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● 風俗、習慣、健康等
1 風俗、習慣
(1)民族、宗教関係については、政治的、歴史的に複雑な事情があるので、特定の民族や宗教をことさらに賞賛・中傷することは慎んでください。また、旧ユーゴスラビア紛争など、モンテネグロ人を刺激しかねない民族問題や政治問題について、不用意に発言することは謹んでください。
(2)祝事(結婚式、正月)などの際に、一般市民が祝意を込めて銃を発砲することがあります。空に向け発砲し、落ちてきた弾丸で負傷することがあるので、近くで銃を発砲していたり、銃声を聞いたりした場合には、近くの店舗等屋根のある安全な場所に避難してください。
2 衛生
(1)水道水は飲用可能ですが、特に山間部において硬度が高い傾向にあるため、簡易浄水器を利用したり、市販のミネラルウォーターを飲用することも推奨されています。
(2)地方では、衛生管理が十分なされていない食肉が流通している場合があります。感染症防止のため、十分に加熱されたものを摂取するよう心掛けてください。
3 注意を要する病気
(1)狂犬病
モンテネグロでは街中にも多くの野良犬がいます。近年狂犬病は確認されていませんが、注意が必要です。万が一、野生動物に咬まれたりした場合は、傷口を石鹸と水でよく洗い流し、速やかに医療機関を受診してください。
(2)ダニ脳炎
ダニの中には脳炎ウイルスを持っているものもあり、咬まれると脳炎に罹患することがあります。ダニ脳炎には予防接種が有効ですが、ダニに咬まれた場合は、専門医に受診してください。ダニは、森林だけでなく都市部の公園などにも生息している可能性があるので、安易に木に触れたり、芝生等で寝転がったり、裸足で歩いたりしないよう注意が必要です。
4 医療事情
(1)一部の私立病院を除き、モンテネグロの医療レベルは、一般的に欧米先進国に比べて高くはありません。一般の医薬品は、薬局で入手可能ですが、解熱剤等の一部の薬品については、日本国内で入手する物と同一名称であっても効き目が強いものもあるので、日頃使用している薬については事前に準備、携行することをおすすめします。
(2)必要な予防接種等については、厚生労働省検疫所ホームページ(http://www.forth.go.jp/ )を参考にしてください。
5 海外旅行保険への加入
海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガに伴う治療や緊急移送などで多額の出費を余儀なくされたケースが少なくありません。
旅行・滞在中の予期せぬトラブルに備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。
6 医薬品の持込み、持出し
医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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