などを着用し、肌を露出せずマダニに咬まれないように注意してください。長期間ラトビアに滞在する場合は、ダニ脳炎ワクチンの接種をする方が安心です。通常3回の接種で4〜5年有効です。
5 医療事情
ラトビアの医療事情については、「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/latvia.html )をご確認ください。
その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。(https://www.forth.go.jp/index.html )
6 海外旅行保険への加入
海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガに伴う治療や緊急移送などで多額の出費を余儀なくされたケースが少なくありません。
旅行・滞在中の予期せぬトラブルに備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。
7 医薬品の持込み、持出し
医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の以下のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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