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● 風俗、習慣、健康等

1 衛生事情
 衛生事情は、病院、レストラン、食料品店、ホテル等、いずれにおいても問題はありません。また、上下水道も完備されており、環境衛生上も特に問題はありません。
 水道水はそのまま飲むこともできますが、石灰分(カルキ)が多く含まれているため、硬度を下げるために簡易浄水器を利用したり、市販のミネラルウォーターを飲用する人も多いです。

2 気候および健康
(1)夏季(屋外活動の注意点)
 都市部以外では、ヘビ、蚊、ダニ等に注意する必要があります。
 予防策としては、長袖シャツ、長ズボン(ビニール生地が望ましい)、長靴を着用するなどし、肌をなるべく露出しないことが効果的です。また、薬局には、応急処置薬が販売されていますので、事前に購入しておくことをおすすめします。
(2)冬季(防寒およびビタミン摂取)
 冬季は、寒さが厳しく、ヘルシンキを含むフィンランド南部であっても、外出時には、厚手のコート、帽子、手袋、マフラーが必需品となります。
 また、日照時間が極めて短くなるので、長期に滞在する場合には、ビタミンDの不足により体調を崩したり、精神的に落ち込みやすくなります。ビタミン剤の服用や、ストレスを溜め過ぎないようにすることが効果的とされています。
(3)夏季から秋季(キノコ狩り)
 夏季から秋季にかけては、ベリー摘みとならんで、キノコ狩りが人気のアクティビティとなりますが、毎年、毒キノコにより数人が命を落としています。 収穫したキノコは、市場等にいる専門家に鑑定を依頼するなどの注意が必要です。

3 医療事情
 今後の社会保障改革に伴う変化を見極める必要がありますが、現在のところ、医療機関は、公的医療機関と私的医療機関に区別されます。
 公的医療機関は、基本的に、費用の負担が不要となりますが、利用するためには、国民保険制度に登録されている必要があります。旅行者や短期滞在者は、原則として私的医療機関を利用することになり、全額私費診療となります。一般にフィンランドにおける医療費は高額です。渡航前に、必ず、十分な保障内容の海外旅行保険等に加入してください。海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。
 緊急時は緊急連絡センター(112)へ連絡し、助けを求めてください。なお、救急車は有料で、応急措置の内容にもよりますが、100〜150ユーロが必要となります。
 「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/finland.html )において、フィンランド国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
 また、在フィンランド日本国大使館ホームページ「日本語対応医師リスト」(https://www.fi.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00626.html )、「日本への医療搬送」(https://www.fi.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00481.html )において、各種案内を掲載しています。
 その他、必要な予防接種等については、次の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 https://www.forth.go.jp/index.html


4 医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続については厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html


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