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● 風俗、習慣、健康等

1 風土病等
 風土病等特殊な病気は都市部にはほとんどありませんが、冬季は、気温の変動が大きいので鼻咽喉部を痛めやすく、また、外出の際に帽子を着用しないと冷気で頭痛をおこしやすくなります。4〜5月頃には花粉が舞い、アレルギー性鼻炎、結膜炎が多発します。
 極東・シベリアでは、春先から夏季にかけて森林・草原に入ってダニ(マダニ)に刺されると、非常に危険なダニ脳炎にかかるおそれがあるので、そのようなことが予定される場合にはダニ脳炎の予防接種を受けておくことをおすすめします。予防接種を受けた場合でも、可能な限り同時期の森林浴等は避けた方が良いでしょう。春から夏にかけて郊外に出掛ける際には、長袖や長ズボン、長靴を着用して肌を露出しないようにし、草むらなどダニが生息しているところには近づかないように心がけてください。

2 衛生状況、医療事情
 外務省ホームページ「世界の医療情報」(下記サイト)にロシア国内の食料品や水道の衛生状況、ならびに医療事情等を案内していますので、ご覧ください。
 モスクワ、サンクトペテルブルク https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/russia.html
 ウラジオストク、ハバロフスク https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/vladio.html
 ユジノサハリンスク https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/y_sakhalinsk.html 

 ロシア入国にあたって必須な予防接種はありませんが、留学や就労などで長期滞在される成人の場合、破傷風、A型およびB型肝炎の予防接種をおすすめしています。これらのワクチンはロシア国内でも接種は可能ですが、衛生上の問題や万一副作用が生じた場合の補償も不明確なことから、予防接種は日本国内で済ませておくことをおすすめします。極東・シベリアではダニ脳炎の予防接種もおすすめします。そのほか必要な予防接種等については、次の厚生労働省検疫所ホームページもご確認ください。
 https://www.forth.go.jp/index.html 

3 海外旅行保険
 ロシア国内の欧米系のクリニックでの治療費や移送費は極めて高額のため、補償範囲の広い海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。また、本邦への転院や緊急移送の際には、煩雑な手続きや高額な費用を請求されることが予想されますので、手続きの代行や病気、傷害等に対する金銭面での対応をカバーする保険に加入していれば、緊急の事態にも対処できます。なお、保険に加入した旅行者が既往症の再発により入院したものの、保険適用を受けられず、入院費を自己負担した例がありました。保険をかけても、既往症やケンカなどの危険行為に起因する場合は、保険約款の「免責条項」に該当して、保険金が支払われないこともありますので、十分注意してください。海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )もご確認ください。

4 医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html


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